リビングはいつも綺麗にすっきりとしておきたい!
リビングは、人が集まってゆっくりとくつろいだり家の中心となる場所です。主婦の方にとってみれば、オン・オフどちらにもなりうるリビングは、安らぎをもたらしてくれる空間であると同時に、人をお迎えする準備もしていなければいけませんね。
一度リビングを見渡してみてください。なんだかごちゃごちゃしている部分がありませんか?人が集まるリビングは、どうしてもものが集まりがち。必ず不要なものがあります。断捨離をして空間を整えてみましょう!
断捨離には精神的にも安心する効果がある
モノ好きの方は、手放すのが苦手という方がいらっしゃるかもしれませんね。断捨離は、もともと哲学的な考え方でもあり、モノに固執せず手放すことで精神的にも豊かになるという考え方です。
片付けをして部屋を整えると、精神的にも安心する効果があるのが不思議!最近ストレスがたまってるなという方、実は部屋のせいだったり、また逆に精神的な不安定さは部屋にも現れて悪循環を起こしているケースもあるのです。これを機に部屋を片付けてみませんか?
断捨離をする物としない物を分ける基準は?
断捨離において壁となる考え方、それは下のようなものです。
- いつか使うかも
- 使わないけど、高かったし捨てるのはもったいないな
- 好きでもないし使わないけど、人にもらったものでどうにもできない
- 思い出がある
一つ一つ検証していきましょう。
いつか使うかも
まず、「いつか使うかも」という考え。これは確かに一度は浮かぶ考えです。そして、”ものを大事にする”という考え方でいうと、むしろこの気持ちは浮かぶべき大事な考えかもしれませんね。
実際に、何年か経って使うようになったものもあるかと思います。ですが、部屋の断捨離を目指すのであれば、この考えを持ってしまうものは今すぐ手放しましょう。今は使わない、ということが前提だからです。大事なのは、過去に固執する気持ちをなくすこと。
使わないけど、高かったし…
次に、「使わないけど、高かったし…」という考え。これは、罪悪感や損得感情から現れる考えですね。ものを捨てることに罪悪感を感じることは大事です。ですがリサイクルや誰かにあげてしまえば罪悪感はなくなるはずです。今ではいろいろなリサイクル方法があります。大切なのは、損得感情を手放すこと。この考えが残っていると、いつまでたっても高価だったものは手放せません。
「人にもらったので…」という感覚は、多くの人が経験されていることではないでしょうか?ご主人の会社の上司の方にいただいたものや、大事な友人からもらったもの、過去にであった大切な方からいただいたもの…でも全然好みではない。
それらは部屋の整理の視点でいえば実は本当に厄介なものです。
方法は2つ、まずは前向きに利用方法を考える。好きなテイストでないオブジェをもらってしまった場合でも我慢してその利用方法を考える。もう1つは、しばらくたって潔く手放す。ただ、二度とメインに出さないとわかっているものを部屋の隅になんとなく置いている場合は、お気持ちに感謝をしてから、手放しましょう。
思い出がある
「思い出がある」という品は、すぐに手放す必要はないかもしれません。それはただのモノ以上の価値があるからです。手放してしまうと二度と手に入らない、そんなものは無理に捨てる必要はないかもしれません。
ただ、一度再考してみるのもオススメです。絶対手放せないと思っていても、よく考えてみると、惰性でもっていて実はもうそこまで気持ちがないものもあったりします。
また、目の邪魔となってしまう時。それは気持ちの上でももう重さが減っているのかもしれません。感謝をして手放すことも考えてみるのも一案です。
思い出の品は、いろいろな方向からもう一度その価値を再考してみるのがおすすめです。その上で、やはり必要である場合は無理に捨てる必要はありませんし、実はもういらなかったという場合は、納得いく方法で手放してみましょう。
