海にはいつから連れて行けるの?
暑い夏に海で遊ぶと冷たくて気持ちいいですよね。
海には、涼しく感じる以外にもたくさんのメリットがあります。
海で遊ぶ時は紫外線を浴びますが、紫外線には皮膚をバイ感から守る殺菌作用があります。
また、紫外線を浴びることで骨を強くするビタミンDが生成されます。
紫外線を浴びすぎるのは肌に負担がかかりますが、適度な紫外線を浴びるのはとても良いことです。
また、波の音や砂、海の匂いや冷たい水などが赤ちゃんの五感を刺激し、身体や心の発達に役立ちます。
メリットがたくさんある海ですが、実際に連れて行くとすると、オムツが外れた頃からがベストです。
海へ行くときは荷物が多いので、さらにたくさんのオムツを持って行くのは大変です。
また、海辺の気温の高さや紫外線の強さを考えると、ある程度大きくなってからが良いのです。
ただ、上の子と一緒に赤ちゃんを連れて行ったり、友達付き合いの中で赤ちゃんも連れて行くこともありますよね。
その場合、オムツが外れていない赤ちゃんは連れて行かないほうが良いかというと、そういうわけではありません。
海は、いつから連れていっていいという明確な目安があるわけではありませんので、小さな赤ちゃんでも海遊びを楽しむことができます。
ただ、お座りができない赤ちゃんはずっと抱っこしなきゃいけないのでパパやママは大変です。
お座りできるようになったかどうかを一つの目安にするのも良いですよ。
赤ちゃんはいつからでも海に連れて行けますが、海に入って遊ぶのは1歳半を過ぎた頃からが良いと言われています。
赤ちゃんは1歳ぐらいまで体温調節がうまくできません。
大人にとってはひんやりとして心地よい海水でも、身体の小さな赤ちゃんは身体全体がすぐに冷えてしまいます。
なので、1歳未満の赤ちゃんを連れて行ったときは波打ち際などで遊ぶようにしましょう。
赤ちゃんと一緒に海に行くときの注意点
では、実際に赤ちゃんを海に行くときに注意したいことをいくつかご説明します。
①前もって冷たい水に慣れさせておく。
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プールなどで水遊びをしたことがない赤ちゃんをいきなり海水に触れさせるとビックリしますし、怖い思いをさせてしまうことにもなります。
海に行く前にお風呂やビニールプールで冷たい水に慣れさせておくと良いですよ。
そのとき冷たい水を嫌がるようでしたら、それ以上無理に触れさせないようにして、海に行った時も無理に海水に触れさせないようにしましょう。
②海の家があるかどうかを確認する。
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オムツ替えや授乳が必要な赤ちゃんを連れて行くとき、海の家がないと大変です。
海の家がない場合は授乳ケープを持って行ったり車の中でオムツを替えたりする必要が出てくるため、荷物や手間が増えてしまうからです。
行こうと思っている海に海の家があるかどうか、オムツを替える場所があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
③赤ちゃん優先のスケジュールを立てる。
せっかく家族みんなで海に行くのなら1日中遊びたいところですが、赤ちゃんにとっては大きな負担になります。
赤ちゃんの体力を考えると、長時間海で遊ぶのはおすすめできません。
また、紫外線による赤ちゃんへの負担を考えると、朝から午前11時までか、午後3時以降など、日差しが弱めの時間帯に海に行くのがおすすめです。
家から海までが比較的近い場合はパッと海に行ってサッと帰れますが、海までが遠いと家から海までの車中ですでに赤ちゃんが疲れてしまうことがあります。
赤ちゃんのことを考えると、思いきって海の近くに一泊して宿から海へ行って遊ぶのもいいですね。
海の近くに宿があると、赤ちゃんのほかにきょうだいがいる場合、パパときょうだいは海で1日遊び、ママと赤ちゃんは日差しの弱い時間帯だけ海に行くことができます。
海に行くときは、大人やほかのきょうだいではなく、赤ちゃんを一番に考えたプランを立てましょう。
赤ちゃんと海で遊ぶときの注意点
では、実際に海で遊ぶときの注意点についてお話しします。
①海水を飲まないように気をつける。
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海水にはバクテリアやバイ菌などがたくさんいます。
海水を飲んでこれらが赤ちゃんの体内に入ると、皮膚や目や耳などが感染症を起こしたり胃腸炎を起こしたりすることがあるため注意が必要です。
②紫外線対策を忘れずに。
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海辺の紫外線はとても強力です。
水のなかに入っていても海水を通って日焼けをしてしまいます。
赤ちゃんの皮膚は薄くてとてもデリケートですので、紫外線対策はしっかりとしましょう。
