風邪でもないのに続く発熱…それは自律神経の乱れによる症状かも?原因や対処方法は

風邪やインフルエンザというわけではないのに、なぜか発熱が収まらない…そのような症状に悩んでいる方はいませんか?理由が分からない発熱は自律神経の乱れによる症状である可能性が高いです。そのまま放置してしまうと症状が悪化してしまうことも。原因や正しい対処方法を知って、改善できるようにしていきましょう。

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風邪ではないのに発熱…それは自律神経との関係がある場合も


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仕事が忙しい、生活でストレスとなることがあり疲れてくると、体の不調を感じることがあります。なんだか体がだるいので熱を計ってみると平熱よりも高めで、これがなかなか下がらないということもあります。これ、もしかしたら自律神経の乱れからくる発熱かもしれません。
「自律神経の乱れで発熱することあるの?」と思う人もいることでしょう。自律神経の乱れで生じる症状で有名なのはめまい、頭痛、不眠などが有名です。しかし、自律神経は体の様々な機能をコントールしているので、自律神経のはたらきがうまくいかなくなると、これ以外にも体の様々な機能に影響を及ぼしてしまうのです。
自律神経の乱れでなぜ発熱するのでしょうか?その仕組み、そしてその改善方法をみてみましょう。また、他の病気が隠れていることもありますので、その可能性のある病気をいくつか挙げてみます。

自律神経の乱れによって発熱してしまう原因は?

そもそも「自律神経が乱れる」とは?


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自律神経は私たちの意志では動かすことができない神経で、わたし達の内臓や呼吸のはたらきをつかさどるとても大切な神経のことです。この神経が上手に機能することで、わたしたちの体は寝ている間も呼吸を続け、食べたものを胃は消化して栄養を吸収するのです。大きく分けて自律神経は交感神経、副交感神経の2つに分けることができます。それぞれのはたらきは次のようになっています。

交感神経…体が活動しているとき、仕事しているときに優位になる神経。体を緊張させて活動へと備えさせるのです。脳や体の血管を収縮させ、心拍数を増やし、胃や腸の働きを抑制します。
副交感神経…仕事や1日の活動の後に体がリラックスするとき、夜寝るときに優位になる神経が副交感神経。脳の血管を拡張させ、心拍数を減らし、膀胱を収縮させ、胃腸を活発に動かします。

つまり仕事の時は交感神経が活発になり体は緊張状態となり、夜は副交感神経が優位となり体を休息へと導くのです。この2つの神経が1日の中で上手に切り替わることで、わたし達の体は活動と休息を繰り返しつつ、調子よく機能してゆくのです。
しかし体が仕事や人間関係、気温の変化、その他の要因でストレスを感じると、脳は指令を出して副腎髄質からアドレナリンを分泌させます。これは交感神経のはたらきを増強する働きがあります。そのため、ストレスを感じると交感神経を副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、自律神経の乱れを引き起こしてしまうのです。

発熱の原因:交感神経の過剰な緊張


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ストレスが多くなると、自律神経のバランスが崩れて交感神経が過剰に働いてしまいます。交感神経が過剰になると白血球の顆粒球が増えるのですが、この顆粒球は細菌やウィルスから体を守ってくれています。例えば、風邪をひいたときは発熱しますよね。これは体に侵入した風邪のウィルスを、顆粒球が攻撃している証拠なのです。
ストレスにって交感神経が過剰に働いてしまうと、白血球の顆粒球が過剰になります。そうすると、体に住むような常在菌にまで攻撃し始めて、これが炎症を引き起こします。これにより、発熱を引き起こしてしまうのです。

発熱の原因:寝不足からくる発熱


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自律神経は全身の様々な機能をコントロールしていますので、自律神経が乱れてくると様々な不快な症状が出てきます。その1つが、睡眠に関する症状。寝つきが悪い、眠ることができない、夜中に何度も目が覚める、寝ても疲れが取れないといった症状が出てきます。睡眠には、疲れた脳を休息させストレスを解消してくれるのです。しかし自律神経が乱れて交感神経が優位になると、睡眠をしっかりと取ることのできない状態になってしまい、脳はしっかりと休息できなくなってしまいます。眠れない、睡眠不足の状態はストレスとなり、さらに日中に強い眠気を感じることとなり、これもストレスとなってしまいます。このようにストレスがどんどんと強くなってしまうと、悪循環。ますます寝不足の状態を引き起こしてしまいます。
このように寝不足が慢性化してしまうと、「ストレス性高体温症(心因性発熱)」を引き起こしてしまいます。37℃~38℃くらいの熱が出て、めまいやだるさをを感じることもあります。

自律神経の乱れが原因の発熱の改善方法

解熱剤が効かない?


