夫婦間の倦怠期は子供ができると訪れる?
子供の誕生をきっかけにして、倦怠期が訪れる夫婦も多くいると言われています。
妊娠し出産すると、女性は妻から母になります。 また出産をして育児が始まれば、夫よりも子供のことを優先しなければならない場面が多くなります。
特に初めての育児の場合は、子供のことだけで精一杯になってしまいがちになり、夫から見れば自分は二の次にされていると思ってしまうのかもしれません。
また子供が生まれると、夫婦2人だけでで外出する機会がほとんど持てなくなってしまい会話も減っていきます。
こういったことも夫婦の倦怠期を招く原因となる場合があり、実際に出産、育児が引き金となり、倦怠期になる夫婦はけして少なくはないようです。
子供がいない夫婦にも倦怠期が訪れることもある
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では、子供がいない夫婦には倦怠期がないかというと、けしてそうではありません。
長く夫婦として一緒にいると、相手への思いやり気遣いを忘れてしまったり、夫婦ともに仕事をしている場合などには、忙しい時期にはどうしても仕事を優先しすれ違いがちになります。
また仕事の疲れやストレスが溜まってくるとお互いに不機嫌な状態となり、時にはどちらが家事をするかなどでケンカになり、家庭内に険悪な空気が流れてしまうこともあるでしょう。
そうなってしまうと、相手が自分のためにしてくれたことも当然のことのように思ってしまいまがちになります。
ついありがとうという感謝の言葉を忘れてしまい、ますます夫婦仲が悪くなって倦怠期となってしまうケースもあるため注意が必要です。
【体験談】夫婦間の倦怠期の実態とは
夫婦間の倦怠期の実態を体験談と共にご紹介します。
夫婦間の倦怠期の実態①30代 Oさん「働きに出たことで倦怠期が解消された」
私達夫婦の場合は、結婚後2年くらい経ってから倦怠期が訪れました。
まず私に対しての夫の態度が変わり、スキンシップが減りました。またいつも一緒のベッドに寝ていたのですが、なぜか寝る時も私に背中を向けて寝るようになりました。
そんな夫の態度の変化を目の当たりにして、私も夫に対する気持ちが冷めていきました。
倦怠期を乗り越えたのは、専業主婦だった私がパートに出て働き始めてからです。
外で働くようになってから、いつも仕事をしている夫の大変さが分かり感謝を伝えるようになったら、夫の態度も軟化し前より優しくなりました。
さらに夫婦の会話も増え、倦怠期を乗り越えることができました。
夫婦間の倦怠期の実態②20代 Wさん「子供の誕生がきっかけで倦怠期に」
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数年前に子供が生まれてすぐに、夫との倦怠期に入りました。私は初めての育児で戸惑ったり悩んだりすることが多くなり、ついイライラして夫に辛く当たることがあったため、夫婦の会話も自然と減っていきました。
しかしある時このままではいけないと思い、子供を実家に預けて夫と二人で、今後の夫婦生活について徹底的に話し合いました。
本心をお互いにぶつけ合い話しあってみたら、お互いに誤解している部分があったことも分かりました。
それからは倦怠期を乗り越えるために、月に1、2回は子供を実家に預けて夫婦で一緒に食事したりお酒を飲んだりと、二人だけで過ごす時間を作るようにしました。
そうしたら以前よりもスキンシップが増え、倦怠期は抜け出したようだと感じました。
もうすぐ二人目の子供が生まれますが、また倦怠期にならないようにふたりで過ごす時間は大切にしていきたいと思います。
夫婦間の倦怠期の実態③40代 Hさん「夫婦の協力で倦怠期を乗り越えた」
結婚して15年以上になる夫婦です。結婚して3年目を迎える頃、倦怠期と呼ばれるものを経験しました。
結婚当初はお互いにラブラブでしたが、お互いが家にいることが当たり前となり結婚生活も3年目を迎えるころには、夫に対してあまり新鮮さを感じなくなっていきました。
子供もいなかったしこのままではいけないと思い、お互いにできるだけ会話を増やしてみようとしたり、結婚前によく行った思い出の場所を二人で訪ねてみるなど、夫婦で協力しました。
さらに二人の共通の友人や知人と食事会や飲み会を開きコミュニケーションを取り、新たな人間関係を築いて夫婦生活に新鮮さが戻るようにもしてみました。
予想通り夫婦以外の人とも仲良くすることで、夫婦間に新鮮な空気が流れてきて結果的に良かったです。
今でも色々な人を積極的に関わりを持ったり新しいことに挑戦することで、夫婦仲は円満です。
夫婦で共通の話題を持つこと、またさまざまなタイプの人と出会い視野を広げることが、倦怠期を乗り越える秘訣かもしれません。
夫婦間の倦怠期を打破する方法はある?
