三日坊主になってしまいがちな節約
節約するぞ!と意気込んでも、なかなか続かず、ついついコンビニでお菓子を買ってし、カフェに寄ってコーヒーを買ってしまったりしていませんか?節約が苦手な人にとって、日々、コツコツと節約を続けるというのはなかなか難しいものではないでしょうか。
意外なことですが、毎日会社に通勤しているだけでも、お金を使いたくなってしまう誘惑はたくさんあるのです。同僚たちがコーヒーを飲んでいれば自分も買いたくなってしまいますし、お昼を買いにコンビニへ行けば、新商品のスウィーツも一緒に買いたくなってしまいますよね。他にも、同僚の履いている新しい靴が可愛くてうらやましくなってしまったり、帰り道、なんとなく駅ビルをぶらぶらして、雑貨を買うのが習慣になっていたり…
よっぽどの強い意志がないと、節約と言うのはなかなか難しいことのように思えてしまいますね。
ここでは、どうしてなかなか節約が続かないのか?その原因や、節約が苦手な人でも気軽に続けられる節約方法をご紹介していきます。
節約がなかなか続かない理由とは?
そもそもどうしてなかなか節約が苦手な人は、最初のモチベーションキープすることができないのでしょうか?
その理由の一つに、明確な目標がないから、ということが挙げられるでしょう。「老後のために」「なんとなく100万円貯めたい」というだけでは、なかなかモチベーションが上がらず、節約を続けることは難しくなってしまうでしょう。
もちろん、将来が不安なこの世の中で、老後のために貯金をするというのは決して間違いではありません。ただ、それだけではなく、もう少し具体的にイメージをしてみると良いかもしれません。「もしもこのままシングルだったら、友達同士で都内のワンルームマンションを買って、行き来したい」とか、「もしも老人ホームに入るなら、月々これだけ必要になるのか」と、具体的に想像を広げてみて、それにかかる費用を実際に調べてみると良いでしょう。
「こんなにかかるのなら、今から年にこれだけ貯めないと間に合わない!」と、リアルな状況が見えてくるかもしれません。
誘惑の多い生活は節約が難しい
また、誘惑の多い生活をしていると、やはり節約を続けることは難しいでしょう。いつもおしゃれな同僚が近くにいたら、どうしても最新のファッションが気になってしまうでしょう。もしくは、毎朝コンビニに寄ってコーヒーを買うついでに、チョコレートなどのお菓子を買う習慣がついてしまっていたりしないでしょうか。「これだけ買うのもなんだから…」と、金額は小さいかもしれませんが、都度余計なものまで買っていたら、節約をすることは難しくなるでしょう。特にコンビニはなんでも定価が当たり前。些細な金額だからと思っていても、月トータルで考えると、かなりの浪費になっている可能性があるのです。節約が苦手、という自覚のある人は、少し振り返って考えてみてくださいね。
節約が苦手な人が節約をするためのポイント
自分が気軽に続けられる方法を見つけよう
節約が苦手な人が、モチベーションを保ちつつ、節約を続けるためには、一体どんなことが必要でしょうか?
まずは、簡単で気軽に続けられるということが挙げられます。たとえば、ランチ代を節約するつもりで、毎日お弁当を手作りしている人も多いと思いますが、仕事が忙しい人にとっては、なかなか続けることは難しいでしょう。
また、家計簿をつけるというのも節約の鉄則のように言われがちですが、便利なアプリなどが増えてきているとはいえ、節約が苦手な人にとっては、苦行ともいえる作業かもしれません。レシートをとっておいたりというのも、結構面倒なものですよね。
また、封筒を目的別に分けて、そこに現金を入れておき、必要に応じてそこから出すという方法も有名ですが、カードでポイントを貯めたい人や、そもそも家に現金を置いておくのが不安という人もいるでしょう。
自分に合った方法を見つけることも大切ですし、何よりもやはり、気軽に続けられる節約方法を試してみることが、節約が苦手な人にとっての第一歩といえるでしょう。
節約が苦手な人でもできる、オススメ節約術
では具体的に、節約が苦手な人でも気軽に続けられる節約方法というのはどんなものなのか、順にみていきましょう。
どれも簡単で、気張ることなく続けられる方法ばかりですよ。
必要最低限の金額だけ持ち歩く!
