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自律神経とは

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自律神経とは、呼吸器、循環器、消化器をコントロールする神経です。この自律神経は、私達の身体を無意識に動かしており、24時間動き続けています。心臓の動きや呼吸、体温の調節が無意識に出来ているのも、自律神経のおかげなのです。
この自律神経の中には二種類有ります。一つ目は、昼間や活動している時に活発になる『交感神経』、二つ目は、夜やリラックス状態の時に活発になる『副交感神経』です。
●交感神経
活動時やストレスを感じた時、または緊急時に心と身体を活発にしてくれる神経です。詳しい状況としては、激しい運動、お仕事をしている時、興奮や緊張している時、恐怖危険を感じた時です。
ストレスに反応して働きます。
●副交感神経
心と身体を休め、回復させるよう働きかける神経です。具体帝にな状況としては、休憩を取っている時などのリラックス時、または睡眠時です。
最近ではストレスを感じやすい人が増え、ストレスに反応する「交感神経」が働いていることが多く、「副交感神経」の働きが低下しています。
そうすると、回復が追い付かなくなってきます。
この二種類の神経が、『興奮状態』にしたり『鎮静状態』にしたりと、シーソーのようにバランスを取りながら動いています。一方の神経が動いている時は、もう一方の神経はお休みしている状態です。つまり、バランスよく働くことで病気を防ぎ、健康寿命も延びていきます。
特に30歳を過ぎると、どんどん自律神経のバランスが悪くなってきます。それは、30代になると仕事で責任のあるポジションに就いたり、転職や転勤、結婚や出産と様々な変化を経験します。すると不安やストレス、緊張が重なり次第に乱れ始めるのです。
自律神経が乱れるとどうなるの?
自律神経失調症

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バランス良く動いている神経とお伝えしましたが、このバランスが崩れてしまうと、心や身体に様々な影響をもたらします。
まず一つ目に自律神経の乱れによって、『自律神経失調症』を引き起こします。原因は過労や、精神的ストレスです。また、昼夜が逆転したような不規則な生活も、自律神経が乱れる原因の一つと言えるでしょう。
●新陳代謝が下がる
●疲れやすい
●ふらつき・めまい
●偏頭痛
●身体が冷える
●動悸
●息切れ
●食欲不振
●寝つきが悪くなる
●耳鳴り
●便秘・下痢
●手足のしびれ
●吐き気
●血管が収縮し、血の流れが悪くなる
など、人によって出る症状は様々です。
現代の日本はストレス社会と言われるくらい、個々に何かしらストレスを感じ、交感神経を過剰に働かせている傾向にあります。
自律神経の乱れとパニック障害

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交感神経が過剰に働いている時に、パニック障がいを起こすことが有ります。特に危険を感じているわけでもないのに交感神経が過剰に働き、動悸や発汗、めまい、息苦しさが表れます。
パニック障害になると、過呼吸も引き起こす可能性も有りますので、普段より自律神経は整えておきたいですね。
神経性胃炎
お仕事や様々なストレスにより自律神経のバランスを起こし、胃酸が過剰に出されます。そのことから胃の粘膜を傷つけ、炎症を起こします。胃が痛む、胸やけがする、のどがつっかえる、気分がふさがるという症状が見られます。
自律神経が乱れると、パニック障害や神経性胃炎だけではなく、身体と心のバランスを崩し、様々な病気を併発する可能性が有ります。
自律神経が乱れると、太りやすくなる

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自律神経が乱れると、太りやすくなり痩せにくくなります。ダイエットを成功させるためには、自律神経が大きく関係しているのです。今回は自律神経の乱れとダイエットについて、詳しくご紹介します。
自律神経を整えて効果的なダイエット
自律神経が乱れると、なぜ太るのでしょうか
実は自律神経が乱れると、病気を引き起こすだけではなく、ダイエットの邪魔にもなるのです。いくつか理由をご紹介します。
●代謝の低下
ダイエットに成功するためには、脂肪を燃焼してくれる「代謝」が必要なのです。しかし自律神経の乱れと共に基礎代謝が低下し、どれだけ厳しい食事制限をしても、運動をしても効果はあまり出ません。
●むくみや冷え
自律神経が乱れ代謝低下を引き起こすと、もちろん上手く体温調整も出来ず冷え性になります。また、代謝低下により老廃物が溜まったままになってしまいますので、身体はむくみます。
この冷えやむくみは、セルライトの原因となり、いつまでたってもお腹や脚にボコボコとしたセルライトが溜まってしまいます。
●血流が悪くなる
バランスを崩し『交感神経』の活動時間が長くなった場合、身体は緊張し、筋肉の周りの血管が狭くなります。血の流れが悪くなることによって、代謝の低下につながり、痩せにくくなるのです。
●便秘になる
リラックス時に活動する『副交感神経』がバランスよく活動している時は、腸の運動も活発になり、便意もスムーズにきます。
しかしストレスが溜まり、リラックスしている時間が少なくなると、必然と腸の動きも乱れるので、便秘になってしまうのです。便秘になると、消化、吸収力、代謝が低下します。このことから太りやすい体質になり、便も溜まっているためポッコリとしたお腹になるでしょう。
●イライラからの、暴飲暴食
自律神経が乱れると、イライラ、不安など精神的にも影響が有ります。イライラすることにより、よく噛まずに食べ速度が速くなったり、嫌な事や悲しい事が有ると食べることで気を紛らわしたりします。しかも自律神経が乱れていると、食べても食べても満足感が得られないのです。
これではいつまでたっても痩せません。
二つの神経のバランスとダイエット
それでは自律神経を整えると、なぜダイエットに良いのでしょうか?自律神経を整えて基礎代謝を上げることによって、極端な話何をしなくても脂肪燃焼をしてくれます。
脂肪燃焼は私達も『交感神経』も活発に動く、昼間に効果を発揮します。反対に『副交感神経』が活発に働く休息中や夜のリラックスタイム、または睡眠時に筋肉は付けられるので、きちんと休息を取りグッスリ眠ることが大切です。
このように二つの自律神経のバランスを整えることで、効率よく痩せ、その後も太りにくい身体を目指せるのです。
【ダイエット】自律神経を整える方法:朝起きたら日光を浴びる
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人間の体は朝起きてカーテンを開け、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされます。睡眠時には『副交感神経』が活動しリラックスモードですが、太陽の光を合図に『交感神経』に切り替わり、活動モードになります。
しかし起きても部屋のカーテンを開けず光を入れないと、目は開いて準備を始めていても、体内はいつまでたっても睡眠、リラックスモードです。これでは、神経が活動しなくてはいけない時間に動けず、自律神経が乱れ始めるのです。
また、太陽の光を浴びることでセロトニンと呼ばれる物質が分泌され、ストレスを感じにくくします。セロトニンは精神を安定させる効果が有り、その後もストレスに対して強くなります。
早く寝て規則正しい生活を始めると共に、「朝起きたらカーテンを開ける」この行動を習慣づけましょう。