実はとっても簡単!自宅でできる、手作りアロマオイルのレシピとオススメの使用方法!

自宅でアロアテラピーを楽しもう!

アロマを生活に取り入れて、日常を楽しく

ヨーロッパやオーストラリアなどの海外ではアロマテラピーが盛んで、日常のなかに自然に植物の力を取り入れてきました。アロマテラピーは医学的な効果が確立されているわけではありませんが、気持を整えたり自然治癒力を高めたりする働きがあると言われています。

そんなアロマテラピーは日本でもポピュラーなものとなり、さまざまな楽しみ方をする人が増えてきました。大きなショッピングモールにアロマ専門店が入っていたり、店頭でエッセンシャルオイルを焚いていたりもしますよね。ナチュラルで優しい香りに足を止める人も多いと思います。

アロマオイルはたくさんの種類があり、オイルによって効能も違います。アロマオイルは香りを楽しむだけではなく、いろいろなことに使うことができます。

そこで、アロマオイルを手にいれる方法も含めて、アロマオイルの活用法についてお話しします。

アロマオイルはどこで手にいれる?

まず、アロマオイルの入手方法についてお話しします。

アロマオイルの専門店はたくさんありますが、日本でよく聞くのは「ニールズヤードレメディーズ」や「生活の木」などのショップですよね。アロマ専門店には良質なオイルがたくさん並んでおり、店員もアロマオイルに詳しい方が多いので、何を選んだらいいかわからないときでも安心です。

いきなり専門店に行くのは敷居が高いと感じる場合は、無印良品もおすすめです。いつものように買い物を楽しむついでにアロマオイルを見て試してみるのもいいですね。

ネットにもアロマオイルを扱っているショップがたくさんありますが、アロマオイルを選ぶときには香りの好みも重要になります。できたら、実際にアロマオイルを手に取って香りを確かめてからかうことをおすすめします。

ただ、良質なアロマオイルは結構高価です。こんな小さい瓶なのにこんなに?!と思うと少しためらってしまいます。では、手ごろな値段で良質なアロマオイルを楽しんでみたいときは、どうしたらいいでしょう?

もし時間に余裕がある場合は、アロマオイルを手作りしてみましょう。アロマオイルって自分で作れるの?と思いがちですが、実は楽しく手軽に作ることができるんですよ。専門的な機械がなくても作る方法がありますので、ちょっと試してみたいという方も気軽にチャレンジしてみてくださいね。

自宅でアロマオイルを作るのは簡単!

実はとっても気軽!

アロマオイルやハーブオイルは、意外と簡単に自分で作ることができます。自宅で花やハーブを育てている方や、安心できる材料を使いたい方などは、手作りにチャレンジしてみましょう。専用の機械がなくても、材料さえあれば自宅にあるもので代用して作ることができます。

アロマオイルは作っているときも楽しいのですが、そのオイルの香りを楽しんだりスキンケアやマッサージをしたりする時間もとても素敵なものです。自分で育てたハーブで作った新鮮なアロマオイルは香りが強く、市販のものとはまた違った良さがあります。ぜひ、アロマオイル作りを楽しんでみてくださいね。

アロマオイルを作るのに準備するもの

自分でアロマオイルやハーブオイルを作る場合、手軽で簡単なのは、キャリアオイルにハーブを漬けて作る方法と、水蒸気蒸留法によって作る方法です。それぞれの方法によって準備するものは違いますが、どちらも家にあるものや手に入りやすいものばかりです。

ただ、使用するハーブや植物はなるべく新鮮なものを用意してください。

アロマオイルの作り方

キャリアオイルに漬け込んで作る方法(ハーブオイル)

キャリアオイルと呼ばれるオイルに、ハーブや植物を直接入れて作ります。最初に少し熱して、あとは漬け込んでおくだけでできるので、とても簡単ですよ。

★用意するもの

  • 耐熱性のガラス瓶、またはガラス容器…ふた付きの瓶や容器で、あらかじめ煮沸消毒しておきます。
  • キャリアオイル
  • お好みのハーブや植物…どちらもしっかりと乾かしておきます。

★作り方

  1. 耐熱性のガラス容器やガラス瓶にハーブ(または花)とキャリアオイルを入れてよく混ぜます。
  2. 弱火で1時間ほどじっくり湯煎にかけます。
  3. 火を止めたらゆっくりと覚まし、そのまま半日ほど放置します。
  4. 数日、常温で置いておいて、キャリアオイルにハーブの香りが移ったらハーブを取り除きます。
  5. 完成!

