子育て中のイライラはみんな経験している!
子供が生まれると、どうしても子供が中心の生活になります。
子供、特に赤ちゃんは自分一人では生きていくことができません。子供からは目が離せないので、母親は自分のこともままならず、家事も思う通りにできなくなり、気持ちに余裕がなくなっていきます。
しかも、夜は授乳で睡眠はこま切れになるので、体もしんどくなります。
心身が追いつめられたようになり、緊張感が続く毎日では、小さなことでもイライラしがちです。
出産前だったら流せたことが流せなくなったり、ゆっくりと考る時間的・精神的余裕がなかったりもします。
自分の思い通りになることが少ない子育て中に、子供や夫に対してイライラするママはたくさんいるのです。
子育て中の夫へのイライラ!みんなの体験談
では、実際に夫にイライラした体験談をご紹介しましょう。
夫だけ変わらずに自分のことができる。
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「夫は子供が生まれる前と同じように会社の飲み会に行き、友達に誘われたら普通に遊びに行く。」
「夫は趣味を楽しむため、休みの日は家にいない。」
「夫は好きな時間に寝て、休みの日はお昼ごろまで寝ている。」
「子供のお風呂を頼んだのに一人で入って一人でお風呂から上がってきた。
今から子供と一緒に入るのかなと思ったら『や、俺、もうお風呂終わったから』と言ってソファに寝転んでビール飲み始めたので、結局私が(子供をお風呂に)入れた。」
「出かけるとき、子供の身支度を整えているのに、夫はさっさと自分の身支度を終えてスマホ見ながら『まだ~?』」
ママは自分のこともままならず、自分の時間もなかなか持てないのに、夫は今までと同じように遊びに行ったりゆっくり寝たりお風呂に入ったり。
足元で子供が「ママ、だっこ」と言っているのをあしらいながら家事をしているのに夫が涼しい顔でスマホ見てたりすると本当にイライラします。
家事や育児に非協力的
「『ねぇ、泣いてるけどオムツじゃない?』と言うだけで何もしない。」
「私が家事をしている間に夫が子供を見ているかと思ったら、子供が一人で遊んでいて後ろで夫がゲームしてた。」
「寝かしつけをしに行ったと思ったら、ベッドに子供を寝ころばせて横でスマホいじってた。」
「私がお風呂に入っているときに子供が泣くと、『泣いてるよ』と言って連れてくる。」
「子供に対して注意したり叱ったりしない。旦那が何も言わないから子供にいろいろ言うのはいつも私。」
家事や育児に対して非協力的だったり何もしない夫にはイライラします。
自分の子供でもあるのに、あくまでも「手伝う」というスタンスだったり、子供を泣きやませたり叱ったりする役割を放棄されたりすると「父親でしょ?!」と思いますよね。
家では何もしないのに外や人前ではイクメンぶる。
「家では何もしてないのに、夫の実家に行くと夫の親やきょうだいに自分がどれだけ育児に協力的かを話す。
一度、義母から『○○さん(ママ)は何もしないの? なんで●●(旦那)がこんなにいろいろしないといけないの?』と言われた。」
「歯が生えたとか寝返りができたとか私が旦那に話したことを、旦那が義母に対して自分が初めて気づいたかのように話していた。」
「私が外で撮って夫に送った写真を夫が自分のSNSに載せて、自分が外で遊ばせたふうのコメントをつけて投稿していた。」
「外出した時だけ子供の世話をする。やたら抱っこしたり食事を食べさせたり。普段そんなこと全然しないのに。」
最近はSNSでイクメンぶる夫も多く、ママが共通の知り合いから「旦那さんイクメンだね」と言われて苦笑いする、というのもよく聞くようになりました。
中には24時間で消えてしまうインスタグラムのストーリーに載せて、ママに証拠をつかませない夫もいます。
家で何もしていないのに外でだけイクメンぶられると、あからさまに否定することもできずイライラしますよね。
夫の何気ない一言にイライラする。
「ずっと家に居られて楽でいいな、と言われた。」
「『え? 掃除しないで昼寝してたの?』と言われた。」
「子供がなかなか寝なくて食器が洗えなかったりすると、夫はいつも『後でやればいいよ』と言う。
『俺がやるよ』じゃないの?!」
仕事に比べて家事と育児は楽だな、と遠回しに言われたり、「ずっと家にいたのにメシこれだけ?」みたいに言われるとイライラします。
また、産後の体型について言われたり肌や髪がカサカサだと言われたりするのも、「自分のことなんてかまってられないよ!」と思ってイライラしてしまいます。
世話を焼かせる夫にイライラする。
