中学生は成績の格差が大きくなる時期
子供が小学生だったころと比べると、発言や行動がぐっと大人びてくるきます。反抗期も始まり、特に男の子は、親と話さなくなり、母親が身の回りのことに関わることを極端に嫌がることもあります。親としては、寂しさを感じる反面、これも成長かと思うしかないでしょう。
中学生になると、親との関わりが減るにつれ、成績が下がっていくこともあるのです。
小学生のうちに、しっかりと自分で机に向かって勉強をこなしてきた子供は、勉強をする習慣が身についているので、中学生になってからも、そのスタイルを維持できます。成績が下がることも少ないでしょう。
一方で、小学生のうちは、親が勉強を一緒に支えてきて、何とか宿題をこなしてきた子供はどうでしょうか。
中学生ともなれば、親からの干渉を嫌がり、親の目を避けるようになります。また、勉強内容も難しくなり、親も分からないことが出てきます。親の支えが無くなったとき、成績がぐっと下がってしまうことになりかねません。
成績が良い、成績が悪い。子供にこの差が顕著に出てくるのは、中学生からだと言えるでしょう。
なぜ子供の成績が悪い原因はなに?
では、子供の成績が悪い原因は、どこにあるのでしょうか。具体的に紹介していきます。
小学校の内容を理解していない
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成績が悪い理由は、やはり小学生の内容を理解していないからでしょう。中学の授業は、小学校の内容がしっかり頭に入っていることが前提で行われます。そのため、小学生のとき、成績が悪かった子供は、いつまでたっても悪いままです。
例えば英語。小学生のうちは、会話が中心で、楽しみながら授業が進められてきました。けれども、中学生になると、文法の勉強が始まります。たくさんの単語、時制、冠詞の勉強など、暗記することも多く、毎日積み上げていかないと、頭に入らず、授業がつまらなくなってしまいます。
他の教科も、小学校の基礎をおろそかにしていては、授業について行けなくなり、成績が悪くなってしまいます。
親との関わりが薄くなったから
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もう中学生。まだ中学生。親として、どのくらい子供に関わればいいのか、悩む親は多いでしょう。
小学生のときは、親子一緒に宿題をリビングでしていた家庭は多いでしょう。そして、中学生になり、親がそばにいることを嫌がるからと、目を離してしまう。すると、子供は自分の部屋で勉強せずにゲームをしたり、漫画を読んだり、自分の好きなように時間を使ってしまいます。
親の関わりが減ることで、子供が楽な方へ、楽な方へと流れていき、次第に授業についていけなくなり、成績が悪い、という結果につながってしまいます。
楽しみが一気に増えたから
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中学生になると、スマホを持つ子供が増えるでしょう。パソコンも上手に使えるでしょう。友達とLINEを楽しむ、twitterを始める、ゲームに夢中になるなど、楽しみが一気に広がります。
また休日は、友達同士で遊びにいくことも多くなるでしょう。
勉強以外のことに多くの時間を使い、勉強時間が削られていき、成績が悪いままになってしまいます。
自己管理がまだできないから
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中学生になると、部活動が始まります。自分の好きなことを見つけて、一生懸命に取り組む。部活を通じて、机の上では学べないようなことをたくさん吸収することでしょう。
特に運動部ですと、2,3時間練習し、帰宅すれば、もうヘトヘトかもしれません。ご飯を食べて、ちょっと横になれば、寝てしまうこともあるはずです。
試合が近づけば、朝練が始まることもあるでしょう。どうしても机に向かう時間が減ってしまいます。
自己管理、時間管理がまだできない中学生にとって、勉強時間を確保することは難しく、悪い成績が、さらに悪くなってしまうことがあります。
子供の成績が悪い親にして欲しい事5選
成績の悪い子供に、親がしてあげられることは何でしょう。子供に、勉強をやらされている、という感覚を持たせないように、工夫できたら、子供もストレスを感じることなく、机に向かえるはずです。
分からないところを一緒に見つけよう
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「分からないところが、分からない」
