我が子にも習わせたい!子供の人気習い事ランキング

習い事の種類も多様化してきている

皆さんは子供の頃どのような習い事をしていましたか? 学習塾、そろばん、英会話、水泳、ピアノ、野球、サッカー・・・、 習い事で得たものが、大人になってからも役に立っているという方も多いでしょう!子供の成長のために習い事をさせたいと考えている家庭も多いと思います。

文部科学省によると、 7割以上の子供が習い事をしており、そのうち3割が複数の習い事を掛け持ちしているそうです。

2020年の今、わたしたちが子供だった頃には 考えられなかった習い事が、増えてきているんです! そんな習い事も含め、「最近の習い事事情」を見ていきましょう。

今年 「英語」は必修から教科に格上げ、 「プログラミング」は必修になりました。つまり、これら二つの科目は国を挙げて強化に取り組んでいる科目であり、 しっかり取り組んでいくことが、子どもの将来につながると考えらます。

文部科学省「外国語教育」

文部科学省「プログラミング教育」

習い事をさせるメリット

子どもに習い事をさせることは、さまざまなメリットがあります。

・自信がつく
・体力がつく
・能力に気付ける
・コミュニケーションが得意になる
・成績が上がる

幼少期からの習い事は、 脳内ホルモンである「ドーパミン」を多く分泌させます。

→ドーパミンとは、快楽や喜びを感じた時にでる物質。

子ども時代にたくさんドーパミンを分泌させることで、 人間らしさ、向上心、集中力を高めることができます。脳の覚醒により、「もっとうまくなりたい」「もっと褒められたい」といった やる気が活性化しやすくなります。 他の子よりも得意なことがあるという自信は、大人になっても生かされるでしょう。

子供の習い事に通っている日数や予算は?

一週間で習い事に通う日数の調査が行われ、 多かったのは週1日・週2日でしたが、週3日以上と回答した割合も35%にも上り、 なかには週7日という回答も…! 習い事をいくつも掛け持ちする子どもも多いようです。 習い事に通う曜日は、平日では水曜日、週末は土曜日が人気のようです。

子供の習い事に掛かる平均費用はどれくらい?

気になる費用ですが、月額で5,000円から30,000円程度が主流のようです。

月謝やレッスン費用のほかに、教材や道具代、交通費もかかります。 複数掛け持ちしていれば、それだけ家計には大きな負担にもなります。

実際に、習い事にかかる費用の負担感をみると、 約6割が“負担”と回答しており、 外食費や被服・美容費、レジャーなどへの支出を我慢して 子供の習い事の費用を出している家庭が多いようです。

地域によっても子どもの習い事にかける費用の傾向に違いが見られ、 収入格差のほか、習い事に対する関心の高さ、習い事の充実度の差などが影響していると考えられます。

子供の成長だけでなく、家計にも目をむけて…

子供の心身の成長のために、 幼い時期から、習い事をさせてあげたいと思う家庭も多いでしょう。 しかし、家計には負担がかかることも、目を背けることの出来ない事実です。

親の希望ばかりで無理に多くの習い事をさせてしまい、 子供のやる気が無くなってしまうのものも良くないです。

費用が家計の負担になり、親子ともにさまざまな面で無理を強いられてしまっては意味がありませんし、親と子にとって Lose-Lose な関係となってしまいます。

子供の成長や家庭の状況にあわせ、 あらかじめ資金をコツコツ準備したり、かけられる費用の上限を決めたり、 達成目標(やめ時)を定めたり、家族で相談しながら時には習い事を見直すことも必要です。

子供の教育には、 「学費のように必ずかかる費用」と、「習い事のようにある程度柔軟性が持てる費用」があります。 家計の将来をシミュレーションしながら、計画を立てて無理のない範囲でやりくりをすることが、子供の成長と家計を両立させる秘訣といえそうです。

子どもの習い事は何歳から?

