結婚生活で問題になりやすい「姑問題」
女性であれば、結婚したら誰しもが一度は直面する可能性があるのが、いわゆる嫁姑問題です。
これはまさに結婚生活とは切り離すことのできない、永遠のテーマであると言えるでしょう。
結婚式の直後までは、姑との関係がうまく保つことができます。しかし元々は他人同士であり世代の違いによる考え方の違いなどもあるため、同居や別居に関わらず、どこかで折り合いをつけようと思えば、徐々に無理が生じやはりお互いに我慢や忍耐が必要になってきます。
息子の結婚を喜び、嫁と親しくなりたいと姑が思うのは非常によいことですが、 嫁姑の不仲という問題を抱えている夫婦が多いという現実もあるため、関係が悪化する前に十分注意する必要があるでしょう。
結婚生活で姑とトラブルになりやすい問題とは?
多かれ少なかれ、嫁姑問題はどこの家庭にもあります。では特に結婚生活でにおいて姑、とトラブルになりやすい問題には一体どんなものがあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきたいと思います。
姑とトラブルになりやすい問題①子離れや親離れができていない
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特に一人息子の場合は、母親である姑が子離れできていないケースがよく見られます。
更に専業主婦で子育てが生きがいだったという母親の場合、息子が結婚して一人前になるのが嬉しい反面、内心は複雑なのかもしれません。
また結婚するまでずっと実家暮らしで、料理や洗濯などの家事を全てを母親に任せていた息子や、反抗期がなかった優しい、どちらかというと気の弱いタイプの息子も、なかなか親離れすることができない傾向にあります。
そしてこういう息子は、母親の指示に従っていれば間違いないという気持ちが心のどこかにあるため、妻に対しても内心母親を頼りにすればいいと考えています。
このような場合、せっかく自分が料理を作っても姑の味と比べられてしまったり、特に同居で姑が家にいる場合、夫の世話などを全て先回りしてされてしまうこともあり、妻にとってはかなりストレスとなり嫁姑問題の原因にもなります。
姑とトラブルになりやすい問題②世代の違いによる価値観の違い
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夫とはそれぞれ違う家庭で育ったのですから、価値観が違うのは当然であると言えるでしょう。
しかし姑の気持ちの中に、嫁に対して自分の家のやり方を教えようという気持ちがある場合は、どちらも多少ゆずり合う気持ちがなければいさかいの原因となってしまう可能性があります。
また地方と都会という地域性の違いにより祭事の方法なども異なり、その暮らしぶりも違ってきますから、やはりこれがきっかけで嫁姑関係がこじれるケースもあります。
時代が変わり、嫁としての在り方や子育ての方法なども変わってきています。
ですからどうしても姑の世代とはズレが生じてくるため、世代の違いによる価値観の違いは嫁姑問題の争点になりがちです。
姑とトラブルになりやすい問題③孫を甘やかし過ぎてしまう
結婚して孫が生まれると、また今までとは異なる新たな嫁姑問題が生じます。
姑の気持ちとしては、孫が可愛いあまりに「こんなに薄着で寒くないの?」「あんなに泣いてるけど母乳が足りないんじゃないの?」とついつい嫁に対して口も手も出してしまいたくなるようです。
嫁側としても初めての育児でさまざまな不安や戸惑いがある中で、姑にそんな風に言われたらついイライラしてしまいますよね。
産後は母親も育児疲れでナーバスになりやすいですし、ストレスが溜まって最悪の場合産後うつになってしまう可能性もあります。
また孫可愛さに何でも欲しがるものを買い与えたり、母親に隠れてお菓子ばかり与えたりするケースもあり、このようなことも嫁姑の不仲の原因となってしまう場合もあります。
トラブルを回避して、姑との関係を良好に保つコツ
ではこのようなトラブルを避け、姑とよい関係を保つためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
姑との関係を良好に保つコツ①母親の先輩として尊敬を示す
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姑は自分の今までの自身の経験から、時には嫁の言動などを厳しく指摘してしまうこともあります。そんな時は特に悪気はなくても、相手の気持ちを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