☆作り方動画:

水蒸気蒸留法で手作りする方法(アロマオイル)

水蒸気蒸留法とは、熱い蒸気をハーブや植物に当ててアロマオイルを作る方法です。

原理としては、

  1. 熱した蒸気をハーブや植物に当てて、芳香成分を含んだ蒸気を発生させます。
  2. その蒸気を氷などで冷やすと、水蒸気が冷やされて液体になります。
  3. その液体はオイルと液体に分かれるのですが、軽いオイルは上に浮くのでオイルだけをスポイトなどで吸い取ります。これがアロマオイルです。

このとき、オイルの下にできた液体はハーブの良い香りがしており、「芳香蒸留水」または「フローラルウォーター」と呼ばれています。この液体の部分にも植物の恵みがたくさん含まれていますので、捨てないでとっておきましょう。

水蒸気蒸留法でアロマオイルを作るための専用の器具も売っていますが、けっこう高価です。いきなり全部そろえるのは勇気がいりますが、原理さえ踏まえておけば大きめの鍋と耐熱容器で作ることができます。

ぜひ、動画を参考にして作ってみてくださいね。

☆作り方動画:

ただ、水蒸気蒸留法でアロマオイルを作る場合、大量のハーブや植物が必要になります。ガーデニングでたくさん増えたハーブをふんだんに使ってみてくださいね。アロマオイルを作るときは庭でたくさん育ったハーブを使うほかに、乾燥させた状態で売っているハーブティーを使うのも良い方法です。

アロマオイルの材料はネットでもアロマ専門店でも買うことができます。乾燥させた状態でたくさんのハーブが揃っていますので、より手軽に始めることができますね。

アロマオイルを手作りするときにおすすめのハーブ

ラベンダー…アロマバスや化粧水に

【ラベンダーの効能】

  • 殺菌効果:ニキビや皮脂の気になるお肌のスキンケアに。
  • 炎症を抑える:ヤケドや湿疹の治療に。
  • リラックス効果:不眠症の解消、ストレスや緊張の緩和。

市販されているアロマオイルのなかでも特に人気が高いのがラベンダーです。ラベンダーは紫色のきれいな花が咲くので、観葉植物として育てている人も多いですよね。比較的育てやすい植物ですので、アロマオイルの材料として最適です。

ラベンダーは、産地によって香りが変わると言われています。自分が育てたラベンダーをオイルにしたらどんな香りになるのか、興味がわきますね。

ペパーミント…ルームスプレーに

【ペパーミントの効能】

  • リフレッシュ:気分を切り替えたいとき、眠気を覚ましたいとき
  • 頭痛の緩和
  • 抗菌作用:汗や皮脂が気になる季節に

ペパーミントは、いわゆるミントのスーッとした香りです。多年生で育てやすいペパーミントは、植えるとどんどん増えますのでなかなか消費しきれません。そこで、ペパーミントの葉っぱをたくさん使ってアロマオイルを作りましょう。

カモミール…スキンケアに

【カモミールの効能】

  • リラックス効果:不眠症の解消
  • 炎症を抑える:ニキビややけどの治療、肌荒れの解消
  • 保湿作用:肌にうるおいを与える
  • 生理痛の緩和
  • 身体を温める:リンパマッサージなどにおすすめ

白い花びらが可愛いカモミール。

よくカモミールオイルはりんごの甘い香りがすると言われますが、実はりんごのような香りがするのは花が咲いているときのことで、オイルにしたときは薬品のような独特の香りがします。香りを楽しみたい場合は、香りのよいオイルを混ぜて使うのがおすすめですよ。

