【子育てのお金がない方必見】子育てに関するお金事情

子供を育てきるまでに掛かる費用はどれくらい?

そもそも子育てには、一体どのぐらいのお金がかかるかのでしょうか。そこでここでは、そのおおよその金額について詳しく見ていきます。

子供を育てきるまでに掛かる費用①教育費と養育費

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まず子育てにかかる費用を大きく分けると、教育費と養育費のふたつにわけられます。

教育費とは、小中学校や高校、大学にかかるお金や習い事、学習塾など、いわゆる教育に関連する費用のことを言います。

一方で養育費とは、食費や衣服代、保育園代やレジャー費用など、子供を育てる上でかかる教育費以外の費用のことを指して言います。

この子育てにかかる費用、つまり養育費と教育費の合計を計算すると、だいたい新築一軒家が建つぐらい金額になると言われています。

子供を育てきるまでに掛かる費用②養育費は1000万円以上かかる!?

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養育費に関しては子供一人当たりにつき、出産から大学卒業までの22年間、つまり子供が一人前となり社会人となるまでには、約1000万円以上かかるとされています。

養育費に関しては、多少地域差はありますが平均額にあまり差はないと思われますので、親はこれぐらいかかると覚悟しておかなければならないでしょう。

子供を育てきるまでに掛かる費用③教育費は進路によって異なる

一方で教育費は、子供の選ぶ進路によって金額が大きく異なってきます。ですから教育費については、後から困らないように子供が生まれたら学資保険など加入することをおすすめします。

文部科学省のデータによると、保育園から高校まで公立の場合でも、子供一人当たりにかかる教育費は、約500万円ほどであると言われています。

またその後、国立大学に進学してからもさらに約500万円ほどかかり、つまり、高校まですべて公立、大学は国立の場合でも教育費は約1000万円以上かかることになります。

さらに保育園から大学まで私立で、大学は理系の私立に進学した場合は、教育費は約2000万円にもなります。

つまり養育費と教育費を合わせれば、子供一人当たりに2000万円~3000万円かかる計算となり、兄妹がいればさらに費用がプラスされることになります。

子育てに掛かるお金を節約する方法とは

以上のように子育てにはかなり莫大なお金がかかることがわかります。この数字を見て「うちにはそんなお金はない!」と焦りを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでここでは、子育てに掛かるお金を節約する方法について、詳しく見ていきたいと思います。

子育てに掛かるお金を節約する方法①習い事や学習塾

予想外に家計を圧迫してしまうのが、子供の習い事や学習塾にかかるお金です。子供の将来のためには欠かせない出費ですが、節約する方法はあるのでしょうか。

月謝を比べて慎重に決めよう

家庭により、習い事に使える金額はそれぞれ異なるでしょう。

例えば、毎月1万円までなら出せるという場合は、まずはその範囲内でできる習い事を探してみるようにします。

習い事の教室の中には無料体験レッスンなどを行っている所も多いため、そこに子供を一緒に連れていき、子供が興味を持つかどうか、また教室そのものの雰囲気や先生との相性はどうかなどをチェックするとよいでしょう。

また同じ種類の習い事であっても、教室によりかかる費用は異なります。ですから通っている方からの情報やネットなどから情報を集めて、しっかりといくらかかるのか調べてから決めるようにしましょう。

子育てに掛かるお金を節約する方法②レジャー

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子供がいると夏休みや冬休みのレジャー、また誕生日会や季節ごとの行事など、予想以上にお金がかかってしまいますよね。

飛行機や新幹線などの交通費、ホテルや旅館の宿泊費もかなり高額になります。ですから自動車のある家庭は、車で行ける範囲の場所へレジャーに行くとよいでしょう。

また泊まりがけの旅行の際にも、親の実家などに泊まるなど工夫すれば宿泊費を浮かせることができますし、祖父母も孫の顔が見られるのでまさに一石二鳥であると言えるでしょう。

さらに誕生日会やキャンプ、クリスマス会などは、経費を節約するために仲のよい家族と合同で行うのもひとつのアイデアです。料理やプレゼントも持ち回りで準備をすれば節約にもなりますし、子供や親同士も仲良くなることができるのでおすすめです。

児童手当など、支援制度をしっかり活用しましょう

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子育てにかかる費用を家庭内の収入だけでやりくりするのは、決して簡単なことではありません。

