まずは見直すことが大切!子どもが肥満になってしまう原因
子供が、ご飯をたくさん食べてくれることは、親にとって、うれしいことです。
「お母さん、おかわり!」
「おいしい!もっとちょうだい!」
なんて言われると、さらにうれしくなりますね。
量など気にせずお腹いっぱい食べて欲しいのが親心ですが、それが行き過ぎると、太ってしまうのではないか、と心配になってしまいます。
また、子供も大人も大好きなおやつ。子供にとっては、学校から帰ってからの、楽しみのひとつですね。けれども、ついつい、食べ過ぎてしまい、お腹いっぱいになったから、ゴロゴロ。確かに、これでは太るはずです。
子供のころの食生活に問題があると、将来、生活習慣病を引き起こす可能性が高くなる、と言われています。
大切な我が子を肥満にしないようにできるのは、親だけです。
まずは、子供を肥満にしてしまう原因は、どこにあるのかを把握することが大切です。代表的な原因を5つご紹介します。
子どもが肥満になってしまう原因➀食べ過ぎ
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これは、当たり前の原因ですね。摂取カロリーが消費カロリーよりも多ければ、余ったカロリーは、脂肪となってしまいます。子供でも、糖尿病、高脂血症などを、発病してしまいます。
また、ファストフードやスナック菓子を食べることが好きな家庭は、要注意です。大人ならば、食べ過ぎてしまわないよう、半分は残そうとなどと考えもしますが、子供は難しいでしょう。ポテトチップスを一袋、平気で食べてしまう、なんてことになるでしょう。
子供の肥満の原因のほとんどは、食べる量が消費カロリーよりも多いからです。
子どもが肥満になってしまう原因②偏食
子供に多い、野菜の偏食。いろいろと工夫しているのに、食べてくれないと、頭を抱えている親も多いはずです。野菜には、体の成長に必要な、さまざまな栄養素が含まれており、肥満を避ける作用もしてくれます。
そのため、野菜不足になると、取り過ぎたエネルギーが、脂肪のまま体内に残ることになり、肥満につながるのです。
肥満を避けるには、野菜嫌いを克服することが、大切になってきます。
子どもが肥満になってしまう原因③よく噛まない
乳幼児期の子供には、食べ物をのどに詰まらせないように、柔らかいものを食べさせます。ただし、いつまでも柔らかいものばかりを与えていると、子供に、噛む習慣が身につきません。そのため、子供は「噛まなくても大丈夫」と飲み込むような食べ方をしてしまうようになります。
なぜよく噛まないと肥満の原因になるかというと、噛まないことで、早食いになりやすい、と言われています。歯をあまり動かすことなく、早食いをしていると、満腹中枢がうまく働かずに、いつまでも空腹を感じることになり、食べ過ぎてしまうのです。
子どもが肥満になってしまう原因④不規則な食事時間
共働きの家庭が増え、夕食の時間が遅い家庭もあるでしょう。夜7,8時ごろに食べ始めるけれども、子供は、それまでにおやつをたくさん食べてしまって、お腹が空いてない、ということはありませんか。スナック菓子、クッキーやチョコレートなどのおやつには、砂糖、脂肪がたっぷり含まれているので、食べ過ぎると、肥満につながります。
また、朝なかなか起きられずに、朝食を抜いてしまうこともあるかもしれません。一食抜くと、次の食事で、体は多くのエネルギーを吸収しようとするので、食べ過ぎたり、早食いになったりしていまいます。
不規則な食事時間も、肥満の原因のひとつです。
子どもが肥満になってしまう原因⑤運動不足