カモミールには「ローマンカモミール」と「ジャーマンカモミール」の2種類があります。この2種類は効能は似ていますが、花の形と香りが違います。

レモン…ルームスプレー、掃除用に

【レモンの効能】

  • リフレッシュ効果:気持ちを前向きに明るくする、不安の解消
  • 殺菌消毒作用:部屋の空気のリフレッシュ、掃除に
  • アクネ菌を抑える:ニキビ予防

レモンのオイルは、レモンそのもののさわやかな柑橘の香りがします。甘すぎず、なじみのある香りですので、家族が集まるリビングで使うのに向いています。

ただ、レモンオイルには、肌に塗った状態で日光に当たると肌にダメージを与える「光毒性」という作用があります。いわゆる「油焼け」とも言われているもので、オイルを塗った状態で紫外線を浴びると、油分が酸化し、肌がくすんだり色素沈着を起こしたりするものです。

油焼けを防ぐために、レモンオイルをスキンケアに使うときは、日中や朝は避けて夜だけにしましょう。

ローズマリー

ローズマリーはお料理やお菓子などにも使われることの多い、とてもメジャーなハーブです。収れん作用と殺菌効果があるので、スキンケアに適しています。ハーブオイルなどを作った場合には、スキンケアオイルとして活躍してくれるでしょう。肌質を問わず使うことができるところもポイントです。

ローズマリーのその刺激的な香りは、お肉を食べる際に消化を手助けしてくれたり、また防虫効果としても効果を発揮してくれたりします。用途の広い、とても便利なハーブの一つですね。

葉をこするだけでもその爽やかな香りを楽しむことができますが、ぜひお部屋全体をローズマリーの香りで満たしてみましょう。

無気力なとき気分を高める役割を果たしたり、抗うつとしてもとても有効だと言われています。自信がないときに、自分を肯定することができるようになったりと、体だけでなく心にも強く作用します。

何か急いで仕事を片付けてしまいたいときなど、ローズマリーの香りは集中力をアップさせてくれます。また、勉強にも効果的ですよ。

いろいろな場面で効果を発揮してくれるローズマリー、ぜひアロマオイルを手作りして楽しんでみましょう。

ハーブオイルを手作りする際におすすめのキャリアオイル

キャリアオイルはスキンケア効果が高く、オイル美容として注目されているオイルです。もしかしたらアロマオイルの原料というよりも、スキンケア効果のあるオイルという印象の方が強いかもしれませんね。

キャリアオイルはスキンケアにも最適ですので、アロマオイルを使って残った分はスキンケアやボディケアをするときに使いましょう。

ただ、オイルを使うときに心配なのが油焼けですが、油焼けはすべてのオイルで起こるわけではありません。精度が低くて不純物が混ざっているオイルは、紫外線によって酸化しやすく油焼けにつながるのです。

また、精度が高くても、もともと酸化しやすいオイルだと油焼けするおそれがあるので注意が必要です。酸化しやすいオイルは、グレープシードオイル、ローズウッドオイル、馬油などです。これらのオイルは朝や日中のスキンケアには使わないようにしましょう。

逆に酸化しにくいオイルは、オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなどです。しかも、ココナッツオイル、ホホバオイル、アルガンオイルには日焼けを予防する効果も期待できるのです。

