顎のたるみが老けた印象を与えてしまう!
年齢を重ねるにつれ気になってくるのが「顎のたるみ」です。太っていなくても顎がたるむのには、「筋肉の衰え」「姿勢」「肌の弾力の低下」「むくみ」など様々な原因があります。
様々な原因によって、肌の弾力や顔のハリを失い、顎がたるんでしまうと一気に老けた印象に!また、顎のたるみだけではなく、首のたるみやシワ、ほうれい線にも繋がり、さらに老けて見えてしまいます。
そんな老けた印象を与えてしまう顎のたるみは、日々のケアや解消方法で改善できることもあります。今回ご紹介する、顎のたるみに効果的なケアや解消方法を参考に、スッキリとした顎ラインを目指しましょう。
顎のたるみの原因は?
顎のたるみを解消するには、まずしっかりと原因を理解することが大切です。では、顎のたるみの原因をご紹介します。
顎のたるみの原因①顎の筋肉の低下
筋肉は、加齢とともに衰えていくと言われていますが、それ以外にも、筋肉は使わないことで、衰えてしまいます。
無表情であまり表情筋を使わなければ、顎の筋肉を低下させてしまいます。筋肉が衰えることで、脂肪や皮膚などが支えられなくなり「顎のたるみ」の原因に。
また、筋肉が低下すると、血液やリンパの流れを悪くさせてしまい、顔がむくみやすくなることで、顎をたるませる原因になってしまいます。
顎のたるみの原因②姿勢
猫背など顎を前に突き出したような姿勢は、顎周辺の筋肉の動きを妨げてしまい、顎のたるみの原因になってしまいます。デスクワークや、スマートフォンを操作するときなどの下向き姿勢は要注意です。
また、頬杖をつくことで力がかかってしまうため、たるみの原因になり、食事を片側で噛むことも、顎のたるみに繋がると言われています。
顎のたるみの原因③肌の弾力の低下
肌にはコラーゲンやエラスチンという肌の弾力をもたらす細胞があり、その細胞は年齢とともに減少すると言われています。弾力を保つ細胞が減少してしまうことで、顎のたるみの原因となってしまいます。
また、紫外線を多く浴びてしまうことも、肌の弾力を保っている細胞にダメージを与えてしまい、顎だけではなく、顔全体のたるみの原因を引き起こしてしまいます。
顎のたるみの原因⑤皮下脂肪
顎のたるみは痩せている人にも見られますが、太っている人の方が多い傾向にあります。重力の関係や筋肉の衰えで、皮下脂肪が下がってしまい、支えきれずに顎の脂肪がたるみの原因になります。
また、皮下脂肪の増量によって血液やリンパの流れが滞ってしまうことで、むくみがたるみに繋がってしまいます。
顎のたるみの解消方法
顎のたるみの原因を理解した上で、次は解消方法をご紹介します。自分に合った解消方法を見つけましょう。
顎のたるみの解消方法①首のリンパマッサージ
リンパには体内に侵入した殺菌やウイルスなどから身体を守る働きと、体内の老廃物を外へ排出する働きがあります。
筋肉の衰えや、不規則な生活などの影響で、リンパの流れが滞ってしまうとむくみやセルライトの原因になってしまうことも。
このような症状を解消するには、リンパマッサージは効果的です。リンパが多く通る鎖骨周から首筋をリンパの流れに沿ってマッサージを行いましょう。
また、リンパの流れを良くすることで、むくみの解消だけでなく、筋肉が動いやすくなるのでたるみの解消にも期待できます。
顎のたるみの解消方法②表情筋を鍛える
顎のたるみを解消するには、表情筋のトレーニングで顔全体の筋肉を使うことが大切です。表情筋を鍛えることで、血行やリンパの流れも良くなるのでむくみにも効果的です。
表情筋を鍛える3つのトレーニング方法をご紹介します。
【あいうえお体操】
- 「あいうえお」と大きく口を開けて発声します。
- 「あいうえお」の発声を5回繰り返して行います。
あいうえお体操をすることで、表情筋が鍛えられるだけでなく顔全体の血行がよくなり、老廃物が流れやすくなります。顔の筋肉を動かすことで顎周りの筋肉にも効果的。表情筋を鍛えることで、リンパの流れもよくなるので、むくみの解消にも期待されます。
【口角を上げるトレーニング】
- 自然な笑顔をキープするイメージで口角を上げて「いー」と発声して、その状態で5秒間保ちます。
- 次に、「うー」と発声して、その状態で5秒間キープします。
- 「いー」「うー」と発声するトレーニングを1分間程繰り返し行います。
簡単なトレーニングですが、顎のたるみや顔のむくみの解消に効果があるだけでなく、頬のたるみによるブルドックフェイスの予防も期待されます。
