やめたい依存!依存と愛情はどう違う?
まず、依存というのがどういう状態なのかということについてお話しします。
依存というのは、ある特定の物や人を心のよりどころにしていて、それがなくては生きていけなくなることを言います。
彼氏に対して依存しているというのは、彼氏の愛情や彼氏からの賛同を求め、彼氏の言葉によって自尊心を保とうとしたり、心を安定させようとしたりしている状態です。
そして、自分の心のよりどころである彼氏を失うのが怖くて、彼氏を支配しようとしたり束縛したりします。
これは、彼氏を愛しているからではなく、すべて自分の心を安定させるためです。
彼氏が大好きで離れたくないという気持ちと、失うのが怖くて彼氏にしがみついてしまうというのは違います。
愛情と依存は、似ているようで違います。
依存とは、彼氏によって自分の気持ちを満たそうとすること、彼氏を失いたくなくて彼氏を支配しようとすることです。
そして、愛情と大きく違うのは「彼氏の気持ちを考えていない」ということです。
こんな状態になっていない?やめたい依存と愛情の違いをチェック!
大好きな彼氏に対して「離れたくない」「失いたくない」と思うのは当然です。
そこで、やめたい依存とはどういう状態なのかについて具体的に挙げたいと思います。
彼氏がいないと、なんにも楽しくない。
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自立している関係だと、会えない時間に自分のことを楽しむことができます。
友達と一緒のほうが楽しいことは友達と楽しみ、趣味を一人で楽しむこともできるでしょう。
それが、彼氏と付き合うようになってから「彼氏と一緒じゃないとなんにも楽しくない」と感じるようになったら彼氏に依存している状態と言えます。
それは、彼氏と一緒にいる時間にしか楽しみを見出せなくなっているからです。
彼氏にやたらとケンカを売る。
彼氏の言動に腹が立ったり彼氏に不満があるときのケンカは、二人の仲を深めたりお互いの不満をぶつけあったりするための、良いケンカと言えます。
ただ、そうではなく自分の不安や寂しさを彼氏にぶつけるだけのケンカや、彼氏に自分のほうを向いてもらいたくて吹っかけるケンカはあまり良いケンカとは言えません。
自分の気持ちを手荒な方法で満たそうとするのも依存している状態です。
何よりも彼氏を優先してしまう。
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「彼氏に呼び出されたら、仕上げなきゃいけない課題も仕事も友達との約束も、すべて放り出して彼氏のところへ行っちゃう」。
「服や食べ物を選ぶときは自分の好みよりも『彼氏が気に入るかどうか』が一番」。
「彼氏の意見や好みを参考にする」程度ならよくあることですが、「彼氏に嫌われたくないから従う」のであれば、それは彼氏にしがみついている状態ですので依存していると言えます。
彼氏と離れていると不安だけど、一緒にいても不安。
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自分の心のよりどころである彼氏が近くにいないと不安になったり、不安のあまり根拠もなく彼氏を疑ってしまう状態は健全とは言えません。
そして、不安を解消したくて彼氏の行動を細かくチェックしたり「会えないなら毎日電話して」とルールをつくって締め付けたり、会えないことで彼氏を責めて支配しようとしたりします。
ただ、会っているときに不安が解消されるかというと、会っているときはそれはそれで「ホントに私のこと好き?」と不安になることもあります。
日ごろ不安を感じているので、一緒にいるときも彼氏の気持ちを信頼できずに何度も何度も彼氏に「私のこと好き?」ときいて「好きだよ」と言われることで安心しようとします。
彼氏のお願いはすべて応じる。
彼女にしてみたら、大好きな彼氏のお願いは聞いてあげたいものですよね。
ただ、彼氏のお願いに対して無理してでも応じようとするのは、依存のひとつです。
彼氏に嫌われたくないから応じるというのは、彼氏に依存してしがみついている状態だからです。
彼氏への依存をやめたい…依存してしまう理由3つ
彼氏に依存し、彼氏にしがみついている状態が良い状態とは言えません。
彼氏に「重い」と思われている気がする、彼氏が私から離れていく気がする、と感じたときに彼氏への依存をやめたいと思うのではないでしょうか。
依存するのをやめたいと思ったときには、その方法を探る前にまず理由を知ることから始めましょう。
思い当たることがあるかもしれません。
①自分に自信がない。
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自分自身に魅力がないと感じていると、彼氏の言葉で自分の魅力を確かめようとします。
自分で自分の良いところを見つけるのではなく、彼氏によって自尊心を保とうとするから彼氏に依存してしまうのです。
また、自分の決断に自信を持てない場合は、彼氏の意見にすべて従うようになります。
自分の意見を持たずに彼氏に従うのは自立しているとは言えません。
②日常に楽しいことが少ない。
仕事や仕事以外の生活などに楽しみを感じられないでいると、彼氏といる時間がいちばん楽しいと感じます。
彼氏と一緒にいるときはたしかに楽しいですが、それ以外の楽しみがないと彼氏との時間に執着するようになってしまいます。
③友達が少ない。
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友達が少ないと、必然的に彼氏とばかり出かけるようになります。
「ここに行ってみたい」と思ったときに、一緒に行く相手が彼氏しかいないと彼氏に依存するようになります。
また、悩みや深い話ができる友達が少ない場合は、頼れる人が彼氏だけという状態になり、精神的に彼氏に依存していきます。
彼氏への依存をやめたい…やめるための方法はこの3つ
彼氏への依存をやめたいと思ったとき、どのような方法でやめたら良いのでしょうか?
