歌とビジュアルを楽しむ映画「CATS」の世界

ジェリクルキャッツと呼ばれる個性豊かな猫達が特別な舞踏会に集まってくる年に一度の夜を、心に響く歌と美しい映像で描く映画「CATS」。先日Blu-rayが発売になったことも話題に!そんな映画「CATS」の魅力を、期待値を上げるネタバレとともにご紹介します♪

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映画「CATS」最大の見所!ジェニファー・ハドソン圧巻の熱唱”メモリー”

筆者私物

もうこれはBlu-rayの高音質・高画質の映像でぜひ楽しんでほしいシーンです!

「CATS」の代表的なナンバー”メモリー”。誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

華やかなスター猫だったのに今は落ちぶれ、誰からも愛されない孤独な猫・グリザベラを演じるジェニファーハドソンが、ラストに再起を誓いこの”メモリー”を歌い上げる圧巻のシーン。

スクリーンに目は釘付け、全身に響きわたる切なく壮大な歌声は、心が震えます!ずっと包まれていたい感動に涙が止まりません。

彼女の歌声には、力強い意志と、はかなさと、そして美しさがあり、「CATS」を知らなくても、”メモリー”の歌詞を知らなくても、胸に迫る素晴らしいシーンです。

映画「CATS」だからこその大画面の迫力は、”このシーンを見れただけでもこの映画を見にきた価値がある”と思えるほどのものです。

ジェニファーは、幼い頃から教会のゴスペル隊に参加し歌声を磨きあげ、また劇団に参加しミュージカルに出演したりと、早くから歌唱力・演技力ともに定評があり、後にアカデミー賞・グラミー賞ともに受賞するという俳優としても歌手としても最高の栄冠を手に入れます。

しかし順風満帆に見える彼女の人生には、家族が惨殺されるという壮絶な悲劇もありました。一時活動を停止するも、翌月行われたスーパーボールに登場すると、悲しみを乗り越え、アメリカ国歌を全身全霊で歌い上げました。

「CATS」でジェニファーを深く知りたくなった私は、この時のアメリカ国歌斉唱を聴きました。

悲しみと力強さに満ちた歌声は、胸に迫り、映画「CATS」のあの歌声が蘇りました。

ジェニファーの”メモリー”を、あの歌声をぜひ聴いてください!

映画「CATS」の白猫フランチェスカ・ヘイワード極上の”愛らしさ”

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フランチェスカ・ヘイワードは、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル(バレエ団のトップの階級にいるダンサー)です。

そんな彼女が映画「CATS」の主役・白猫ヴィクトリア役のオーディションに挑んだのは、彼女が幼い頃から舞台版「CATS」の大ファンで、しかもヴィクトリアに憧れていたからだそうです。その夢物語を叶えたキラキラ感そのままの、彼女のピュアで愛らしいヴィクトリアには、劇中ずっと目を奪われます。くるんとした瞳はまさに子猫そのもの♪

ロビー・フェアチャイルド演じる兄貴肌の猫・マンカストラップとの絡みも可愛くて仕方がありません♪

ダンスはさすがのプリンシパル!しなやかで美しく、そしてダイナミック!

小柄な彼女が個性的な猫達の間を軽やかに駆け抜けます。

フランチェスカが、映画「CATS」オリジナルソング・テイラースウィフト作詞の”ビューティフルゴースト”を歌うシーンがあります。先に書いたジェニファーのあの圧巻の”メモリー”の後です。

“ビューティフルゴースト”=”美しい亡霊”

独りぼっちで街に放り出され孤独に街を彷徨っていた子猫ヴィクトリアは、今は落ちぶれ涙ながらに再起を誓うグリザベラにさえ、貴方にはそれでも輝かしい思い出(美しい亡霊)があるじゃない、私にはそれさえない、と羨む歌です。

詩を書き下ろしたテイラーは、「CATS」の原作者 T. Sエリオットの作品を全て読み、「大丈夫。まかせて、わたしにはこの猫がどんな気持ちか代弁できる。」とわずか一週間でビューティーフルゴーストの詩を完璧に仕上げたそうです。

フランチェスカは歌にあまり自信がなかったものの、詩の素晴らしさに感銘し「技術的なことを気にせず心を込めて歌うように」というテイラーの言葉を受け、ビューティフルゴーストを切なく繊細に見事に歌い上げます!