アロマオイルの材料としてだけではなく、スキンケアにも使いたい場合はオイルのテクスチャだけでなく種類も意識して選びましょう。

では、手に入りやすくてなじみの深いキャリアオイルをご紹介します。

グレープシードオイル

ブドウの種(グレープシード)から抽出されるオイルで、軽くてさっぱりして伸びの良いオイルです。低刺激ですので、敏感肌の方でも安心して使うことができますよ。

また、グレープシードオイルはほぼ無臭でアロマオイルの香りを邪魔しません。

グレープシードオイルは酸化しやすいリノール酸が主成分です。酸化を抑えるビタミンEが豊富に含まれていますが、早めに使い切ることがおすすめです。

オリーブオイル

オリーブオイルは料理に使われることも多く、なじみのあるオイルですよね。ハーブオイル作りに使う場合は、エキストラバージンオイルがおすすめです。

オリーブオイルには、ビタミンEやAが含まれているので、肌を柔らかくしてシミを予防する効果が期待できます。

ただ、オリーブオイルには特徴的な香りがありますので、香りが気になる場合はほかのキャリアオイルと混ぜて使いましょう。

ホホバオイル

サラッとしていて伸びが良いオイルですので、美容オイルのベースとして使うのがおすすめです。ホホバオイルは酸化しにくく変質や劣化もしにくいので、急いで使い切る必要がなく、とても使いやすいオイルですよ。

また、ホホバオイルはほぼ無臭ですので、アロマオイルの香りを邪魔することもありません。

ヘーゼルナッツオイル

ヘーゼルナッツオイルは、ナッツの香ばしい香りが特徴的なオイルです。テクスチャは重めですが、伸びが良くて浸透も早いので、スキンケアやマッサージなどに使いやすいですよ。

ナッツの香りが気になる場合は、香りのないホホバオイルなどを混ぜることがおすすめです。

スイートアーモンドオイル

精製の仕方によっては、ほのかにアーモンドの香ばしい香りがするオイルです。少し重めですので、夏よりも秋冬の使用が適しています。

スイートアーモンドオイルには、オレイン酸・リノール酸・ビタミンB・ビタミンEなどの栄養分を豊富に含み、どんな肌質の方にも合いますが、特に乾燥肌の方におすすめですよ。

オススメのアロマオイル使用方法

アロマオイルを手作りしたら、いろいろな使い方をしてみましょう。

アロマオイルを加えたスキンケアアイテムや、掃除に使えるものなど、使い方はさまざま。天然の素材を使ったシンプルなアイテムは、小さい子供やペットがいる家庭でも安心して使うことができます。

また、同じ材料でいろいろなものが作れますので、目的ごとにあれこれ買い揃える必要もありません。たくさんのストックをどこに収納しようかと悩むことも少なくなります。成分がシンプルで安心して使えるだけではなく、家もすっきりしてシンプルに過ごすこともできるのです。

では、実際にそれぞれのアイテムの作り方と使い方をご紹介します。

スキンケアに

肌が敏感だったり合わない成分がいくつかあったりする場合は、肌にやさしくてシンプルな成分の化粧水がおすすめです。

アロマオイルを作ったときにできたフローラルウォーターを使うと、より効果的に肌の悩みが解消されますよ。

【化粧水】

★材料★

精製水またはフローラルウォーター、グリセリン、(エタノール)、お好みの精油

★作り方★

グリセリン:精製水の割合は1:9で、エタノールを入れる場合は、グリセリン:エタノール:精製水=1:1:8になるように量を計ります。

そして、精油は全体量の1/5滴入れます。たとえば、50ml作る場合はグリセリン5ml・精製水45ml・精油は合計10滴入れます。

さっぱりさせるため、また防腐作用のためにエタノールを入れる場合は、グリセリン5ml・エタノール5ml・精製水40mlです。

化粧水におすすめのアロマオイルは、炎症を抑えるラベンダーや保湿効果のあるカモミールです。

ガラス瓶などの容器に上記を混ぜますが、水とオイルは混ざりにくいので、まずグリセリンと精油を入れて混ぜてから精製水を入れます。

エタノールが苦手な場合は入れなくても大丈夫ですし、保湿用のグリセリンが合わない場合はヒアルロン酸やはちみつを入れるとしっとりします。

オイルが肌に合うかどうかパッチテストをしてからスキンケアに使用することが大切ですが、パッチテストをするときはアロマオイルを直接肌に塗らないようにしてください。

フローラルウォーターや精製水に少しずつ入れて、肌に刺激や赤みが起こらないようだったら少しずつアロマオイルの量を増やしましょう。

【スキンケアオイル】

乳液や美容液の代わりにオイルでフタをしたり、化粧水の前の導入液としてオイルを使ったりする「オイル美容」が注目されています。

オイル美容だと、たくさんのアイテムを使わずに肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐことができます。