夫婦間の倦怠期を打破する方法をご紹介します。
夫婦の倦怠期の乗り越え方①「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えよう
結婚をして夫婦になると日常生活を送ることが当たり前となり、つい相手に対しての感謝を忘れがちになってしまいます。
例えば、妻が洗濯や食事の支度などの家事や子育てをするのがまるで当然のことのように感じてしまったり、または心の中ではお互いに感謝をしていても、何となく照れくさくてなかなかありがとうと口にできないという人も多いでしょう。
しかし夫婦がお互いが感謝の気持ちを持ってありがとうと伝え合うことは、思っている以上にとても大切なことです。
ありがとうと言われるだけでとてもいい気持ちになり、それだけで夫婦関係が変わっていき倦怠期を抜け出せるかもしれません。
夫婦の倦怠期の乗り越え方②いい距離感を保とう
夫婦はいつも一緒にいてベタベタしているからといって、それがけして良いとは限りません。
倦怠期を迎えた時にこそ、夫婦にとって心地よい距離感を見つけることが非常に重要であると言えます。
また夫婦であっても、時にはお互いに一人の時間を持つこともとても大切です。
お互いに別々の部屋で過ごすのもよいですし、あえて一人でカフェに出かけてみるのもよいでしょう。
夫婦がともに意識し一人の時間を作ることで、気持ちに余裕もでき冷静に物事を考えることができます。
また一人になりリラックスすれば、相手を思いやる気持ちの余裕も出てくるため、倦怠期を迎えている夫婦にはおすすめですよ。
夫婦の倦怠期の乗り越え方③将来の夢について語り合おう
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離婚しない限り、夫婦生活はこれからもずっと長く続いていきます。
子供が小さいうちは家族として一緒に過ごす時間の方が長いですが、子供が大人になり独立すれば、夫婦二人で過ごす時間の方が圧倒的に長くなります。
倦怠期になると、私達夫婦はこのまま歳を取っていくのかと不安になってしまいますよね。
せっかく長い人生を生きるのですから、前向きな気持ちになり将来や老後の夢などについて、夫婦で未来を想像しながら話し合うのよいでしょう。
子供が一人前になったら日本一周旅行をしよう、孫が生まれたらみんなでハワイ旅行をしよう、などと楽しい未来を想像して話し合うと、ワクワクしてきますよね。
また、そのためには一生懸命働いて貯金をしておかないと、などというようなモチベーションアップにもつながります。
そんな 夫婦2人の楽しい老後を想像しているうちに、いつの間にか倦怠期を乗り越えていた、なんてこともあるかもしれませんよ。
夫婦でうまく倦怠期を乗り越えていくために
今回は、どんな夫婦にもいつかは訪れる倦怠期について、体験談を元に夫婦の倦怠期を乗り越える方法などについて見てきました。
子供がいるいないに関わらず、夫婦が倦怠期をうまく乗り越えていくためには、お互いに対するさまざまな気遣いや努力が必要であると言えるでしょう。
あなたもこの記事を参考に、いくつになっても手をつないで歩けるような、そんな素敵な夫婦を目指しましょう。