デーティングってなに?
日本人には聞き慣れない【デーティング】という言葉。英語で表記するとDating→DATE+ing、つまりデートしているところという意味です。海外では彼氏彼女になるために、このデーティング期間を持つのがスタンダードになっています。
日本人の恋愛の流れとは異なるため、デーティングに不慣れな日本人は初めて海外の方と恋愛をした時に、戸惑う方も多いんですよ!では、その【デーティング】って一体どんなものなんでしょう?
欧米では当たり前のデーティング
欧米の方にとって自分の家族や友人の前で『私の彼氏なの♪』『僕の彼女だよ』と公表できることは、とーっても特別で、家族に近いほどの大切な関係であるという証なんです。
日本人が言う彼氏彼女の関係よりも、かなり密な間柄だと思ってください。
なぜなら欧米人の大半(個人差があり、全員ではありません)が、デーティング期間を経てやっと、お互いが認め合う彼氏彼女のスペシャルな関係になれるからです。
・日本人の交際とは違う【デーティング】
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ここから日本人の恋愛とまったく異なる話になってきます。
デーティングとは、簡単に言うと『彼氏彼女になるためのシミュレーション期間』のようなものです。日本人からすると、頭の中にクエスチョンがいくつも浮かんでくる話かもしれませんね。
この人と恋人関係になったらどうだろう?という、『カップルになるお試し期間』を設け、実際にデートを重ねてゆきます。その際、ハグやキスはもちろん肉体関係も持つこともあるんです。
・デーティングを経て彼氏彼女に♪
欧米の方にとっては身体の相性も、日本人が思う以上にとっても大事なこと。そういった感覚が合う相手かということも、このお試し期間に確認してる方が多くいらっしゃいます。
この疑似カップルの体験のようなお試し期間を通して、本当にこの人とは彼氏彼女のスペシャルな関係になるべきか・なれるのかを見定めているのです。
しばらくその状態でいて、この人とは楽しくやっていけそうだ!とお互いが実感したら、晴れて彼氏彼女と呼ぶ関係になります。
デーティングって日本でいうとどんな状況?
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日本人の恋愛でたとえると、このデーティング期間というのは、いわゆる❝良い感じ❞といったところでしょうか。
お互いが好意を持っていて、連絡をしたりデートをしたりしている段階に近い感覚です。
しかし日本の場合、ある程度好意を持ち合っている時点で告白をし、早い段階で彼氏彼女になりますよね?
じつはここが重要なポイント!
海外の方は数回デートしただけで彼氏彼女なんてあり得ない!といった考えなんです。
デーティングを知らないと痛い目に?!
日本人でも身体の関係を先に持つ方もいらっしゃいますが、それって一歩間違えるとただの遊び人認定になるような事態ですよね…
そんな関係が続くと、私たちって付き合ってるの?と不安になってしまうことでしょう。
しかし欧米人の場合、デーティングなんだから普通のこと!という考えを持っています。
そのためこの文化を知らないと、『ここまでしておいて彼氏彼女じゃないってどういうこと!?遊ばれた!』と、無駄に傷つくこともあるんです。
デーティングの期間ってどんなもの?
実際のところ、デーティング期間に男性は何を考えているのでしょうか?
また、欧米人は交際前に❝告白する❞という文化がないので、デーティング期間がいつ終わって、いつ彼氏彼女になるのかも、日本人女性にとってはチンプンカンプン…そんな不安を解消すべく、ここではデーティング期間に男性が考えていること、デーティング期間から彼氏彼女の関係になるまでの具体的な流れをご紹介してゆきます。
デーティング期間に男性が考えていることって?
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軽くデーティングとは?という説明でも触れていますが、デーティング期間中には、彼氏彼女になって今後ずっと一緒にやっていけるのか?ということを様子見している状況です。これは男性のみではなく、女性も同じようにデーティングの感覚を持ち合わせているので、お互い様といったところでしょうか。
欧米人にとって彼氏彼女の関係とはとても大事な関係ですから、慎重に心が合うか、生き方をリスペクトし合える相手かを確認しているということですね。
デーティング期間あるある!同時進行?!
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デーティング期間中は好意がある同士とは言え、まだ❝彼氏彼女❞という正式な関係というわけではありません。
つまりこれ、日本人女性にとっては信じがたい恐怖レベルのお話かもしれませんが、
複数の方と同時進行でデーティングをする方もいるのが事実。
デーティング期間は、ありのままの彼を判断する期間でもあります。同時進行をする彼が嫌なら話し合うか、あなたの生き方は受け入れられないと離れるか…です。
デーティング期間ってどのくらい必要なの?
デーティングの期間に定義はなく、個人差があるものです。もちろん、デーティング期間中のお互いの関係性によっても期間は異なってきます。
ただ、関係を見極めるヒントは会話の中にあるんですよ♪
ある程度、英会話に慣れている方だとわかるかもしれませんが、欧米人の異性への『好き』の表現はいくつかあり、デーティングが進んで良い感じ度が上がってくると、相手への『好き』の表現が少しずつ変わってきます。
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『好き』の段階を表す基本的なワードをご紹介しておきますね。
①Like:好意をもっているということ。デーティング時点ではlikeの状況です。
②Care :大切に思って気にかけている心境。ここまでくると、ほぼ交際確定!
