愛されて育った自信は、愛する自信を育む!
愛されている自信は、人間にとって何より大切なものです。自分に愛情を注いでくれている人がいるからこそ、好きなことや新しいことにチャレンジすることも出来ますし、その人の為になにか役に立ちたいと言う気持ちを持つことも出来ます。そして、人から与えられた愛情は、他者への愛情という形で巡っていくでしょう。
子供は、親から無条件の愛情を感じて育つと「自分は愛される存在なんだ」と自信を持ち、「愛情とはこういうものなんだ、こうやって伝えるものなんだ」と学びます。そして、大人になってそれを恋人や自分の子供へと伝えていくのです。
子供の時に感じた愛情が心地よいものであったのなら、迷うことなくそれをそのまま他者に伝えることが出来るでしょう。
愛されて育った自信を持ってる人は、他者を愛する自信も持っています!
それは、何より素晴らしい財産ではないでしょうか。
愛情があっても伝わらない伝え方もある
子供への愛情は、母親なら当然もっています。愛情があるからこそ、嫌われ役を引き受けて叱ってしまうこともあるでしょう。
でも、愛情さえあればいいというものではありません。愛情を感じることのできない伝え方ばかりでは、子供は寂しく思うこともあるでよう。あなたの今の伝え方で、子供にあなたの愛情は伝わっているのでしょうか?
愛情が伝わらない伝え方①叱る
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子供が悪いことをしたときに叱るのは、親の役目です。愛情があるからこそ、子供が将来人に嫌われることがないように、恥をかかないようにと叱るのでしょう。
でも、子供は未熟です。昨日注意したことがすぐに改善されるわけではありません。気が付くと毎日毎日叱ってばかりということもありますよね。
叱られたことが自分の為だと理解し、愛情を感じる事が出来るようになるのはまだまだ先です。
叱られてばかりでは、「自分は愛されていない、嫌われている」と思ってしまうこともあるでしょう。子供を叱るときには、「叱られたけど、嫌われたわけではない」ことが分かる伝え方をすることが大切です。要点を絞りお説教の時間は短く、いつまでもダラダラと叱らないことと、叱った後にきちんとフォローをすることを心がけましょう。
愛情が伝わらない伝え方②甘やかす
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甘えさせると甘やかすの違いを知っていますか?甘えさせるのは心、甘やかすのは物質的なものと言えばわかりやすいでしょう。子供が求める時に一緒に遊んだり抱っこしたりするのは「甘えさせる」ですので、子供もしっかりとあなたの愛情を感じることができます。
でも、物を買い与えたり、求められるままにお菓子を与えたりするのは一瞬の満足を得るだけで愛情を感じることはできません。愛情を感じることはできないのに、子供は親からの愛情をためそうと物をねだりますし、親の方も子供が一瞬大人しくなるからとお菓子や物を買い与えることがあるでしょう。
それは、愛情の伝え方として正しくありません。
お金を払って表面上の我儘を通すことよりも、あなたの身体と心で子供の心に寄り添うことの方がずっと愛情が伝わるでしょう。
スキンシップに勝る愛情の伝え方はない!ハグは心と身体に愛を伝える
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子供への愛情が上手く伝わっていないと思えば、親だって不安になります。子供への愛情があるからこそ叱ってしまう、毎日真剣に向き合っているからこそイライラしてしまう。そんな、親だからこそのジレンマを改善するにはスキンシップが一番です。
子供を包み込むようにギュッとハグをすることで子供へ愛情を伝えることはもちろん、子供からの真直ぐな愛情もあなたに伝わってくるでしょう。
身体を触れ合うことで人は安心し、愛を感じることができます。愛情はあるのに伝え方が分からないと悩むのであれば、とにかく子供とスキンシップを取りましょう。
触れ合った部分から、愛情が流れていきます。子供の肩に、手に、あなたの手を添えればそこから愛情と安心が子供の心に流れ込みます。
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叱るとき、子供の肩や背中に手をあてるだけでも「嫌われてしまった」という不安を取り除くことができます。イライラして八つ当たりをしてしまったあと、「ごめんね」とハグをすれば「愛されているんだ」という自信を持つことができます。
子供に「愛されている」という絶対の自信を与えるには、スキンシップは不可欠です!
愛されていると自信がつく伝え方!言葉は脳に愛を伝える
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スキンシップは心と身体に愛情を伝えます。子供が小さなときは、身体に伝える愛情の方が重要でしょう。
でも、少し大きくなってくると、愛情も理解したいと思うようになります。「自分はどうして愛されているのか」「お母さんは本当に自分に愛情を持ってくれているのか」言葉で理解したいと思う時期がきます。
子供に対して言葉で愛情を伝えることに照れしまう人もいますが、照れることはありません。
「お母さんの子供として生まれて来てくれて嬉しい」「優しい気持ちの子になってくれて嬉しい」「あなたの楽しそうな顔、嬉しそうな顔を見ると嬉しくなる」「元気に大きくなってくれて、嬉しい」「産まれてからずっとあなたが大好き」
あなたが子供に愛情をもっていること、子供の成長を嬉しく思っていることを迷うことなく毎日伝えましょう。言葉は愛されていた記憶として脳に残り、これからどんどん成長する子供の糧になります。
伝わっていない?愛情不足と感じてしまった子供の傷
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どんな子供でも、生まれた時からお母さんが大好きです。お母さんが大好き、お母さんにも好きでいて欲しい。そう願って少しずつ大きくなっていくのです。
だからこそ、お母さんから愛されているという確信を持てないと、不安で不安でどうしようもなくなってしまいます。愛情を感じることができない子供は、試し行動にでます。わざと我儘を言って困らせたり、お友達に意地悪をしたりして少しでも自分の方を見てもらおうと一生懸命です。
しかし、この行動がお母さんをますます怒らせてしまい、求めている愛情を得ることが出来ません。そして、さらに愛されている自信が持てなくなってしまい、悪循環をうんでしまうのです。
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愛されている自信を持てずに大人になってしまった子供は、人を愛することも人からの愛情を感じることも苦手です。他者からの愛情を信じることができず、特定の友達や恋人に執着しがちになってしまいます。
愛する我が子をこんな悲しい子にしないためには、あなたの愛情をしっかりと伝えることが大切です。想っているだけでは伝わらないのが当たりまえ。そう思って、毎日子供にしっかり愛情を伝えていきましょう!
子供への愛情は伝え方も大切!
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どれだけ大きな愛情をもって子供を育てたとしても、お母さんの毎日はやることがたくさんあります。日々の雑務に追われて、ついつい「余裕のないお母さん」になってしまうこともあるでしょう。
「大人になったら」わかる日も来るかもしれません。でも、子供があなたからの愛情を欲しているのは「今」なのです!
愛情は、持っているだけでは少し足りません。上手な伝え方で、子供に愛されている自信をつけてあげましょう!