自己啓発ってどういう意味?
自己啓発とは、そもそも何のために行うもので、どういった意味があるのでしょうか?
自己啓発とは、様々な訓練や、体験、勉強をすることにより、自分の能力や精神力を向上させたり、視野を広げたり、目標を達成したりと、現在の自分をより成長させるための行動です。これには旅行のような楽しい体験も含まれます。
現在の自分や人生に満足しているという方は少ないですよね?多くの方は、不安や不満を持っていたり、もっとこうなりたいといった願望があると思います。
そういった自分の願望を実現するための方法として、自己啓発活動があります。
自己啓発は、大きく分けて以下の2つに分けられます。
自分の人生のおける理想像や目標・目的を見つける
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まずは、自分の理想の人生とは何か?自分のやりたいことや成し遂げたいことは何か?どんな自分になりたいのか?など、自分の目標とする価値観を見つけましょう!
目標もなく、日々なんとなく過ごしてしまっているという方は、これを見つけることも自己啓発の一つです。
ふとした時に浮かぶ願望は色々あるかもしれませんが、何かを努力するからには、着地点をしっかりと定める必要があります。
忙しい世の中、自由に使える時間は限られています。
ゴールを定めないでやみくもに行動して努力した気になっても、最終的に時間だけ浪費したという事態になり兼ねません。
まず、自分の目標を見つけることから始めましょう!
自分の理想像や目標・目的に近付くために役立つ方法を探す、努力する
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自分の目標が見つかったら、それを達成するためにどうすれば良いのか、何を学べば良いのか、方法を探して実行します。
自分の目指す道の専門家、つまり目標とする人物を探すのが手っ取り早いです。
したがって、誰から学ぶのかというのがとても重要となってきます。
「この人みたいになりたい!」「このやり方が自分に合いそう!」というのが見つかったら、それを真似して実践してみましょう。
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例5選
それではここからは、女性が取り入れやすい自己啓発の具体例として、以下の5つをご紹介します。
手軽に取り組めるものから、少しハードルが高いものまでありますが、自分が自己啓発に費やせる時間、お金、適性などに合わせて選んでみましょう。
気を付けて欲しいことは、学んだことや知ったことをすべて鵜呑みにして信じ込むのではなく、自分に合っているのか、必要なことなのかをよく考えながら行うということです。
人に影響されやすく、流されやすい人は特に注意しながら、取り組んでくださいね!
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例①本を読む
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自己啓発本を読むことから始めるのは定番の方法です。
小説や専門家の本、成功者から学べる本、自己啓発に特化した内容の本など、自己啓発本に限らず、自分が興味を持った分野の本であればOKです。
著者がどんな人物なのかを調べることで、自分に合うのかどうか見極めます。
本を読むことはもっとも気軽に始めることができるので、目標が定まっていないという方は、手始めに様々な価値観の本をいくつか読んでみるのも、自分の価値観を発見したり、再確認したりするのに有効です。
自分の目標が明確な方は、その分野に特化した本を多く読み込むのも良いですね。
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例②講演会、セミナー、ワークショップなどに参加する
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自己啓発本の著者の講演会、講師による自己啓発セミナーなどに参加する方法です。
こちらはどちらかというと、目標が定まっている人におススメしたい方法です。
自分の目指す方向に近い体験談や成功話から学べる事はたくさんあります。本を読むことでも学ぶことはできますが、直接お話しを聞くというのは、その人の熱意や周囲の反応を実感できますし、質問できる、同じ目的を持つ人に出会えるなどの魅力も!
