ガーデニング初心者にもおすすめ!ラベンダーの種類や育て方

ラベンダーはガーデニング初心者におすすめ!

ラベンダーはとてもメジャーなハーブなので、ハーブティやサシェ、アロマオイルなどで触れたことがある方も多いのではないでしょうか。

ラベンダーは自分で育てることも可能な植物です。ハーブは生命力が強く、ガーデニング初心者でも比較的育てやすいところが魅力。

ガーデニングやハーブを育てることに関心を持っている方は、ラベンダーからスタートしてみませんか?

ガーデニングにおすすめなラベンダーの種類

ラベンダーといっても、実は複数の種類があります。ガーデニングにおすすめの品種をいくつかご紹介しますので、育てやすさや好みに合わせて選んでみましょう。

アングスティフォリア系ラベンダー(イングリッシュラベンダー・コモンラベンダー)

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アングスティフォリア系ラベンダー(イングリッシュラベンダー・コモンラベンダー)は、多くの方が「ラベンダー」と聞いて連想する定番の品種です。

アロマオイルやハーブティーなどにもこの品種のラベンダーが多く使われます。香りが良いので、ガーデニングでラベンダーを育てたいという方は、アングスティフォリア系ラベンダーを希望することが多いようです。

ただしこの品種は高温多湿に弱いため、ガーデニング初心者の方には少し育てるのが難しいかもしれません。特に夏暑くなる地域の場合は、避けた方が無難でしょう。ガーデニング慣れしている方や、あまり暑くならない地域でなら、育てることも可能です。

ストエカス系ラベンダー(フレンチラベンダー)

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ストエカス系ラベンダー(フレンチラベンダー)は、うさぎの耳のような形の花が特徴的な品種です。花の形に特徴があり、他のラベンダーと見た目が結構違うので、見分けやすいはず。

ストエカス系ラベンダーは香りがやや弱めなので、アングスティフォリア系ラベンダー(イングリッシュラベンダー・コモンラベンダー)を想像して育てると「何か違う?」という印象を受けてしまうかもしれません。

ですが見た目も可愛いですし、観賞用やドライフラワー用としては適している品種であると言えます。

なぜなら、この品種はラベンダーの中でも育てやすいからです。暑さに比較的強いため、関東でも問題なく育てることができると言われています。ガーデニング初心者の方にもおすすめできますので、ガーデニング経験がない方はストエカス系ラベンダーを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

デンタータ系ラベンダー(フリンジラベンダー)

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デンタータ系ラベンダー(フリンジラベンダー)は、葉っぱがぎざぎざの形状になっているところが特徴の品種です。

こちらの品種は、寒さに強い植物であるラベンダーの中では少し寒さに弱い傾向がありますが、暑さには強いので、育てやすいです。ただし多湿はあまり得意ではない品種なので、水のやりすぎには注意するようにしましょう。

ラバンディン系ラベンダー

ラバンディン系ラベンダーは、アングスティフォリアとスパイクラベンダーの交雑種で、強いところが特徴です。ガーデニング初心者でも育てやすい品質であると言えるでしょう。暑さに比較的強い上に、大きく成長してくれます。

大きく育つ分、地植えなどにはあまり向きません。プランターなどで育てるようにすると良いでしょう。

ちなみにラバンディン系ラベンダーはややツンとした香りがするため、ベーシックなラベンダーの香りを想像してしまうと、少し違った植物のように感じることがあるかもしれません。ティーなどにするのには向きませんが、ドライフラワーなどにして楽しむのには向いていますよ。

続いてラベンダーの上手な育て方のコツをご紹介します。

ラベンダーの上手な育て方・コツ

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ガーデニング初心者の方はプランターで育てるのがおすすめ

ガーデニング初心者の方はお庭などに地植えするのではなく、プランタ―で育てると良いでしょう。プランターならマンションのベランダなどでもガーデニングを楽しむことができます。

ラベンダーは品種によって差もありますが、基本的には寒さには強く、暑さと湿度に弱い植物です。ですので、水はけのよいプランターを使用することが大切になります。置く場所は、しっかりと日光があたり、風通しの良い場所だとベストです。使用する土は、排水性の良いものを選びましょう。ガーデニングショップなどで相談してみてください。

雨が強い日や梅雨のときには、多湿によって弱ってしまうのを防ぐために、あまり雨が当たらない場所に移動させてあげたりすると良いですね。

水やりのしすぎに注意!

ラベンダーは水のやりすぎに注意です。水やりは土が乾いてからたっぷりとあげるようにしましょう。土が乾いていないのに水やりをしてしまったりすると、根腐れなどの原因にもなりますので、気を付けてください。

ラベンダーの花が咲いたら収穫して楽しもう

ラベンダーの花がたくさん咲いたら、いくつか収穫してみましょう。ガーデニングの醍醐味ですよね。花を飾って楽しんだり、ドライフラワーを作ったり、ラベンダーティーにしたり……と、色々と楽しむことができます。

収穫するのは5月下旬〜7月上旬あたりがおすすめです。あまり大きくなりすぎないうちに収穫しましょう。

また通気性を良くしておくこともラベンダーにとっては大切なので、剪定してあげることも重要になります。剪定は、3月・6月・9月・12月を目安に行うようにしてください。

収穫したラベンダーの楽しみ方は?