そんな時に利用したいのが、児童手当などの各自治体などが用意している手当てです。そこでここでは、その主な内容について詳しく見ていきます。

児童手当(子ども手当)

児童手当は、子供が0歳から中学校修了まで1人につきに毎月手当てが支給される制度です。

詳しい金額については、0~3歳未満が月額1万5,000円、3歳以降は月額1万円、第3子以降は小学校修了前まで1万5,000円となっています。

この児童手当をすべて貯金に回すことができれば、子供一人当たり約200万円となります。

国公立大学の学費は4年間で約250万円、私立大学は4年間で約400万円以上かかると言われています。児童手当を全て貯めることが可能であれば、その資金の大部分を準備することができます。

出産育児一時金

子供が生まれる際に受け取ることができるのが「出産育児一時金」です。例えば健康保険や国民健康保険などの被保険者またはその被扶養者が出産し場合には、42万円の一時金を受け取ることができます。

子ども医療費助成

特に子供が小さい時には、風邪を引いたりけがをしたりと何かと病院のお世話になることが多いものです。

そんな時には各自治体が行っている「子ども医療費助成」をぜひ利用しましょう。住んでいる市区町村によって制度の内容は多少異なっていますが、多くの所では中学校修了までの医療費の一部を助成してくれます。

その他

その他にも、子供が生まれた際の出産祝いや小·中学校の入学祝いなど、さまざま節目で、家族や親戚からお祝いをいただくことがあります。またお年玉なども含め、それらは子供の将来のためにできるだけ貯金することをおすすめします。

子育て中でもお金を奮発するべきタイミングがある

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いくら子育てのためのお金を貯めなければならないからといって、親も子供もずっと我慢ばかりしていたのでは、いつかイライラや不満が爆発して節約も長続きしません。

例えば子供と一緒に買い物に行き「○○を買って」という子供に言われた際に、時には我慢することも学ばなければならないという考え方からすれば、それを拒否することはけして悪いことではありません。

金銭感覚を小さな頃から身につけることはとても大切なことであり、むしろ子供がほしいと言ったものを全て買い与えることの方が問題であると言えるでしょう。

しかし、そこにきちんとした理由がなかったり、ただ感情的になり「ダメ!」などと強くしかってしまうと、子供にとってそれはただのストレスとなってしまいます

ですからこういう場合には「これは今必要ないからいらないよ」などと理由をきちんと説明したり、買い与えるにしても「お菓子は一人ひとつまでだよ」ときちんとルールを決めるとよいでしょう。

また、夏休みには友人と合同でキャンプや日帰り旅行に行く、年に数回は子供の好きなテーマパークに連れていくなど、親も子供も息抜きができ、一緒に楽しめる機会を持つことはとても大切です。

このようにお金を奮発するべきタイミングを見極めることも、親の大事な役割であると言えるでしょう。

子供の金銭感覚を養うチャンスにも!

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また子供の金銭感覚を養うためにおすすめなのが、子供に自分の誕生パーティーの企画を一度任せてみることです。このような機会は、子供にお金の大切さやを楽しさを教える絶好のチャンスとなります。
また、自分のアイディアや想像力を伸ばす機会にもなり、親が今まで気づかなかった子供の新しい一面が才能が見られるかもしれませんよ。

予算は子供と相談し、その予算に応じてパーティーの内容を決めるとよいでしょう。

また誕生日パーティーに誰を呼ぶのか、また何人ぐらい招待するのか、招待状はどうするのか、みんなでどんなゲームにするか、また部屋の飾り付けなど、時には親がアドバイスしながらどんどん子供に決めさせていきます。

予算通りにパーティーを行い、当日皆が楽しんでいる姿を見たらきっと本人も嬉しいはずです。一度他人を喜ばせる楽しさを知れば、もしかしたら家族の誕生日を自分のお小遣いで企画する、そんな素敵な発想ができる子供になるかもしれませんよ。

上手にやりくりして、楽しい子育てライフを!

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今回は、子育てに関するお金事情について、子供を育てきるまでに掛かる費用や子育てに掛かるお金を節約する方法、また児童手当やお金を奮発するべきタイミングなどについてご紹介しました。

子供を一人前にして社会に送り出すまでには、想像以上にお金がかかったり気苦労が絶えず親は本当に大変です。

しかしそれが親の大切な役割でもありますので、あまり気負わずに子育てのための節約などもできることから少しずつ進めていきましょう。

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