さまざまなブランドが登場している「プチプラ基礎化粧品」
ドラッグストアに行くと、本当にたくさんの種類のプチプラコスメが見られますね。デザインも可愛いし、テスターも置いてあるので気軽に使え、手に取った方も多いことでしょう。
だけどプチプラ化粧品て大丈夫なの?と思っていませんか。これらのプチプラ化粧品の中でも、厳選すればアラフィフの私たちにも役立つコスメがたくさんあるのです。そんなプチプラ基礎化粧品の世界をご紹介しましょう。
そもそもプチプラって何?
値段が安いことを表す日本の俗語。「 プチ(小さい)プライス(価格)」の略。 ほとんどの場合、女性用のファッションアイテム・化粧品・香水・雑貨などのジャンルで、「安くてかわいい」「手に入りやすい」といった意味で使われる。
このように、値段が安く手に入りやすいもののことを「プチプラ」製品と言います。その中でも値段が安く、可愛くて手に入りやすい基礎化粧品をプチプラ化粧品と言いますが、その数はとても豊富で選ぶのに迷ってしまうほどなのです。
いわゆる普通の化粧品では、化粧水でも数千円から中には1万円越えのものも存在します。プチプラの化粧水は高くても千円台。安いものは数百円のものもあります。
値段が安いので惜しげなくたっぷりと使えるのもプチプラ基礎化粧品の魅力。50代の肌に合うようなプチプラ基礎化粧品を探してみましょう。
どんなことに気をつけて選んだらいいの?
数あるプチプラ基礎化粧品の中でも、50代の肌に合うようなものとなると、何を使っても良いというわけではありませんね。
どの年代でも使用可能というような一般的なものではなく、年齢を重ねた肌に対応している基礎化粧品のあるブランドを選ぶのが良いでしょう。
例えば、しっとり保湿重視の基礎化粧品、ハリツヤアップなどに重点を置いている基礎化粧品、アンチエイジングに効果的な成分を含んだ基礎化粧品など、大人の肌に特化したポイントのあるラインを選びたいものです。
使用ターゲットは若い子だけではないの?
「プチプラ=安い=若い子のもの」そう思われていたのは過去の話。今はお手頃価格でもしっかりと大人の肌に対応してくれている基礎化粧品もたくさん出ています。
ただし気をつけなければならないのは、どの年代層をターゲットにしている製品かということ。プチプラと言えども、やはりターゲットにしている年代はそれぞれ違うものです。50代の肌に合った基礎化粧品は、成分も若い子のものとはずいぶん違っています。
どれでも良いわけではなく、50代だからこそ選べる基礎化粧品をしっかりと見極めて選びましょう。
50代女性にもおすすめ!プチプラ基礎化粧品の魅力とは?
50代にもなれば、ある程度の種類の化粧品はこれまでに使っている人も多いことでしょう。高いものから安いものまで、その良さも悪さも知り尽くしている人もいるかもしれません。
今あえてプチプラ化粧品を使うポイントはどこにあるのでしょうか。
プチプラ基礎化粧品の魅力①値段が安いのであれこれ試しやすい
やはりこれに尽きますね。化粧品業界は日々進化し、毎シーズン新しい製品が発売されています。例えば、これまでは高いお金を払わないと手に入らなかったビタミンC配合の化粧水やクリームなども、今ではプチプラでしっかりと効果を出すものが発売されています。
気になるものが見つかったら、すぐに購入して試すことができる。これも金額が安めで手に取りやすいプチプラ製品ならではでしょう。
プチプラ基礎化粧品の魅力②雑誌などでも特集を組まれるほど品質が向上している
ティーン雑誌などで紹介されるのがプチプラ化粧品のこれまでの定番でしたが、現在では50代の読むような雑誌でも、美容研究家などがおすすめするプチプラ化粧品がたくさん紹介されています。
プロが実際に使ってみてその効果を実感していることが、しっかりと雑誌に載るほどプチプラ基礎化粧品の使い勝手は上がっているのがわかります。
基礎化粧品のみならず、メイク用品などもたくさんのプチプラコスメが出ているので、合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
プチプラ基礎化粧品の魅力③パッケージも可愛いものが増えてきた
子どもっぽいデザインや、あまりにカラフルすぎるデザインがプチプラの主流だった時代は過ぎ、今や大人でもしっかり使えるデザインに様変わりしてきました。
基礎化粧品のパッケージもシンプルで使い勝手の良いものもたくさんあります。洗面所に並べて置いて楽しめる、自分の好みのデザインから化粧品を選ぶのもありかもしれませんね。
プチプラ基礎化粧品を選ぶ上で注意したいこと
安くて内容も悪くなくて、デザインも可愛くて。いいことずくめのように感じられる大人のためのプチプラ基礎化粧品ですが、選ぶ上で気をつけておきたいこともあります。
若い子と同じ基礎化粧品では大人の肌には不十分
若い肌は皮脂分泌が盛んだったりするので、潤いや乾燥を補うというよりも、どちらかというと使い心地のさっぱりしたものが多いものです。
50代の大人の肌が若い子と同じ基礎化粧品を使ってしまうと、必要以上に潤いを取られてしまったり、また潤いが足らずに乾燥肌になってしまったりなど、トラブルが発生してしまうことも。
大人は大人に合った基礎化粧品を選ぶことが大前提です。
アレルギーなどがある場合は使用に注意する
