髪質に関係なくすっきり仕上がる50代女性のベリーショートスタイル

髪質やボリュームに変化が現れる50代

色々な変化が見られるようになる50代。それまでコシやハリがあり、ボリュームや毛量が多かった人ほど、50代になる頃から少しずつ変化し始める髪のコンディションに気づくのではないでしょうか。

歳をとることは避けられなくても、ボリュームの出にくくなった髪を素敵に見せる方法はきっとあるはず!それを探すために50代では髪にどんな変化が起こるのかを見ていきましょう。

髪質やボリュームに変化が現れる50代①白髪が増える

50代を迎える頃、体の新陳代謝を高める働きをしてきた「成長ホルモン」の分泌量が少しずつ少なくなってきます。日頃のストレスや睡眠不足が蓄積されて、眠りが浅くなったり途中で覚醒したりすると、成長ホルモンがしっかりと分泌されなくなります。そのため黒髪に白髪が交じり始めるのです。

また、女性ホルモンも徐々に減っていきます。女性ホルモンのエストロゲンには、髪の毛の成長を促進する働きと血管拡張作用があるため、女性ホルモンが活発に分泌されていれば栄養が届きやすく白髪になりにくいのですが、50代を迎える頃にはそれらのホルモンが減ってくることで血管拡張作用が弱まり、栄養が頭皮に届きにくくなって白髪になるのです。

髪質やボリュームに変化が現れる50代②ハリ、コシが出にくくなる

髪は1か月でおよそ1.2cm伸びると言われています。そして一定の期間が過ぎると、退行して自然に抜け落ち、抜け落ちたところからまた新しい髪が生えてきます。

この周期を「ヘアサイクル」といい、健康な髪の場合、約4~ 6年かけてヘアサイクルが1周します。

年齢を重ねると、髪が元気に成長する期間が短くなり、まだ細い毛のうちに抜け落ちてしまうのため、「髪がやせてきた」「少なくなった」と感じるのです。

ヘアサイクルに変化が現れること。これが女性の薄毛の特徴です。髪全体のサイクルが変化するため、男性の薄毛のように部分的に髪が薄くはなりませんが「ボリュームがなくなった」「根元が立ち上がらない」といった悩みが増えてきます。

さらに歳を重ねるとともに、髪の毛の生え方も変化します。若いころはひとつの毛穴から3~4本のしっかりした髪が生えているのに、加齢とともに、それが1〜2本に。さらに老化が進むと、一本一本の毛髪が細くなってくるため「髪が薄くなった」「地肌が目立つようになった」などと悩みが増えるのですね。

これらを少しでも防ぐためには、頭皮を健康に保って血行をよくすることが大切と言われています。

髪質やボリュームに変化が現れる50代③うねりが出るようになる

髪のうねりの原因は、親からの遺伝による先天性のものと、若いころは真っすぐだった髪質が、年齢を重ねるごとに変化してくる後天性のものに分けられます。

統計によると日本人の9割は直毛で生まれてくると言われているので、うねりに悩む大半は後天性のものと言えるでしょう。

髪の毛一本一本が生えている頭皮の毛穴は直毛の場合、もともとキレイな円形をしています。キレイな円から生えている髪は、髪の断面も丸くダメージに強いものです。

しかし、クセ毛の場合は毛穴そのものが楕円形をしているので、髪の断面も楕円あるいはいびつな円形になり、ダメージを受けやすくうねりやすい形状になってます。

もともとはキレイな円形の毛穴だったとしても、加齢による頭皮のたるみや硬化によるもの、ストレスやホルモンバランス、自律神経の乱れなどによっても頭皮の毛穴は歪んでしまいます。

また、意外と忘れられがちですが、シャンプーやリンスなどのヘアケア剤のすすぎ残しや、余分な皮脂などの汚れが詰まり、毛穴の変形を起こすことでうねりが出ることもあります。

髪の悩みを解決するには

「50代だし仕方がない」・・・と諦めるのはまだ早い!この先も続く髪の毛との付き合いを悩みだけに変えないように、この50代で今までの悪い習慣を直して髪をいたわってあげましょう。手をかければきっと髪も変化してくるはずです。

