
私って『片付けられない女』?と思ったとき

SNSやインテリア雑誌で見る部屋は、スッキリしていて生活感がなく、収納スペースのなかもきちんと整頓されていますよね。
そういう部屋はどこか現実のものとは思えず、「私には無理だなぁ」と思いながらゴチャゴチャした部屋に住んでいる人は多いと思います。
「部屋が片付いていなくたって、別にSNSに上げるつもりないしいいじゃないの」と思っていても、部屋が片付いていないと友達を部屋に呼ぶことができません。
また、部屋や収納スペースが片付いていないと、必要な物を探すのに時間がかかったりします。
SNSでスッキリした部屋を見ながら「どうして私にはできないの?もしかして私って『片付けられない女』なの?」と思うこともあるかもしれません。
確かに片付けられない女はいます。
だけど、片付け方のコツをつかんだり工夫をしたりすると、部屋をスッキリと片付けることができます。
では、どうして片付けられないのかという理由も合わせて、スッキリした部屋を手に入れるための方法についてお話ししましょう。
どうして片付けられない女なの?理由を探る
まず、どうして片付けられないのか、その理由を探りましょう。
片付けられない女には、いくつかの特徴があります。
「私は片付けられない女なのかもしれない」と思っている場合、思い当たることがあるかもしれません。
①物も多いし、不用品も多い

片付けられない女の暮らす部屋や家のなかは、まず物が多く片付いてもいないため雑然としています。
ただ、そのたくさんの物のなかには、実は必要のないものがたくさんあることもあります。
必要なくなったら捨てて、必要になったらまた入手するようにすれば、物が溜まっていくことはないはずなのですが、実際はなかなか難しいものです。
「今は使わないけど、また使うかもしれない」と思って物を捨てられないことは多いと思います。
「要らないな」と思って捨てた途端にまた必要になって、捨てたことを後悔することもよくあります。
「あぁ、あれ捨てなきゃよかった」と思ったことが一度でもあると、次から物を捨てにくくなります。
その結果、今すぐ必要ではない物も持ち続けることになり、物は増え続けていくのです。
②散らかっていても、あまり気にしていない

部屋が散らかっていても、本人には散らかっているという自覚が薄い場合があります。
「出しっぱなし」じゃなくて、これはまたすぐ使うからここに「置いているだけ」だと思っていたり、他の誰が見るわけでもないから別に恥ずかしくはないと思っていたり。
必要なものがすぐ手に取れるところにあることに便利さを感じていたり、部屋が雑然としている状態が落ち着くと感じていたりする場合もあります。
いずれにしても本人だけが暮らす部屋ならば大きな問題はありませんが、家族や恋人と一緒に暮らしている場合は家族や恋人に少し嫌がられることになります。
③とにかく片付けが苦手!何をどうしたらいいのかわからない

部屋が散らかっていることを気にしていて、片付けたいと思っていても純粋に片付けが苦手な場合もあります。
何をどこに、どのように片付けたら良いのか、いいアイディアが浮かばないため、適当なところに片付けていることもあるでしょう。
ほかにも収納スペースそのものが少ない、収納スペースをうまく活用できていない、生活に合った収納ができていない、など、上手に片付けることができずに途方に暮れていることもあります。
④とにかく忙しくて片付けている時間がない

仕事、家事、育児などしなきゃいけないことが多いと片付けが後回しになることがあります。
また、遅くまで仕事をしていると、帰ったらもう何もしたくないこともありますよね。
散らかっている部屋の物を踏まないように歩いて、あとは寝るだけという日もあると思います。
この場合は片付けたい気持ちもあるし、決してだらしないわけでもないけど時間的にできないタイプの片付けられない女です。
⑤物が捨てられない

お菓子が入っていた可愛い缶や紙の箱、ショップの紙袋などを捨てずにいる人はたくさんいます。
それらの物が部屋の片隅に積まれていたり、適当に置かれていたりすると部屋は一気に雑然とした印象になります。
確かに可愛い缶や箱などは「いつか使うかもしれない」と思いますので、気持ちはよくわかりますし、部屋を収納する時に缶や箱が役に立つこともあります。
ただ、今現在特に使い道が思い浮かばない物は、たいていこれからも使い道は見つからないものです。
また、可愛い缶以外の物でも何でも、とにかく物を捨てられない人もいます。
物を大切にする気持ちはとても素敵ですし、捨ててはもったいない物もあります。
ですが、物を捨てない状態だと当然ながら物は増える一方です。
収納スペースや部屋をどんどん占領していくだけでしょう。
どうして片付けられないの?
「片付けなきゃ」と思いながら片付けられない場合、いろいろな理由が考えられます。
その理由によって、対策方法も変わってきますので、自分がどれに当てはまるかチェックしてみてくださいね。
①そもそも片付けること自体が苦手

家事や仕事の中でも得意なことと苦手なことがあると思いますので、「片付けが苦手」という人ももちろんいると思います。
片付けたい気持ちはあるけれど、どうやって片付けたらいいかわからなかったり「どうせまた散らかるし」と思うと、なかなかやる気が起きません。
収納スペースはあるのにうまく片付けられないとなんとなくモヤモヤして、やってもやらなくても同じような気にもなります。
部屋を片付けることでスッキリした気持ちや達成感のようなものが得られればモチベーションにもなりますが、それが感じられないと片付ける気になりませんよね。
②面倒で片付けを先延ばしにしてしまう

面倒なことや仕事を先延ばしにしてしまうことが多いタイプは、片付けも先延ばしにする傾向にあります。
部屋の一ヵ所だけなら割と気軽に取り組めますが、部屋全体がものすごく散らかっていると「時間がかかりそう」と感じ、「めんどくさい…今度にしよう」と思うのも無理はありません。
また、片付ける前に不用品を捨てなきゃいけない場合も「今度の休みにやろう」と思いがちです。
「時間があるときに片付ける」「休日に物を捨てる」など、時間に余裕があるときに取り組むのはとても良いことです。
しかし、実際は時間があったら自分の好きなことをしたいし、休日はゆっくりしたいものです。
今すぐ片付けなきゃいけない理由がなかったら、やはり先延ばしにしたくなりますよね。
③片付けている途中に他のことをしてしまう

普段使うものを片付けるのはスイスイと進むとしても、写真や本などを片付けている時はつい見入ってしまうことがあります。
「片付けなきゃ」と思いながら他のことをしてしまうのは一種の現実逃避です。
しなきゃいけないと思えば思うほど、他のことをしたくなる気持ちはとてもよくわかります。
ただ、現実逃避をしていたら結局部屋の状態は何も変わらないままです。
この場合は、片付けるときの順番を変えてみると良いでしょう。