子供がいじめの加害者になった時、親としてすべき行動

平成30年度に行われた文部科学省の調査によると、いじめの認知件数は543,933件。小学校で増加傾向にあるようです。ニュースでいじめの事件を目にすれば、自分の子供がいじめの被害にあっていないかと心配しても、加害者ではないかと想像することは少ないでしょう。しかし、本当に加害者だったら…。親がどう対応すべきなのか、考えていきます。

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子供がいじめの加害者に…どのように発覚した?

学校は、閉ざされた空間です。そのような場所でいじめは起こりやすく、発覚しにくいと言われています。では自分の子供が加害者だと、どのように発覚したのか紹介していきます。

学校からの連絡

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こうして発覚することが一番多いでしょう。被害者から先生への相談や、いじめアンケートから発覚します。自分の子供の名前が加害者として書かれていたのでしょう。先生からの突然の電話で、どうしたらいいのか戸惑う親も多いはずです。

自分の子供が加害者だと知れば、冷静でいられなくなるでしょうが、しっかりと現実を受け止め、今後の対応を考えます。

家庭での態度が変わる

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子供の様子がいつもと違う。そう感じたら学校で何かあると疑っていいと思います。

「以前は家庭で反抗的な態度を取っていたが、最近は逆にいい子になってきた」

いじめの加害者は学校で「自分がいじめをしていることが後ろめたい」がために、家庭ではいい子を演じる傾向があります。そのため親が気づきにくくなり、突然の発覚で動揺することになります。

また、

「お小遣いは少ないはずなのに、最近、新しいものをよく持っている」

そう感じたら、加害者として深刻ないじめをしているサインです。

噂を耳にする

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同じマンションや近所の母親が心配して教えてくれることもあります。「あなたの子供がいじめをしている」。子供が加害者だと決めつけたような表現はまれでしょう。誰かとけんかしていた。いじめがあるらしい。親の目の届かないところで問題がすでに起きているかもしれません。聞き逃すことなく、子供に確認する必要があります。

今、自分の子供はどんな状況にある?

加害者の親として、子供にどう接したらいいかを考える前に、学校や家庭で自分の子供がどんな状況で過ごしているのか、考えていきます。

学校はストレスがいっぱい

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小学校低学年のうちはみんなと仲良く過ごせて、学校は楽しい場所です。けんかをしてもすぐに謝れば、簡単に仲直りできるでしょう。

しかし、学年が上がるにつれ、人間関係が固定されるようになっていきます。そこで、うまく友達の輪に入れない。入りたくて無理をする。人の意見に合わせることも必要になってくる。友人関係がうまく行かずストレスを抱えてしまう子供はたくさんいます。そのストレスを自分より弱いと感じる子をいじめることで発散する子供がいます。

家庭でゆっくりできない

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いろいろな悩みを抱えて子供が帰ってきても、親が忙しくて、それを聞いてくれない。

両親が不仲でけんかが絶えない。親が過干渉である。本当は親とたくさん話をして、家で楽しく過ごしたいのに、できない。家庭内でたまったストレスのはけ口。それは学校で誰かをいじめて発散することです。家庭内のことが原因で、いじめの加害者になってしまう。親にとっては悲しい現実でしかありません。

いろいろな人がいると理解できない

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学校は社会の縮図だと言われています。スマートフォンやゲーム機など高額なものを持っている子供もいれば、満足に食べていない子供もいます。家庭環境が複雑な子供。外国籍である子供。いろいろな人がいて当然だと大人は分かっても、子供はなかなか理解できません。

自分とは異質だと感じる子供をいじめてしまうことがあります。

子供がいじめの加害者になった時、親としてすべき行動とは

「自分の育て方が悪かったのだろうか」子供がいじめの加害者だと分かったら、親は自分自身を責めるはずです。問題解決のために、親がどう行動すべきなのか。ぜひ参考にして下さい。

事実の確認を

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子供にただす前に、先生から聞いたことを整理しましょう。いきない子供を叱ってはいけません。恐怖を感じ、子供が正直に話さなくなるかもしれません。親が落ち着いた気持ちで子供と向き合って、先生からの話が事実かどうか確認して下さい。おそらく食い違うこともあるでしょう。「からかう程度だった」「相手も悪い」と言うかもしれません。それも含めて、子供の意見をしっかり聞き、事実を整理し、子供の言い分を先生に報告する必要があります。先生、親、子供でしっかり話しあうことが大切です。

被害者に謝罪を

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子供がいじめを認めたら、親子で被害者へ謝罪をしなくてはなりません。学校の先生を通して、三者で話し合う機会を作ってもらいましょう。被害者が簡単に謝罪を受け入れるでしょうか。被害者の親の気持ちになれば、子供が心に傷を負っているのです。謝罪をすぐに受け入れられないとことも多いはずです。担任の先生と相談しながら、謝罪を受け入れてくれるときを待たなくてはいけません。

謝罪のとき、我が子に完全に非があるならば、親が子供の前でしっかり謝ることが大切です。親の姿をみて「自分はしたことは悪いことだ」と子供は認識します。こう認識することで「もういじめはしない」と子供が気づくきっかけとなります。

 

なぜいじめたかを考えさせる

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加害者となった子供を叱るだけ、被害者に謝罪しただけでは、いじめ問題は解決しません。子供はなぜ加害者になったのか。動機は何なのか。自分自身としっかり向き合い答えを出さなくてはいけません。反省を怠ると、また誰かをいじめてしまう可能性があります。

「なんとなく気に入らない」、「むかつく」。そんな自分勝手な気持ちからいじめが始まることがあります。その時の自分の気持ちがどうだったか。先生や親に怒られてイライラしていたから。友達とけんかをして寂しかったから。いじめを始めたきっかけをしっかりと把握し、相手の傷みを理解する。そして自分の行いを後悔する。しっかりと自分を見つめ直せたならば、もういじめを繰り返すことはないと言えるはずです。

親も変わらなくてはいけない

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加害者となった子供が自ら反省し、変わろうとしている。親もこれまでの子供との接し方を顧みる必要があります。毎日仕事で忙しくて、子供からのサインを見逃していたかもしれません。また逆に過干渉すぎて子供がストレスをためていたかもしれません。

子供は親に何を求めているでしょうか。「いつも見守っているよ」、「あなたがいてくれて本当に幸せ」難しいことではない気がします。

これを機会に、正直に話しあえる、お互い信頼しあえる関係を作らなくてはいけません。

一朝一夕にはできないかもしれませんが、毎日挨拶を交わす。ご飯を一緒に食べる。何気ないことが子供には一番嬉しいものです。子供が求めているものは、日常にあるかもしれません。

イライラや不満を解消する何かをみつける

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いじめを繰り返さないために、熱中できる何かをみつけてはいかがですか。特に体を動かすスポーツを通じて、仲間や大人と関わることで、周囲を思いやる心や協調性などが育まれます。子供のストレスの解消にもつながります。親子で楽しめるものもいいですね。きっと視野も広がり、心も体も大きく成長してくれると思います。

いじめを繰り返さないために

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子供はまだ成長の途中です。間違えることもあります。しかし、いじめの加害者になったという間違いは、二度と繰り返してはいけません。この先、親にできることは、「毎日ちゃんと見ているよ」というサインを送ってあげることです。子供の心が安定するでしょう。親からの愛情をしっかり感じていれば、もういじめを繰り返すようなことはしない子供に成長するでしょう。

 

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