また、日差しの下で遊ぶのは10~15分程度にするようにしてくださいね。
③脱水症状を起こさないように気をつける。
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海は日差しが強いため普段より暑く、汗もかきやすいため脱水症状を起こしやすいものです。
母乳や粉ミルク、果物ジュースなどでしっかり水分を補給しましょう。
④赤ちゃんから目を離さない
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海で遊ぶと砂や石、貝殻などでケガをすることがあります。
また、何でも口に入れてしまう月齢の赤ちゃんは砂浜に落ちているものを口に入れてしまうこともあります。
砂浜には煙草の吸い殻や、ガラスの破片など危険なものも落ちているので注意が必要です。
もし上の子と一緒に海にいるとき、上の子を気にかけているうちに下の赤ちゃんが事故に遭う危険性もあります。
ケガをしたり事故に遭ったりしないよう、赤ちゃんからは目を離さないようにしましょう。
⑤帰ったら赤ちゃんのケアを。
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海から帰った後、赤ちゃんのケアは普段より念入りにしましょう。
帰ったら日焼け止めをきれいに洗い流して保湿ケアをします。
また、体調に変化がないかどうかのチェックもします。
紫外線を浴びすぎてぐったりしていないか、皮膚に腫れがないか、疲れによる嘔吐や下痢をしていないか、などを見ましょう。
いつもと様子が違ったらすぐに病院へ連れて行ってくださいね。
赤ちゃんと一緒に海へ行くときの持ちもの
海に行くときは赤ちゃんと一緒に海へ行くときの注意点を踏まえて、持ち物を準備しましょう。
必ず持って行きたいものは以下のものです。
①紫外線対策グッズ
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・日焼け止め
赤ちゃん用の日焼け止めを用意しましょう。
海水や汗で落ちやすいので、海ではこまめに塗り直してくださいね。
・ラッシュガード
薄手のパーカーやTシャツでは紫外線防止効果がないので、赤ちゃん用のラッシュガードを着せて腕や足をしっかりガードしましょう。
・帽子
紫外線は目にも良くありませんので、つばがある帽子をかぶせましょう。
後ろにフラップが付いている帽子は首の日焼けを防ぐので特におすすめです。
②暑さ対策グッズ、脱水症解消グッズ
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・断熱シート
ピクニック用のレジャーシートを砂浜に敷くと砂の熱さが伝わりやすいので、熱が伝わりにくい断熱シートがおすすめです。
さらに赤ちゃん用の小さな椅子などがあるとより良いです。
・日傘、テント
日傘やテントで日陰を作ります。
・保冷グッズ
身体が熱くなった時に当ててあげる保冷剤や水に濡らして凍らせたタオル、熱さまシートなども持って行きます。
・果物ジュースやゼリー
水分補給のために普段より多めに持って行きましょう。
小さなゼリーは凍らせて持って行くと、海についたときには溶けてちょうどよくなります。
ジュースやゼリーはキンキンに冷えていると胃腸に負担をかけてしまうので、常温より少し冷たい程度のものを飲ませましょう。
そのほかに持って行くと良いのは以下のものです。
・ビニールプール、水遊び用のおもちゃ、砂遊びセット
波を怖がる赤ちゃんのために、海水を入れて遊べるビニールプールや、水遊びができるおもちゃを持って行くといいですよ。
また、砂遊びセットがあると砂浜で遊ぶことができます。
・濡れても良いサンダル
歩けるようになった赤ちゃんを連れて行くときは、サンダルを履かせましょう。
砂や石で足を怪我するのを防ぎますし、海中を歩くときに滑って転ぶことも防げます。
・タオルやウェットティッシュ
タオルは身体が冷えた時にかけてあげたり、日よけになったりします。
ウェットティッシュは水道が近くにないときなどに便利です。
タオルやウェットティッシュは普段のお出かけよりも多めに持って行きましょう。
・防水のカメラ、スマホの防水ケース
初めての海にびっくりする赤ちゃん、水にぷかぷか浮かんで気持ちよさそうな赤ちゃんなど、初めての海での写真をたくさん撮るためのアイテムも持って行くと良いですよ。
赤ちゃんの月齢に合わせてプランを立てて
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赤ちゃんと海に行くときは、事前にしっかりと準備をして赤ちゃんの月齢に合わせてプランを立てましょう。
そして、海に行ったらケガをしたり事故に遭ったりしないように赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
赤ちゃんが海を大好きになるよう、良い思い出になるよう、赤ちゃんの様子に合わせて楽しく遊んでくださいね。