とあるサイトの調査で「子どもに習い事をさせているか」という質問に対し、 3歳までは半数以下ですが、4歳になると8割近くに急増! 4歳から習い事を始める子どもが多いようです。

4歳頃は自立心が発達し、 自分の意思が伝えられるようになる時期のため、習い事を始めるのに適した時期です。 また、4歳は保育園・幼稚園の年少クラスにあたり 習い事をしている友達からの影響によって、自分も始めたいと思うことが 4歳から習い事を始めている子供が多い要因のようです。

その後、 小学校2年生(8歳)になると、さらに習い事をしている子どもの割合は増え、9割近くなります。 要因として、小学校生活に慣れて落ち着いた8歳頃に習い事を始める家庭も多いようです。

【男の子向け】子供の人気習い事ランキング

1位 スイミング

スイミングは、私たちの子供の頃から大変人気のある習い事です。今も、男の子、女の子どちらの保護者からも根強い支持があります。

お風呂の際に、顔が濡れるのを極端に避ける我が子を見て心配になったり、 幼稚園で水泳の時間を嫌がるのを今のうちに克服したくて、 といった理由で通いだすことが多いようです。

◆スイミングを習うメリット◆

▼身体の強化

水泳は、習い事をしている子供の4割以上が習っており、 ぜん息の改善や呼吸器機能の強化、基礎体力の増強、 水への恐怖心の克服等の理由があるようです。

▼費用が手頃

スイミングが教室数も多く、送迎も便利で、 費用も手ごろなため、選ばれやすい傾向にあります。

▼持久力、体力、バランスの良い筋肉

スイミングのメリットは、ただ泳げるようになることだけではありません。 水泳は、全身運動なので身体全体の筋肉がバランスよく発達するといわれています。
また、呼吸法もマスターでき、持久力も養われます。 それまで、風邪をひきやすかったり、喘息気味だった子供が、 スイミングに通いだし、丈夫になったという話はとてもよく耳にします。

2位 英語・英会話

英語・英会話は、 小学校での必修化に備えるためや、外国人が身近な存在になったこと等で 自然に興味を持った子供が多いようです。

音楽系やスポーツ系の習い事とは異なり、 英会話は、実社会でも必要不可欠なので、親も幼いころから進んで習わせたくなるようです。

◆英会話を習うメリット◆

▼幼いころから習うことで、よりネイティブに近い発音ができる

およそ、10歳ぐらいまでは「感覚で発音を学ぶ」と言われています。なので発音に関しては、大きくなってから学ぶより断然有利なんです!

▼グローバルな視野が養える

また、乳幼児期から、英語圏の文化に触れることで、 グローバルな視野で物事を考えられるようになり、 将来、ビジネスの分野でも、習っていて損はないと考えられるでしょう。

▼楽しみつつも、勉強時間が確保できる

きちんと教えてくれる英会話教室で幼児期から勉強すれば、 小学生の頃には簡単な英文を読み書きできるようになります。

3位 サッカー

◆サッカーを習うメリット◆

▼ボール一つで手軽にできる

サッカーが野球よりも人気があるのは、なんといってもその手軽さです。 バットやグローブなど色々な道具を揃えなくても、 とりあえずボールさえあれば、楽しむことができます。
サッカーは集団で楽しむ競技ですが、 一人でリフティングやドリブルに挑戦できるのも、親しみやすいポイントかもしれません。

▼瞬時の判断力を鍛える事ができる

その他にも、サッカーでは瞬時の判断力を鍛えることができるといわれています。 瞬発力は、 将来、サッカー以外の武道系の習い事をする際や、車の運転などの日常生活でも、大変重要な能力です。
サッカーが多くの保護者から支持されるのも納得できます!

▼スポーツ全般に言えることとして…

・ 体力がつき、運動が好き&得意になる。足が速くなる。
・ 学校の体育の授業で活躍できる。
・ チームプレイを通して協力することの大切さを学び、社会性が身につく。
・プロ選手を目指すことも、趣味として続けることもできる。

◆費用はどのくらい?◆

子供のサッカーの習い事の月謝は、 サッカースクール、クラブチーム、スポーツ少年団(スポ少)の どれに通わせるかで大きく変わります。

一般的には、民間のサッカースクールは月謝が高めです。

クラブチームの場合、指導者がしっかり揃っていたり、遠征などが多く行われたり、強いチームは高めです。指導者がボランティアでやっているようなところは 月謝が安めな傾向があり、サッカーの習い事は、一概に言えない部分が多いです。 (※練習が週何回あるかによっても変わります。)

小学校や地域のスポーツ少年団は、多くの場合、 監督やコーチがボランティアで指導をしており、月謝は1,000円~3,000円と安いです。しかし、その分保護者の当番やお手伝いなどの負担があります。

4位 学習塾

近年では小学生でも塾に通っていることが一般的になってきました。

文部科学省の調査でも 私立校で約7割・公立校で約4割の生徒が塾に通っているというデータがあるほど!

