【教育に関わる仕事特集】人を育てて、自分も成長しよう!

教育に関わる仕事で求められ散る人材とは

変化の激しい今の時代は、教育に関わる仕事をする上で求められる人材も、昔とは少し違ってきています。学校の先生などは教員免許が必要ですが、それ以外の職種は一般的には必要でない場合が殆どです。

では、教育に関わる仕事をする人材に求められるものとはどういったものが多いのでしょうか。

  • 豊かな人間性
  • 職業に対する情熱や責任、誇りなど
  • 専門分野の力量

どの様な職種に就くかによってその分野のスキルは身に付けておく必要がありますが、それ以上に教育に関わりたい熱い思いがあるかどうかが重要です。また、コミュニケーション力やチャレンジ精神も問われてくる事でしょう。

教育に関わる仕事をする際に必要な資格は?

教育に関わる仕事というと、一般的には「学校の先生」を思い浮かべるのではないでしょうか。保育園や幼稚園の先生、また小中学校など義務教育の先生や高校教師などは、教員免許が必要とされています。

しかし、学習塾や予備校などの講師の場合は、教員免許が無くても採用してくれる場合もあります。教育に関わる仕事の職種は様々なので、自分がどのような職種につきたいかによって求められる資格が異なってきます。場合によっては資格が無くても採用されるので、良く調べておくと良いでしょう。

教育に関わる仕事に将来性はある?

教育に関わる仕事をしたいけれど、今は少子化の時代です。このまま少子化が進んでいけば、学習塾などは閉鎖されてしまうのでは?と考えてしまってもおかしくはないですよね。

しかし、教育というものは子供向けばかりではないことを頭に入れておきましょう。実は子供の数が減少している一方で、「生涯学習」など、大人向けの教育が増えてきているのです。

大学では、目的に合わせて大人向けの講座などを開いている所もあるくらいです。そう考えると、今後は大人向けの教育が発展していくという見方もできるでしょう。

また、見逃せないのがIT教育です。小学校では将来的にプログラミングが必修科目となり、タブレットを使用した勉強法を取り入れている学校もあります。

意外とたくさんある!教育に関わる仕事特集

ではさっそく、教育に関わる仕事をご紹介します!

教育に関わる仕事①保育士

保育士とは、保育園などで0才~6才までの未就学児の保育を行う仕事です。乳幼児や子どもの保育はもちろんのこと、保護者に対しても保育に関する指導を行う国家資格です。

仕事内容は、乳児のおむつ交換や着替えをする、食事やおやつを決まった時間に提供する、お昼寝などの時間を作って生活リズムをつくることなどです。また、年齢に応じて一人一人の体調管理や気持ちの状態を把握することも大切です。

大学・短期大学・専門学校など厚生労働大臣指定の「保育士養成のための学校、施設」で必要な科目を選択して卒業することが必要です。または、保育士国家資格を受けて合格することも可能です。(受験資格を調べておく必要があります)

教育に関わる仕事②幼稚園の先生

子どもが好きで幼稚園の先生になりたいと考えている人は多いですよね。保育園は国家資格を取得しなければ保育士になれないのに対して、幼稚園の先生は大学や短大の保育課などで幼稚園教諭免許を取得できます。

大卒は1種免許、短大卒は2種免許になり、給与などに差が生じることも覚えておきましょう。また、ピアノ演奏などの実技試験もあるのでバイエル終了程度は弾けるようしておきましょう。

幼稚園の先生は3才~6才の幼児教育に関わる仕事です。子どもに愛情をもって接すること、強い責任感、そして体力も必要になります。

教育に関わる仕事③学校の先生

学校の先生には小学校、中学校、高校などがあり、教員免許も「1種」「2種」「3種」と分かれています。先生になるには、大学で教員免許を取得する方法が一番知られているのではないでしょうか。

しかし、実は社会人になってから「学校の先生になりたい」と考える方も多いようです。その場合は通信大学などで教員免許を取得する方法もあります。

免許を取得した後は「教員採用試験」を受けなければなりません。これに合格すると正規の先生「教諭」になる事ができますが、合格していない場合でも「講師」として働くことは出来るので、各都道府県の教育委員会で調べると良いでしょう。

