アレルギーがない人でも美味しく食べられる♪卵アレルギーメニュー

3歳以下の乳幼児の10人に1人はなんらかのアレルギー。中でも一番多いのが卵アレルギーと言われています。でもいざ自分の家庭に降りかかると戸惑ってしまいますよね。普通のご飯が作れなくなるのかしら?あれもこれも食べられない?いえいえ、そんなことはありません!材料の置き換えとちょっとした工夫で、あれもこれも意外と作れてしまうんです。卵アレルギーさんも、 ”普通の” ハッピーな食卓を楽しみましょう!

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卵アレルギーさんは何かと食事が大変

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自分の家族に、突然卵アレルギーの診断が下りてしまったら。常備食材である卵を食事から急に取り上げられると、戸惑ってしまいますよね。

今は「医師の指導のもと少量から食べさせる」が小児アレルギーの主流ですが、その治療には摂取量や摂取時間の管理が必要です。そのため、卵を普段の食事に取り入れられるほど良くなってくるまでは、食事は除去食で管理していくことが多いかと思います。

それなのに加工食品の裏面を見れば、ありとあらゆるものに入っている卵!思わずため息が出てしまいますね。

でも、ポイントさえ押さえれば、それほど我慢することもなく生活できますよ!重症食物アレルギーの子供を育てて11年目、現在も鋭意治療サポート中の筆者が解説していきます。

原材料表示の盲点

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ありがたいことに、卵は原材料に必ず表示する決まりになっています。微量であってもメーカーは「原材料の一部に卵を含む」「卵由来」などと記載しなければならないので、そこに記載がなければ安心して購入OKです。

ただし「代替(だいたい)表記」が曲者です。

代替表記とは、例えば原材料として使われているマヨネーズや卵黄などは「(卵を含む)」という注意書きを省略していいというものです。そのため、マヨネーズの材料が卵だということを知らない人が食べてしまう事故が発生しました。

これを受け2015年4月1日から法律が変わり、マヨネーズなども含めすべての原材料の特定アレルゲンを表示することになりました。ところがこの法律の移行期間が2020年3月31日まであるため、まだ新表示に切り替わってない可能性があるのです。

原材料表示はよく読み、見知らぬ成分で怪しいものがあれば調べるなどしましょう。

また小規模な事業者や販売地域がごく限られていてるような業者など、表示がルーズな製造業者は残念ながら皆無とは言えません。ある程度以上の規模の製造業者であればまず大丈夫ですが、念のため問い合わせるなどすると良いでしょう。

食べる前に一手間

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皮膚からアレルゲンが侵入し、卵以外でも口の周りが赤くなることが。食べる前に口の周りに純粋なワセリンを塗っておくと、食べ物の成分を弾いてくれて、安心です。

卵アレルギーでも大丈夫、卵不使用でも作れる憧れのあのメニュー8選

卵を使った料理は多いものですが、その全てが食べられなくなるかというと、そうではありません!卵は別のもので補うことができるのです。

卵の働き 置き換え一覧

置き換えの目的やコツを押さえれば、色々なレシピに応用が利きますよ!

・肉をつなぐ

→小麦粉・片栗粉に。実はひき肉は塩だけでもしっかりつながります。

・コーティング(衣)

→水溶き小麦粉でOK!パン粉もしっかりつき、カリッとした食感に。

・膨らませる

→牛乳や豆乳などの水分+ベーキングパウダーに置き換え。水分は卵1個分の水分(40〜50g程度)を置き換えると良いでしょう。

・乳化

→日清オイリオ、キユーピー、おたふくソースなど、大手各社から卵不使用マヨネーズが発売されています。味も普通のマヨネーズより少しあっさりしているものが多く、遜色なく美味しいですよ。

・彩り

→コーン・パプリカ・かぼちゃ、ターメリックなど、メニューによって味が合うものを。

卵がなくても作れる基本メニュー

今まで作っていた卵入りのご自身のレシピの中から、”卵をちょっと置き換えるだけ”で、今まで通り美味しく作れます。卵除去メニューのコツをお教えします。

・パンケーキ

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→卵1個分につき、50g前後の牛乳または豆乳などに置き換え

市販のパンケーキミックスには、卵不使用のものも多くあります。森永製菓や昭和、大手スーパーマーケットPBのホットケーキミックスなどがそうです。

それぞれパッケージ裏面に書かれている通りの手順に、卵無しで焼くことができます。

・お好み焼き・たこ焼き

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→卵1個分につき、40g前後の水+すりおろした山芋(量はお好みで)+粉末出汁少々に置き換え

卵のふんわり感は山芋で、旨味は粉末出汁で補えば、ふわとろ食感の美味しいお好み焼きやたこ焼きになります。生地もきちんとまとまります。

我が家ではごく最近になってやっと卵入りで作るようになりましたが、家族全員「卵無しとの違いがほとんどわからない」と言っています。

・ハンバーグ

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→材料から卵だけ引けばOK。ただし塩の分量に注意!

