癒しだけではこじらせるだけ!失恋で心が辛い時に試したい2つの方法

誰にもわかってもらえない失恋のつらさ

世の中には素敵な出会いの数だけ、別れの数もあるものです。人は「たかが失恋ぐらいでめそめそするなんて馬鹿げている」と笑うかもしれませんが、失恋は時として人の心を深くえぐるように傷つけることもあります。

長い間失恋から立ち直れないままに、うつ状態につながることも珍しくありません。胸を引き裂かれるような失恋の痛みを長引かせないために大切なのは、それ以上、痛みをこじらせないことです。

失恋が辛い時は、過去との距離が近すぎる

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失恋で心が激しく痛むのは、自分と過去(別れた相手)との距離が近すぎるために起こります。別れた相手と物理的に離れても、あなたの心はいまだに彼のすぐそばに置き去りになっているのではないでしょうか。

別れた後も、あなたの周りには、相手との楽しかった頃を思い出させる品物や、2人の写真などが飾られていませんか。それを見るたびに、心の中で「嫌だ、別れたくない、失恋なんて嘘だ!」と葛藤を繰り返しているのです。そして、心の中には恋愛関係を終わらせた相手や自分に対する怒りや愛憎、自責の念、後悔、執着などネガティブな気持ちが渦巻いているはず。

1日のうち、こんな暗黒に突き落とされたような時間をどれだけ過ごしているでしょうか。まさにそれが失恋の強烈な痛みの元凶となっているのです。

失恋が辛い時に私たちが陥りがちなこと

多かれ少なかれ、恋もすれば失恋だって経験します。1週間も経てば忘れてしまうかすり傷のような失恋もあれば、ダメージが大きく、忘れるのに数ヶ月、数年かかる失恋もあるでしょう。失恋が辛い時に私たちが陥りがちな状態は、ほとんど似通っています。失恋とは、私たちにとって時に巨大なストレスです。

ストレスMAX 失恋が辛い時の状態とは?

①四六時中、別れた彼のことが頭を離れない

ドラマを見ても、映画を見ても、何を見ても彼のことを思い出してしまう。彼の名前を心の中で何度も呼んでしまう。彼が今何をしてるのか常に考えてしまう。復縁を期待して彼に連絡して無視、あるいは拒否されて落ち込む。情緒不安定ですぐ泣いてしまう。

②思い出の品物を捨てられない、他人の幸せが辛い

思い出の写真やメールを何度も見て泣く。友達の結婚や、元彼の結婚の噂で傷つく。自分以外がみんな幸せに見えてしまう。バレンタインデー、クリスマスの時期は自分だけ不幸な気もちに。

③誰にも失恋を相談できず、生活が荒む

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誰にも相談できず、心がぐちゃぐちゃになり、どうしていいかわからなくなる。つらいことを忘れるためにお酒に溺れたり、行きずりの男と関係を持つといった自己破壊的行動をとる。拒食と過食を繰り返したり、汚部屋になることも。

④静寂が怖くなる

一人でしんとした部屋に帰るのが怖くなる。静かな環境に苦痛を感じ、ラジオやテレビ、音楽をつけっぱなしにする。感情の起伏が激しく、気分が高揚したり興奮しやすかったり、急につらくなって塞ぎ込んでしまったりする。

⑤自分の居場所がどこにもないと思う

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失恋の痛みを誰もわかってくれないし、誰も信用できないと思い込んでしまう。電話やSNSなど、人とのつながりをやめてしまう。心を許せるはずの友達や家族に対しても交流を躊躇する。どこにも自分の居場所が見出せない状態。

たかが失恋、されど失恋。この大きなストレス状態を放置しておくと、失恋をこじらせるだけでなく、あなたの心が壊れてしまいます。

失恋が辛い時、心を「癒す」だけではこじらせる

失恋が辛い時は、まずは傷ついた心に共感してもらい、優しさや思いやりを自分に与えて失恋の傷口をゆっくり癒すことが何より大切です。

しかし、実は「癒し」だけでは失恋の痛みがかえって長引き、こじらせてしまうこともあります。

失恋が辛い時、その辛さを乗り越えるために必要なのは、自分を叱咤激励しながら本来の自信を取り戻すことです。執着を捨てて前に進む勇気は、失恋の痛みからあなたを引き離すブースターの役割を果たします。

心の痛みを劇的に回復させる方法①「失恋の傷を癒す」

失恋で受けた心の傷は、ざっくり開いてる人、かすり傷の人、心まで壊れてしまった人、それぞれに回復の時期が違います。失恋で心が辛い時、まずはその痛む大きな傷口を癒すことに専念しましょう。

ステップ①「失恋の傷を癒す5つの方法」

失恋で受けた心の傷は、ざっくり開いてる人、かすり傷の人、心まで壊れてしまった人、それぞれに回復の時期が違います。失恋で心が辛い時、まずはその痛む大きな傷口を癒すことに専念してください。

①過去に執着しないこと

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どんなに好きでも、出会いがあれば別れがあるものです。過去や別れた人に執着するのは、あなたの心の傷口を広げるだけ。人生はあなたが思うよりも短いもの。過去に執着している時間はもったいないだけです。あなたのそばには家族、友人、かけがえのない人がたくさんいるはず。