教育に関わる仕事④学校事務職員

学校の事務職員は国立・公立・私立の3つに分かれており、教育に関わる大切な仕事の1つです。公立の場合は地方公務員となりますが、私立は民間企業の事務職員となります。

学校の事務職は仕事内容が幅広く、数百人という単位の生徒たちの管理を毎月行ったり、資料作成、案内状作成など、ある程度のパソコンスキルは必要となります。

しかし、パソコンのスキルだけがあれば良いかといえばそうとも言えません。一般常識やマナー、几帳面さも要求されます。また、学校の先生、生徒、保護者との関わりが大切なのでコミュニケーション能力も必要となるでしょう。

教育に関わる仕事⑤スクールカウンセラー

学校で、悩み事がある生徒やいじめ問題による不登校児童などの心のケアを行うのがスクールカウンセラーの仕事です。おもな仕事内容は、生徒の様々な悩み(勉強、部活、いじめなどあらゆる相談)についてアドバイスしたり、先生や保護者とも連携をして問題解決に向けていくことです。

スクールカウンセラーになるにはどのような資格が必要なのでしょうか。実はスクールカウンセラーという資格は存在していないのですが、カウンセリングや心理学に関する専門職であることから、「臨床心理士」や「精神科医」の資格を持っている人が優遇されるようです。

教育に関わる仕事⑥養護教諭

 

養護教諭とは、学校の「保健室の先生」です。学校内でケガをしてしまった時や熱が出た時、また健康診断や予防指導など、子どもたちの健康管理に関わる幅広い業務です。

養護教諭になるには、「養護教諭免許状」という国家資格を取得しなければなりません。その為には、大学や短大で所定の科目を履修し、なおかつ保健師の免許も取得する必要があります。
公立学校で働く場合は、各都道府県の教員採用試験を受けて採用されれば、地方公務員として働く事ができます。私立学校は、各学校の採用試験を受けて採用となれば働けますが、待遇は学校によって違いがあると言えるでしょう。

教育に関わる仕事⑦塾講師

教員免許を取得していなくても働けるのが塾講師です。しかし、大学を卒業している必要があり、未経験者を歓迎してくれる塾と、教師経験がある人を優遇するところなど、それぞれの塾によって雇用形態や教育方針に違いがあるのが特徴です。

塾には、大きく分けると集団と個別指導があります。通っていた経験がある方も多いのではないでしょうか。自分に合っている指導法はどちらなのかをしっかりと考えておく必要があります。

塾講師の仕事は、実は学習指導だけではなく生徒を募集するためのチラシ配りや営業、また保護者との面談や電話対応なども行っている場合が多いようです。

教育に関わる仕事⑧日本語講師

「日本語を海外の人達に教えたい」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。日本語講師になるには、教員免許を取得していなくてもなることができます。

そうは言っても、誰でもなれるわけではありません。専門性が求められるため大学や短大、専門学校で日本語教育についての科目を履修するなど、正しい日本語の知識やスキルを身につける必要があります。

日本語講師は、どこでどんな人に教えるかによっても異なってきます。例えば地方などでその土地に暮らす外国人のための日本語教室でのボランティアとして働く場合には、特に資格を必要となされない場合が多いようです。

海外の学校で教える場合や、大学の留学生に教える場合などは大学院修士課程以上を終了していることが必要な場合が多いようです。

民間の日本語学校で教えたい場合は、「日本語教育能力検定試験」に合格していることや「日本語教師養成講座」を終了している必要があります。

教育に関わる仕事⑨学童保育(児童クラブ支援員)

学童保育とは放課後児童クラブとも呼ばれていて、小学生の保護者が仕事、持病、介護などの理由で昼間は家に居ないため、子どもが安心して過ごせる場所を提供する仕事です。

放課後児童支援の仕事は、学校が終わった子どもたちを出迎えて宿題、おやつタイム、室内遊びや外遊びを行います。季節ごとのイベントを企画したり、保護者や学校との連携も必要になります。

