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そもそも「ミニマリスト」って?

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ミニマリストとは、英語表記で「minimalist」となります。元々の意味は
・ミニマリズム、ミニマルアートな芸術家
・最小限のことしかしない人、最低限必要なものしか持たない人
と訳されます。
政治的、芸術的要素がある最初の言葉の意味ではなく、現在は二番目の言葉の意味合いが強くなっていることが分かります。更に「最小限の」という意味を持つ『ミニマル』(minimal)から派生された言葉がミニマリストです。こちらの方がどちらかと言えばしっくりして、分かりやすいですよね。
ここで「ミニマリストの歴史」をちょっとご紹介

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ミニマリストという言葉は2010年頃からの海外で使われるようになりました。特にアメリカの富裕層を中心に「大量にモノを持つことへの虚しさ」を感じたことから、必要最小限のモノだけを持つことにより、逆に心の豊かさを手に入れようとする人達を表す言葉として現在は使われています。
また、大量生産・大量消費と言われる現代社会において、環境問題の深刻化などが背景にはあり、それも「ミニマリスト」の増加に繋がったとも言えるでしょう。
日本では、2011年頃から少しずつ広まり始め、2013年過ぎに一気に世間に広がっていきました。そのきっかけとなったのはインターネット上で、あるミニマリストが紹介され、世間の注目を集めたという出来事があったことによるものです。
その後2015年には、ワニブックス社から発売された『ぼくたちに、もうモノは必要ない』(佐々木典士氏著)が、10万部以上の大ヒット作となり、その年の新語・流行語大賞において「ミニマリスト」が候補にノミネートされたという経緯があります。
アラフィフにとっての「ミニマリスト」とは?

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ところで、現在アラフィフの皆さん方にとってこの「ミニマリスト」の存在はどのように感じていらっしゃるのでしょうか?
50代くらいの年代は、まだお子さんが高校生や中学生だったりしたり、もう親元を離れて生活している大学生や社会人のお子さんがいたり、はたまたご自分や配偶者の親御さんの介護をしているなど、本当に目まぐるしく環境が変わり、それぞれのご家庭の事情が全く異なる代表的な世代だと言えるでしょう。
しかもご自身は仕事を持ってバリバリ働いている方も多いはずです。
ただ一言で「物を減らせばいい」なんて単純で簡単なことではありません。時間や労力、場合によっては費用が発生することなどを考えると、日々の生活だけで精一杯という声がアラフィフ世代からは聞こえてきそうです。例えミニマリストに憧れて、自分自身もシンプルに生きる生活を送りたいと思っていたとしても、「今はそんな余裕はない」というのが本音ではないでしょうか。
しかしその『忙しい』原因が、もし「ものに溢れている現状」からきていることであったとしたら、あなたはどう思われますか?
まだまだ体力も気力もある50代の頃から、少しずつでもミニマリストを目指して、私と一緒にぜひシンプルに生きる生活というものを目指していこうではありませんか!!
50代からミニマリストを目指すメリット・デメリット

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メリット
・掃除がしやすい
家電・家具など必要最低限のものしかないので、掃除にかかる時間が減り、圧倒的にラクだと言えます。
・出掛ける準備に時間がかからない
現代は何でも「時短」と叫ばれています。服は少数精鋭で選ぶ必要はなし。持ち物も決まっているからサッと家を出ることが可能です。
・出費が減る
普段から必要最低限の大切なものに囲まれていて、シンプルに生きるという生活を送っていれば、おのずと不要なものは買わなくなります。
・ちょっとした面倒な手間が省ける
例えば、物を探す時間や毎日の服のコーディネートなど。ちょっとした煩わしいことに悩まされず、解放感を味わえること間違いなしです!
デメリット
・不便さを感じた
・ものがなさ過ぎてかえってストレスになる
・同居する家族からのクレームの嵐
・後悔が頭をよぎる
※結局、「元の生活に戻りたい!」と最終的にはここにたどり着いてしまう。
50代から様々な変化について

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先程も述べましたが、50代頃は自分を取り巻く環境が著しく変化する年代です。同居する家族が増えたり減ったりと目まぐるしく変わっていきます。
アラフィフ世代は元気だとは言えますが、ちょうど「更年期」とも重なり心も身体も揺らぎがちです。環境の変化だけではなく、ご自身の体調の変化にも気を配るよう心掛けましょう。私自身もそうなのですが、母親としては自分よりも子供を、そして妻としては自分よりも夫を優先させている方が多いのではないでしょうか。仕事を持っていればもっと仕事の方を優先せざるを得ない方もいるかもしれません。自分ことは常に後回しになってしまうという50代の方も多いのではありませんか?私は正直なところ、もう昔ほど無理が利かなくなったと自覚しています。
自分の心や身体と相談しながら無理のない範囲で、シンプルに生きる生活を模索していきましょう。ミニマリストになるために、ストレスを抱えてしまっては意味がありません。豊かな心を手に入れることも、ミニマリストには必要な条件なのですよ!
50代がミニマリストを目指す際のポイント
自分のペースで始めてみましょう!

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・一気に「ミニマリストを目指す」ことは考えず、ご自分のペースでやるのが得策です。
小さなこと、簡単に出来ることから手を付けていきましょう。そして「私にも出来た!」という毎日の積み重ねが何より大事です。
・人間の欲求や物欲には際限がありません。
「買えない」と思うから欲しくなるのです。「今は買わない」というくらい心に余裕を持てたら、これはしめたものですよ。
服の見直しと処分時のポイント、そして服選びは?

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最初に服を処分するとミニマリストに近づいた錯覚に陥りがちです。
アラフィフの皆さん方なら、例えご自分の服だけでも部屋に広げてみたらかなりの枚数になるでしょう。これを見てあなたは果たしてやる気になれますか?私は服を出す作業だけで疲れ果ててしまいました。全てを出し終わった頃には、もうどの服を残すか残さないかなんて考える気力も失せていたという、皆さんのご想像通りの結果です。(笑)
服の処分に関して私からのアドバイスですが、衣替えの時点、もしくはシーズン毎に見直すことをおすすめします。
50代にもなってくると、去年は似合っていた服なのに今年着てみたら何だかしっくりこない⁈なんてこともあったりします。その時はもう服の賞味期限切れです。悲しいことにアラフィフ世代は体型にも変化が生じてきます。ここは潔く処分しましょう!
50代の服選びの基準は、まず着てみてしっくりくるか来ないか、そして老け見えしていないかを見極めること。アラフィフ世代になってくると、無難などちらかというと暗めで地味な色味を選びがちです。上半身には思い切って明るめの色味のものをチョイスしてみてはいかがでしょう。ボトムスにベーシックな色味が多ければきっと着回しも可能なはずです。なおかつ体形がカバーされているデザインならヘビロテ間違いなしと言えます。ここでの注意点は無理な若作りは禁物ということです。