また、このオイルでボディマッサージやベビーマッサージをすることもできますし、ヘアオイルにもなりますので、たくさんのアイテムを買う必要がなくなりますよ。

★材料★

ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイル、アロマオイル

★作り方★

ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイル10mlに対してアロマオイル1滴の割合で混ぜます。

ホホバオイルなどのキャリアオイルは、それだけでもスキンケア効果が高いものです。

そのキャリアオイルに、肌の悩みに応じてアロマオイルをプラスしてスキンケアに活用しましょう。

虫刺され対策

【虫よけスプレー】

部屋や網戸などにシュッとスプレーして使います。ケミカルな虫よけスプレーが苦手な方でも安心して使うことができます。

★材料★

無水エタノール、精製水、ユーカリやローズマリーなど蒸しが嫌がる香りのアロマオイル

★作り方★

無水エタノールと精製水の割合は1:9で、オイルは適量入れます。

スプレー容器にエタノールとアロマオイルを入れて混ぜて、精製水を入れてさらによく混ぜます。

【虫刺されジェル】

虫に刺されたときに肌に塗ることで、かゆみや炎症を抑えてくれるジェルです。

★材料★

グリセリン小さじ1杯、重曹小さじ1~2杯、ラベンダー製油とティーツリー精油を各1滴。

★作り方★

容器にグリセリンを入れて、重曹とアロマオイルを加えて混ぜてペースト状にします。

好みの固さになるように重曹とグリセリンを調節してくださいね。

(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | 精油とは

除菌・抗菌スプレー

気になる菌を除去する作用のあるスプレーもアロマの力を借りて手作りすることができます。

★材料★

無水エタノール、精製水、殺菌作用のあるアロマオイル:ティーツリー、ユーカリ

★作り方★

無水エタノールと精製水の割合は1:4で、アロマオイルは合計の量10mlに対して2滴入れます。

50ml作る場合は、エタノール10ml・精製水40ml・アロマオイルは5滴、100ml作る場合はエタノール20ml・精製水80ml・アロマオイルは10滴です。

殺菌作用があるアロマオイルはティーツリーとユーカリだと言われていますので、この2種類を入れると効果的ですよ。

部屋のお掃除に便利な「おそうじスプレー」

気になる部分にスプレーして手軽に掃除ができるスプレーです。

たくさん作って何本かのスプレーボトルに分けて入れて、家のあちこちに置いておくとこまめに掃除ができて気持ちがいいですよ。

★材料★

無水エタノール、水道水、重曹、柑橘系のオイル

★作り方★

水道水250ml、エタノール小さじ1杯、重曹大さじ1杯、柑橘系のオイルを20~30滴用意します。

エタノールにアロマオイルを混ぜてから水道水を混ぜ合わせます。

重曹は水垢や手垢、水回りの汚れを落とすのに最適なうえに、消臭効果や除菌効果もあります。

ただし、重曹には研磨作用もありますので、傷がつきやすいものには使わないようにしてくださいね。

オレンジやレモンなどの柑橘系のアロマオイル、特にオレンジオイルは汚れを落とす作用と消臭効果が高いので部屋の掃除におすすめです。

※アロマオイルでのお掃除をするときの注意点※

壁や床などの材質によっては重曹やアロマオイルが適していないことがあります。目立たないところに使ってみて、変色や変質がないかを確かめてから掃除に使用してくださいね。