  • シャンプーはゴシゴシと洗い過ぎない
  • シャンプーリンス、トリートメント類は洗い残しの無いようにする
  • シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かし、頭皮を濡れたままにしない
  • 紫外線による乾燥を防ぐ
  • ブラッシングをマメにして、頭皮の血行をよくする
  • 睡眠時間は成長ホルモンを出すのに大切な時間なので、睡眠をしっかりとる
  • 女性ホルモンの減少を防ぐために、バランスの良い食生活を送る

これらは当たり前のようでいて、意外と見落としがちな事柄ばかりです。もう一度自分の生活習慣やシャンプ−の仕方を見直してみましょう。

50代女性には「ベリーショート」スタイルがおすすめ!

ベリーショートと一口で言っても、どの長さをベリーショートと認定するのかは人によってまちまちです。ショートスタイルが長かった人は、ベリーショートなら耳が完全に出て、襟足も刈り上げるくらいがそのスタイルと思うことでしょう。

ロングヘアからショートヘアにイメージチェンジする人ならば、ボブよりちょっと短いくらいでも、その人の中ではベリーショートと感じるかもしれません。

ベリーショートスタイルにするのはどんなところが良いのでしょうか?

50代女性にベリーショートがおすすめの理由①ボリュームが出やすいから

ボリュームやハリコシが無くなってきた髪は、ロングヘアではペタッとしてますますボリュームの無さが目立ってしまいます。

ベリーショートにすると、カットとパーマで頭頂部分をふんわり仕上げ、前髪に流れを作れば自然とボリュームがアップします。軽やかで扱いやすいベリーショートで、ぺたんこ髪を克服しましょう。

50代女性にベリーショートがおすすめの理由②形を作りやすいから

ベリーショートヘアは何といってもドライヤーで髪を乾かすのが楽です。ロングヘアだと30分くらいかけて乾かしていたのも、べりーショートのヘアスタイルの場合は5分で終了!ということも。とにかくあっという間に乾いてしまいます。

乾かすのが簡単なので、形を作るのも簡単。手ぐしで毛の流れを作り、ある程度乾かしたらワックスなどをつけておけば綺麗なスタイルがキープできます。

ただしベリーショートヘアは夜にシャンプーした場合、しっかりと乾かして眠るようにしましょう。生乾きのまま寝てしまうと、朝の時点で寝癖がつきやすかったり、頭の形の影響を受けやすかったりもするので気をつけてください。もともとストレートの人はパーマをかけてしまうこともおすすめです。

50代女性がベリーショートにするメリット・デメリット

50代女性がベリーショートにするメリット・デメリットをご紹介します!

50代女性がベリーショートにするメリット①とにかく扱いやすい

ベリーショートのスタイリングにはワックスの使用をおすすめします。ワックスはツヤ、マットなど質感で選ぶのもよし。ホールド力、ナチュラル使用など使用感で選ぶのも良いでしょう。

一言でワックスと言っても様々ありますが、まずはなりたいイメージ別にベリーショートのワックスのつけ方を覚えましょう!

ベリーショートのパーマスタイルも、サイドの髪を耳にかけたり下ろしたりするだけで雰囲気がぐっと変わります。また、パーマでフワフワとしたベリーショートヘアには、ワックスが必須です。パーマがかかった部分だけでなく、耳にかけた部分にもワックスをつけると短い髪も崩れにくくなります。

50代女性がベリーショートにするメリット②シャンプーが楽

これは見ての通りですね。長い髪だとシャンプーもたくさん使うし、ドライヤーで乾かす時間も長いもの。でもベリーショートなら使うシャンプーの量は少しで良いし、ドライヤーも形作り程度に乾かすだけで決まってしまいます。

ただしシャンプーやトリートメントの洗い流しがあると、頭皮が詰まってしまい髪質を細くしてしまう原因に。指の腹でしっかりと洗ったり、時には頭皮ブラシを使って洗うのも良いでしょう。汚れを落とし血行を良くすることが健康な髪のためには大切なのです。