放課後児童支援員になるには、保育士や社会福祉士、幼稚園教諭などの有資格者が優遇されますが、高卒であれば特に資格が無くても働く事ができます。

2015年度から新しく「放課後児童支援員」の認定資格も取得できるようになりました。資格取得にはいくつかの条件がありますが、高卒以上で2年以上、児童福祉事業で働いた経験があれば各都道府県が実施している研修を受講することにより、認定資格を取得することが可能です。

教育に関わる仕事⑩プログラミング講師

近年注目されている教育に関わる仕事の中で、プログラミングは子供向けと大人向けの両方の教室がありますが、そもそもどのような仕事なのかを紹介しましょう。

基本的には、「Java」「PHP」「Ruby」などのプログラミング言語でのシステム開発の指導を行う仕事です。受講生が作りたいアプリやシステムを指導しながら開発していくこともあり、かなり深くプログラミングの概念を理解しておかないと、相手にわかりやすく教えることが難しいでしょう。

このような講師になるには国家資格を取得しておくと有利です。例えば、応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリストなどがあるので調べてみると良いでしょう。

教育に関わる仕事⑪音楽教室講師

子どもの頃ピアノを習っていた経験がある方は多いのではないでしょうか。音楽と教育に関わる仕事には、幼児のリトミック教室や、ピアノ、フルート、ヴァイオリンなど楽器を教える音楽教室の他、ボイストレーニング、ソルフェージュなど歌のレッスン教室もあります。

いずれにしても音楽の専門職なので、知識や演奏力などは音楽大学や専門学校などのレベルでありたいものです。

ヤマハやカワイなどの企業では、独自の演奏・指導者グレードがあるので、そこのシステム講師になりたい場合はグレード取得が必要です。

例えば、ヤマハのピアノ講師の場合はグレード5級以上に合格しなければならず、試験内容は課題曲や自由曲の演奏の他、筆記試験、聴音、初見演奏などがあります。

自宅で教室を開く場合は、特に資格を必要とはされません。ただ、生徒を募集したり発表会の企画など全てを自分自身で行う必要があることを頭に入れておきましょう。

教育に関わる仕事⑫図書館司書

「学校の図書館の先生になりたい」「本に囲まれた仕事がしたい」
このように考えている人は多いですよね。司書の資格取得には実は年齢制限がありません。そのため、社会人になってから働ける仕事としても人気があります。

司書になるには「司書講習」を受けなくてはなりません。ただし、条件を満たしていなければ受講できないので注意が必要です。大学に2年以上在籍して62単位以上を修得していれば講習を受けられます。

しかし、高卒であっても司書を補佐する「司書補」になる事ができます。その場合は「司書補講習」を受講することになりますが、通信教育などもあるので自分に合っている方法を見つけると良いでしょう。

教育に関わる仕事⑬カルチャースクール講師

カルチャースクールの講師は、自分の趣味や特技を活かしながら収入にも繋がる、人気の高い教育に関わる仕事です。受講生は大人を対象にしているものが殆どです。

例えば、フラワーアレンジメント、カラオケ、ヨガ、料理、アート、ビーズアクセサリー、アロマセラピーなど、様々な教室で先生として自分の得意なことを教えることができるのです。

自宅で教室を開く場合は、生徒募集など自分で手配しないければなりませんが、カルチャースクールの「講師募集」を利用すれば、最低限の広告はスクール側が行ってくれるので、講習のみに専念する事ができるのがメリットと言えるでしょう。

カルチャースクールの講師になるには、得意分野の資格を取得している方が有利です。しかし、ある程度の知識や実績、熱意を持っていればセンターによっては採用される場合もあるので、興味があれば問い合わせてみてはいかがでしょうか?

教育といっても関わり方はさまざま。自分が求める形を確認しましょう

教育に関わる仕事を紹介してきましたが、そのジャンルは多様性にあふれています。やってみたい」「教えてみたい」と興味を持っているのなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

教育といっても、その関わり方は実に様々です。こちらで紹介した仕事を参考にしながら、自分に合っている「教育」と関わる仕事をぜひ見つけて下さいね。

人に教えながら自分も成長できる教育の仕事をしながら、自分に磨きをかけていきましょう!

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