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一昔前までは、放課後、公園で遊ぶ子供がたくさんいましたが、現在では、その光景も少なくなっているようです。塾や習い事に忙しい子供がいたり、公園に来ていても、遊ばずに、座り込んでゲームをしている子供もいます。
また、公園の子供の声がうるさい、という周辺住民の苦情によって、ボールが使えず、野球やサッカーができなかったり、そもそも公園の数が減っている、と言われてもいます。
運動不足のために、太ってしまうと、動くのがおっくうになってしまいます。そうなると、さらに肥満がエスカレートしてしまうことになってしまいます。
なぜ子供の肥満はいけないのか
文部科学省「平成30年度 学校保健統計調査」によると、肥満傾向児の割合は、
(男子)
5歳 2.58%
11歳10.01%
14歳 8.36%
17歳10.48%
(女子)
5歳2.71%
11歳8.79%
14歳7.22%
17歳7.94%
となっています。
では、なぜ、子供の肥満が問題になるでしょうか。それは、肥満の体型が将来にわたって続くことで、大人になってから、生活習慣病のリスクが高まるからです。
肥満が起こす恐ろしい病気は、
- 糖尿病
- 高脂血症
- 高血圧症
などがあげられます。その他にも、首に脂肪がつきすぎて、呼吸がしづらくなり、いびきをかいたり、体を支える膝や腰に、大きな負担がかかり、痛みが出てきます。
また、子供のうちからでも、糖尿病や高血圧になる可能性もあります。
このような理由から、子供の肥満を予防し、太ってしまったら早めの対策が必要なのです。
自分の子どもが肥満かどうかチェックするには?
子供の肥満度をチェックする方法は、大人に用いられるBMIとは異なります。子供の正確な肥満度の測り方は「カウプ指数」と「ローレル指数」の2つの方法があります。ただ、数値は目安です。
見た目には分からない内臓脂肪がついている可能性もありますので、心配な方は、専門医に相談されることをおすすめします。
カウプ指数
カウプ指数は3ヶ月〜5歳の子供の肥満度をチエックする計算方法です。
(体重(kg)/身長(cm)2)×104
・やせすぎ→ 〜13未満
・やせぎみ→ 13〜15未満
・標準→ 15〜18未満
・太りぎみ→ 18〜20未満
・肥満→ 20以上
ローレル指数
ローレル指数は小学生から中学生の子供の肥満度を計算できます。
(体重(kg)/身長(cm)3)×107
・やせすぎ→ 100以下
・やせぎみ→ 101〜115
・標準→ 116〜144
・太りぎみ→ 145〜159
・肥満→ 160以上
1日に必要な摂取カロリー
1日に必要な摂取カロリーを性別・年代別で紹介します。
・3〜5歳 男の子→1300kcal
・6〜7歳 男の子→1550kcal
・8〜9歳 男の子→1850kcal
・10〜11歳 男の子→2250kcal
・3〜5歳 女の子→1250kcal
・6〜7歳 女の子→1450kcal
・8〜9歳 女の子→1700kcal
・10〜11歳 女の子→2100kcal
子供が一日に必要なカロリーは上記の通りですが、おやつやファストフードのカロリーを今一度、確認してみましょう。
・ポテトチップス うすしお(60g)→336kcal
・ハンバーガー(ハンバーグとピクルス)→256kcal
・フライドポテト M→410kcal
・シュークリーム(100g)→245kcal
・ミルクチョコレート(100g)→557kcal
子供が何も考えずに、満腹になるまで食べてしまえば、相当のカロリーを摂ってしまうのが、分かると思います。
減量は習い事で楽しんで行うのがおすすめ!