ラベンダーなどのハーブは、育ったものを料理やお茶などに使うのも楽しみですよね。

ラベンダーには、色々な活用方法がありますよ!ぜひ様々な方法で、ガーデニングで一生懸命育てたラベンダーを楽しんでみてください。

ラベンダーの楽しみ方:ラベンダーティーとして飲む

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ガーデニングで育てたハーブはまず、ハーブティーとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

ティーにする場合には、アングスティフォリア系ラベンダー(イングリッシュラベンダー・コモンラベンダー)が向いています。

ラベンダーをハーブティーにする場合には、フレッシュでもドライでもOK。せっかくガーデニングで育てたなら、フレッシュで楽しむのも良いですね。フレッシュでラベンダーティを淹れる場合には、まず収穫したラベンダーをしっかりと洗います。その後適当なサイズにカットしてポットに入れ、沸騰したお湯を注いで5分ほどむらしましょう。その後茶こしを使ってカップにそそげば完成です。

ラベンダーはしっかりと香りますが味は薄めなので、他のハーブや紅茶などとブレンドするのもおすすめです。はちみつなどで甘味をプラスしても、美味しく飲むことができますよ。

ラベンダーの楽しみ方:お風呂に入れてハーブバスにする

 

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育てたハーブをお風呂に入れれば、あっというまにハーブバスが完成します!良い香りでリラックスしながら、バスタイムを楽しみましょう。

ラベンダーは特にリラックス効果に優れているハーブです。甘く優しい香りは心を落ち着けてくれますし、安眠効果も期待できます。疲れてしまってゆっくり心身を休めたい日や、なかなか寝付けない夜などに、ラベンダーのお風呂に使ってゆったりしてみてはいかがですか。

ハーブをお風呂に入れるときには、お茶パックなどにハーブを詰めてからバスタブに入れると、掃除も楽なのでぜひ試してみてください。

ラベンダーの楽しみ方:ドライフラワーを作る

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ハーブはドライフラワーにしておくと、長く楽しむことができます。ガーデニングでたくさん収穫できたときには、すぐに使わない分はドライフラワーにしてしまうのも手です。

ラベンダーのドライフラワーの作り方はとても簡単で、ラベンダーの花を数本リボンや紐などで束ねて花束のような状態にしたら、家の中の風通しの良い場所に、吊り下げておくだけです。

そのままインテリアとして飾っても良いですし、しっかり乾燥させたラベンダーのドライフラワーを色々活用するのも良いでしょう。リースやポプリ作りなどの、クラフトの材料になってくれます。最近流行しているハーバリウムを作るのに使ってみるのも良いですね。

ラベンダーの楽しみ方:サシェやポプリを作る

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良い香りのするラベンダーは、サシェやポプリにするのも定番の楽しみ方の一つです。サシェやポプリを作る場合には、ラベンダーをまずしっかり乾燥させましょう。先にご紹介したドライフラワーを作ってから、その一部をサシェやポプリ用にするのも良いですね。

サシェやポプリを作るにはまず、ハーブを詰めるための適当な布を用意します。しっかり香りを感じることができるガーゼなどの薄手のものが特におすすめですが、なければハギレなどでも大丈夫です。
用意した布に乾燥させたラベンダーを詰めたら、口をリボンなどで結んで完成です。ラベンダー以外のハーブやアロマオイルなどをプラスしても、また違った香りを楽しむことができますよ。

作ったサシェやポプリはクローゼットに入れたり、紐をつけてお部屋に下げたり、小さめに作って持ち歩いたり……と色々な方法・シーンで活用することができます。

ラベンダーを寄せ植えにしたい場合は?

ラベンダーと他のハーブを組み合わせて、寄せ植えにしたいという方もいるのではないでしょうか。寄せ植えをする場合には、それぞれの植物の相性を考えなくてはなりません。育つ環境や季節などが似ている植物を選びます。

ラベンダーは基本的には寄せ植えにはあまり向いていない植物です。寄せ植えにすると根詰まりを起こしやすいためです。

ですので、なるべくはラベンダーは寄せ植えにせずに、単独で育てることをおすすめします。

どうしても寄せ植えにしたいという場合は、乾燥した環境を好むローズマリーやセージなどがおすすめです。これらのハーブは乾燥した環境を好む上に、ラベンダーと同じように寒さに強いタイプのハーブだからです。またどれも繁殖力の高いハーブであるという共通点もあります。

園芸家の杉井志織さんによるラベンダーを使った寄せ植えの作り方です。参考にしてみてくださいね☆
https://www.youtube.com/watch?v=xOY2raMPP9U

ラベンダーで楽しいガーデニングライフを始めましょう♪

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ラベンダーの育て方のコツや育ったラベンダーの活用方法についてご紹介してきました。いかがでしたか?

ラベンダーは良い香りや可愛らしい花の雰囲気が特徴の、とても人気のある植物です。

ラベンダーでガーデニングデビューしてみませんか?

参考:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ラベンダー

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