50代女性がベリーショートにするデメリット①お手入れ不足だと逆に老けて見える可能性も

ロングヘアと違い、ショートヘアは形をキープするのが難しいもの。少しでも髪が伸びると、全体のシルエットが変わってきてしまいます。そのため定期的に美容院へ通う必要があります。ロングヘアの頃は数ヶ月に1回でよかったサロン通いも、ベリーショートヘアでは月1回が必須かもしれません。

また、ショートカットの得意なサロンを選ばないと、カットしたもののなんだか野暮ったくなってしまうことも考えられます。お手入れ不足は老けて見える原因になるので、こまめなメンテナンスが必要な髪型と言えるでしょう。

50代女性に似合うベリーショートスタイル特集

ベリーショートスタイルと言っても、長さはいろいろ。インスタグラムから見つけた日本人のベリーショートと海外のベリーショートスタイルをまとめてみました。

顔立ちや髪の色によって、バランス良く見える長さは変わるものです。まずはお気に入りを見つけてみましょう。その後は同じような雰囲気の写真を数枚探し、それらを持って次回サロンへ行く時に持参してみてくださいね。

真似したい雰囲気のヘアスタイルを見せれば、サロンでもイメージがわきやすく、求めているヘアスタイルに近づけてくれることでしょう。

インスタで見つけたベリーショートスタイル【国内編】

 
 
 
 
 
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首や耳もすっきりと出してカットされたスタイルです。少し長めの前髪と、サイドに向かって流れを作った頭頂部が女性らしく見えますね。

失われがちなボリュームも、ベリーショートならメリハリのあるスタイルが実現できそうです。ドライヤーでしっかり乾かしてトップの立ち上がりを作ることも忘れずに。

カット前がロングヘアだった人なら、このくらいの長さでもベリーショートと言えるかもしれませんね。

サイドの髪を長めにして、パーマやヘアアイロンでウェーブを出したスタイルは、女性らしくてアレンジも多そうです。

 
 
 
 
 
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襟足もスッキリとカットされたスタイル。襟足にクセがなく、もともとストレートヘアの人にぜひ挑戦して欲しいスタイルです。

後頭部を丸くふんわりとすることで、ロングヘアの時はペタンコになっていた部分もボリュームが出てまとまりやすくなることでしょう。

長めの前髪と全体的にボブのようなスタイルを残したショートヘアです。サイドは耳にもかけられる長さなので、気分によってヘアスタイルを変えるのも良いでしょう。

パーマやアイロンでボリュームを出してふわふわにさせると、動きのあるスタイルになります。

インスタで見つけたベリーショートスタイル【海外編】

短く切った前髪が清々しいベリーショートヘアです。こんなに短くても上品に見えるのは、切りっぱなしにせず、きちんと髪に流れをつけて整えているから。

ショートヘアはワックスやムース、オイルなどでスタイリングがしやすく、意外と色々なスタイルが楽しめるのもポイントです。

 
 
 
 
 
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耳はすっきりと出しているものの、長めの前髪がフェミニンな印象を出しているショートヘアです。

ベリーショートなどショートヘアの場合、耳につけたピアスやイアリングをオシャレのアクセントとして楽しめることもポイントの1つです。

 
 
 
 
 
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基本はショートヘアでも、ヘアアイロンやパーマでウェーブをつけると、途端に軽快な印象になるのがこのスタイルです。

オシャレしてお出かけなど、普段と気分を変えてみたい時も、ちょっとウェーブがあるだけで印象もグンと変わりますね。

 
 
 
 
 
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カットして流れを出したベリーショートです。頭頂部にボリュームが出るようにカットされているので、小顔効果もありますね。

ベリーショートは、ショートカットに定評のあるスタイリストのいるサロンに行くと、長持ちして納得の仕上がりになりますよ。

ベリーショートですっきり凛とした女性に♪

それまで長かった髪をバッサリと切るのは勇気のいることです。でも50代を迎えて、髪の悩みが増えてきたのならば、思い切ってイメージチェンジをするのもアリかもしれません。

髪を切ることでそれまで似合わないと思っていた服が着られるようになったり、オシャレの幅が広がったりもするものです。

まだまだ輝く50代を迎えるためにも、普段と違う自分になるためにも、思い切ってベリーショートに挑戦してみませんか?

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