大人でもキツくて、続かない人も多いダイエット。まだ幼い子供が、食べることを我慢したり、すきなおやつを控えたりすることは、ストレスを引き起こし、精神的にも負担がかかります。
また、肥満傾向の子供が一人で黙々と運動するわけがありません。親や周囲の協力が不可欠でしょう。
そのため、日常生活に運動を取り入れ、楽しみながら、消費カロリーを増やすことが必要になります。
そのためには、運動系の習い事を始めることが一番有効です。痩せるためには、やはり体を動かすことが最も健康的でしょう。食べる量より消費カロリーが増えれば自然と体重も減るはずです。
子供が楽しく運動できて、さらに痩せることもできたら、一番いいですね。せっかく習い事を始めても、続かなくては意味がありません。性格や、興味があるものをきちんと子供と話し合って、どんな習い事をやりたいかを決めるといいでしょう。
肥満対策に!子ども向けの痩せる習い事特集
体を動かす習い事はたくさんあります。子供とって習い事は、楽しくないと、続かないでしょう。
ここでは、運動を楽しみながら、ダイエット効果も期待できる、子供に人気の習い事を紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
子ども向けの痩せる習い事:スイミング
幅広い世代に人気があるのが、スイミングです。スイミングは水中の運動なので、身体への負荷が少なく、怪我をしにくいスポーツです。特に子供にとって効果的なスポーツです。スイミングは全身運動なので、バランスよく筋肉をつけることができます。
また、水中で呼吸が制限されることで、心肺機能が丈夫になり、基礎体力が上がります。全身運動なので消費カロリーも高く、最初は、ぐったりするほど疲れると思いますが、続けることで、体力もついてきます。肥満傾向の子供にとって、腰や膝に負担のかからないことも大切です。
「水が怖いから、行きたくない!」
「顔に水がかかるのがいや!」
という、子供の声をよく耳にします。無理強いすることはよくありませんが、お風呂などで水に慣れてきたら、始めてはいかがでしょうか。特別な道具がいらない、送迎バスがあるところが多いのも、うれしいです。
子ども向けの痩せる習い事:野球
子供が産まれたら、野球、サッカー、どちらを習わせようかと、想像を膨らませたことのある人もいるでしょう。
日本で野球は、国民的スポーツで、親が野球好きという理由で、小学校低学年のうちから習い始める子供も、珍しくありません。サッカーほど長い時間、試合で走り続けるということはありませんが、練習はハードです。
野球は、一人で、守備も攻撃もこなさなくてはいけません。そのため、練習時間も長くなりがちです。基礎体力をつけるために、ダッシュを何本も繰り返したり、素振りの練習もあります。足腰も鍛えなくてはならないので、体幹も自然と鍛えられます。
体幹が鍛えられると、代謝が上がるので食べたものを消費するエネルギーがアップします。そのため、ダイエット効果も期待大です。
また、ダイエット効果以上のものを得ることができます。野球を通じて、チームの中で、自分が求められていることを考えたり、集中力も必要です。レギュラー争いなども起こってくるでしょう。
このように、野球を通じて、洞察力、協調性など、多くのことを学ぶことができ、人間的にも大きく成長することが期待できます。子供の肥満解消のために始めたつもりが、野球が大好きになり、将来、甲子園やプロを目指すような子供に成長するかもしれません!
子ども向けの痩せる習い事:サッカー
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サッカーも、野球とならんで、人気のある習い事のひとつです。ボールひとつあれば、ひとりで練習できるところも、魅力です。小学生の場合、コートのサイズは、大人よりも狭い場合が多いですが、運動量が多く、走る距離も長いことから、普段運動していない子であれば消費カロリーはすぐに上がります。サッカーはとにかく走るので、持久力も鍛えられますし、有酸素運動として、ダイエットに効果があるでしょう。
また、子供の肥満対策に効果的なのはもちろん、仲間といっしょに競技することで、人間関係が広がるのはもちろん、作戦を考えたり、どこにパスを出すかなど、頭も相当使います。
体を鍛えるだけではなく、思考力も身につくスポーツです。
子ども向けの痩せる習い事:テニス