肉のつなぎに卵が必要と思いがちですが、実は肉をつなぐのは塩分です。

塩は肉同士をしっかりと結着させる働きがあるため、お肉感強めのギュッとした食感のハンバーグになります。

塩の分量は材料の0.8%が鉄板!肉汁をしっかりと閉じ込めてくれます。

卵入りのふわっとした感じを目指したい場合は、少しパン粉を多めにしたり煮込みハンバーグにすると良いでしょう。

鶏つくねの場合は、すりおろしレンコンを卵の代わりにするととても美味しくできますよ。

・揚げ物

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→水溶き小麦粉に置き換え。

少しとろみがあるかな?というぐらいに水で薄力粉を溶いて、揚げたいものに塗り、その上からパン粉をまぶせばOKです。(天ぷらの衣をイメージするとわかりやすいでしょうか。ちなみに天ぷらの衣も、卵を抜くだけで美味しく揚がります)。

水溶き小麦粉にマヨネーズタイプドレッシング(卵不使用)を少し加えると、さらにカリッと仕上がります。

まさかの卵メニューもできるんです!

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またまた、それは無理でしょ?と思うようなものでも、実はそっくりにできちゃいます。オススメレシピはこちら!

・オムライス

レシピ
https://cookpad.com/recipe/4788223

こちらのレシピは米粉と片栗粉がベースの生地に、かぼちゃで色をつけたものです。とても綺麗な黄色でまるで本当の卵が乗っているよう!見た目だけではありますが、小さいお子さんの心がウキウキする仕上がりですね。

・親子丼

親子丼といえばふわとろのあの卵と出汁と鶏肉のマッチングの妙。あの卵のふわとろ感は山芋で代用できるのです!

レシピ
https://cookpad.com/recipe/4951848

こちらのレシピは長芋を使用しています。私はこのレシピにさらに「とろとろになるまで崩した豆腐」と、「フードプロセッサーでペースト状にしたコーン」を加えて、まったり感と黄色みと加えます。見た目も味も、卵が入っていないことが全く気になりません。アレルギーのない家族からも大好評の定番メニューです。

・プリン

一番気軽に試せるシンプルなおすすめレシピはこちらです。

レシピ:
https://cookpad.com/recipe/1829055

とてもシンプルなので、アイデア次第でアレンジも楽しめます。私はバニラエッセンスを少し入れたり、フルーツを乗せたり、あえて甘み控えめで作ってメープルシロップをかけたりもします。食紅でピンク色にしたり、抹茶やミルクティーで作るなど、色を変えるのも楽しそう!

我が家流の楽しみ方を模索できるのがまた嬉しいところですね。

・スポンジケーキ

やはり最も気になるのはケーキではないでしょうか。洋菓子作りにおける卵の役割は非常に偉大なもの。苦慮しているご家庭も多いでしょう。タカキベーカリーなどの大手メーカーが力を尽くして素晴らしいケーキを提供してくれるありがたい時代ですが、手作りしてあげたい人も沢山いますよね。

レシピ:
https://cookpad.com/recipe/882002

乳アレルギーさんは、生クリームを豆乳ホイップに、牛乳を豆乳やライスミルクなどに置き換えると良いですね。

卵アレルギーでも楽しい食事をしましょう♪

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卵アレルギーがわかっても思いのほか色々なものが食べられることをお伝えしてきました。工夫次第で ”普通の” 食卓を手に入れることはそれほど難しいことではないのです。

確かに外食や加工食品に難しさはありますが、我が家のアレっ子もアレ無し子も食べることが大好きで、お陰様で元気いっぱいに育ってくれています。

忘れた頃によその方から「まあかわいそう」などと言われることがありますが、普通に色々なメニューを食べていますので、実はそんなにかわいそうでもなのですよね。

日々の食卓の安全を守るのは大変なお仕事ですが、うまく作れたら、その分うんとドヤ顔しちゃいましょう!どうぞ ”普通の” 食卓をお楽しみください!

 

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