こじらせるとやっかい!男性のマリッジブルー。期間やその実態とは?

女性よりもやっかいかもしれない男性のマリッジブルー

もともと、女性のマリッジブルーが悟りやすいのは、気性の変化が激しいという面があるからです。笑っていたかと思うと落ち込んだり、何もないのに泣き出したり…。精神面が不安定な女性に対して、男性のマリッジブルーはどちらかといえば慢性的。

そのため「なんか機嫌悪そう」「なんか疲れてそう」という判断で終わってしまうのです。

そんな男性のマリッジブルーは、一度こじらせてしまうとやっかいなものでもあります。本人は不安に駆られているのに、周囲が気付かないため、解消できるきっかけすら見つけにくくなります。ひどい場合は、結婚を破棄する、結婚してから人格が変わるなどの可能性もあるので、結婚前にしっかりケアしておくことが大切なのです。

男性のマリッジブルーの時期はいつ訪れる?期間は?

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男性がマリッジブルーになる時期は、たいていが「結婚をする」という認識をしてからでしょう。結婚の取り決めから、どれだけ経ってからのものかは個人差がありますが、「自分は結婚するんだ」という認識の中に、強いストレスを感じるとマリッジブルーに陥りやすくなるようです。

そして、いつまで続くのかというと、すっかり安心しきるまでは続くと言えます。中途半端な不安の解消の仕方では、どこかで燻った状態が続いてしまい、ストレスそのものにも弱くなります。些細なことでマリッジブルーをぶり返したりもするので、本人だけではなく、妻となる女性もしっかり向き合うべき問題なのです。

なぜ男性がマリッジブルーになるのか

「男のくせにマリッジブルー?」と考える人は、男性という生き物に強さを求めているからなのでしょう。おまけに、結婚することによって、失うものは女性の方が多いという概念があるので、男性がマリッジブルーになるなど想像もできないのです。男性の多くも、自分はそこまで繊細ではないと思っている人が多いのではないでしょうか。

では、なぜ男性がマリッジブルーになるのか。それは、男性にも失うものがあり、まだ見ぬ未来の可能性に、強い不安を感じるからなのです。一人の生活は二人になり、将来は子供も望むでしょう。責任を持って、妻と子供を守り、養っていけるのかという、まさに人生を懸けたリアルな問題が、責任感の大きさの分だけ強いストレスとなってマリッジブルーを引き起こします。

男性のマリッジブルーの乗り越え方

「不安なら、前向きなことを言って結婚を楽しみにさせてあげよう!」と意気込んでしまうと、逆効果になってしまいます。男性がマリッジブルーに陥った時には、本人だけではなく女性も、不安を取り除き、一緒になって向き合うことが大切です。「男のくせに」「しっかりしてよ」「結婚がいやなの?」これらのプレッシャーは、ご法度です。

では、男性のマリッジブルーの乗り越え方として、具体的にはどんな対策が挙げられるのか、ご紹介していきます。本人ができること、そばで支える女性ができること、どちらもご紹介していきますので、是非マリッジブルー対策に役立ててみてくださいね。

完璧にしようとしない

日頃から責任感の強い男性は、あれもこれも完璧にしなくてはいけないと思っていませんか?責任感の強さは、男性としても重要なもの。しかし、マリッジブルーかもしれないと感じる期間くらいは、妥協することも覚えてもいいのかも知れません。「なんとかなる」という意識を持ち、張り詰めた神経を少しゆるめましょう。

仕事であれば、未知の分野でも経験値やスキルをどう活かすかという概算がたてられます。しかし、結婚生活はそうはいきません。自分がどれだけ完璧にこなそうとスケジュールをたてても、不足の事態は起こるもの。そこが不安だからこそ、マリッジブルーになってしまうのです。最初から全てを完璧にこなす、という熱意は捨てましょう。

見栄を張らない・張らせない

男性は自己顕示欲も強く、見栄っ張りな部分があります。恥をかくのも嫌だし、自分で思っている以上の魅力があると、周りにも思って欲しいのです。その見栄っ張りな性格は、マリッジブルーになってしまう要因の一つ。「彼女が恥ずかしくない式にしなきゃ」「結婚後は立派な家にすまなきゃ」「誰から見ても幸せにならなきゃ」そんな見栄は、ストレスとなってのしかかるだけです。

そして、彼女もまた、彼氏に見栄を張らせるような発言は控えましょう。見栄を張らせているつもりはなくても、彼氏を元気づけようとおだてればおだてるほど、男性はどうしても見栄を張ってしまうのです。そのうち引っ込みもつかなくなり、マリッジブルーも悪化する原因になるので、必要以上におだてるのはやめた方がよさそうです。

身体をゆっくり休める

マリッジブルーにしても何にしても、男性がストレスを抱えている期間は、どうしても体調に出やすくなってしまいます。お腹の調子がよくなかったり、倦怠感が続いたり…。結婚を控えた状態で、そんな症状があらわれはじめたら、身体をゆっくり休めることを心掛けましょう。体調が優れないままストレスと向き合っても、余計な負荷がかかるだけになってしまいます。

結婚の準備に入ると、対照的に女性はテンションが上がりやすくなります。一緒に盛り上がりたい気持ちはあるでしょうが、そこで無理をしないようにします。そして、彼女に体調が優れないことを隠すと、夫婦になってからも自分の言いたいことが言えなくなります。素直に彼女に伝えて、リラックスする時間をとりましょう。

不安を否定しないで受け入れる

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不安な気持ちを考えると、ついつい「考えすぎだよ」「結婚は幸せなことなんだから」と言い聞かせてしまいがち。もちろん、結婚が幸せなことには変わりありませんが、今抱えている不安を否定してはいけません。気の持ちようなのではなく、実際に不安に直面していることを受け入れましょう。

それは、彼女にも言えることです。辛そうだから「元気出して!」「大丈夫だよ」と元気づけてあげたい気持ちはわかりますが、ここはそっとしておくか、一緒に抱えている不安と向き合てあげることがベスト。自分の不安を受け入れ、一緒に向き合ってくれる彼女の存在に、安心することが出来るのです。

パートナーとの絆を確かめ合う

一口に絆といっても、色んな形がありますよね。結婚を控えた二人の絆も、愛情以外のものがあります。マリッジブルーになっている男性は、一気に生活環境が変わるだけでなく、自分の人生が全て変わることにたいして不安を抱えています。結婚をしたから一緒に背負うもの、結婚しても個々で背負うものを確かめ、お互いの干渉域を決めるようにしましょう。

夫婦であっても、自分の領域というものは存在します。それがなくなることに不安を抱えてしまうので、「あなたはあなたのままでいいんだよ」と彼女が言ってあげると、彼氏もホッとするでしょう。同時に、「これは夫婦で乗り越えようね」という問題も、この期間に確かめあっておくといいようです。

喜びよりも安心感でマリッジブルーを乗り越えよう

祝福するべき結婚でも、男女ともにある期間は不安を感じるもの。結婚でなにもかもが変わるわけではないのに、主にプライベートな部分は根っこから変わる気がしてしまうのです。そこで生じるのがマリッジブルー。責任感の強い男性には、女性には見えない負荷がじわじわとかかってしまうのです。

大なり小なり、これは誰にでもあるもの。それが耐えきれなくなった時に、マリッジブルーになってしまいます。結婚に対する希望はあっても、必ずどこかで不安は生じるということを、しっかり受け入れましょう。二人の間に温度差が生じても、この先夫婦になるわけですから、きちんと向き合いどうしたら安心感を得られるか考えてみましょう。そして、マリッジブルーを乗り越え、先に待っている幸せを掴んでいきましょう!

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