一気に全て断捨離するのではなく、毎日少しずつ行うことが大切
お引越しの経験があればわかるとおもいますが、一度に断捨離をすると完全にグロッキーになってしまうものです。
次々に現れるもの達…なぜこんなにものがあるのだろうと思ってしまいますよね。そしてそのほとんどが使わないものだったり飾ってあったのに全然存在感がなかったり、何年も保管していて結局捨てることになってしまうものが3割くらいあったりします。
場所をとられるだけとられて、結局すててしまうというだけなら、本当に場所がもったいないです。
日々整理と掃除を怠らない
そうならないためにも、日々整理と掃除を怠らないようにしましょう!特に、リビングの戸棚や飾り棚には、不要なものがたくさんたまる傾向があります。その棚に自分なりにルールを作り、それに外れてしまうものに関してはこの機会に断捨離してしまいましょう。
常に「整理整頓」を心に置いておくと、目に付いた時に自然と片付けるようになってきます。
整理整頓に便利なアイテムとしては、無印良品のポリプロピレンの衣装ボックスなどは便利。ただ、一つだけで買ってしまうと空間から浮いてしまい逆に目障りになって結局そのボックスを捨てるハメになってしまったり。
そうならないためにも、空間を全体的に把握して、納得がいくケースで統一してまとめ買いするようにしましょう。
サイズはあまり大きすぎず、また取り出しやすくしまいやすいもの。蓋つきなど、開け閉めに時間がかかるものに関してはNG。しまうことなく外に出しっぱなしになりがちです。
本や雑誌などリビングに散らかりやすいアイテムを、すぐに立てかけることの出来るシェルフを一つ用意しておくと便利です。
とりあえず、であってもすぐに部屋からその存在感を消すことができるからです。また、このシェルフの範囲内で冊数を抑える努力ができるようになります。何よりも大事なのは、まず買いすぎないということ!
リビングにある必要なもの・必要じゃないもの
では実際に断捨離をするにあたり、必要なもの必要でないものを見極めるべきアイテムを少しピックアップしてみます!どれも、モノ好きの方がついつい溜め込んでしまうアイテムばかりです。
雑誌・紙もの
リビングでもっとも場所をとる不要物、それは紙広告や新聞、雑誌などでしょう。まずは、必要なものを判別すること。広告の場合は、必要でない場合はすぐにゴミ箱へ。そこでとりあえず部屋に置いていると、必要でないと気づいていながらもなんとなくずっとそこに置いておくことになってしまうものも多々あります。
また、雑誌も厄介ですね。ある整理整頓のアドバイザーの方いわく、雑誌は図書館で読み、買ったとしても2ヶ月で手放すべきという意見も。ただ、雑誌といっても種類が豊富なので、すぐに手放せない本のような仕上がりの素晴らしい雑誌もあります。そういったものはすぐに手放す必要はないので本と同様に管理して良いでしょう。
電子書籍にかえるのもあり!
そんな本も、最近は電子書籍にどんどん変わってきており、利用者も増えています。紙媒体の醍醐味もありますが、本格的に部屋をすっきりさせたいという方は電子書籍で書籍関係を一括で断捨離してしまうという思い切った手もありますね。
写真たて
写真立ては、プレゼントでいただくことも多く、迷われる方も多いのではないでしょうか。自分で望まず増えたものも多いだろうと予想されますので、断捨離をすることをお勧めする一つでもあります。表に出すものは多くても3,4枚におさえてみましょう。
家族写真や友達との思い出の写真など、どうしても入れておきたいものはありますよね。それ以外、思いの向くまま出し続けていたり、なんとなく持っているけど使っていないというものも多いのではないでしょうか?
そういったものは、こういった機会を使って断捨離してしまいましょう!
