自律神経の乱れを治すのに効果的なビタミンの種類は?
では、たくさんあるビタミンの中から、自律神経の乱れを治すのに効果的なビタミンを見てみましょう。
ビタミンB郡
ビタミンB郡には神経や筋肉の機能を正常に保つ働きがあります。そのため、自律神経の乱れによる症状を感じたらまず取りたいビタミンです。
栄養素をエネルギーに変える働きもあるので、倦怠感や疲れにも効果的です。
ビタミンA
ビタミンAは、人間の皮膚や粘膜を守り免疫力を高める作用があり、自律神経の働きをコントールします。その結果として、めまいや耳鳴りなどの辛い症状を緩和させる効果があります。
ビタミンAには血行改善効果もあるので、冷えやむくみなど女性が悩む症状の改善にも効果的です。
ビタミンC
ビタミンCは、体にストレスがかかった時に全身の抵抗力を高める「副腎皮質ホルモン」を合成するのにかかせないビタミンです。そのためビタミンCを普段から摂取していると、ストレスによる自律神経の乱れを予防することができます。
高い抗酸化力があるビタミンCは、肌の大敵である紫外線対策としてもおすすめです。
ビタミンE
ビタミンEには体内の毛細血管を拡張させ、血流をよくする作用があります。血流が改善することで、ストレスによる体の冷えや頭痛なども改善し、自律神経を整える効果が期待できます。
血流改善により新陳代謝が活発になるので、美肌を目指せるのもビタミンEの嬉しいポイントです。
自律神経とビタミンの関係性とは
そもそも自律神経とビタミンにはどんな関係があるのでしょうか?
自律神経の働きは、女性ホルモンなどをはじめさまざまなホルモンで調整されています。そのホルモンの原料は食べ物で、タンパク質やビタミンを元として作られています。
そのため食生活の中でビタミンをきちんと摂取すると、自律神経の乱れを治したり整えたりすることができます。
このように自律神経とビタミンには密接な関係があるのです。
ビタミンが含まれる食材にはどんなものがある?
ビタミンB郡を多く含む食材
ビタミンB郡を多く含む食材は、納豆、牛乳、バナナ、チーズなどです。特に「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを含むバナナは、自律神経の乱れに効果的な食材ですので積極的に摂取しましょう。
ビタミンAを多く含む食材
ビタミンAを多く含む食材は、にんじんなどの緑黄色野菜、うなぎ、卵、レバーなどです。ビタミンAは油溶性なので、炒めたりドレッシングをかけたり油と一緒に取ると効果的です。
ビタミンCを多く含む食材
ビタミンCを多く含む食材は、いちごやオレンジなどの果物、ブロッコリーやピーマンなどです。ビタミンCは水溶性なので、水にさらしたりゆでたりすると栄養が逃げてしまいます。ビタミンCを効果的に摂取するために、そのまま生で食べるかスープにして汁ごと取るのがおすすめです。
ビタミンEを多く含む食材
ビタミンEを多く含む食材は、かぼちゃやアボカド、アーモンドや落花生などのナッツ類です。ビタミンEはビタミンAと同じく油溶性なので、肉や魚と一緒に炒めるなど油と同時に摂取しましょう。
ビタミンはサプリメントで摂取しても効果はある?
ビタミンはサプリメントで摂取しても、一定の効果はあります。しかしサプリメントでビタミンを過剰に摂取すると、場合によっては健康に害がある場合もあります。
また食生活が乱れたままサプリメントを足しても、自律神経の改善につながりません。
ビタミンは食事から取るように心がけ、サプリメントはあくまでも正しい食生活の補助として使いましょう。
ビタミンを摂取して健康を目指しましょう
ストレスや生活習慣の乱れなどさまざまな原因で、自律神経は乱れてしまいます。悪化すると、頭痛やめまいといった不快な症状に悩まされ非常に辛いものです。
そんな時にビタミンを摂取することで、自律神経の乱れを治すことができます。
病院や薬に頼る前に、正しい食生活からビタミンを摂取し健康を目指しましょう。