成績の悪い子供からよく発せられる言葉です。こうなると、子供一人の力では、解決が難しいかもしれません。親子で、どこでつまずいたのかを、一教科ずつ、確認していきましょう。小学校の内容から始めていくのがおすすめです。数学ですと、算数の基礎ができていないと、中学校の内容は理解できないと言われています。
ぜひ、親子で、チェックしていきましょう。
また定期テストの結果は必ず見ましょう。悪い点数だと子供は、見せないこともあります。どこが分かっていないのか、を親が知ることはとても大切です。
そして、ちゃんと復習したかどうかを、聞くようにすると効果的です。分からないところをそのままにしておくと、成績が悪いままになってしまいます。
勉強に集中できる環境を作ってあげよう
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子供が勉強に最も集中できる場所はどこでしょうか。自分の部屋でしょうか。それともリビングでしょうか。自分の部屋だと、ついスマホを触ってしまうかもしれません。勉強の時間は、スマホを部屋に持ち込まない、という決まり事を作るのをおすすめします。
またリビングのほうが落ち着くという子供もいます。そんなときは、机をきれいにし、テレビを消して、集中できる環境を作ってあげましょう。もちろん、その時間は、親もスマホを我慢します。
自分の部屋で、スマホを触りながらダラダラと勉強をしても、あまり効果はなく、成績も伸びないでしょう。短時間で、集中して勉強に取り組める環境を、一緒に作ることをおすすめします。
SNSは時間を決めよう
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子供の生活から、どうしても切り離せないのが、SNSでしょう。帰宅してからも、友達とLINEをしたり、Twitterをチェックしたり、動画を見たり、子供の一番の楽しみかもしれません。楽しんで過ごしてくれるのは、いいのですが、宿題をせずに、2,3時間見続けていることもあります。子供だけに扱いを任せるのは難しいでしょう。
親子で、ルールを作りませんか。例えば、1時間遊んだら、1時間勉強する。宿題を終わらせてから、SNSを始める。勉強時間はスマホを親に預けるなど、親子で使い方を決めましょう。
宿題や学校の勉強、自分のやるべきことをちゃんとやってから、遊ぶ。こういう認識を親子で共有できたら、悪い成績も少しずつ上がっていくでしょう。
勉強の大切さを親子で考えてみよう
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親が勉強しなさいと言っても、うるさいと反発されることも多いでしょう。授業についていけなくなったり、成績が悪いと、学ぶ意欲もなくしてしまいます。
まずは、親子で勉強がなぜ必要なのか、と少しずつ考えいくことをおすすめします。
将来の夢があれば、その目標に向かって、勉強に意欲がわくでしょう。
早めに志望高校を決めるのもおすすめです。
また、親自身も、「もっと若い時に、勉強しておけばよかった」と感じたことがありませんか。その経験を子供に伝えてみてはいかがでしょうか。実感がこもった言葉は、子供の心にすんなりと入るはずです。
親子でなぜ勉強が必要なのか、いろいろと話し合うことで、勉強の意味がはっきりしてくるでしょう。
頑張りをほめてあげよう
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子供は親から褒められると大変嬉しく、モチベーションも上がります。勉強時間が来たとき、動画の視聴をすんなりと止めることができた。宿題に自分から取り組んだ。小さなことでも、何か褒めるところはないかと、見つけて、褒めてあげましょう。親がきちんと見守っている、寄り添っているという温かい目、優しい姿勢を見せることが大切です。
机に向かう少しでも時間が増えたら、しっかりと褒めてあげましょう。
子供に寄り添ってサポートを
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成績が悪いとつい叱りたくなりますが、叱ったところで、ますますやる気をなくしてしまうだけしょう。親自身も、学生のころ、似たような経験をしたのではないでしょうか。
子供の成績が振るわないならば、まず親がしっかりサポートすることが大切です。子供には、どんな声掛けが有効なのか、どうすれば気分よく机に向かうのか。親として、じっくり考えてみましょう。
親子で試行錯誤しながら、子供にどんなサポートが必要なのか、見つけていきましょう。うまく軌道に乗ったならば、成績も上向きになるはずです。