単純すぎる節約方法ですが、まずは必要な金額以外は持ち歩かない、という方法があります。社会人ともなると急な出費や、飲み会に誘われるなど、どうしても万が一に備えて、多めの金額を持ち歩いているという人も多いでしょう。今は、クレジットカードやスイカなどの電子マネー、おさいふケータイを使っているので、お金を持ち歩かなくても、簡単に散財できてしまうというのが、現代社会のちょっと怖いところでもあります。
ちょっと荒治療的ではありますが、そういったものを一切持ち歩かず、平日はランチ代の500円だけを持って会社へ行く、という思いきった方法も必要かもしれません。もちろん、定期券に自動でチャージされてしまっているという人は、よほどのことがない限りは、電子マネーでの決済をしない!と決めてしまうのも方法です。
突然の飲み会に誘われたら「お金がないから」「財布を忘れた」と言ってきっぱり断ることも大切です。ただし、それが原因で人間関係に支障をきたすことのないように、適度に注意することも大切でしょう。
コンビニに寄らない!
これも節約が苦手な人におすすめの、鉄板の節約方法といえるでしょう。
毎朝コンビニに立ち寄って、コーヒーを買うのが習慣になっているという人も多いでしょうが、それを明日からきっぱりやめて、駅から会社にまっすぐ向かいましょう。家から水筒に温かいコーヒーを詰めていくのも良いでしょう。たいしたことのない金額とはいえ、月単位、そして年単位で考えると、相当な額になることが分かるはずです。
また、コーヒーだけではなく、チョコレートや、夏なら新作のアイスなどをついつい買ってしまうという人も多いかもしれません。もちろん、帰宅時にコンビニで夕飯を買うのがルーティンという人もいるでしょう。しかし、何もかもが定価のコンビニや自動販売機で買い物をすることは、節約の大敵以外の何物でもありません。コンビニよりも、スーパーや100均を上手に利用しましょう。
貯金は自動引き落としで強制的に!
こちらもまた、節約の鉄則ともいえる方法です。使う金額を自分で節制していくというのは、節約が苦手な人にとっては非常に大変なものです。であれば、最初から使えるお金を制限してしまおう、というのがこちらの、定期預金を自動引き落としにしてしまうという方法です。
毎月のお給料日に合わせて、別口座に一定金額が引き落とされるように設定しておけば、次の月からは勝手に天引きされることになります。その後の残った金額でやりくりをしていくことになりますから、無駄な散財をすることはなくなるでしょう。
節約が苦手でなかなかモチベーションが続かないという人は、ぜひとも試してみるべき方法の一つです。
雑誌やテレビを見るのを控える!
意外に感じるかもしれませんが、テレビを見たり、雑誌を読んだりするのをやめることで、節約をすることができます。
ダイエット中にテレビを見ていて、食べ物の番組やコマーシャルばかりが目についた、という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。節約に関しても同じことがいえるのです。
遊びに行くのを我慢していたり、欲しいものがあるのをぐっと我慢していたりするときに、テレビでそういったものを目にしてしまったらどうでしょうか。「みんなは楽しんでいるのに!」と、節約生活をやめてしまいたくなりますよね。
また、雑誌についても同様に、去年買ったばかりの服が「もう古い!」とバッサリ切り捨てられて、「今年の流行はこれ!持っていないと乗り遅れてしまいます」と、消費をあおるようなコピーが並んでいます。おしゃれでかわいいモデルさんたちの写真に、「欲しい…」という気持ちを抑えられなくなってしまうこと必至ですよね。
であれば、最初から思いきってそういった情報を遮断してしまうというのも方法です。特に、ファッション雑誌は最近、付録付きで価格が上がってきていることもあり、毎月買っていると相当な出費になります。
買い物をする際に、それが本当に必要なものかどうか、じっくり考える良い機会になるのではないでしょうか。
無理のない節約術でしっかり貯金をしましょう
節約が苦手な人でも続けられる方法や、節約が続かない原因などについて説明してきました。
王道の節約方法から、思いきった荒治療まで、いろいろ試してみて、自分が無理なく続けられる節約を見つけましょう!