テニスは、若い人からお年寄りまで、幅広い世代に人気のスポーツです。子供のうちから、習うことにより、基礎体力の向上が期待できます。肥満気味の体ですと、最初は動くのがいやで、止めたくなるかもしれません。ただ、レッスンを続けていくことで、割と早い段階で、足が速くなったり、ボールをうまく拾えるようになるという達成感を得ることができるため、練習が楽しくなる、と言われています。
テニスは全身の筋肉を使うので、効率よくカロリーが消費できます。ボールを打つことで上半身を使いますし、ボールを受けるためにコートを素早く走り回らなければなりません。走ると下半身が鍛えられるので、思った以上に体力を使います。ゲーム展開が早いので、楽しく続けるにはおすすめの習い事です。
子ども向けの痩せる習い事:バスケットボール
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小学生ならば、ミニバスケットボール、という競技で行われていることが多いでしょう。激しくコートを行き来する、運動量の多い運動です。攻撃するため相手ゴールに全速力で走り、相手の攻撃から自分のチームのゴールを守るため、全速力で守備に戻らなければなりません。バスケットは常に全速力で走る、有酸素運動なのです。バスケットボールをやっている人で肥満の人はあまり見かけませんよね。
「身長が低いから…」
と、諦めている子供がいるかもしれません。確かに、ゴールが高い位置にあるので、ゴール下で競っているときは、身長の高さが物を言うでしょう。けれども、遠くからシュートを決めるときに、身長の高さは関係ありません。
実際、NBAの平均身長は、約200cmと言われていますが、175cmほどの選手も活躍しています。バスケットも他競技と同様、いろんなタイプの選手が必要です。さらに、瞬発力や持続力も身につきますので、バスケットボールもおすすめの習い事です。
子ども向けの痩せる習い事:柔道
中学校で、武道が必修科目となり、注目を集めている柔道。特に、オリンピックでは注目されることが多く、人気のある武道のひとつです。柔道は、日頃の練習を通じて、さまざまな「型」を覚える必要があります。何度も根気強く、練習することが必要なので、必然的に運動量も多くなります。
また、肥満傾向があると、外遊びが減っていたり、ゲーム時間が多くなったりで、背中の筋力が弱く、猫背の子供が増えている、と言われています。柔道は、背筋を伸ばして取り組まなければならないので、姿勢がとても良くなります。
さらに、武道は、特に礼儀作法を重んじます。子供の人間教育にも高い効果があるところも魅力です。
子ども向けの痩せる習い事:剣道
剣道も、中学校での武道の選択科目に加えられています。小学生低学年のころから習い始める子供が多いようです。いきなり重い防具をつけるのではなく、まずは、足さばき、剣さばきを身につけていきながら、基礎体力をつけていくことになります。週に、2、3回練習がある道場が多いことから、肥満対策にもなります。
また、剣道は、最も礼儀に厳しい武道です。「礼に始まり礼に終わる」と言われ、道場に入ってから出るまでのすべてが稽古だ、と教え込まれます。精神的にも鍛えれらますので、子供の習い事にはおすすめです。姿勢がよくなり、体幹も鍛えられます。汗もよくかくので、代謝が上がり、痩せる効果が早く出やすいでしょう。
防具など、必要なものが多く、少し敷居の高さを感じる方もいらっしゃるでしょう。ただ、一度に揃えるのではなく、上達をみながら購入していくので、子供の様子を見ながら、少しずつ揃えてはいかがでしょうか。
肥満対策になり、そして精神力も相当鍛えられる剣道も、おすすめです。
子ども向けの痩せる習い事:ダンス
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表現力、コミュニケーション力が身につくという理由で、ダンスも中学校で必修科目になりました。幼い頃からの習い事としても、注目が集まっています。ダンスのジャンルはさまざまですが、ヒップホップ、ロックダンスなどストリートダンスに注目が集まっています。体の使い方は、さまざまですが、基本的には筋肉と体幹が必要になってきます。
さらに、ダンスを通じて、みんなと息を合わせて踊る楽しさを感じることができるでしょう。また、コミュニケーション力、創造力などが身につくはずです。
音楽にあわせて踊りを楽しみながら、ダイエット効果もあるダンス。
「運動は苦手だし…」
「水が怖いし、ボールも怖い」
と感じている子供もいるでしょう。そんな子供にとっては、始めやすい習い事ではないでしょうか。
子ども向けの痩せる習い事:体操