「毎朝、『俺のネクタイどこ?』『このワイシャツ、アイロンかかってないよ』と言われる。正直、それぐらい自分でやってほしい。」
「夫が赤ちゃん返りしてるけど私が構わなかったらすねていてウザい。」
自分では何もできない子供の世話に加えて夫の世話も焼かないといけないのは正直かなり大変です。
思わず「大人なんだから自分でやってよ!」と言いたくもなりますよね。
子育て中の夫へのイライラの対処法
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体験談として挙げたエピソードは友達から聞いたことでもあり、私自身が体験したことでもあります。
体験談はよくある話で多くのママが体験していることでもありますが、だからといって我慢して済むことでもありません。
では、夫へのイライラに対して実際にどのように対処したらいいのか、についてお話しします。
「察してほしい」と思わないこと。
女性の気持ちを察することが苦手な男性はたくさんいます。
「察してよ!」と思うとなおさらイライラし、イライラしながら家事や育児をしていると家の雰囲気がピリついて、男性はなおさら話しかけづらくなります。
夫からしたら家に帰りたくないなと思って帰宅が遅くなったり、休日だったらそのまま一人で外出してしまうかもしれません。
それでまたイライラしてしまったら悪循環にしかなりませんので、「私の気持ちを察して手伝ってほしい」「大変な気持ちに気づいてほしい」と思わないように意識していきましょう。
家事や育児は具体的に頼む。
察することが苦手な男性に家事や育児を頼むときは、察してもらおうとするのではなく、具体的に頼むのがおすすめです。
実は、家事や育児のなかには男性に向いている作業がけっこうあります。買い物に行って重いものを運んだり、お風呂や部屋の掃除のときに長い手足を生かしたり。
育児に関しても、父親の抱っこは母親とはまた違う安心感があったり、遊びの内容によっては父親のほうが向いていたりします。
また、男性は順序よく組み立てて物事を進める能力に長けています。きめ細かい仕事ができる男性や、効率よく仕事を進める男性だと、家事や育児にもその能力を発揮することがあります。
夫が家事や育児に非協力的だとしたら、何をどうしていいかわからずにいるだけかもしれません。
夫の性格や物事のこなし方によって家事や育児を分担して、一度任せたら口出しをせずに任せきるといいかもしれませんね。
ただ、分担したこと以外で手助けが必要なときも「ボーっとしてるヒマがあるなら〇〇してよ!」という言い方だと、誰でもカチンときますので言い方も大事になっていきます。
具体的に手順を説明したり、必要なものをそろえたりした上で頼むといいでしょう。
お互いの気持ちを尊重し合う。
「仕事をしているからえらい」「家にいるから楽」ということは決してありませんし、その逆もありません。
どちらかが「自分はこんなに大変だ!」と強く主張すると、もう一方は「それを言ったら自分の方がもっと大変!」と言い合うだけになります。
つらいことや大変だと感じていることを伝えることは大事ですが、愚痴っぽくなったり相手を責めるような口調になったりしないように、言い方や内容に気をつける必要があります。
自分がつらいと感じることをお互いに話す場合は、自分だけがつらくて相手は楽だという前提で話をするのは避けましょう。
ジャンルの違うつらさや大変さを抱えているということを踏まえた上で話をすることが大切です。
完璧を目指さない。
家事や育児に完璧を求めすぎると、それができなかったときにつらくなってしまいます。
掃除や洗濯は1日サボっても何とかなりますし、食事は時短・手抜きでも充分おいしいものが作れます。
夫婦二人の休日は、朝からゆっくりして食事はデリバリーやテイクアウトで済ませる日があっても全然かまわないと思います。
相手に完璧を求めると自分も完璧にしないといけなくなって、次第にお互いの首を絞めることになります。
ある程度ゆるく、お互いに「ま、いっか」と許しあえると二人とも気持ちが楽になりますよ。
イライラして夫を嫌いになったりしないように
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ママがイライラして夫の居心地が悪くなったり、家がピリピリしていると子供にとってもあまり良くありません。
子育て中に夫にイライラすることはたくさんあるかもしれませんが、対処法によって解決できることもあります。
考え方や話し方を少し変えることで夫と協力して子育てをすることができたら、夫婦にとっても子供にとってもとても良いことです。
お互いの性格によりますが、一番いい方法を探して良い家族関係が築けるようになるといいですね。