実際に「彼氏への依存をやめたい」と思った多くの女性が行っている方法を3つご紹介しましょう。
①ヒマな時間を作らないようにする。
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彼氏のことばかり考えたり、考えがネガティブな方向に行ったりするのは、ヒマな時間が多いということです。
それを避けるためには、彼氏について考えているヒマがなくなるほど忙しく過ごしてみましょう。
ただ、急に「忙しくなりなさい」と言われても難しいと思います。
夢中になれる趣味が簡単に見つかるとも限りません。
彼氏のことで頭がいっぱいの状態で全然別のことをしようとすると、自分が彼氏から離れるような気がして不安な気持ちにもなるでしょう。
そんなときは無理に新しいことを始める必要はありません。
スマホのアプリで遊んだり、ゲームをしたり動画を見たりするだけで彼氏から少し意識をそらすことができます。
動画を見て気になることがあったらそれを趣味として始めるのもいいことです。
また、彼氏が甘いものが好きだったら簡単なお菓子作りをしてみる、彼氏の好きなスポーツについて少し調べてみる、など、彼氏にまつわることを始めるのもいいですね。
彼氏と一緒にいる時間や彼氏のことを考えている時間以外に、自分のことができる時間や違うことを考える時間ができて、その時間が増えていくことが理想です。
②彼氏と対等な関係になる。
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大好きな彼氏には嫌われたくないし、大好きな彼氏を失うのはとても悲しいことです。
でも、嫌われたくないから彼氏に本音が言えなかったり、嫌われたくないからすべて彼氏に従ったりするのはあまり良いこととは言えません。
「彼氏に嫌われたくない」という気持ちが言動のもとになっているのだとしたら、彼氏にしがみついている状態であり、対等な関係ではありません。
彼氏と彼女とは、どちらが上でも下でもなく対等であるはずです。
きつい口調で本音を言う必要はありませんので、「こうしてもらえると嬉しい」とか「そんな言い方されると悲しい」など、自分の望みを話しましょう。
彼女と良い付き合いをしたいと考えている彼氏なら、彼女の要望をつっぱねることはしないはずです。
③人は思い通りにならないものだと割り切る。
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自分自身のことも思い通りにならないことがあるのですから、人はもっと思い通りにはなりません。
人は誰もがその人の思うように行動をして、その人が思うことを言うものです。
彼氏の言動を心のよりどころにしていても、彼氏がいつも期待通りのことをしてくれるとは限りません。
彼氏に期待をするから、その通りにならなかったときにイライラしたり不安になったりするものです。
少しずつでいいから、彼氏を思い通りにしようとするのをやめてみましょう。
依存せずに自立した彼女でいるために
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依存は「好き」という気持ちの延長のように思いますが、愛情と依存には大きな違いがあります。
大好きな彼氏と離れたくないと思うのは当然のことですが、その気持ちが強すぎて「依存」の状態になると、お互いにとってあまり良くありません。
自分の言動を振り返って、依存しているかもしれないと感じ、「彼氏への依存をやめたい」と思うことができたとしたら、それは大きな一歩です。
それは、彼氏のことを考えることができているからです。
「やめたい」と思ったときから少しずつ、自分と彼氏の関係を見直して、自立した対等な関係になれるようにしていきましょう。