ゲーム、パソコンの普及や環境の変化により、昔より、外で遊ばなくなった子供が増えています。そんな子供にも、手軽に始められると人気の習い事が、体操教室です。鉄棒、跳び箱、マットなどを使います。ストレッチなどを入念に行うので、代謝が上がり、体幹が鍛えられます。
体操教室は、室内で行うので、天候に左右されずに楽しめます。また、道具など、必要なものが少ないので、始めやすいでしょう。
さらに、逆上がり、跳び箱など小学校の体育で必須のことができるようになるので、体育の成績アップも期待できます。手本として、みんなの前で披露して、と先生に言われるかもしれません。きっと、子供の自信につながるでしょう。ダイエット効果以上のものが得られそうです。
子供のダイエットには欠かせない!親の協力
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子供には、
「おやつ、そろそろ止めたら」
「きちんと野菜も食べてよ!」
「ゲームしてないで、外で運動してきなさいよ!」
と口うるさく言ってしまうけれども、親が、ゴロゴロしていたり、おやつを食べながらテレビを見ていたりすると、子供はどう思うでしょう。
子供のダイエットには、親の協力が欠かせません!
親子一緒に、健康な身体づくりを目指していきませんか。きっと、子供が、楽しみながらダイエットでき、家庭も居心地のいいものになるはずです。
食事はバランスよく
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子供の成長・発達のためには、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、これら5つの栄養素をまんべんなく摂ることが必要です。
大人のダイエット法によくある、糖質を制限する方法や、特定のものだけを食べる、断食をするなど、そのようなことを成長期の子供にしてはいけません。
主食、主菜、副菜など、毎日考えるのは負担になるでしょう。家庭で出来る範囲で、市販品も取り入れながら、上手に献立を考えられるといいですね。スポーツをする子供向けの料理レシピ本なども参考にするのも、おすすめです。
また子供向けの食事だけでなく、親も含めて、バランスのいい食事とは、どんなものなのか、よく分からない、という方もいるはずです。農林水産省の栄養バランスガイドをご存じですか。コマのような絵を見たことがある、という人もいらっしゃるでしょう。何をどのくらい食べたらいいのかを考える際の、参考にしてはいかがでしょうか。
農林水産省 子供の食育
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/index.html
運動後の食べ物に気をつけて
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痩せるために習い事を初めても、お腹を空かせて帰宅した後に、おやつを大量に食べてしまっては、元も子もありません。帰宅後、食事の時間が近いのならば、食事の妨げにならないような量のおやつを用意してあげましょう。そして、すぐにご飯が食べられるように、事前に食事の段取りを済ませておくと、いいですね。
運動して疲れた子供の身体の回復のためには、帰宅後、なるべく早く糖質とタンパク質を摂ると、疲労した筋肉を修復してくれる、と言われています。例えば、糖質では、バナナ、おにぎり、カステラ。タンパク質では、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品です。市販のゼリー飲料なども、効果的ですので、おやつとして、買い置きしておくと便利です。
また、運動して疲れた後の食事は、疲労回復を促すメニューがいいでしょう。
子どもに人気の「カレー」ですと、食が進みそうです。普段は、肉と野菜のカレーならば、たまには、ミネラル豊富な魚介類をたっぷり入れたシーフードカレーは、いかがでしょう。ゆで卵やチーズのトッピングもおすすめです。カレーですと、疲れていても、食べやすいので、スポーツ後の食事にぴったりです。
甘いものも欲しくなるでしょう。デザートには、フルーツヨーグルトやフルーツ・オレがおすすめです。フルーツとヨーグルトの組み合わせは、たんぱく質、ビタミン、ミネラルや脂質をまとめて摂ることができます。市販のものもありますが、糖分が気になるならば、子供の好みのフルーツで作ってあげるのも、いいですね。
太りやすい食べ物はほどほどに!