どんな集まりに参加するかを選ぶポイントは、主催者・講師がどんな経歴のある人なのか、目的は何か、自分の目的と合致しているか、参加費が適正価格かどうかなどです。
また、ワークショップという参加型、体験型のものもあります。運動や物作りなど具体的な技術を習得できたりと実際に自分で行動するものなので、とても記憶に残りやすいです。一方的に話を聞くのが苦手な人はぜひ挑戦してみてくださいね。
注意してほしいことは、洗脳したり、多額なお金を請求したりなど、中には悪質であったり詐欺のような内容である場合があることです。事前に十分調べてから選ぶようにしましょう。
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例③コーチングやコンサルを受ける
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専門知識を持ったコーチやコンサルタントに相談に乗ってもらう方法です。
セミナーのような集まりでは、講師対多数の参加者という形態のため、自分に最適な方法や解決策が見つからなかったという場合もあります。
一方、コンサルやカウンセリングであれば、もちろん1対1なので、自分の問題点や悩みを改善する方法や目的達成への方法を具体的にアドバイスしてもらうことができます。
その分お金はかかってしまうことが多かったり、コーチやコンサルタントが信頼できる人物かどうかが懸念されます。しかし、個々に合わせたアドバイスは大変貴重なものですし、より成果が出やすいので、確実に、短時間で結果を得たいという方に適しています。
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例④音声CDを聴く、動画を見る
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忙しくて自己啓発の時間が取れない、セミナーやワークショップなどの日時が決まった集まりに参加する時間がない、本を読むのが苦手という方は、音声CDや動画を利用するのがおススメです。
オンラインスクールやセミナーを録音・録画したもの、書籍を読み上げるものなど様々あります。こちらは同じ内容を何度でも繰り返し聞く、見ることができるのがメリットです。
ネット環境さえあれば、場所や時間を選ばず、移動中や、通勤中などの隙間時間を活用して勉強することが可能です。
女性が自己啓発を取り入れやすい具体例⑤資格取得にチャレンジする
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資格取得の勉強に励むこともおススメです。
資格の一番のメリットは、自分の能力を他人に証明することができるという点で、どんな時代でも強い武器となることです。
しかし、どの資格を取るのかというのが大変重要です。資格を取った後に、具体的に今後の人生の何に役立てたいのかを明確にしておきましょう。
人気だからとか、需要が高いからという理由で安易に資格を選ぶと、多くの時間を費やしたのに、結局役立てる場面が無かったということになり兼ねません。
特に合格率の低い難関資格は、「絶対に取る!」という強い決意と多大な努力が必要になります。
必ず、今後のキャリアプランや自分の趣味、家庭など、実際に役立つ場面があることを確認してから、勉強することをおススメします。
女性におすすめの自己啓発本5選
本を読むことは、自己啓発の初心者には始めやすい方法です。
もし合わない本だと分かっても読むのをやめて、また別の本を探すだけで済むので気軽に取り組みやすいです。
まずは本を読むことから始めてみたいというあなたに、女性におすすめの自己啓発本を5冊ご紹介します。
女性におすすめの自己啓発本①『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
著者:岸見 一郎,古賀 史健
発売日:2013年12月13日
こちらの本は、読んだことがなくても、タイトルだけは聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか?
著者である岸見一郎さんは哲学者、古賀史健さんは、ライター兼編集者で、数多くのベストセラーを手掛けました。この二人がタッグを組み、2013年に出版されてから、テレビや雑誌などで広く紹介されており、ドラマ化もされています。累計発行部数はなんと国内で250万部、世界では570万部を超え!
心理学者アルフレッド・アドラーの思想を物語にしてまとめた、まさに自己啓発書の定番と言える一冊です。
「どうしたら自分は幸せに生きることができるか?」という人生の大きな問いに対して、自分ではなかなか思いつかないような助言がたくさん語られています。
円滑な人間関係に必要な考え方を知りたいという方には特におススメします!
女性におすすめの自己啓発本②『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』
著者:シェリル・サンドバーグ
発売日:2013年6月26日
全世界で160万部を突破したベストセラーです。「LEAN IN(リーン・イン)」とは「一歩を踏み出す」という意味です。女性として働く時にぶつかる問題、例えば女性としてどんどんキャリアアップしていきたいと考えている女性や、結婚、妊娠、出産、子育てとライフスタイルが変化していく中で仕事との両立に悩む女性、子供がいても仕事を諦めたくないといった女性へ勇気を与えてくれる一冊です。
著者のシェリル・サンドバーグさんは、現在フェイスブックの最高執行責任者(COO)。その前は、Googleでグローバル・オンライン・セールス&オペレーションズの副社長、財務省首席補佐官を歴任など輝かしい経歴の持ち主です。
そんな彼女ですが、実は幼少期は貧困に悩まされ、大学卒業後にはご自身で家庭を経済的に救済したそうです。その後も結婚や出産を経て、多くの試練に立ち向かった彼女の経験から、働く女性へのエールが送られています。
新規大卒者の50%が女性となってから30年以上経過しても、いまだに世界では女性が重役に就くケースは少なく、男女平等とは言えない現状があります。こちらの本は働く女性の気持ちを理解し、性差別を無くし、社会を平等にしたいと願っている男性にとっても役に立つ本です。
女性におすすめの自己啓発本③『自分に自信をつける最高の方法 ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の世界一受けたい特別講義』
著者:常冨 泰弘
発売日:2017年4月7日
仕事もプライベートも日々頑張っているし、努力している。それなのにいつも自分に自信が持てないという方はいませんか?
