生理前はイライラのコントロールが効かない
普段は気にならないような子供の些細な行動にイライラ…。旦那さんの些細な一言にイライラ…。
生理前は周囲の行動、耳にする言動にとにかくイライラしてしまいます。
女性なら誰でも経験のある生理前のイライラは、家庭内のムードをピリつかせてしまう大きな原因となります。
ママの機嫌が悪いと子供にも伝染してしまい、言うことを聞いてくれなくて怒鳴りつける、そんな負のループに陥りやすくなってしまいます。
生理前のイライラが厄介なのは、感情を自分でコントロールできないからです。
自分がなぜこんなにイライラしているのかも分からず、どうにかしてイライラを鎮めようと思っても難しいのが生理前です。
生理前のイライラの原因ははっきりとは解明されていませんが、女性ホルモンの乱れが大きな影響を与えていると言われています。
女性ホルモンのせいでイライラしやすくなっている状態ですので、自分で感情をコントロールできなくて当たり前です。
そのため、生理前は自分の感情を無理にコントロールするのではなく、なるべく体を休めて症状を緩和させることを心がけましょう。
生理前のイライラが家庭内に与える影響
https://www.photo-ac.com/
生理前のイライラは旦那さんや子供にも悪影響を与えてしまいます。
家庭内の雰囲気はママの機嫌によって大きく変わると言っても過言ではありません。
ママの機嫌が良ければ家族みんなが笑顔で過ごせますし、逆にママの機嫌が悪いと家族はママの顔色を伺いながら過ごします。
具体的に生理前のイライラが家庭内にどんな影響を与えるのかを以下にまとめました。
生理前は夫婦喧嘩が勃発しやすい
https://www.photo-ac.com/
生理は女性特有のものですので、当然生理前のイライラも男性には到底理解することはできません。
そのため、生理前のイライラを理解できない旦那さんとの間で喧嘩が勃発しやすいのです。
生理前の喧嘩のきっかけは普段なら喧嘩にならないような些細なことが多いため、旦那さんからすると八つ当たりに感じてしまいます。
しかし、八つ当たりだろうと理不尽だろうと生理前のイライラは抑えることができません。
ついつい旦那さんに向かってひどいことを言ってしまい、後から後悔した経験もあるはずです。
些細なことでもイライラして子供に怒鳴ってしまう
https://www.photo-ac.com/
子育てをしているとつい子供の行動や言動に対してイライラしてしまいがちですが、生理前はより一層イライラが増します。
子供が飲み物をこぼした、手でご飯を食べて散らかした、トイレを失敗したなど普段は怒らずに対処できることにもいちいちイライラしてしまいます。
子供にとっても、いつもより機嫌が悪いママに恐怖心や不安を抱いてしまうことも考えられます。
子供はママの笑顔が何よりも大好きです。
生理前で機嫌が悪いママを見ることで、子供が悲しい気持ちになってしまうのは言うまでもありません。
生理前のイライラをなんとかしたい!対処法はあるの?
https://www.photo-ac.com/
上記で解説した通り、生理前のイライラは家庭内の雰囲気を暗くしてしまいます。
生理前のイライラがあまりにもひどく、旦那さんに指摘された経験がある人も少なくないはずです。
生理前にイライラしてしまう自分をなんとかしたい、そんな時に役立つ対処法を以下でご紹介していきます。
生理前の不調を悪化させる食べ物を避ける
https://www.photo-ac.com/
生理前は精神面だけでなく体にも不調が表れやすい時期です。
この時期に心と体の不調の緩和に効果的なのが食事です。
特に生理前に避けたい食べ物が、塩分、糖分、カフェインです。
生理中は体に水分を溜め込むためむくみの症状が出やすく、体が重だるく感じてしまうことも多いはずです。
塩分の摂り過ぎはむくみの原因となってしまうことから、生理前は避けるべきと言われています。
生理前は食欲が増して食べ過ぎてしまいますが、いつも以上にバランスを意識した食事を摂取しましょう。
生理前はイライラしてついつい甘いものに手が伸びてしまいますが、糖分は血糖値を急激に上げるためイライラの原因になる可能性が高いと言われています。
お菓子やスイーツ、甘い飲み物は避けましょう。
どうしても糖分を摂取したいときには、ふかし芋など自然の甘みを感じられる食べ物がおすすめです。
また、カフェインの摂取も生理前のイライラを悪化させる原因と言われています。
生理前は紅茶やコーヒー、エナジードリンクなどは極力控えるべきです。
睡眠時間をしっかりと確保する
https://www.photo-ac.com/
生理前は体がだるく、強い眠気にも襲われます。
これは生理前に起こる当たり前の症状ですので、無理せずに休むことも大切です。
生理前から生理中はいつもより早めに布団に入って睡眠時間をしっかりと確保するのが理想です。
睡眠の質を上げるためには、就寝の1時間から2時間前を目安にお風呂に入って体を温めましょう。
ただし、眠いからと昼間もダラダラと寝て過ごすことはおすすめできません。
しっかりと夜の睡眠時間を確保し、朝になったら日光を浴びましょう。
昼間ダラダラと過ごすよりも活発に行動した方が昼と夜のメリハリが付きますし、適度に疲れることで夜もしっかりと眠れるようになります。
生理前に体が重く眠気を強く感じたら体からの休養のサインと考え、いつもより睡眠時間を長めにとることを心がけてみましょう。
必要最低限の家事以外は休む
https://www.photo-ac.com/
ママは育児に家事にと日々休まる暇がありません。
しかし、生理前や生理中は思い切って必要最低限の家事以外は休んじゃいましょう。
数日掃除をサボっても、洗濯物を溜めてしまっても、自分の体を休ませることを優先すべきです。
育児や家族の食事の準備などがあるため完全に休むことは難しいのですが、旦那さんや両親に頼るのもひとつの手です。
育児に関しては、預かり保育や地域のファミサポを利用しても良いでしょう。
家事や育児に手を抜かず、常に頑張るのが良いママではありません。
多少は手を抜いても常に笑顔でいるママの方が子供にとっても旦那さんにとっても良いママ、良い奥さんなのではないでしょうか。
体に不調を感じたときには、家族に具合が悪いことを伝えて家事を手伝ってもらうのも良いでしょう。
生理前から生理中は、いい意味で手を抜いてストレスフリーな状態で過ごすことが理想です。
生理前のイライラ軽減の鍵は夫婦で共有すること
https://www.photo-ac.com/
生理前のイライラがひどいことが原因で夫婦喧嘩が勃発、それが引き金になって夫婦仲に亀裂が入ることも珍しくありません。
男性からすると、生理前の女性はまるで別人のように感じるそうです。
女性にとっては生理前だから仕方がないと諦めがつくかもしれませんが、旦那さんにとっては奥さんの豹変ぶりを目の当たりにして簡単に理解することはできないでしょう。
生理前のイライラによって夫婦仲に亀裂が入らないためには、生理前に起こる症状について夫婦で共有する必要があります。
とはいえ、旦那さんに生理前のイライラを理解し共感してもらうことは難しいかもしれません。
しかし、生理前に起こる症状を知ってもらうことはできます。
生理前になぜイライラしやすくなってしまうのか、イライラしてしまったらどのように対処すべきかを夫婦間でしっかりと話し合っておくべきです。
毎月訪れる生理前の憂鬱な期間を少しでも穏やかに過ごせるように、上記でまとめた対処法を実践してみてくださいね。