【再婚に反対されたら】子供と再婚相手の距離を取る
それまで毎週のように彼と会わせていて、彼と子供の関係が良好であったとしても「新しいパパ」となった男性をすぐに受け入れられる子供は多くはないでしょう。
自分だけのママだったのに、自分ことを一番にしてくれたママだったのが変わってしまう。自分だけを愛してくれる存在であるママの変化に戸惑い、これまで良好だった再婚相手と子供の関係が悪化することもあるでしょう。
特に子供が男の子の場合、それが顕著に表れるようです。
そんな時は、無理に説得しようとはせず一度再婚相手と子供を会わせるのを止めましょう!距離を取ることで「ママは自分の気持ちを優先させてくれた」と感じ冷静になることが出来ます。子供は、大人が思うよりもずっと大人です。
冷静になれば、どうして反対しているのか、ちゃんと子供自身が考えて答えを出してくれるかもしれません。
【再婚に反対されたら】子供の気持ちをしっかりと聞く
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「子供に再婚を反対された」それだけを事実として、子供の本当の気持ちを聞くことなく話を終わらせてしまってはいませんか?「子供が嫌がるなら再婚はしないのだから、それでいいでしょう」と思っているのはあなただけかもしれません。
子供が反対するには、必ず心の奥深くに理由があります。その理由を取り除くことなく、再婚を諦めたとしても子供からの不信感をぬぐうことはできないのです。
・ママを取られるようで嫌だった
・あの男性はどうも好きになれない
・実父のことが好きだから、新しい父を受け入れる事に抵抗がある
・環境が変わることが恐い
子供には、子供にしかわからない理由があります。でも、それをうまく言葉にできずに「再婚に反対」という方法をとってしまうのです。再婚をする、しないにかかわらず、子供の本当の気持ちを聞き取ることは今後の親子関係にとっても重要です。
出来れば膝をつき合わせて話をしたいところですが、それでは威圧してしまうことになり、子供は本音を話せません。人間、温かいところで気持ちが緩んでいる時には本音を話しやすくなるものです。
まだ子供が小さいのであれば、一緒にお風呂に入っている時、眠るときなどに話を聞いてみると良いでしょう。
また、ママには話せないけれどおばあちゃんには話せるという子もいます。おばあちゃんにこっそりお願いして、子供の本音を聞き出してもらうと言う方法もおすすめです。
子供が再婚に反対!対処法は?
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子供自身も、かたくなに再婚に反対していることに「これでいいのかな?」と思っていることもあるでしょう。子供の気持ちを汲んだうえで、もう一度再婚について話してみましょう。
・ママは子供が一番大切!再婚するしないにかかわらずそれは決して変わらない
・再婚して新しい父親が出来たからと言って、実父との縁が切れるわけではない
まずは、彼と再婚をするしないにかかわらず、この2点は絶対に変わらないとうことをしっかりと子供に伝えましょう。子供にとっては家庭が全てです。自宅に居心地の悪さを感じたり、母親が自分よりも他人である再婚相手を大切にしたりすれば、不安になるのは当然です。ここを解消しないままでいると、将来的に自己肯定感の低い大人になってしまいます。
その上で「彼はあなたの父親になりたいと言っている」ことを伝えましょう。
安心できる素直な気持ちで彼を見ることが出来れば、あなたの再婚に対してもきっと前向きに考えられるようになるでしょう。
子供は、大人が考えるよりもずっと大人ですし、大好きなママの幸せを願う気持ちは誰にも負けません。あなたが子供と一緒に幸せになろうと思うのなら、認めてくれる日も近いかもしれません。
ママの再婚を受け入れやすい年齢
同じ子供でも、母親の再婚を受け入れやすい年齢、反対しやすい年齢があります。再婚を考えるのなら、子供の年齢を充分に考慮し、難しい年齢は避けるようにしたいですね。
子供の各年齢について詳しく見ていきましょう。
0歳~6歳
純粋にパパが欲しい年齢。再婚することでママを取られるという危機感よりも遊んでくれるパパが出来ることを喜ぶことも多いでしょう。
ただし、幼いゆえに「なってみないとわからない」こともあります。再婚してからママを取られる危機感を感じたり、思ったよりも遊んでもらえなかったりすることで再婚相手に嫌悪感を持つこともあるかもしれません。
7歳~12歳
小学生になれば、学校にも親の離婚・再婚を経験している友達もいるでしょう。再婚自体には不満があっても、「再婚することでママが家にいてくれる」「家族旅行に行ける」などの損得勘定から賛成することもあります。
ただし、引越しや転校、祖父母の家へ行く回数が激減するなど環境が変わることを恐れ、再婚に反対することもあります。この年齢の子供にとって環境の変化は大きなストレスです。再婚を考えたときから、子供の環境には充分に配慮する必要があります。
13歳~18歳
中高生の時期は、思春期真っただ中です。ただでさえイライラしやすく、何もかもが気に食わないといった「反抗期」を迎えます。親がすること全てに拒否反応を示し、再婚には思い切り反対する子供もいるでしょう。
この時期に再婚を強行してしまうと取り返しがつかない歪みができるかもしれません。あともう少しで大人になり、再婚を心から賛成できる年齢になるでしょうから、それまで待ってみるのも方法です。
18歳以上
18歳以上になれば、もう大人です。よっぽどでなければ母親の再婚に感情的に反対することは無いでしょう。母親が幸せを願い、子供のほうから再婚を進められることもあるかもしれません。
ただし、再婚相手と本当の親子のようになるのは難しいかもしれません。
子供も自分も幸せになるためには
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どの年齢であっても、どんな理由であっても、子供が再婚に反対しているのであれば説得して強行してもあなたは幸せにはなれません。
子供は、あなたが考えている以上に母親であるあなたが大好きなのです。あなたが「幸せになりたい」と思って子供を説得すれば、子供は折れないわけにはいきません。でも、子供の胸にはモヤモヤしたものが残ります。自分よりも彼を優先させたあなたに、不信感をもったり寂しい気持ちを抱え続けたりするでしょう。
あなたの再婚は、子供が心から祝い、一緒に幸せになれるものでなくてはいけないのです。
子供はいつまでも子供ではありません。いつか必ず子供は自立し、ママの再婚を心から祝えるときがきます。これから先の人生を一緒に生きていきたいと思える彼となら、その時をまつことも出来るでしょう。
子供が再婚に反対!それは親子関係が上手くいっている証拠
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子供が再婚に反対している。
それはあなたにとって、大好きな子供が、大好きな彼を受け入れてくれないという悲しい出来事かもしれません。
でも、子供にとっては「誰にもとられたくない位にママが好き」な気持ちの表れであり、「自分の気持ちをママに伝えてもいい」という愛されている自信があるからこそ言えることです。
小さな子供が、ママを彼に取られてもいいと思っていたり、本当の気持ちをあなたに伝えることが出来なかったりするのは、再婚を反対されるよりもずっとずっと悲しいことですよね。
子供が再婚に反対するのは、あなたがきちんと「母親」をしているからです。あなたの愛情を受けているのですから、子供はいつか必ずわかってくれます。
彼が本当にあなたと子供の未来を考えてくれる人なら、その日が来るのを一緒にゆっくり待ってみるのも一つの方法です。