そんな方におススメなのがこちらの一冊です。
本の中では、自分に自信を持つためには、自分を肯定する経験を積むことが大切と語られています。
特に幼少期に肯定されて育ったか、否定されて育ったかで自分のセルフイメージが左右されてしまうそうですが、大人になった今からでもそのセルフイメージを変える方法があるようです。
その方法はたったの2週間!その後の効果は劇的で、心の傷を癒やして自分を認めることができれば、あなたのこれからの人生“ありのままの自分で大丈夫”と自信を持って生きていくことができるでしょう。
そんな技術を体系的に説明してくれている本です。ぜひ一度手に取ってみてください!
著者の常冨泰弘さんは、教諭として20年間教壇に立ち、2008年より心理学、コーチングなどを学び始め、2012年より心理カウンセラーとして活動開始。ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプで各県代表のファイナリストにセルフイメージアップの講義を担当するなど、まさに現場で間近で見てきた人なので信頼性がありますね!
女性におすすめの自己啓発本④『女性の品格 装いから生き方まで』
著者:坂東 眞理子
発売日:2006年9月16日
人付き合いで大切なのは、真心と思いやり。
日々忙しく過ごしていると忘れがちな、気配り、心配り、女性としての品格について書かれている本です。
著者の坂東眞理子さんは、女性初の総領事(オーストラリア)として活躍したこともあり、内閣府初代男女共同参画局長、昭和女子大学副学長、同大学女性文化研究所長という輝かしい経歴を持つ人物。
社会進出する女性が増えて、男性と同じような仕事をする中で、女性ならではの考え方や価値観は仕事をする上でも大切なのではないかと思い、海外生活を通して学んだこと、海外と日本を比較して感じたことなどを踏まえて、女性、人間の品格について説明しています。
一昔前の古き良き日本で、親世代が子供に躾として言い続けてきたようなごく当たり前の気遣いやマナーといった印象もあります。
例えば、「礼状が書ける」「約束を守る」「型どおりの挨拶ができる」「昔の友達を大切にしましょう」など。
しかし、人として当然と思われることでも、自分自身ができているかどうか反省する機会は少ないものです。この本を読むことにより、自分にはこれは足りていなかったと大切なことに気付くことができるでしょう。
女性におすすめの自己啓発本⑤『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』
著者:西原 理恵子
発売日:2017年6月2日
著者の西原理恵子さんは、映画化された『毎日かあさん』を始めとして、多くのヒット作や受賞歴を持つ人気の漫画家です。エッセイやタレント活動もされています。
「ダイヤも、お寿司も、自分で買いましょう」「大事なのは、自分の幸せを人任せにしないこと。そのためには、ちゃんと自分で稼げるようになること」など、この本が強く訴えるメッセージは、「男性へ依存せず、女として自立して、自分自身の力で幸せを掴もう」ということです。
“女の子”とありますが、けっして子供向けというわけではありません。子を持つお母さんを含めたすべての女性が読むべき、まさに「女性のバイブル」とも言える本です。
西原さんの波乱万丈の人生に驚き、共感できない部分もあるかもしれませんが、読み進めていくうちに、幸せになるためのヒントに出会える、読んでみて損は無い一冊です。
自己啓発に取り組んで自分を成長させよう!
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今回は、自己啓発のそもそもの意味から具体的な方法、おススメの本などをご紹介しました。
試してみたいなというものはありましたか?
自己啓発は、目的を明確にして必要な方法で継続していけば、きっとあなたを成長させる大きな力となるはずです。
ぜひ、あなたにとって取り組みやすいものから実践して、充実した人生を送りましょう!