しかしそんな場合には、あえて姑にも伝わるように尊敬の気持ちを持ち、素直に言うことを聞くようにしましょう。
姑は人生の先輩でもありまた母親の先輩でもあるので、分からないことはどんどん自分から聞くようにして色々教えてもらうといいでしょう。
その中にもし自分には必要ではないと思うことがあれば、時にはスルーしても構いません。そうすることで、姑の言葉が口うるさく感じることが少なくなるかもしれませんし、また嫁からたくさん話しかけられたら、姑は内心嬉しいはずです。
例えば「この間指摘されたことを試してみたら、子供がわがままを言わなくなりました。ありがとうございました」などいうように、こちらから誠意を持って接することで、相手も心を開いてくれることがあります。
姑との関係を良好に保つコツ②ある程度ほどよい距離を置く
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嫁姑の関係を良くするために、あえて会う頻度を抑えるなど、ある程度ほどよい距離を置くこともとても大切です。あまり頻繁に会っていると、どうしても相手の嫌な部分が見えてきてしまいがちです。
しかしたまに会うぐらいであれば、ちょっとぐらい嫌な部分を見つけても許せるようになったり、見てみぬフリができるようになりますよ。
もし姑とトラブルになってしまった場合の対処方法は?
もしも姑との間にトラブルを抱えてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。ここではその具体的な方法について見ていきたいと思います。
姑とのトラブルの対処方法①必要最低限の付き合いに留めておく
姑と別居している場合や遠くに離れている場合は、これ以上のトラブルを避けるために、今後は必要最低限の付き合いに留めておくようにしましょう。顔を合わせる機会が少なくなれば、当然嫁姑問題に発展するリスクも少なくなります。
また同居している場合は、夫婦と姑との間に最低限のルールを定めておき、トラブルを回避するように努めましょう。
ただし顔を合わせたらあいさつや世間話をする、また母の日や誕生日などを祝うなど、礼儀や感謝の気持ちを表すことを忘れないようにすることも大切ですよ。
姑とのトラブルの対処方法②姑の対応は夫に任せる
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姑の性格や考え方を良く知らないと、嫁姑のトラブルを起こす可能性が高くなります。
ですから夫婦間の決まりとして、夫の実家のことや姑に関することは、基本的には夫に任せるという約束をあらかじめしておけば、嫁姑の間に余計な問題を起こる可能性も低くなります。
緊急時でどうしても仕方がない時だけは妻が対応するというように決めておけば、嫁側のストレスも軽減されるでしょう。
姑とのトラブルの対処方法③時には嫌われてもいいと開き直ることも大切
姑や夫の気持ちより、一番大切なのはやはり何より自分の気持ちです。時には嫌われてもいいと開き直り、思いきって自分の意見をはっきり述べてみることも大切です。
自分が心を開くと相手も案外心を開いてくれ、今までとは違った関係性を築くきっかけとなるかもしれませんよ。
特に子育てに関することは、今後の教育方針などにも関わる重要事です。あまりにも孫を甘やかして目に余るようであれば、はっきりと「子供の教育によくないのでやめてください」と言う勇気も時には必要ですよ。
自分から歩み寄ってみることも大切!
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結婚後には新しい家族が増え、夫の両親との付き合いが本格的に始まります。
そして同時に発生するのが嫁姑問題であり、特に同居する場合はほどよい距離感を保つことが大切です。また同居していない場合でも、うまくコミュニケーションを取るように工夫することが必要となります。
しかしまず大切なのは、あまり気負わずに肩の力を抜きあなた自身が姑に対して心を開くことかもしれません。
例えば「今度○○さん(夫の名前)の好きな肉じゃがの作り方を教えてください」などと、自分から歩み寄っていく姿勢を見せることも大切ですよ。
姑と上手に付き合って、幸せな結婚生活を過ごしてくださいね!