ママ友に疲れるのはなぜ?答えはあなたの中に。思考を変えて自由に生きよう

ママ友に疲れる原因はあなたの中にある

初めての子どもですと、入園の前に、「ママ友をたくさん作ろう」と意気込んでいる方もいるでしょう。ママ友の友。友と聞けば、学生時代の友達付き合いのように本音で話せて、長く付き合える関係をイメージするかもしれません。しかし、ママ友の関係はそうではないことも多いのです。

ママ友は、子ども同士が同じ幼稚園・こども園というつながりだけです。年齢層、下は20歳前後、上は45歳前後までと幅広く、価値観も異なります。親同士の付き合いには関わりを持ちたくないという人、挨拶だけはしておこうという人、ほとんど姿を見せない人もいます。また同じマンション同士の友達グループや、小学生の兄弟を持つ親のグループ、社宅グループなど、もうすでに人間関係ができあがっていて、新しい人は入りづらいこともあります。子どもの園のママ友事情を知らずに、やみくもに笑顔を振りまいても、あなたが疲れてしまうだけです。

ママ友に疲れるのはこんな思考が原因!

ママ友との付き合いに疲れるのは、あなたのママ友との付き合い方の思考に原因があるかもしれません。どんな思考を持っていると、付き合いに疲れてしまうのか。経験者の具体的な声を紹介します。

早くママ友を見つけなくては…と感じるAさん

初めての子どもが幼稚園に入りました。ママ友がいない私は、寂しい人だと思われているかも。そういう不安にかられ、第一印象で合わないと感じる方とも、付き合おうと努力してみたり。また無理をして、自分から積極的にいろいろな人に話しかけてみたり。今思えば、焦っても仕方ないと分かっていても、早くママ友を見つけなくてはと、頑張って疲れてしまいました。

誘いは受けなくては…と感じるBさん

長男が年中に進級したときに初めて知り合ったお母さん。私に積極的に話しかけてくれ、とても嬉しかったことを覚えています。その後、初めてランチに誘ってくれたときは本当に嬉しくて、とても楽しい時間でした。その後も何度か二人で、または同じクラスのお母さんたちとグループで、お茶をしたり、ランチに行ったりしていたのですが、だんだんおっくうになってきました。

もともと、私は人付き合いが苦手な性格。誘いを断ると、付き合いが終わってしまうような気になり、断れませんでした。長男が卒園した今、疎遠になりました。無理に相手に合わせなくてもよかった。今はそう思います。

話を合わせなくては…と感じるCさん

あるお母さんと、参観日のとき、偶然話す機会がありました。ある韓国スターが好きだということを聞き、私はファンではないですが、すこし知っていたので、話を合わせました。しかし、その後、会うたびにイベントに誘われたり、彼の音楽の感想を聞かれたり。私もファンだと勘違いされたようです。無理に付き合うのに疲れたので、年長のとき、クラスが変わって、ほっとしました。どこかで、私はファンではないと正直に言えたらよかったと後悔しています。

相手に合わせなくては…と感じるDさん

いつも挨拶をしてくれる感じのよい方がいました。送迎のときに何気なく話していると話も合うので、親しくなりました。彼女も私と同じでいつも一人だったので、ママ友が欲しくて、声を掛けてくれたのかもしれません。少し不安もありました。朝から完璧なメイク。ブランドもののカバン。私といえば、朝はノーメイクにパーカーという楽なスタイル。おしゃれには無関心でした。でも彼女に合わせたほうがいいかもと思い、朝から自分なりに完璧なメイクをし、服も買い足しました。日が経つにつれ、彼女には、友達ができてきました。同じようにおしゃれで、都会的な雰囲気を持つ、私とは違うタイプです。そして私とは次第に疎遠に。私は何をやっていたのだろう、と疲れてしまいました。

ママ友に疲れたら思考を変えてみよう

付き合いに疲れるからといっても、全く付き合わないという訳にはいきません。参観日や行事などで度々顔を合わせる相手です。ママ友に対する、あなた自身の思考を変えてみる。これがあなたの気持ちが軽くなるための、最も簡単な解決方法です。

相手に合わせすぎないようにする

相手は相手、私は私。こう考えられたら楽ですね。毎日の送迎で一緒になるから。園バスのバス停が同じだから。母親同士、顔を合わせずに済ませることはできませんが、付き合いたくないからと無愛想を決め込むのにも抵抗があるでしょう。

例えば、園バスが行った後に、長々と続く立ち話に付き合いたくないならば、「家事がたまっているから」、「資格の勉強を始めたから」など少しずつ断りを入れてみましょう。挨拶はきちんとし、当たり障りのない会話ぐらいで終わらせ、必要以上の付き合いはしない。そのうち相手も、距離をおこうとしているなと察するはずです。相手に合わせすぎず、自分の意志を優先する思考を持ちましょう。

去る者追わずという考え方

ママ友として仲良くなるきっかけの一つに、子どもが一人っ子同士、習い事が同じなど、何か共通点があることがあります。しかし、その同じという状況に変化が起きた途端、距離を置かれる、無視されるということがあります。例えば、一人っ子の母親が妊娠したときです。素直におめでとうと言ってくれる人も多数いますが、中には、嫉妬をして無視するようなママ友もいます。また小学校受験で、同じ学校を受験した場合。自分の子どもは合格して、ママ友の子どもが残念な結果に終わったとき。近所で偶然会ったとしても、赤の他人のような態度をとるママ友もいます。

そんなママ友の態度に驚くとともに、自分が何か悪かったのかと考え込むかもしれません。ママ友の本当の性格が見えたということです。付き合いは表面上だけだった。去る者は追わず。そういう思考が必要です。

つかず離れずで距離を保つ

幼稚園でずっと一人でいるのも寂しいけれども、必要以上に付き合いたくもない。そんな気持ちを持つ方も多いはずです。必要以上に深い付きあいをしなくでもいいのです。ママ友と、つかず離れずの関係ができたら、理想的でしょう。挨拶はしっかりする。幼稚園の行事や係の仕事など、先生から保護者に手伝いを求められたら、しっかり協力する。そのうちに、ランチやお茶に頻繁に誘われるようになってしまったら、正直に、そういう場が苦手だから、と言っても構わないでしょう。幼稚園の子を持つ母親として、やるべきことはきちんとやる。私はこういうスタイルの人だ、と周りの人に伝われば、つかず離れずの関係が築いていけるはずです。

思考を変える力を今後に活かそう

苦手な人とも、うまく付き合わなくてはいけない。人間関係の悩みは、生きていく限り、尽きることがないでしょう。ママ友だけでなく、新しく始めた職場、地域やPTAの活動など、いろいろな人と関わっていかなくてはいけません。また夫や子どもが、同じように人付き合いで悩むこともあるはずです。何かもめ事があったとき、相手の考え方を変えることは難しく、時間もかかります。ぜひ、ママ友との付き合い方で身につけた、自分の思考をまず変える方法を今後の人生でも活かして下さい。きっと楽に生きられる方法が見つかるはずです。

また、あなたの経験を活かして、家族や周りの人を助けることもできるはずです。柔軟な思考を持って生きる。ママ友から大切なことを学んだのではないでしょうか。

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