中学受験のために私立校では多くの生徒が塾に通うことは想像できますが、 公立校でも約4割もの生徒が塾に通っているという事実に驚かれたのではないでしょうか?

◆学習塾に通うメリット◆

▼学校の授業の予習、復習を助け、基礎学力をつけることができる。

授業でわからなかった箇所は塾で質問をすることができます。学校の授業では生徒それぞれのペースに合わせてはくれないため、 授業についていけないお子様も多いのではないでしょうか。塾で予習、復習をすることで、 苦手な部分を克服し、基礎的な学力をつけることで、 学校の授業のペースに送れる不安がなくなりますね。

▼一緒に学習をする友達や、熱心な先生との出会いにより、学習する意欲が高まる。

1人で勉強しようと机に向かっても、 他のことに気を取られ、なかなか勉強に集中ができない子も少なくないはず… しかし、塾に行くことで勉強を頑張る多くの友達や、 熱心に指導してくれる先生が同じ環境にいて一緒に学んでいくことで、 自宅での学習以上に努力できるお子様も多いです。

▼受験対策ができる。

小学生~高校生まで、多くの子たちが経験する受験の対策をすることができます。受験の大きな壁を乗り越えるために効率よく勉強のポイントをおさえて、 しっかりと基礎固めをする必要があります。目標の学校の傾向と対策をつかみ合格するための確実な準備をすることが出来ます。

5位 体育・体操

幼い頃から、体を動かす習慣をつけるということは 基礎体力作り、運動能力の向上につながります。 走ったり、飛び跳ねたり、思い切り体を使う経験を通じて、 子どもは自分の体の動かし方を学んでいくのです。しかし、子どもが自由に体を動かせる場所が限られているのが現実です。

そこで注目されるのが、体操教室の習い事! 入園前の2、3歳からはじめたり、 早ければ赤ちゃん期から受講できる教室もあります。

体操教室には、運動能力の基礎を伸ばすことのほか、 集団活動・協調性・積極性・自立性といった精神的な発達を重視する教室も多いです。

◆体操の種類◆

体操の習い事は主に器械体操と新体操、体育教室に分かれます。

▼器械体操

その名の通り、鉄棒や平行棒、平均台などの器械を用いた体操です。
跳び箱や平均台、マットを用いて、学校における体育の延長のような内容を行います。

▼新体操

リボンやボール、フープなどの手具を用い、音楽に合わせて体を動かす体操です
技の難度のほか、美しさや表現力を競います。

▼体操教室

器械体操で行うようなマット運動や飛び箱のほか、 ストレッチやトランポリンなどの運動を行います。
幼児期の子ども向けに開講されていることが多く、 基礎体力づくりに重点を置いた習い事となっています。

【女の子向け】子供の人気習い事ランキング

1位 ピアノ

子供のピアノの習い事は、今も昔も習い事の定番ともいえる、人気の習い事です。幼稚園や保育園(3~5歳)から小学校低学年にピアノを習い始める子供が多く、 特に女の子に人気!

何かひとつでも楽器ができると、その道のプロを目指さなくても、 一生の趣味・特技として長く楽しむことができます。

中でもピアノを弾ける子は、合唱や卒業式などの伴奏など 小学校・中学校での活躍の場も多く、周囲から憧れられる存在になることもできます。

◆ピアノを習う通うメリット◆

▼楽譜が読めるようになる

ピアノを習うことで、「楽譜」を読むことが出来るようになることが 大きなメリットと言えるでしょう。
そのため、音楽の授業などで楽譜をサラサラと読むことが出来たり 楽譜の読み方の分からない友達に教えてあげることも出来ます。
その派生で、他の楽器に触れることのきっかけにもなります。

▼たくさんの楽曲に触れることができる

ピアノの練習や発表会でたくさんの楽曲に触れることができます。
クラシック音楽の曲名や作者も、自然に覚えられるのもメリットと言えます。
音楽が身近なものとなり、知識が広がります。