また、口角を上げて笑顔を作ることで、気持ちも明るくなれ、心にもいい影響があると言われています。口角を上げるトレーニングで表情筋を鍛えて、美しい表情を目指しましょう。
【上を向いて舌を出すトレーニング】
- 顔を天井の方に向けて上を見ます。その状態で舌を真下に出して、そのまま5秒間キープします。完了したら口を閉じて顔を正面に戻します。
- 1.を5回ほど繰り返して終了です。
顎にある「オトガイ筋」という表情筋を鍛え、顎のたるみや二十顎の解消に効果が期待されます。
【最後にトレーニングの注意点】
表情筋のトレーニングはやりすぎや、無理に表情を作りすぎは、表情ジワの原因となるので、注意して行いましょう。
また、表情筋のトレーニングを行う際には、しっかりと保湿して肌のケアをして肌を乾燥させないように行うのがポイントです。
顎のたるみの解消方法③保湿ケアをしっかり行う
コラーゲンやエラスチン配合の一般的な化粧品は、真皮層まで届きにくいとされていて、化粧品では顎のたるみを解消は難しくなります。
ですが、コラーゲンやエラスチン配合の化粧品は保湿効果が期待され、顎のたるみの進行を遅らせることや、悪化を防ぐのには有効です。
しわが深くなることで、たるみの原因になることもあるので、保湿効果のある化粧品を使用して、しっかりと保湿をして、うるおい肌を保ちましょう。
顎のたるみには生活習慣も心がけて
顎のたるみを解消させるには、生活習慣の見直しはとても重要です。では、心がけたい生活習慣をご紹介します。
顎のたるみに心がけたい生活習慣➀姿勢を正す
パソコンやスマホの操作をする時に、猫背や、姿勢が悪いことで、顎のたるみや二十顎の原因になるので、姿勢を正すように心がけるのは大切です。
また、姿勢を正しくすることで、血液やリンパの流れも良くなるのでむくみの解消に繋がります。時々、ストレッチをして体を動かすのも効果的です。
顎のたるみに心がけたい生活習慣②肌の弾力を保つ栄養バランスのよい食生活
肌にとって必要な栄養素を取り入れて肌の弾力の低下を予防しましょう。
では、肌の弾力を保つのに必要な栄養素をご紹介します。
【タンパク質】
肌の細胞を作るために必要な成分が「タンパク質」です。
また、コラーゲンなどを作り出す原料にもなる「たんぱく質」は、不足してしまうと新陳代謝が低下して、肌のたるみやシワ、くすみの原因となります。
低カロリーで高たんぱくの鶏のささみや赤みの肉、イワシやアジ、のり、納豆などを食生活に取り入れると良いでしょう。
【ビタミンA】
ビタミンAは肌の粘膜を健康に保つために必要な栄養素です。また、体の酸化を防ぐ働きもあると言われており、コラーゲンを作る繊維芽細胞の酸化を防ぐことで、肌の弾力の低下する予防に繋がります。
レバーやニンジン、モロヘイヤ、カボチャなどに多く含まれています。積極的に食生活に取り入れて、肌だけではなく、のどや鼻、胃などの粘膜を健康に保ち、免疫力を高めることができます。
【イソフラボン】
イソフラボンには、たるみ予防に大切な肌のコラーゲンの生成を促してくれる効果や、脂肪を減少させる効果があり、たるみ予防に良いとされている栄養素です。
ですが、イソフラボンの過剰な摂取はホルモンバランスを崩す原因になるので、一日一食程度に、納豆や味噌などの大豆イソフラボンを取り入れると良いでしょう。
顎のたるみに心がけたい生活習慣③日々の生活で表情筋を意識する
無表情であまり表情筋を使わないと、筋肉は衰えてしまいます。日々の生活で表情筋を意識して動かして、筋肉の低下を抑えましょう。
また、食事をする時もよく噛んで食べ、積極的に硬いものを噛むことで、表情筋が鍛えられて顎のたるみ予防に繋がり、筋肉を鍛えることで顎周辺のリンパの流れも良くなり、むくみの解消にも効果的。
表情筋を意識した日々の生活が大切です。
顎のたるみに心がけたい生活習慣④紫外線対策をする
紫外線を浴びるとコラーゲンやエラスチンという肌の弾力をもたらす繊維芽組織にダメージを与えてしまい、たるみの原因となってしまいます。
紫外線を予防して、肌の弾力を失われないようにしっかりと対策が必要です。曇りの日でもしっかりと日焼け止めを塗って、日傘や帽子などでなるべく紫外線を浴びないように心がけましょう。
顎のたるみを解消して小顔を目指そう
老けた印象を与えてしまう顎のたるみは、表情筋を鍛えるトレーニング、リンパマッサージや保湿ケア、また、日々の生活習慣や紫外線対策などの積み重ねが大切となります。
まず、原因を理解して自分に合う解消方法と日々の生活習慣で、たるみのない肌を目指しましょう。