再婚をする上で気になってしまう「年齢事情」
結婚に「結婚適齢期」があるということはよく言われますが、そもそも再婚するのに適齢期やリミットってあるのでしょうか?初婚の平均年齢が年々上がっている今、再婚の平均年齢だって、当然上がってきています。もはや再婚年齢にリミットなんて、ない!という気もしますね。
でも、実際は女性が40代や50代で再婚する場合は、出産のタイムリミットや相手の男性の年齢や世間体など、気になることはたくさんでてきます。
再婚相手との子供を希望する男性
40代で出産する女性は年々増加傾向にありますが、再婚相手との子供を希望する男性は、再婚相手に若い女性を希望することがほとんど。そのため40代以上の女性が再婚する場合「子供を希望する男性」からは対象外とされてしまうのです。
また、40代50代といえば、親の介護が重くのしかかってくる年代。結婚した途端にどちらかの親の介護が始まって、新婚生活どころじゃない!なんてことにもなりかねません。
さらにお互いに子や孫がいる年代になれば、世間的には「老いらくの恋」と言われ後ろ指をさされたり、財産分与で揉めたり反対されたりすることも多く、難しい部分がでてきますよね。
一般的な再婚の平均年齢はどれくらい?
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離婚は年々増えて、厚生労働省のデータでは1975年には11万件だったのが、26年後の1996年に、20万件をこえています。これに伴い再婚の平均年齢も初婚と同様、年々上昇しているんですよ。
初婚の平均年齢は、昭和50年には夫は26.9歳、妻は24.4歳でした。ですが、平成27年には夫は30.7歳、妻は29.0歳と4歳ほど高くなっています。
夫が再婚で妻が初婚の場合の再婚平均年齢は、昭和50年のデータで、夫は36.1歳、妻は30.4歳でした。しかし平成27年には、夫39.6歳妻32.9歳と、3歳ほどの開きがありますね。
妻が再婚で夫が初婚の場合、昭和50年の夫の再婚平均年齢は29.6歳、妻は30.0歳でした。その後平成27年には夫35.9歳妻36.0歳と、6歳も上昇!
夫も妻も再婚同士の夫婦では、夫は40.4歳から46.5歳へ。妻は36.2歳から42.7歳とやはり6歳ほど上がってきています。
初婚の平均年齢が上がれば再婚の平均年齢が上がっていくのは当たり前。平成27年の調査てでこれだけ高齢化しているのですから、今後はますます上昇していくことが予測できるのではないでしょうか。
年齢によって再婚が不利になってしまうことはある?
3組に1組が離婚するといわれている現代で、バツありで再婚を希望する人は多く、離婚歴があることや、バツありでの再婚は、特別なことではなくなってきています。では、年齢によっ再婚が不利になってしまうことはあるのでしょうか?不利になってしまう場合を見ていきましょう。
子供を希望する人には出産年齢にリミットがある
初婚と同様再婚にも、子供を希望する場合の年齢のリミットはあるといえます。40代での妊娠・出産は増えてはいますが、子供を望む女性は遅くとも40歳くらいまでが再婚のリミットとなるでしょう。
すでに子持ちの再婚男性との結婚や、自分もシングルマザーでこれ以上子供が欲しくない人にとっては、子供を産むタイムリミットはありません。ですから、40歳くらいまでという年齢のリミットは、子供を希望する人だけのリミットだと言えます。
婚活市場での「値崩れ」が激しくなる
男性は結婚相手の女性には年下を希望することが多く、女性は同年代の男性を希望するということも、女性の再婚年齢のリミットに関係しています。婚活市場では、40代50代の初婚女性でも、同年代の結婚相手を見つけるのに苦労することは多いもの。それと同様に、再婚女性も同年代の男性を見つけることが難しくなってくるでしょう。
さらに、再婚ということで、婚活の「市場価値」としては激しく「値崩れ」が起こってきているというのも事実!もともと男性は若い女性が好きだということを忘れず、再婚年齢の「リミット」を自覚して婚活に臨む気持ちは大切かも知れません。
再婚と同時に介護が始まることもある