お部屋のリフレッシュにアロマスプレー

部屋の匂いが気になるときは、リフレッシュしたいときにぴったりのアロマスプレーです。

★材料★

無水エタノール、精製水、お好みのアロマオイル

★作り方★

無水エタノールと精製水の割合は1:4で、アロマオイルはお好みで入れます。

エタノールとアロマオイルを混ぜてから精製水を混ぜます。

アロマオイルは、使用する部屋や香りの好みによって量を調節してくださいね。

また、リビングはさわやかな柑橘系、寝室はリラックスできるラベンダー、など場所によって香りを変えるのも素敵です。

花粉症が気になる季節は、ペパーミントとレモンでスプレーを作るとスッキリします。

手作りルームフレグランスも

ケミカルな芳香剤の香りが強すぎると感じたときは、アロマオイルを使ったルームフレグランスがおすすめです。

【重曹とアロマオイルのルームフレグランス】

★材料★

口の広いガラス瓶や容器、重曹、アロマオイル、ガーゼやペーパーナプキン、リボンや麻ひも

★作り方★
  1. 容器に重曹を適量入れて、アロマオイルを数滴たらします。
  2. 容器の口にガーゼやナプキンをかぶせてフタにして、リボンや麻ひもなどで結んでフタを固定します。
  3. このまま、玄関やお部屋などに置き、香りがなくなった重曹はお掃除に再利用しましょう。

【保冷剤とアロマオイルで作るルームフレグランス】

★材料★

口の広いガラス瓶や容器、使わない保冷剤、アロマオイル、ガーゼやペーパーナプキン、リボンや麻ひも

★作り方★
  1. 保冷材の袋の口を切って中のジェル状の保冷剤を容器に入れて、お好みの量のアロマオイルを垂らします。
  2. 容器の口にガーゼやナプキンをかぶせてフタにして、リボンや麻ひもなどで結んでフタを固定します。

【リードディフューザー】

★材料★

細長くて口の狭いガラス瓶、エタノール、アロマオイル、竹串

★作り方★
  1. ガラス瓶にエタノールを入れてアロマオイルを数滴たらします。
  2. 竹串の尖っている部分を切って瓶に数本入れて、よくかき混ぜます。

いずれも、瓶や容器にデコレーションするとかわいいインテリアになります。容器のフタをとめる紐をリボンにするとガーリーになりますし、麻ひもにするとナチュラルな雰囲気になります。子供部屋のルームフレグランスにはかわいいシールを貼るのもいいですね。

万が一トラブルが起こってしまった場合には速やかに病院へ

アロマオイルは自然の植物を使って作られているため、肌や身体に優しいイメージがありますが、その植物にアレルギーがある場合はアロマオイルを使うことでアレルギー反応が出る可能性があります。

また、誰の肌にも合うと言い切ることもできませんので、スキンケアやボディマッサージに使う場合は事前にパッチテストをして肌に合うかどうかを確認してください。実際にスキンケアなどに使って肌に赤みや刺激を感じたときは、肌への使用を中止して病院で医師に相談することをおすすめします。

また、妊娠中や授乳中の方、持病があって薬を服用している方は、あらかじめかかりつけの医師に相談しましょう。

アロマオイルの使い道はたくさんありますので、肌に合わなかったとしてもルームスプレーや掃除などにも使うことができますよ。

手作りのアロマオイルは、一般的な化粧品のようにいつでも同じ品質のものを作れるわけではありません。同じ種類のオイルを作る場合でも、材料のハーブの産地が変わったり、使うハーブの量などを変えたりした場合は、使い始めるときに念のためパッチテストをしましょう。

(公社) 日本アロマ環境協会 | 安全に楽しむために

自作したアロマオイルは早めに使い切ろう

自作したアロマオイルは、防腐剤や保存料が入っていませんので、作ったら早めに使い切るようにしましょう。オイルの酸化や劣化を防ぐためには、湿度の高いところや室温の高すぎる場所を避けて、直射日光の当たらない場所に置くのがおすすめです。

さらに、光を遮る茶色い「遮光瓶」を使うとさらにいいですよ。

遮光瓶はアロマの専門ショップや手作り化粧品の材料を扱っているお店で買うことができますが、市販のアロマオイルの空き瓶を利用してもいいですね。

作ってから時間が経ったアロマオイルは、スキンケアなどには使わず掃除などで使い切るようにしましょう。

アロマオイルはいろいろなことに使えますので、余すことなく使い切ることができますよ。

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