あなたと赤い糸でつながれている相手とは、今から出会うのです。過去の人に執着して、かけがえのない時間を決して無為に過ごさないことです。

②自分を許し、受け入れること

失恋で心が痛くて涙が止まらない辛い時、「私どうしちゃったんだろう」「私、何やってるんだろう」なんて思うこともあるでしょう。だけど、それが当たり前の時期なのだから、自分のことを卑下しなくてもいいんです。誰かに振られた自分が許せなかったり、自己嫌悪や憎しみに駆られることだってありますよね。

でも、そんな自分を許してあげて。「あなたは悪くない」と言って自分の味方になってあげてください。そして、それ以上失恋の傷口を自分で広げるのをやめることです。

③アファーメーションで心を落ち着かせること

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ぐちゃぐちゃに混乱した心を、アファーメーションで癒しましょう。心が静かになれば、失恋の痛みは徐々に遠ざかっていきます。そして、アファーメーションで未来の幸せを自分に引き寄せることが可能です。心の中に立ち込めた黒い雲は消え、青空が見えてくるはず。

あなたは運がいいのです。だって、今失恋の辛い時から立ち直るチャンスが訪れたのだから。

★失恋が辛い時に効くアファーメーションの文例

過去のことを思い出した時、過去に執着してつらいとき、これらのアファーメーションを何度も繰り返し唱え、リアルにそれをイメージすることで心が晴れて軽くなっていきます。

  • 私は過去と決別し、仕事や私生活を充実させ輝いています。
  • 私は素晴らしい恋人と出会って、この上なく幸せな時間を過ごしています。
  • 私は大丈夫。心の痛みは徐々に消え、幸せな未来をどんどん引き寄せています。
  • 私は笑顔を取り戻し、幸せに包まれキラキラ輝いています。

④辛い気持ちを誰かに聞いてもらうこと

失恋が重症だと、うつ状態になってしまいます。友達や家族に心の内を話せずにいることもあるでしょう。情緒が不安定だったり、何日も眠れない、辛くて涙が止まらないなど症状が苦しすぎる時は、無理せず心療内科やメンタルクリニックに相談に行くことです。

失恋はあなたが抱えきれないほど大きなストレスを受けている状態ですから、失恋ぐらいで病院に行くなんて変だなんて思わなくても大丈夫ですよ。カウンセラーさんに心の内を聞いてもらうだけでも、かなり心が軽くなります。

⑤辛い時こそ、集中できることを探すこと

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別れた人のことや思い出など、過ぎてしまったことに執着して苦しいときは、考える隙を自分に与えないことです。そのためには何かに集中することが何よりも効果的。

例えば「千羽鶴」。悲しいことやつらいことがあったときに、追悼を込めて一つ一つ鶴を折る作業は思いの外雑念が消え、心の痛みが癒えていく作業です。折り紙はメンタルケアの作業療法にも使われるので、効果抜群です。

また、「大人の塗り絵」や「スクラッチアート」などもおすすめです。単純で集中できることを続けて失恋から距離をとってみてください。

心の痛みを劇的に回復させる方法その②「失恋から脱出する考え方・捉え方」

失恋の傷を十分癒したら、次は前進して失恋から脱出する番です。

失恋が辛い時、癒しだけではなかなか立ち直ることができません。あえて自分に厳しくして、一踏ん張りすることで、バランスがとれ、失恋の辛さから必ず抜け出せるようになります。

弱気な自分にしっかり喝を入れ、失恋をバネに変えていきましょう。

失恋から脱出するための3つの覚書

①事実は単なる事実と捉えよう

人生に起きるすべての事実は中立です。そのつらい失恋も、大きな視点で見れば、人生に起こった単なる事実であり、それは幸でも不幸でもありません。このドライな視点が、あなたの心を楽にするでしょう。

物事はすべて、あなたの選択や決定で現実が引き寄せられるもの。過去にも未来にも執着せず、すべて神様に任せて、あなたは自分を磨き、今すべきことに集中して進みましょう。失恋をバネにして、自分のクオリティを上げましょう。

②新しい恋を積極的に探すこと

今置かれた状況が絶望的なんて、誰が言いましたか? 失った恋だけがあなたの全てじゃないはずです。自己評価を下げず、偏った思い込みから自由になりましょう。

あなたの可能性は無限大です。失恋の最大の特効薬は新しい恋です。過去ときっぱり決別できれば、あなたを幸せにしてくれる人との出会いが待っています。

③「悩む」のをやめ「考えて」自分を解放すること

「どうしよう、どうしたらいいの」とくよくよ悩むのはやめましょう。頭の中のネガティブな堂々巡りをやめるには、悩まずに「解決策を考える」ことを心がけてみて。

混乱したら、頭の中に浮かぶ雑念をひとつひとつ紙に書き出していくと、具体的な解決策が浮かんできます。大切なのは、つらい失恋の傷口をそれ以上広げないこと。あなたがしたいこと、すべきことに集中し、前に進みましょう。

前向きに進む方法を取り入れて失恋の辛さから脱却しよう

失恋の傷は痛いものです。しかし癒しだけでなく、前向きに進む考え方をしっかり取り入れていけば、失恋が辛い時、それをバネに変えることができるようになるのも事実です。

失恋のダメージが大きくても、それをバネにして美しく大変身することだって可能です。癒しと前進力。それは自分に対するアメとムチ。上手に使って失恋の辛い時期からいち早く脱出してください。

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