▼リズム感がつく

ピアノの練習の中で、ここで半音休むとか、 ここで出だしの両手を合わせるなど、音のタイミングを学びます。

▼脳の発育にいい

幼少期にピアノを習うことが脳の発育にいいと言われています!
特に両手や足が違う動きをすることで、脳のさまざま部分が発達していくといわれています。

2位 スイミング

体は大切な資本なので子供の頃は学習ばかりに偏ないようにすることも大切でしょう。

心身の鍛錬ができる水泳は季節や天候に左右されず、 一年中続けられるというのも魅力の一つで 女の子にもぜひおすすめしたい習い事です。

3位 体育・体操

遊びを取り入れながら運動できるような教室がおすすめです。

新体操は、基本の体操を教えながらリズムに合わせるレッスンもあります。 衣装もかわいらしく、満足度が高いのが特長です。

4位 英語・英会話

英語が生かせる将来の職業も、通訳・翻訳かや国際線のCA等があげられます。

英語ができることで、新しい物事が学ぶことができ それが就職にも役立つという事も往々にしてあるので 効果的に学ぶことができればリターンも大きな習い事です。

5位 学習塾

中学受験をする場合は塾に行くことがとても大切で、 通うなら小学3年生の2月から始めるのがいいみたいですね。

また自分から塾に行きたいと言ってくる場合は、 どうして行きたいのかを理由を聞いてあげてください。

友達が行ってるからという理由の場合は、 塾に行かせても遊びがメインとなってしまいがちになるので注意が必要です。

その他にも、こんな習い事が!

現代の需要に合わせた習い事が、登場してきています。

子供の興味を伸ばしてあげることは、大切なことでしょう。 ぜひ、参考にしてみてくださいね!

プログラミング

プログラミング教室の内容は、 それぞれのプログラムや子どもの年齢、レベルによって異なっています。

小学生低学年くらいの子ども向けには、 プログラミングの入門として 「スクラッチ」と呼ばれる入門向けのプログラミング言語を使用して 簡単にゲームなどを作っていきます。スクラッチなどの子ども向けのプログラミング言語は ブロックを組み合わせてプログラムを作れるるので、小さい子でも楽しく学べるのがポイント!

レベルが上がって行くと 実際のwebサービスやアプリを作るのに使っているプログラミング言語を使った 本格的なプログラミングに挑戦することもできます。

プログラミングを学ぶメリットをご紹介します。

◆プログラミングを学ぶメリット◆

1. プログラミング力が身につく

小学校でのプログラミング必修科が検討されているように プログラミング力は、国語や算数と同じように特別な能力というよりも 基礎的な教養の一つになってきています。将来、どんなキャリアを歩んでも生かすことができるでしょう。

2. 論理思考能力が養われる

プログラミングには論理的な思考力が不可欠。自分の頭の中で考え続けることで論理思考の訓練にもなり、 どんどん思考能力を高めることができます。

3. ものづくりの楽しさを実感できる

わたしたち大人も小さい頃に図工の授業や砂場遊びなどで 好きなものを作って「楽しい!」と感じたことがありますよね?
自分の手で想像したものを形にする経験は子どもの創造力を高めて、 ものづくりの喜び感じさせてくれます。

トランポリン

子供は飛んだり跳ねたりするのが好きですよね。だからトランポリンもやってみると、きっと気にいるはず! 効果としては バランス感覚がつく、体幹が強くなる、全身が鍛えられる、といったものがあります。

ちなみにトランポリンは身長がひくいほうが有利な競技です。 (空中ではやい速度で回転できるため。)

◆トランポリンで身長が伸びる!?◆

トランポリンは身長をのばすのに効果のある運動とも言われています。 縦方向への骨への刺激が身長を伸ばすのにいいなのだとか!

モトクロス

モトクロスとはオートバイ競技の一つです。オフロードのでこぼこしたコースをオートバイで走ります。 男の子の子供にとってはかなり楽しめる習い事です!

ボルダリング

壁にくっついたカラフルな岩(を模したモノ)を登っていくスポーツ。最近知名度が上がってきました。

ボルダリングができる場所も各地にできてきました。 全身を使うスポーツのため、体をまんべんなく鍛える事ができるスポーツといえます。

子供にやる気があれば、体操なども一緒に習わせてあげると さらに相乗効果が期待できます。(両方全身運動&バランス感覚が鍛えられる)

子供が成長できる習い事をさせてあげましょう!

やはり、親のエゴではなく お子様が自発的に「やりたい」というものをやらせてあげるのが一番ですね。

習い事は、費用がかかりますが 経験することは、その子にとって今後の人生に役立つ、もしくは左右するものとなります。

日本の未来の担い手としてどんな活躍をしてくれるのか、のびのびと成長してほしいものですね。

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