
みんな本当の自分を知っている?!

頭では理論的に理解できているのに心がついていかないで悩ましい…そんな経験ありませんか?頭ではわかっているのに、心がそれに従わない時って、とってもモヤモヤしますよね。
これは、脳で考えていることと心で感じていることのズレによるモヤモヤ。こうした方が良いと頭ではわかっているのに、考えているとおりに気持ちが切り替わらないと、そんな自分自身にフラストレーションもたまる一方かもしれません。

果たして、頭で考えている自分と心で感じている自分、本当の自分は一体どっちなんでしょう?
ずばり本当の自分は、心で感じている自分。
実は、「本当の自分を知っていますか?」と聞かれて、「理解できています!」と答えられる方は少なく、YESと回答した方も、ただの思い込みや、そうありたい理想の自分と錯覚しているだけなんてことも…
本当の自分を正しく知るのは、そう簡単なことではありません。

さらに、人の目が気になって配慮したり、人間関係で気を遣ったり、マナー・ルール・TPOだったりと、知らず知らずのうちにその場の❝こうあるべきだ❞という【役割】にハマってしまうことも…。
ありのままの感情で行動しない(できない)日常で、無意識ながらに心ではなく頭で考える習慣がついてしまうのです。つまり、本当の自分がわからなくなっても当然と言えるのかもしれません。
本当の自分を知るメリットとは?

真の意味で本当の自分を知ることにはメリットがたくさんあります!
波風立てないように場の空気に合わせて生きていくのって、みんな当たり前のようにやっていますが、実はとっても心の我慢を伴いストレスになるもの。
しかし本当の自分を知っていたら、無理や我慢をしている自分の癒し方も把握できますし、自分を大切にする生き方がしやすくなってくるのです。無駄に傷ついたり、落ち込んだりということも激減します。

自分を知っているということは、苦手なことを回避できるようにもなりますし、キャパオーバーな無理をすることもなくなります。同様に、自分の喜ばせ方もわかってくることでしょう。
そうなると、楽しく生きる・無理しないで生きるスタンスが自然と出来上がってゆくのです。これは逃げなどではありません!自分を好きでいながら、ストレスなく思い通りに生きるための一番の近道なんですよ♪
本当の自分を知る方法って?
なりたい自分、もしくは、こうはなりたくないということであれば、日常生活で知る方法はたくさんあります。
たとえば、見た目や所作など素敵だなと思う人を見かけたら、あんな人になりたいな♪、嫌な対応をされたら、あんな人にはなりたくない…と思うきっかけがあるものです。
しかし本当の自分を知る方法となると、そのきっかけは案外気づきにくいもの!では、本当の自分を知る方法はどんなものがあるのでしょう?
本当の自分を知る方法①悩みを抱えた時

本当の自分を知る方法として一番おすすめなのは、悩み事を抱えた時です。悩む時は必ずきっかけや原因がありますよね?なにかが心に引っかかってモヤモヤする、そういうものではないでしょうか。
悩んでいる時は、解決する方にばかり心がは向いているので、❝なぜそのことで、自分が悩んでいるのか❞という根本について考える機会は少ないもの。しかし、実はその根本を知るのが本当の自分を知る方法でもあります。

さらにここで、本当の自分を知るのは悩みを根本的に取り除く・悩まないでいられる自分になる近道にもなるのです。悩む時って基本的にどうしようかなと考えていませんか?
ポイントは、どうしようではなく❝あれ?なんで私悩んでいるのだろう?❞と考えること。これを続けていると、自分のひっかかるポイントの傾向が明確化します。どういった共通点があるのかを理解すると、本当の自分が自ずと見えでくることでしょう。
本当の自分を知る方法②喜びで心が動いた時

嬉しいと思ったり、感動したり、思わず笑顔になったり、ポジティブな感情によって心が動く瞬間がありますよね。そんな時にそのよい感情を大事にするのにプラスして、少し❝自分はこういう時にこんな感情になるんだ❞と気にかけてみましょう。自分がどんな光景、事柄に気分がよいと思えるのかも、本当の自分を知る方法のひとつです。
プラスの感情になれる瞬間を理解できるというのは、実は思い通りに生きるのに大切なこと!

なぜなら、疲れた時のリフレッシュ方法、落ち込んだ時の気分を引き上げる方法、元気がないた時のパワーチャージ方法に活かせるから。
気持ちの切り替え方がわからないでズルズル引きずってしまい、なんとなく日常に流されてしまう方は多いもの。この❝なんとなく❞という過ごし方は、本当の自分を見失うことにつながる原因でもあるんです。
自分の喜びポイントを知る方法をマスターすると、生きやすくなっていくことでしょう。
本当の自分を知る方法③怒りが湧いてきた時

本当の自分を知る方法として、怒る、イライラする…そんな感情が出てきた時の自分の心にフォーカスするのもおすすめです。怒るタイミングというのは、感情が乱れている状況と言えます。
怒ると疲れるという方もいますし、理性で怒りの感情をなかったことのようにコントロールする方も多く、普段は表面化しにくいこの感情。大人になるにつれて、感情的になる機会は少なくなっているかもしれません。

怒る感情というのは、あまり気持ちのよいものではありませんよね。しかし、決してなかったことのようにしないで、自分を知る貴重なチャンスとして捉えてください。
怒りは、自分が大切にしているなにかに反すると感じた時、あるいは傷ついたと感じた時に溢れ出る感情です。つまり、自分の中の正しいこと、嫌だと感じることはなにかを知ることができるでしょう。
本当の自分を知る方法の注意点
本当の自分を知る方法の共通点は、ありのままの自分の心を知ることです。しかし心を知るといっても、簡単なことではありません。
人間には❝理性❞があるため、悪い自分を素直に受け入れられない一面もあり、理想の自分に引っ張られて、本当の自分とこうありたい自分を錯覚してしまうことも…。ここでは、本当の自分を知る方法の実践時に注意したい点をいくつかご紹介しますので、トラップにハマらないよう気に留めておきましょう!
本当の自分を知る方法の注意点①心と脳の不一致

心で感じていることと、脳で考えることが常に一致するとは限りません。これが一番厄介なポイントです。
なりたい自分・理想の自分があり、❝頭ではこうした方が良いとわかっている、しかし心はまだそこに追い付けていない❞なんて時に、冷静にその心の不一致を受け入れていないといけません。
なぜなら本当の自分は、思考についていけていない心を持っている自分の姿だから。思考と心のズレを認識する必要があります。

わかってるのになんでそうできないんだろう…と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし実際のところ、❝頭で考えている自分❞を本当の自分と勘違い(錯覚)している方は多いのです。思考はあくまで理想や妄想ができますが、心はそのとおりにならないこともあるもの。
その2つの自分の差を見落してしまうと、心を置いてけぼりにして、思い込みだけで自分を偽ることにもつながってしまいます。