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バツありで40代50代の女性が婚活するときには、男性が年下女性を希望することを考えて、ある程度年上の男性をターゲットにすれば、うまくいく確率はぐっと上がってくるはずです。今は50代や60代男性といえども、昔と違って若々しい人が多く、健康に気を遣っている男性であれば、十分対象になるのではないでしょうか。
ですが、40代50代女性から見て年上の男性は、すでに定年間近だったり親の介護が必要な年齢だったりするので、「介護婚になるかも」という心配がでてくることは仕方ありません。結婚前提のお付き合いを始める前に、相手の家族構成や両親の年齢・健康状態を必ず確かめてくださいね。
本人も持病を抱えていることも
さらに年上の60代から70代になると、本人も持病を抱えていることも多いもの。持病だけではなく、今まで健康だった人でも急に介護が必要になることも!結婚した途端に介護が必要になってしまったら、何のために結婚したのか分からないし、悲しくなってしまいますよね。そういった意味では、介護が始まる前の年齢が、再婚年齢のリミットと言えるかも知れません。
世間体や財産分与が気になる
初婚の人と違い、再婚する人にはすでに子供がいることもあり、出産のタイムリミットのことは考えなくていいという人も多いですよね。そういう人は再婚年齢のリミットをあまり感じないのではないでしょうか。むしろ「子供が成人かるまで再婚しない」と考える人も多いはず。
ですが、子供が成人するのを待ってあまりに年齢が高くなってしまうと、今度は子や孫に反対されたり、高齢者同士の再婚ということで、世間体も気になってしまうことってありますよね。さらに、財産がある人は死後の財産分与のことで、生きているうちから、お互いの家族同士が揉める場合も!そのためある程度高齢になってからの再婚は、事実婚という形にとどめたり、お互いの財産は相続しないという約束で再婚する人もいますよ。
高齢者同士の再婚は、周囲の人からの反対が多いので、あまりに高齢になる前が、再婚のリミットだとも言えるかもしれません。
気になるなら、再婚希望の人専用の婚活に参加するのも手
初婚の人と同じ婚活パーティーに参加してみたら、結婚歴があるというだけで、微妙な反応をされて落ち込んでしまった、なんてことはありませんか?
初婚の人から見ると、離婚歴のある人は「一度結婚に失敗した人」「結婚生活に向かない人」「何か問題がある人」だと映ってしまうことも多いもの。実際は、「一度結婚できたという実績」があるわけですから、人生経験豊富で大人だということも言えるはずなのですが。
初婚の人達に混じっての婚活に疲れてしまった
そんな、初婚の人達に混じっての婚活に疲れてしまった、初婚の人から結婚歴があるというだけで「対象外」として扱われてしまうのが気になる!傷つく!という人は、再婚希望の人専用の婚活に参加するのも方法のひとつですよ。
今は再婚同士で婚活できる場がたくさんあります。再婚同士という条件のついたお見合いパーティーや、30代以上限定などで再婚希望者を対象とした結婚相談所だってありますよ。婚活マッチングアプリやネットから検索できる婚活サイトでも、相手の条件で絞り込んで、同じように結婚歴のある再婚希望者にターゲットを絞って申し込みするという手もあります。
様々な事情で離婚歴があることを、初婚の人には説明しづらい部分があるかも知れません。でも、再婚同士だと、そういったことにも理解があるのは間違いありません。再婚同士の方がお互に気楽でいいですよね。
一番大切なのは年齢ではなく「あなた自身の内面」
再婚を希望する人はすでに子供がいる人も多く、出産のタイムリミットがないため「再婚には年齢のリミットなんてあるの?」という人も多いのではないでしょうか。ですが、今までご紹介してきたように、年齢を重ねると、その時なりの「年齢のリミット」はでてくることも・・・!
ですが、一昔前と違い、今は生き方が多様化し「幸せ」は個人の価値観によって違うということが認められる時代です。
しかも離婚するカップルが多く、年々増加傾向にあるということは、バツありで婚活している再婚希望者だって多いということです!再婚年齢のリミットを考えて焦る必要なんてありません。それよりも、内面の幸せを重視して、じっくりと納得いく相手を選んで幸せを掴んでくださいね。