兄弟のいる子育てのメリットとデメリットをご紹介♪笑顔溢れる子育てを♪

少子化が騒がれている昨今、2人以上の兄弟を子育てしている家庭は、どれくらいの割合で存在しているのでしょうか。さらに、兄弟がいることで、子育ての大変さが変わったり、子どもの成長に何らかの影響を及ぼすものなのでしょうか。笑顔溢れる子育てをしていくためにも、兄弟がいる子育てのメリットとデメリットを見ていきましょう。

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子育て家庭の割合【2015年最新データ版】

まずは、兄弟のいる家庭がどれほどいるのかを見ていきましょう。

ここでご紹介するものはすべて、国立社会保障・人口問題研究所が発表した「第15回出生動向基本調査」を参考にしています。

(参考元:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_reportALL.pdf

「出生動向基本調査」は、1940年に第1回調査が行われたもので、戦時中を除き5年ごとにデータを集めて調査しているものです。2020年の最新データはまだ発表されていないので、2015年のデータを元に見ていきましょう。

完結出生率は1.94人で過去最低

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夫婦が一生のうちに持つ子どもの数を示した、「完結出生率」。同調査では、結婚15~19年の夫婦を対象に、現在何人の子育てをしているかを調査しました。その結果、完結出生率が1.94人になり、2人を割り込んだことが報告されています。

ちなみに、2005年の第13回調査時の完結出生率は2.09人、2010年の第14回調査時の完結出生率は1.96人でした。さらに遡れば、1940年の第1回調査時の完結出生率は4.27人でした。完結出生率が年々減少傾向にあることは、これらの結果から容易にお分かり頂けることでしょう。

ひとりっ子の割合は18.6%

同データが発表したひとりっ子家庭の割合は、18.6%でした。

ひとりっ子家庭の割合は、1982年の第8回調査時から2002年の第12回調査時まで1桁止まりだったので、いかにひとりっ子家庭が増加傾向にあるかがお分かり頂けることでしょう。

ひとりっ子家庭の割合が2桁に突入したのは、2005年の第13回調査時のときの11.7%が始まりです。その後、2010年の第14回調査時のときに15.9%、そして今回の18.6%です。今後さらに、ひとりっ子家庭は増加するのではないでしょうか。

2人の子どもを育てている割合は54.0%

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子育て世代でもっとも多いのが、2人の子どもを持っている家庭です。全体の約半数にあたる54.0%の家庭で、2人の子どもを育てているという結果が出ています。

2人兄弟を育てている家庭の割合は、公表されている1977年の第7回調査時から現在に至るまで、常に50%台をキープしています。2010年の第14回調査時が56.2%だったので、今回は少々下落していますが、「子どもには兄弟を持たせてあげたい」という親の願いの表れとも言えるでしょう。

3人の子どもを育てている割合は17.9%

3人の子どもを育てている家庭になると、その割合は急激に下がって17.9%になります。3人の子どもを育てている割合のピークは、2002年の第12回調査時の30.2%です。経済的な問題や、晩婚化が影響して、子どもを3人持つということが、なかなか難しい時代になっている表れでもあるでしょう。

4人以上の子どもを育てている割合は3.3%

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子どもを4人以上育てている家庭は3.3%で、全体の中で最も低い値でした。

完結出生率が2.19~2.2人だった時代には、4人以上の子どもを育てている家庭の割合が5%に近かったので、いかに子どもの数が減っているかがお分かり頂けるでしょう。

兄弟がいる子育てのメリット4選

ご紹介したデータを見てもらうと分かるとおり、昨今の日本の子育て世代は、2人の子どもを育てている割合が最も高いです。ひとりっ子だと可哀想だけれど、兄弟が多すぎると親の負担が多すぎるということで、多くの家庭で2人兄弟が望まれています。

では、兄弟がいることで、子どもたちの成長に何か大きなメリットはあるのでしょうか。

兄弟という社会の場を経験できる

ひとりっ子の場合、いちばん最初に社会を経験するのは、保育園や幼稚園です。しかし、兄弟がいる場合は、兄弟ができた瞬間から社会が身近に存在するようになります。

「子どもは子ども社会の中で成長していく」といいますが、それが早くから実現できるのは兄弟がいる場合です。すべてが自分の思い通りに進むわけではないこと、臨機応変に対応しなくてはならないことを、日々の生活から学びやすいのです。

いちばんの遊び相手になる

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兄弟がいると、いつでもどこでも子ども同士で遊ぶことが可能になります。

ひとりっ子の場合、同世代の友達と遊ぶには保育園や幼稚園に行ったり、お友達と公園で遊ぶ約束をしなければなりません。しかし、兄弟がいる場合は、場所や時間を問わず、常に同世代の子どもと遊ぶことができるのです。

子ども同士の遊びには、対大人ではできない遊びが多くあります。それがいつもできるのは、兄弟がいる子どもの特権です。

上下関係を学ぶことができる

特に兄弟の年齢差がある場合、上下関係を学ぶことができます。上の子が下の弟や妹の面倒を見ることで、下の子は上の子のことを慕うようになります。年齢差があまりない場合でも、上の子が当然のようにできることを下の子が真似したりして、上下関係を構築していきます。

子どもの長い人生を見たときに、いつかは必ず上下関係が必要になってきますよね。その土台を早いうちから習得できるのは、兄弟のいる子育てのメリットといえるでしょう。

協調性や忍耐力を備えることができる

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特に兄弟間で年齢差があまりない場合、幼いころのオモチャの取り合い喧嘩は必須でしょう。喧嘩といっても、それは決して悪いことではありません。兄弟間でオモチャの取り合いなどをすることで、順番を守ること、人と一緒に遊ぶことを早いうちから覚えることができます。

協調性や忍耐力を早いうちから覚えることで、幼稚園や小学校に上がったときに柔軟に対応できる子に成長してくれるでしょう。

兄弟がいる子育てのデメリット4選

兄弟がいる子育てには、デメリットももちろん存在しています。子どもを2人以上育てるにあたってのデメリットには何があるのか、代表的なものを4つ見ていきましょう。

1人ひとりに目を配ってあげることが難しい

兄弟がいる家庭はひとりっ子家庭に比べて、子ども1人ひとりに目を配ってあげることが難しいです。子どもに、「自分を見てほしいのに下の子ばかり見ている…」などといった、寂しい感情を抱かせてしまう可能性は、ひとりっ子の子どもよりも多くあります。

特に下の子が誕生した直後などは、上の子が精神的に不安定になりやすいです。その時期は、親ももどかしい気持ちになってしまうと思います。どうしても下の子に目を配りがちになってしまいますが、上の子も大事だということを理解してもらえるように伝えていきましょう。

金銭面的にやらせてあげられないことが増える

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ひとりっ子であれば、外食やレジャー施設に行く回数を減らすだけで、子ども1人分の習い事の月謝は賄えるでしょう。しかし、子どもが複数人いる場合は、それらの対策だけではなかなか厳しい問題も出てくるでしょう。子どもには、やりたいことをやらせてあげたいと願う親が多い一方、金銭面的に習い事は1人1つまでなどと決めている家庭も多いのだとか。

しかも、子どもが小さいうちは、習い事への送迎も親の仕事です。そういう面を踏まえても、やりたいことをすべてやらせてあげるのは、なかなか難しいと考えている家庭が多いです。

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