③Love:言葉の通り愛、何があっても嫌いになることはない家族のような存在。love youは恋人関係以上である証と言ってよいでしょう。
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ただし、日本にいる欧米人の場合、ちょっと注意しないといけないケースも…。
欧米人が日本人にモテる・興味を持たれやすいということを知っていて、『ラブって言ってれば女の子がついてくるぞ!シメシメ♪』なんて男性は、残念ながらゼロではありません。
彼の人柄や本音をしっかりと見極めるためにも、ある程度の英会話力は必要になってくるので、言葉に振り回されて油断しないようにしてくださいね!
異文化の彼との交際で知っておいた方がよいこと4選
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異文化の彼とデーティング・交際と関係は発展してゆく中で、知っておいた方がよいことがいくつかあります。
無理をして相手に合わせたり、なんでもかんでも文化の違いとして受け入れたり、彼の顔色をうかがうということではありません。
異文化ならではの、日本人の文化や感覚とは違う『常識』が多数あるものです。無知さゆえに、大切な彼を失ってしまわぬよう、知っておくべきポイントをご紹介しますね♪
①意外と知らないLOVEとLIKEの違い
『好き』を表すワードとしてもご紹介しましたが、日本人にとってlikeはただ単に好き、loveは恋人に使うもの・異性への好きがloveだと思っていませんか?
これ、本当に危険な大間違いなんですよ!
❝I like you❞なんて言われても、感情を伴っていることに気づかず、『え、なんだ、loveじゃないんだ…早くloveって言ってよ!』なんてじれったく感じる女性も多いかもしれません。
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しかし、良いなと思った時に欧米人の彼に、『あなたにloveかも!』なんて彼に伝えたら、
『なんだこの子!loveが軽い!信用ならない子だな…』とドン引きされてしまう可能性も。
欧米人が❝LOVE❞を人に使用する時は、とっても重要な意味を持つことを知っていたら、いきなり❝I love you❞なんてありえないこと!!
ですので、人に対して簡単にラブラブ言っていたら、知らぬ間にヤバ女認定されてしまいますよ!
②別れた相手といまだに仲良し?!
デーティングを経て交際まで発展した場合、別れてからも相手をリスペクトし合い、大切な人だと思っているという欧米人も多いのです。もちろん別れた原因にもよるので100パーセントではありませんが、別れた相手も大事なデーティングの期間を経て、ステディー(大事な恋人)にまでなった相手。お互いを尊重し合って大事な関係になれた相手ですので、別れたから大嫌い!なんてならずに、その後もよい関係になることも多いようです。
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日本人からすると、なんで別れた相手のこと擁護するの?なんで大事に思っているなんて言うの?!と憤慨しかねないことかもしれませんね。
しかし、デーティングという文化を持つ彼らにとって、恋人関係は解消したけど、お互いを認め合ってきた大事な存在という事実は変わりません。
欧米の芸能事情を見ていたら、これも納得できるんじゃないでしょうか?破局後も良好な関係を続けている元カップルも多いですよね!
③お互いの文化への敬意も必要!
異文化の方とのお付き合いで、一番の問題として立ちはだかるのが、文化の違い。
日本人にとってはめちゃくちゃ非常識だし失礼なんだけど!と怒りたくなってしまうことでも、相手は全く持って悪気がないなんてことが頻繁にあるかもしれません。
ある程度、文化の違いにも柔軟に対応し、歩み寄る姿勢も大事です。むしろその文化の違いを楽しむくらいの余裕があると悩まなくてすむかも♪
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ただし、なにがなんでも理解しないといけない!ということではありません。嫌なものは嫌なんです!
それは異文化への理解が足りないということではなく、相手にもこちらの気持ちを伝える必要があります。
相手にも文化があるように、こちらにも日本の文化があるもの。解決にはお互いの歩み寄りが必要ということなんです。その際、【文化の違い】なのか単なる相手の【性格】なのかは、見誤らないように注意してくださいね♪
④自分の意見は言葉で伝えよう!
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日本人の言わなくても察する文化・空気を読むという文化。これは異文化の方には一切通用しないと思っておいた方が無難かも…むしろ言いたいことがあればちゃんと言ってよ!というスタンスです。
逆に欧米人にとっては、なんで日本人って面と向かって意見を言わないの?と不思議に思っている方も多いもの。特に欧米人はディベートにも慣れています。しっかりと思っていることを話し合うことでリスペクトも深まります。
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そうはいっても、やはり言わなくても察するという文化に馴染んでいる日本人は、面と向かって本音を話し合うということが苦手な方も多いもの。
そんな時に念頭に置いておきたいのが、ディベートはケンカではないということです。
話し合いは相手を正しく理解するために必要なこと。冷静に考えたら、これって日本人同士であっても大切なことですし、仲を深めるためのコミュニケーションのひとつなんですよね♪
憧れの国際恋愛を思い切り楽しもう♪
日本女性にとっては衝撃的な違いもあったかもしれませんね!
しかし、逆に考えると日本人よりも、彼氏彼女という関係をとっても大事にしているんだということもおわかりいただけたでしょうか?
最初は驚きも多いものですが、日本人ほど『うまくいかなかったら別れたらいいじゃん?』という感じでもないので、1つの愛の築き方としてアリではないでしょうか。彼氏彼女のあり方を考えるきっかけにもなるかもしれませんね♪