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自律神経の乱れによる発熱は、解熱剤が効かないことがあります。その理由を探るのに、風邪によって発熱する仕組みについて見てみましょう。

風邪はウィルスや細菌に感染することで引き起こされます。風邪をひくと体内では、白血球のマクロファージの免疫機能が働きます。ウィルスや細菌と闘うために、サイトカインという物質を出して免疫機能を活発にするのです。そしてウィルスや細菌をやっつけていきます。また、サイトカインは発熱を引き起こす、プロスタグタンディンE₂という物質の生産促をします。プロスタグタンディンE₂は視床下部前野に信号を送り、これによって体は発熱します。
解熱鎮痛剤はこのプロスタグタンディンE₂を作り出す酵素、シクロオキシナーゼの生成を阻害するのです。このようにして熱を下げていく仕組みになっています。

心因性発熱の仕組みをみてみましょう。これは風邪のようなウィルスや細菌による発熱とは違いますので、サイトカインも出ませんしプロスタグタンディンE₂も生成されません。心因性発熱は、まずストレスが後部視床下部を攻撃し、体温の設定温度、セットポイントを上げてしまう事から始まります。そうすると交感神経はそのセットポイントに合わせて体温を上げるよう指示を出し、褐色脂肪細胞が熱産生していきます。その結果として発熱するのです。

風邪による発熱と心因性の発熱は、まったく仕組みが違うことがわかりましたね。そのため、プロスタグタンディンE₂のはたらきを阻害して発熱を抑えるという解熱剤は、心因性発熱には全く効果がないのです。自律神経の乱れから来る発熱にはまったく違う薬が処方されますので、なぜ発熱しているのか見極めるのが大切ですね。

自分でできるセルフケアとは!


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交感神経が優位になっている、つまり自律神経のバランスが崩れてしまって発熱が起きているのですから、ストレスの原因をできるだけ減らして自律神経のバランスを整えるようにすることで、発熱も収まってくることが期待できます。こちらでは自分でできるセルフケアのいくつかをご紹介します。

●食事
まずは毎日決まった時間に3食摂るようにしましょう。私たちの体は食べるものによって動いているので、食事によって栄養が欲しい時間に食べることができないと、体はストレスを感じてしまいます。食事の内容も偏ったものではなく、栄養をまんべんなく摂取できるようにバランスの良い食事を摂るように心がけましょう。バランスの良い食事を取るのに参考になる言葉が、「孫は優しい」。それぞれの言葉の表す食材を取り入れるようにすることで、ぐっと普段の食事がバランスの取れたものになりますよ。

ま……豆類。納豆、黒豆、豆腐、みそ、グリーンピース。
ご……ごまをはじめとするナッツ類。くるみ、銀杏、松の実。
わ……わかめ。お酢や醤油と一緒に食べると栄養効率が良いのです。
や……すべての野菜類。彩りよく摂るとビタミンバランスがよくなりますよ。
さ……魚。青魚を選ぶようにするとDHA、EPAを摂ることができます。
し……しいたけをはじめとする、キノコ類。食物繊維やミネラルが豊富です。
い……いも。さつまいも、じゃがいも、こんにゃくなど。

●運動
自律神経を整えるのに、毎日軽い運動をするのは助けになります。運動強度の強いものは続けるのが難しくなってしまいますので、軽めの運動を毎日続けるようにします。特に寝起きに軽いストレッチをすることで、血行が良くなり交感神経を働きを活発にするのを助けてくれます。

●睡眠
睡眠は体をしっかりと休めて、副交感神経を活発にするのにとても大切です。理想的な睡眠時間は、7時間。質の良い睡眠のために、寝る前にスマホやパソコンをいじるのはやめましょう。また、入浴、飲酒も寝る1時間前には終えるようにしましょう。

●呼吸法
わたし達は普段意識しないで呼吸しています。これを意識的に行うことで、交感神経と副交感神経のバランスを取ることができます。それには、腹式呼吸がおすすめ。鼻からゆっくりと息を吸ってお腹を膨らませて、ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこましていきます。これで肺の下にある横隔膜を動かすことができるのです。横隔膜には自律神経が集中していますから、ゆっくりと動かすことで副交感神経を優位にすることができます。朝晩、5回くらいゆっくりと深呼吸するのを習慣にするようにしましょう。

●ゆっくりできる時間を取る
忙しい毎日を送っていると緊張を解いてゆっくりとする時間がないかもしれませんが、これでは常に体も気持ちも緊張したままで、ストレスとなってしまいます。ちょっといつもより長めにお風呂で湯に浸かってみる、何もしない時間をつくる、お気に入りのカフェゆっくりとコーヒーを飲む、そんなリラックスできる時間を取ってみましょう。

別の病気が原因なこともあるので注意!

自律神経の乱れを引き起こす病気


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糖尿病の人で血糖値が高い状態が続くと自律神経障害を引き起こすことがあります。そうなると自律神経がうまく働かなくなるので便秘や下痢、不整脈、発汗異常、尿がたまっても尿意を感じず排尿できない無緊張膀胱などを引き起こします。
またパーキンソン病では運動症状が出ることで有名ですが、自律神経の症状もあります。便秘や排尿障害、血圧が低くなり起立性貧血を引き起こす、汗をかきやすくなるという症状が出てくることがあります。

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