観葉植物
観葉植物は、部屋に潤いをあたえてくれる大事な要素。ですが、あれもこれも、と買っているといつの間にかグリーンだらけのジャングルのような空間になってしまったり…。
癒しだったグリーンがいつの間にか手に負えない面倒な存在になってしまうといけません。
そのためにも、気軽に買いすぎない努力と、一つ大切なお気に入りを用意するようにしてあとは手放してしまうのもありです。もしたくさん増えてしまい断捨離を検討するとき、お友達にあげてみるのもいいですね。完全に捨ててしまうより、自分で育てた大切な植物をたまに見にいける楽しさもあります。
オブジェ
オブジェは、判断が難しいものです。というのも、基本的に実用的、という機能がないので究極にモノに固執しない方にしてみると、一言で「不要」といわれる品物だからです。
ですが一方で、オブジェは空間を華やかに彩ったりその方の心に訴えかけたりとインテリアデコレーションという点では意味があるという意見もあります。空間のイメージを構成する大事な要素、と考えられている方は、無理に断捨離する必要はないでしょう。
ただ、一つ厄介なのは旅行のおみやげ類。民芸品は、旅行先でどうしても思い出として購入してしまうモノの一つですよね。これらは統一感がないので全部並べてリビングに飾っていると、とてもうるさく意味のない空間になってしまいます。
思い出の品なので断捨離する必要はありませんが、飾る数を調整する必要はあるでしょう。今月はこれ、来月はあれ、と調整して飾ることでそのオブジェも意味をなしてきますしかわいいイメージを作ってくれます。実際にモノを手放さずとも、空間から見た目の断捨離をすることで目にも優しい印象に。
花瓶
花瓶も、なぜか知らない間に増える一方のものです。雑貨屋さんを巡っていると素敵な花瓶にたくさん出会いますよね。ついついかわいいと手を伸ばしてしまって気がついたら家の中で場所をしっかりととってしまっている…しかも全然使わない…ということに繋がってしまうことが多々。
花瓶の整理を考えるのであれば、使用頻度が多いものを第一に、またその次の段階としては大事な思い出があるもの、そして最後に見た目でもオブジェになりそうなものを残してみましょう。ブーケは大きさにもかなりの差がありますので、お花好きの方はどうしても複数必要になってきますね。それでも3つほどあればカバーできますので、あとは手放すのもお勧めです。「なんとなくそのうち使うかも…」「嫌いじゃないけど…」と確証が持てない花瓶に関しては、感謝をして手放しましょう。そして、衝動的に買わない努力も必要ですね!
楽器
ギターやウクレレなど、なんとなく趣味で始めた楽器、いつの間にかリビングのオブジェになっていませんか?オブジェになってしまった楽器は、見栄えこそいいですがいつまでも使われることなくそこにいることになってしまいます。チューニングもされることなく、実際やろうと思った時には楽器として非常に状態が悪くなってしまったり。場所もとりながら、将来的にも使えないのであれば、楽器にとってもかわいそうです。
本当に使う楽器に関しては、ちゃんと湿度や保管場所を考えた上でホコリからしっかりケアする必要がありますしケースに入れて保管すべきです。せっかくなので大切に扱ってあげリビングからは撤退させましょう。捨てるのがかわいそうであれば、楽器屋さんに買い取ってもらいましょう。罪悪感もなくおすすめです。
断捨離した物はどうやって処分する?
さきほど記述したように、捨てることに罪悪感があり捨てられないという方も多いでしょう。そういう方は、リサイクル業者への委託をお勧めします。
いまはいろいろな業者がリサイクルや、もしくは別の形で再利用をすすめていて、モノの2次利用を促しています。社会的にもエコに対する意識が高まっているのでセカンドハンドのものを使用することに抵抗がなくなっているように思います。
捨てる、というよりは次に受け継ぐという考えで処理するのがいいですね
。もちろん、2次利用がかなわないものもあるでしょう。そういったものは感謝をしながら廃棄しましょう。
断捨離で、みんながくつろげる素敵なリビングに♪
普段モノが捨てられなくて困っている方には、とにかく「考え方を変える・再考する」ことをお勧めします。
絶対に必要、ないと生きていけない!と思っているモノも考え方によっては、いざなくなってしまうと実はそんなに辛くないものもありますよ。
過去への必要以上の固執をなくし、部屋に必要なものだけ残す。その方法で、意外なほど人の心は軽くなります。
断捨離後はすっきりした爽快感に包まれること間違いなし!すっきりと整ったリビングで、心地よい時間を過ごしましょう。