このシーンが映画「CATS」の中で”メモリー”に次ぐ大好きなシーンになったのは言うまでもないです。

どこか寂しさをまとった、フランチェスカの極上の愛らしさをぜひ見てください!

映画「CATS」は”映像美”が素晴らしい

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映画「CATS」の舞台は夜のロンドン。ビッグベン・テムズ川などの美しい夜景をバックに、最高のダンス・歌声が繰り広げられます。キラキラとした世界観はとても夢があります。

舞踏会が開かれる劇場のシーンはオシャレで、テイラー演じるボンバルリーナが”またたび”をヒラヒラと振りかけるシーンは妖艶で美しくとても印象に残っています。

また、フランチェスカと同じくプリンシパルであるスティーブン・マックレー演じる鉄道猫スキンブルシャンクス、彼が披露するタップダンスは圧巻!

泥棒猫とヴィクトリアが家に忍び込み、人間のアクセサリーや化粧品の周りをくるくると駆け巡るシーンは、とにかく可愛くて、昔”トムとジェリー”を見てた時のようなワクワク感でいっぱいです!

そしてなんといってもCGを駆使した猫達の耳や尻尾の動きは、猫の仕草が見事に表現されていて、まさに「CATS」は最高の空想の世界、ファンタジーです!

私自身、舞台版「CATS」を生で観たことがなかったことも映画「CATS」の世界がストンと心に入ってきた理由かもしれませんが、舞台版と映画版は比べるものではないです!

映画だからこその「CATS」映像美をぜひ楽しんでください!

映画「CATS」は”上質なミュージカル”

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“ミュージカル”は、台詞に、歌・音楽・ダンスをのせて構成されたお芝居です。映画「CATS」はまさにこの要素全てが素晴らしかったです。

心に残る台詞、最高の歌声、世界レベルのダンス!

そして、私が映画「CATS」を”上質なミュージカル”だと思ったもう一つの理由は、舞台に時折ある(特に台詞)オーバーだと感じる表現が、映画ならではのカット割や場面の転換でそれを感じなかったことです。役者の細かい表現も大画面で楽しむことができました。つまり、どんな席に座ろうと、誰もが同じクオリティーで”上質なミュージカル”を楽しむことができるのです。

先日発売された映画「CATS」の Blu-rayであれば、お家でベストな状態で最高のミュージカルが観劇できます!音響だって自在、誰と観るのか、いつ観るのかで心の感じ方も違うでしょう。観るたび、新しい発見もするでしょう♪

ぜひ、”上質なミュージカル” 映画「CATS」を観劇してください!

映画「CATS」はストーリーが分かりにくい?そもそも”CATS”は”歌とダンスを楽しむもの”

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「CATS」というミュージカルは、「キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法」という T. Sエリオットの詩が原作で、詩の題名通り”猫ってこんな生き物だよ、こんな風につき合いましょう”的な詩を、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲したミュージカルです。

映画「CATS」の最後には”猫からのご挨拶”という曲があり(「猫には話しかけずに待ちましょう」「猫は犬にあらず」という曲)この曲を最後にいれたのもこの原作からだと思われます。

今回映画「CATS」では白猫のヴィクトリアが主役となっていますが、舞台版は主人公という主人公はいないそうです、

そう、そもそも「CATS」は個性豊かな猫達の歌とダンスを楽しむショーなのです。

猫達は、楽しい時嬉しい時はハッピーに歌い、悲しい時怒った時は嘆き悲しみ感情を荒げ、やっぱり歌いそして踊るのです。

「CATS」において、ストーリーはそんなに重要でしょうか?

日々色々なことの意味や目的を考え、少々疲れた私達の脳を日常から非日常に連れていってくれるのが映画「CATS」です。

現実的な毎日から逃避して、ぜひ、その素晴らしい歌とダンス・キャストの最高のパフォーマンスを楽しんでください!

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