結婚式のゲスト、職場の人は誰を呼ぶか悩みがち
結婚式に呼ぶことができる人数は限られていますが、友人や恩師、親戚など呼びたい人はたくさんいます。
そんな中、職場の中で誰を呼ぶかは本当に頭を悩ませますよね。
小さな会社であれば「正社員は全員呼ぶ」なんてこともあるでしょうが、大きな会社であればそうはいきません。まして、長く勤めているのであれば部署移動を繰り返している場合もあるでしょう。
大変だった新人時代にお世話になり、支えてくれた部署の上司や同僚を呼ぶのか、今現在お世話になっている部署の上司や同僚を呼ぶのか、仲が良い同僚や同期でも異性を呼ぶのは止めた方がいいのか、悩みは尽きません。
ここで選択を間違えてしまうと、あなたと職場の人だけではなく「呼ばれた人」と「呼ばれなかった人」の間でも微妙な空気が流れるかもしれません。
これまでのお付き合いだけでなく、今後のお付き合いもあるからこそ、職場の誰を呼ぶのか悩みは尽きません。
新郎・新婦で人数を合わせたほうがいいの?
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結婚式に呼ぶゲスト人数の全国平均は66人程度です。
新郎・新婦で人数を合わせるとなると、お互いに33人のゲストを招くことができます。
これを、多いととらえるか少ないととらえるかは人それぞれだと思いますが、はたして招待するゲストの人数は新郎・新婦で合わせる必要があるのでしょうか。
職場の人を呼んで結婚式をするのであれば、家族、親戚、友人、職場の人、と全体のバランスも大切です。
ゲストは全体のバランス
職場の人が多いと堅苦しい式になってしまいますし、友人ばかりであれば和やかなムードにはなりますが、出席した家族や親戚は「大人としてちゃんと仕事をしているのか」心配になってしまうかもしれません。
バランスを考えるのであれば、全体のゲストが66人として親戚、友人で40人程度、職場の人が16人程度でしょう。
16人を新郎、新婦で合わせるとなると8人ずつになりますが、男性は長く勤めていれば部署移動もあるでしょうから、その分お付き合いのある人も多いでしょう。8人では呼ぶべき人、呼びたい人を全て呼ぶことは出来ません。
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一方女性は、男性と違い部署移動も少ないでしょうし、職場のお付き合いもそこまで多くはないので8人となると上司のみではなく同僚も呼ぶことになります。同僚を呼ぶとなると、誰を呼んで誰を呼ばないのか、それもまた悩みどころです。
そんな時、無理に人数を合わせることはありません。男性と女性ではライフスタイルが異なりますし、育ってきた環境、出身地が違えば結婚式に対する思いも違います。招待する人数に差が出るのは仕方がないことと言えるでしょう。
おすすめなのは新郎の職場のゲスト人数を多くして新婦の職場からのゲスト人数を減らし、全体のゲストの数は同数程度に合わせることです。一般的に女性は多くの友人をゲストとして招きたいものですし、男性は本当に仲が良い友人のみを招きたいものですから、人数的にはバランスの取れた結婚式になります。
ゲスト全体の人数を合わせる必要はある?
しかし、出身地が遠方で親戚、友人を招きづらい、そもそもそこまで友人が多くないといった事情もあるでしょう。そんな時はゲスト全体の人数も無理に合わせる必要はありません。
全てのゲストのうち7割が新郎、3割が新婦でもいいのです。
招かれたゲストが気にすることはありませんが、どうしても気になるのなら席を「新郎・新婦友人席」とひとくくりにしてしまうのも一つの方法です。
これまでの生活環境が異なるのですから、祝ってほしい人、招くべき人の数が異なるのは当然です。
ただし、ゲストの数が異なる場合の費用負担は不満が出やすいものです。特にお互いの親が費用を負担している場合、自分の方のゲストが少ないのに折半では納得いかない想いを抱えることにもなるでしょう。結婚式に限った事ではありませんが、費用面についてはきちんと話し合うことが大切です。
上司・部下・同僚…職場の人はどこまで呼べばいい?
結婚式のゲストとして職場の人を呼ぶのなら、誰が思い浮かびますか?
直属の上司、お世話になっている先輩、仲のいい同僚、とあげていくとあっという間に予定の人数をオーバーしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、頭に浮かんだゲストを一度グループ分けして誰を呼ぶのか考えると良いでしょう。
呼びたい人を呼ぶ!
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職場は仕事をするところとはいえ、仕事を通して仲よくなった同僚もたくさんいるでしょう。仲が良ければ彼も含めて一緒に遊んだこともあるでしょうし、彼とのことを相談したこともあるかもしれません。
そんな関係であれば、職場の人であっても友人として結婚式に参加して欲しいと思うのは当然です。
職場であっても、結婚式に呼ぶくらいに仲が良い友人は誰でしょうか。
呼ぶべき人を呼ぶ!
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結婚式に呼ぶべき人は、当然お世話になっている上司や先輩です。
今の職場にどのくらいの期間いるのかによって呼ぶべき人は異なります。最も迷惑をかけた新人時代に
とてもお世話になった上司や教育係だった先輩も呼ぶべき人でしょうし、今現在お世話になっている人も呼ぶべき人に入るでしょう。
あなたが職場で「お世話になっている」と感じる上司、先輩は誰でしょうか。
「呼ぶべき人」と「呼びたい人」をわけたのなら、次は人間関係を含めて考える必要があります。
仲が良い同僚が多ければ、誰を呼んで誰を呼ばないのかその後の人間関係に影響を及ぼします。同じように仲が良かったのに自分は呼ばれないとなれば、「どうして私は?」と気まずい雰囲気になるでしょうし、同僚をたくさん呼んだのに上司や先輩を呼ばないのは失礼でしょう。
そういったトラブルを防ぐためにも、結婚式に職場の人を呼ぶ場合は「客観的に納得できる呼ぶべき理由」があるかを一度考えてみましょう。
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結婚式は、夫婦となった二人のお披露目であり、パートナーに自分のゲストを紹介する場でもあります。
直属の上司、新人時代にお世話になった先輩をパートナーに紹介するのは当然のことですが、あまり関わりのない上司や先輩を紹介する必要はないでしょう。
同僚の場合は仲の良し悪しだけでなく以前結婚式に呼んでもらったかどうかや、同じプロジェクトに参加しているなどを判断基準にすると良いでしょう。
どうしても人数が絞れないのなら、上司や先輩は結婚式にきていただき同僚は二次会にと分けるのもいいですね。
結婚式は人間関係をお披露目する場でもある!
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結婚式は、もちろん新郎新婦が主役です。
しかし、これまでの人間関係をパートナーとパートナーの両親へ紹介する場でもあるのです。
しっかりと落ちついた友人が多いのか、華やかな友人が多いのか、親戚の数や仲の良さはどのようなものか、結婚が二人だけのものではないと知っているご両親からすれば、多くの情報を得るチャンスが結婚式です。
特に職場の人となれば、パートナーがどのような姿勢で仕事に取り組んでいるのか、上司や先輩からの人望や同僚との仲の良さなど、見える所はたくさんあります。
結婚後もきちんと仕事を続けたいと思っているのならば、自分の仕事や職場での立ち位置を紹介するためにも、誰を呼ぶのかは重要です。
職場の人を呼ぶのは面倒と感じることもあるでしょうが、自分の仕事に対する姿勢を義理両親やパートナーに紹介できるチャンスはめったにありません。
せっかく結婚式をあげるのです。
大人としてこれから二人で生活するのですから、お互いに職場の人も呼んで二人の今後を祝福してもらいましょう!