- 1 そもそも自律神経失調症とはどんなもの?
- 2 自律神経失調症の症状とは
- 3 自律神経失調症を放っておくとどうなる?
- 4 自律神経が進行すると起こる疾患
- 5 自律神経失調症にならないための対策
- 6 自律神経失調症の診断方法
- 7 自律神経失調症の治療法や、それぞれのメリット・デメリット
- 1 もし家族が自律神経失調症になったら?
- 2 自分に合った治療法を見つけましょう
目次
そもそも自律神経失調症とはどんなもの?
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自律神経失調症とは脳の交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、身体的そして精神的にさまざまな症状が現れる疾患です。
自律神経失調症の原因
自律神経が乱れることで起こる疾患ですが、原因はさまざまで、症状にも個人差があります。自律神経は24時間活動しています。交感神経は活発に活動できるよう昼間に働きます。逆に副交感神経は神経を落ち着かせる働きを夜に行ってくれます。
生活が不規則だったり、精神的に問題を抱えたりするとこの切り替えがうまくいかず自律神経が乱れるのです。
自律神経失調症の症状とは

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自律神経失調症の症状は個人差があります。主な症状は動悸、頭痛、耳鳴り、食欲不振、吐き気、下痢や便秘、眠れない、イライラなど多岐に渡ります。症状が悪化する前に早めに治療法を医師と相談しましょう。
自律神経失調症かチェックしてみよう
自分がどのくらい症状が当てはまるか確認してみてください。
1.季節の変わり目は体調が優れない。
2.布団に入っても眠れない。
3.あまり運動はしていない。
4.仕事や家庭での不安がある。
5.引越しや転職をした。
6.人間関係がうまくいっていない。
7.食事が不規則で食べないこともある。
8.仕事や学校での成績が思ったように上がらず悩んでいる。
9.近頃あまり眠れていない。
10.生活が不規則で夜遅くまで起きているため朝起きられないことがよくある。
1〜3個該当すれば自律神経が乱れる一歩手前です。4個以上の場合は自律神経が乱れてきている可能性があるので注意が必要です。
自律神経失調症を放っておくとどうなる?

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自律神経を放っておくと日常生活にも支障が出てくるので早めに病院などに受診し、適切な治療法を受けるとよいでしょう。
自律神経が進行すると起こる疾患
①神経性・慢性胃炎
さまざまなストレスで引き起こされる胃炎の一種です。過度の疲労から胃炎になる場合もあります。自律神経が乱れることで胃酸が通常以上に分泌され胃痛、胸焼け、吐き気などの症状が現れます。
ひどくなると日常生活にも支障が出るので、早めに医師に相談しましょう。
②過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は下痢や便秘を繰り返す腸の不調です。長期に渡り繰り返し、病院で検査しても異常がないと診断されることが多いようです。
これらもストレスから発症する場合があります。
自律神経失調症にならないための対策
自律神経を改善する方法はいくつかありますが、症状によって対処方法や対策などがが変わっていきますのでいくつか紹介していきます。
①季節の変わり目は注意が必要
季節の変わり目は健康な人でも体調を崩しやすくなります。温度差の変化に体が対応しきれず自律神経がが不安定になるのです。寒いときは厚着をしたり、暑い時は薄着になれるよう、日頃から体温調節ができるようにしてみましょう。
夏場に冷房ばかりあたる人は特に注意が必要です。冷房にあたってあまり汗をかかないと交感神経・副交感神経がうまく働きません。結果的に自律神経を乱してしまうことになるのです。冷房をよく浴びる人は普段から運動して汗を流すなどを心がけましょう。
②質のいい睡眠を取ろう