プチプラの基礎化粧品だけではなく、すべての化粧品に起こりうることですが、もしも肌が拒絶反応を起こすことがあったら、速やかに使用を中止しましょう。
【刺激による皮膚炎】
皮膚に接触したものの刺激によって起こる皮膚炎のことを言います。たとえば、アルコール、強い酸性、強いアルカリ性、摩擦などによる刺激が、使用する人の許容範囲を超えるときに起こる皮膚炎です。
【アレルギーによる皮膚炎】
体内の抗体(異物を排除しようとする力)が、アレルギーの元を排除しようとして起こる皮膚炎のことを言います。濃度や量が少なくても、その異物に対して拒絶反応を起こす人にはアレルギー症状として現われます。
これらの症状が現れたら、使用を中止し、ひどい場合は皮膚科を受診することをお勧めします。
流行に乗りすぎない
値段も安く、手に入りやすいのがメリットのプチプラ基礎化粧品ですが、自分の肌タイプを知っている50代ならば、むやみに流行にのらず、50代の肌に合う潤いがあるか、ハリツヤを出す成分などが含まれているかなど詳しくチェックしてから使うようにしましょう。
いくら流行っているからといっても、年を重ねた肌に合わないものを使うのは危険なことだと覚えておきましょう。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品特集
数あるプチプラ基礎化粧品の中から、特に50代の肌におすすめできるものを選んでご紹介します。もちろん肌タイプによって合う合わないはあるので、全ての方に使用可能というわけではありません。
使用する際には、サンプルを使ってみたり、少量サイズで試してみたり、その上で自分にあった基礎化粧品を選ぶようにしましょう。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品①薬用Qシリーズ(DHC)
DHC薬用Qシリーズは年齢肌の悩みにアプローチし、美肌へ導くエイジングケアシリーズ。乾燥による小ジワを目立たなくして潤いのある、弾むようなハリ肌へと整えてくれます。
ローションでも¥3,000台から。プチプラと呼ぶにはちょっと高めですが、アンチエイジングを気にする50代の肌にはおすすめです。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品②無添加スキンケアENRICH(ファンケル)
ハリ、弾力不足が気になり始めた50代の肌に適したファンケルのラインがこちら。コラーゲンの質に着目したエイジングケアが特徴です。
とろみのある化粧液に、美容成分を凝縮したこのローションは、少量使いきりで新鮮さがポイントです。年齢サインにアプローチして、ふっくらと弾むハリ肌へと変えてくれます。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品③濃厚 化粧水(ちふれ)
1本¥800という納得のプチプラ価格の化粧水です。とろりとした感触で肌に溶け込み、しっとりやわらかな肌に整えてくれます。
漢方薬にも使われる、美人の例えにもされる花「芍薬(しゃくやく)」の根から抽出したエキス(保湿成分シャクヤク根エキス)と、うるおいを閉じ込める保湿成分であるヒアルロン酸を配合しており、大人の肌にも納得の使い心地が期待できそうです。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品④メラノCC(ロート製薬)
ビタミンCは、活性酸素の除去やニキビの色素沈着、シミの抑制など様々な効果が期待されますが、空気に触れると酸化しやすく、水に溶かすと活性を失い、またビタミンC自体が肌への吸収がされにくいという性質を持っています。このようなビタミンCの弱点を改良した物がビタミンC誘導体です。
この製品には化粧水、保湿クリーム、美容液、シートマスクなどが揃っており、すべてに活性化ビタミンCとビタミンE誘導体がしっかり配合されているのにプチプラなんてお得な気分です。シミや色素沈着に悩む人の多い50代の私たちには使ってみたい基礎化粧品です。
50代におすすめなプチプラ基礎化粧品⑤エイジングケアシリーズ(無印良品)
無印良品から発売されている化粧品にはファンが多いものですが、50代の悩み多き肌には、エイジングケアラインというものがおすすめです。10種類の天然植物成分と、5種類のうるおい機能成分配合で、しっとりと透明感のある肌へ導びいてくれる大人のための基礎化粧品です。
無香料、無着色、無鉱物、弱酸性というこだわりの元、肌のツヤが気になったり、ハリや弾力不足を感じる50代の肌には、保湿力が高く、使用感も滑らかなこちらの製品をぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
プチプラ基礎化粧品を上手に取り入れましょう♪
プチプラ化粧品と一言で言っても、50代が選ぶプチプラ基礎化粧品は、50代の肌に合ったものを見極めなければ効果は期待できないものです。
お値段も手頃で、比較的試しやすいのがプチプラ基礎化粧品の魅力。ぜひいろんなブランドを試して自分の肌に合うものを選んでみてくださいね。
高価な化粧品では、少量ずつしか使えない美容液なども、プチプラ化粧品なら一度に惜しげなくたっぷり使うことも可能です。
潤いやハリを保つためには水分補給は不可欠。高価な化粧品1本分の値段で数本買うことができるプチプラ化粧品で、肌にたっぷりと水分を与えてあげてくださいね。