学校から帰ってからの楽しみ、おやつ。三時のおやつは、大人にとっても、息抜きのための大切な時間ですよね。ダイエット中でも、楽しみたいものです。
ただ、避けたいおやつがあります。今まで、スナック菓子、脂肪たっぷりのおやつを好んで食べていたならば、少し我慢させる必要があります。親が、どのような理由で、そのおやつがだめなのか、説明することが大切です。理由が分かれば、子供も納得するはずです。今は、食べないほうがいいものを避けて、体に優しいものを、親子で一緒に選ぶと、子供もストレスなく、おやつを楽しめるでしょう。
もう少し詳しく見ていきましょう。
◆スナック菓子、菓子パンなどは避けよう
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どうしても食べ過ぎてしまうのが、スナック菓子。糖質が脂質ともに高く、食べても食べでも満腹にならずに、カロリーばかり摂ってしまうことになります。できれば、買わないようにするのがベストですが、どうしても食べたくなったときは、量を決めるようにしましょう。
菓子パンも、高カロリーですね。おいしそうに見えるので、つい食べたくなるかもしれませんが、添加物も多く含まれているので、量を控えるか、避けた方がいいでしょう。
◆アイスクリームの選び方
一年中楽しめるお菓子に、アイスクリームがあります。真冬でも、暖かい部屋で食べるのがおいしい、という家庭もあるでしょう。アイスクリームには、いくつかの種類があるのをご存じですか。アイスクリーム、ラクトアイス、アイスミルク、氷菓などです。
ダイエット中の子供には、ラクトアイスを選ばないようにしましょう。表示成分を見ると分かりますが、乳成分の割合が少なく、それを補うために、パーム油、ヤシ油などの植物油脂が多く含まれています。添加物も多く入っています。どうしても冷たいものが食べたいときは、氷菓か、価格は高くなりますが、最も乳成分が高い、アイスクリームと書かれたものを選ぶようにしましょう。
◆ファストフード、今は控えたい
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大人も好きな人が多いファストフードですが、子供のダイエットに協力しなければならないときは、大人も我慢したほうがいいですね。
ファストフードは、手軽で、便利ですが、カロリーが高く、脂肪が多いなど、栄養バランスが悪い食べ物です。セットでついてくる炭酸飲料などには、大量の砂糖が含まれています。
体に悪いと分かっていても、安くて、すぐに食べられる。その手軽さを手放せないのは、理解できますが、子供のダイエットが成功するまでは、回数を減らすか、控えておきましょうか。
運動を一緒に楽しもう!
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子供が小さいうちは、親子で公園に行くのが、おすすめです。遊具でおもいっきり遊んだり、ボールひとつ持っていけば、走り回って遊べます。お弁当を持っていくのもよし、BBQの施設があれば、一日過ごすことができますね。また、習い事の成果を見せてもらうのも、楽しいでしょう。
子供の肥満には、運動が大切だと分かっていても、親が運動をしていなければ、子供も動かないかもしれません。つき合う親のほうが大変かもしれませんが、たまには、親子で汗をかくのも、いい経験になるはずです。親のストレス解消にもなるでしょう。一緒に楽しもう!そういう気持ちを親子で共有できたら、素敵ですね。
肥満はさまざまなトラブルの元。痩せる習い事で子どもを健康的に!
肥満が続くとあとでさまざまなトラブルが起こります。早めに対策をしっかりして、肥満を解消させておくことが大切です。まだ対策できるうちに痩せる習い事で子供を健康的な体に導いてあげましょう。
子供の気に入った習い事は見つかりそうですか。気に入ったものが見つかれば、すぐにでも始めてみましょう。
そして、習い事だけでなく、子供の肥満を解消するには、親も変わらなくてはいけません。食生活を変えてみたり、休日の過ごし方を運動中心にしてみたり、親子で一緒に肥満を解決し、健康的な体を維持していきたいですね!