自律神経が乱れると、体は疲れているのに眠れなくなります。あまり眠れない人は自律神経が乱れている可能性があります。寝る前にリラックスできるよう心がけたり、規則正しく早寝・早起きを心がけるようにしましょう。寝る前はテレビやスマホは控えるなどの工夫をして質のよい睡眠を心がけましょう。
早寝・早起きを繰り返すことで自然と規則正しい生活が送れるようになってきます。朝起きたら陽の光を浴びるようにすれば、体内時計も整い自律神経の乱れが治る可能性があります。
③適度な運動を心がけよう
生活のリズムを整えるためにも適度な運動が必要になってきます。特に酸素を取り入れるような有酸素運動がおすすめです。激しい運動は長く続かないのでエレベーターをやめて階段を使うなど日頃から体を動かすことを意識しましょう。
夜なかなか寝付けない人などは、運動すれば体が疲れて夜眠れるようになる可能性が高くなります。
④相談相手を見つけよう
仕事や家庭で不安があるとストレスが蓄積されていく可能性があります。自律神経失調症になりやすい人は悩み事を一人で抱えて周囲に相談できない人が多いようです。自分でなんとかしようと努力をする人が多く、また真面目な人が多いのです。
一人で抱え込まず、誰かに相談したりストレス発散できる趣味などを見つけるとよいでしょう。
⑤心の変化に早く気づく
引っ越しや転職で環境が変わると、その環境に適応できるまで時間がかかったりストレスになる人がいます。変化に気づかず症状が進行していくと、周りの状況判断ができなくなり、時間を把握することが困難になる人もいます。仕事や学校で難しい状況に遭遇した場合、判断ができなくなり混乱してしまう人もいるでしょう。
自分では気づかなくてもストレスは溜まっていくので心の変化に早く気づけるようにしましょう。
⑥自分のペースを乱さない
内気な性格の人など、周りの人とのコミュニケーションが苦手な人は人間関係で悩んでしまう人が多いですよね。周りをあまり気にしないよう自分のペースを乱さないようにしてみましょう。
自律神経失調症の場合疲れやすくなっていますが、そもそも休むという選択肢を自分で省いてしまうため余計に疲れが溜まってしまいます。
仕事や勉強は自分のできる範囲を超えないように管理すると気持ちにも余裕が生まれます。あまり詰め込みすぎないように仕事も勉強も計画的に行うとよいでしょう。
⑦バランスのよい食事
食事は3食きちんと食べるように心がけましょう。できるだけ決まった時間に食べてバランスのよい食事を心がけてください。忙しくて朝食を抜く人が多いですが、朝食を食べることで脳や腸が起きて活発になります。
自律神経失調症治療訪としてビタミン剤の治療などもありますので、ビタミンを積極的に摂取するとよいでしょう。
自律神経失調症の診断方法
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自律神経失調症の診断や検査は症状のある人のストレス要因、生活習慣、体に出ている症状などを総合的に診て診断されます。しかし自律神経失調症の症状は多岐にわたるため、なかなかその場ですぐに診断が下されるのは難しいでしょう。
しばらくは通院しながら症状に合わせて薬物の治療法やカウンセリングを受けることになるでしょう。
自律神経失調症の治療法や、それぞれのメリット・デメリット
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自律神経失調症の治療法
自律神経失調症の治療法は薬物治療、ビタミン剤やホルモン剤の注射、漢方薬などがあります。どの治療法が合うのか個人差があるので医師と相談しながら治療法をさがします。
何科に行けばいい?
自律神経失調症の症状があっても何かに行けばいいかわからない人は多いでしょう。症状は個人差がありますので身体的な症状がある人は内科、精神的な症状がある人は心療内科など症状に合わせて病院を探してもいいでしょう。
漢方内科や総合病院などで診てもらえるので選択肢として覚えておいてもいいかもしれません。
治療のメリット
治療は早く開始することでそれだけ早く改善される可能性が出てきます。冬なのに大量に汗をかく、疲れているのに眠れない、常にイライラしている、など日常生活に支障がでると仕事や学校にも影響が出てしまいます。
体調不良が続くときは早めに病院で検査してもらうとよいでしょう。