敏感肌さんが洗顔料を選ぶときのポイント
皮膚が薄く刺激に弱い敏感肌さんは、スキンケアにも合うもの合わないものがありますよね。洗顔料を選ぶときの基準として、「洗浄力が強すぎないもの」「保湿成分が配合されているもの」「泡がしっかりと立てられるもの」であることを確認するのが失敗しないコツです。
洗浄力が強すぎると、汚れだけでなく必要な皮脂や肌本来の保湿成分まで洗い流されてしまうことがあります。また保湿成分が少なすぎるものは、洗いあがりがつっぱったような感触になる場合も。更に、最近増えている泡で出てくるタイプの洗顔料などは、コシの弱い泡になりがちなので、どうしても時短したい方以外にはあまりおすすめできません。
店頭で洗顔料の購入に迷ったら、好みの使用感や香りなども考慮しつつ、3つのポイントを押さえているかどうかを確かめてみてくださいね。
敏感肌をケアする洗顔のポイント
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肌が弱く刺激を受けやすいのが敏感肌ですが、そんな敏感肌に最適な洗顔の手順をご存じでしょうか?スキンケアの基本的な部分ではありますが、一度おさらいしておきましょう!
敏感肌の洗顔でやってはいけないこと
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敏感肌の洗顔でこれだけはやめて!というポイントがいくつかあります。
まず一つ目は、熱いお湯を使うことです。あまり温度が高いと肌に必要な皮脂まで流されてしまい、かえって乾燥を招きかねません。体温以上に高い温度のお湯は皮脂を溶かしますので、目安としては37度以下くらいに設定しておくのがおすすめです。洗顔料をしっかりと泡立てて洗えば、熱いお湯ではなくてもさっぱりと洗い上げることができますよ。
そして二つ目は、ゴシゴシとこすらないこと。これは洗顔中に限らず、ゆすぐとき、タオルで水分を拭くときも同様に注意したい点です。敏感肌は摩擦に弱いので、常にゴシゴシを避けるよう意識して過ごすと良いでしょう。シャワーも同様に、水圧が強すぎて肌に負担がかかるので、シャワーを直接顔に当てるのは避けるのがベターです。
そして最後は、強い成分の含まれた洗顔料を使わないことです。素早く洗浄できると謳っているものなどは特に、強い界面活性剤やアルコールなどが含まれていることが多いので、敏感肌の方にはおすすめできません。
敏感肌に優しい洗顔の手順
それでは上記を踏まえ、敏感肌をいたわる優しい洗顔の手順をご紹介します。
1.手と顔をぬるま湯または水で洗います。
水分だけで落とせる汚れもたくさんありますので、洗顔料を使う前にある程度きれいにしておきましょう。
2.洗顔料をしっかりと泡立てます。
泡立てネットやホイッパーなどを使うと簡単にふわふわの泡ができるのでおすすめです。
泡立てが足りないと、手で直接顔をこすることになってしまいますので、たっぷりと泡を用意するのが重要です。
3.顔に直接手が触れないよう、泡を動かしながら顔を洗います。
皮脂の多いTゾーンや小鼻、顎などに比べ、乾燥しやすい目元や口元は皮膚自体が薄いので洗いすぎないように注意が必要です。
とにかく擦らず、摩擦を最低限にするように心がけましょう。
4.最後にしっかりとゆすぎます。
洗顔料が顔に残っていると、その成分が刺激になってしまうので、きちんとすべてを洗い流すことが重要です。
鏡で泡の残りをチェックし、洗い残しがないようにします。
手で触ってヌルつきがある部分はまだ洗顔料が残っている証拠なので、すすぎの最後に一度顔全体を手で覆って確かめるのがおすすめです。
以上の手順で洗顔を行うことで、肌への負担を最小限に抑えつつ汚れを落とすことができますので、ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。
敏感肌でも使いやすいプチプラ洗顔料5選
牛乳石鹸 無添加 うるおい洗顔
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牛乳石鹸といえば牛のマークの赤箱石鹸が有名ですが、実はこの洗顔フォームは隠れた人気商品です。いい意味で大きな特徴がない非常にシンプルな洗顔料で、洗浄力もしっかりとありながらも、天然由来の保湿成分セラミド配合で肌への負担も軽くさっぱりと洗いあがります。
香りもほとんどないので誰でも使いやすいアイテムです。
ネットのレビューにはツッパリ感が気になるという声もありますので、洗顔後の保湿はしっかりとするのが良さそうですね。価格が非常にお手頃なので、家族みんなで使うのもいいかもしれません!
花王ソフィーナ 乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡
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こちらは「乾燥肌のための」という名前の通り、しっとりした洗いあがりが特徴の洗顔料です。泡が非常に濃密でしっかりと立ち上がるので、肌に手で触れることなく洗顔することができます。
その秘密は付属の泡立てネットと弾力泡技術によるものなのだとか。保湿成分のグリセリンも配合で、洗いあがりもしっとり。
とにかく泡がもちもちで気持ちいいとのレビューが多いので、乾燥が特に気になるという方は試してみる価値がありそうです。
花王ニベア クリームケア洗顔料しっとり
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青缶の保湿クリームでおなじみのニベアですが、洗顔料も保湿力たっぷりで人気のアイテムです。ニベアクリームと同様の保湿成分を配合で、もっちりとした泡立ちで気持ちよく洗い上げます。
ネットのレビューによっては、洗いあがりがしっとりしすぎてニキビができたという声もありましたので、脂性肌の方は注意が必要かもしれません。フォーム自体がとても濃厚なので、手で泡立てるよりも泡立てネットを使用した方がうまくアワアワになるそうですよ。
常盤薬品工業 NOV ノブ ソープD
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NOVといえば皮膚科医からおすすめされることもあるほど、低刺激なスキンケアブランドとして有名です。
こちらの「ソープD」はノブシリーズの中でもロングセラーの定番石鹸で、顔だけでなく全身にも使うことができ、デリケート肌にぴったりのやさしい洗いあがりを実感できます。
植物性油脂成分を中心に、アルギニンやスクロースといった保湿成分も配合されているので、洗浄力と保湿力のバランスがよく安心して使える石鹸です。
リッツモイスト クレンジング ウォッシュ
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こちらはクレンジングと洗顔が一緒にできるタイプのジェル洗顔料です。
アイラインやルージュなど濃いメイクはこれだけでは落としきれないというレビューもありますが、ナチュラルメイクであればこれ一つでクレンジングも洗顔も済ませられるというのは、忙しい方には嬉しいアイテムですよね。
しっとりとした洗いあがりとシトラスのさわやかな香りがネットレビューでも好評でした。
プチプラ洗顔料でも美肌は叶えられる!
刺激を受けやすく肌が荒れがちな敏感肌さんにもおすすめなプチプラ洗顔料でも、成分や使用感にこだわって選べば肌を優しく整えることができます。
もちろん合う・合わないは誰にでもあるので、実際に使ってみないとわからないことも多いですが、今回ご紹介したものはすべて、ドラッグストアやバラエティショップなどで2000円以内で買えるものばかりなので、気軽に試せるのも嬉しいですよね。
肌の状態も日々変化しますから、いくつか揃えておいてコンディションによって使い分けるのもいいかもしれません。
洗顔は毎日必ずするものですし、ぜひお気に入りのアイテムを見つけて、楽しいスキンケアタイムにしましょう!