
- 1 まずは50代の女性の本音をご紹介!
- 2 40代女性にとって未知のゾーン!50代ってどんな感じ?
- 3 50代になると具体的にはどんなことが起きるの?
- 1 50代女性が好スタートを切るにはどうすればいい?
- 1 50代を女性として輝かせるために
目次
まずは50代の女性の本音をご紹介!
孫子からの一節「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」に従うと、50代を知れば、40代の自分が何をすべきが見えてくる、と言えます。
今回はまず、
「40代にしけおけばよかったなぁ…」
と、今まさに実感されている50代の女性にご登場していただき、本音を語って頂きます。
40代の今、何をすべきか、自分自身と重ねながら、読み進めてみて下さい。
50代女性・Aさん(52歳 専業主婦)の場合

30代で結婚して、2人の子供にも恵まれて、専業主婦として、一生懸命、子育てをしてきました。子育てはとても楽しく、充実した毎日を過ごせました。今、下の子供も、中学校1年生。私の手も空いてきました。
小学生のうちは家にいてあげたいと思い、専業主婦でいましたが、そろそろ仕事に出たい、と思うようになりました。ただ、学校が休みである週末や、長期休暇はやはり家にいてあげたいと思うんです。すると、そんな都合のいい仕事は無いんですよね。何かを犠牲にしないといけないのは、分かっているのですが…。
子育て中に、自分のやりたいこともあったかもしれませんが、すべて子育て優先で過ごしてきました。自分がやりたいことが、分からないんです…。
在宅で何かできるほどの、スキルもありません。
もっと40代のうちに、何かやりたいことを見つけておけばよかった…そんな後悔が頭の中にあります。
子供に恵まれた生活はとても幸せですが、何だか心にぽっかり穴が空いたような気持ちです。50代がこんなになるとは、思いもよりませんでした。これからどうしよう…。毎日、気が重いです。
50代女性・Bさん(50歳 正社員)の場合

現在の会社に勤めて、25年。勤続10年、20年と表彰もされ、それなりに充実感はあります。けれども、仕事内容は変わらず、ただ時間だけが流れた感じ…。この先、定年までずっと変わらない生活なんだろうな…。そんなむなしさ、感じています。
私は、食品メーカーで、伝票を入力したり、商品発注などの事務、来客の応対などの仕事をしているんです。もともと食べること、作ることが大好き。それで、食品業界の仕事に就きました。
若いころは、
「将来、カフェを開きたい」
なんて夢を持っていました・・・。懐かしいですね。開業セミナーなどに出かけたり、もちろん貯金もしていました。店名なんかもあれこれ、考えたりして(笑)
けれども、やっぱり勇気がなかったんですね…。正社員で、お給料をもらえるほうが楽ですから。結婚は縁がなかったです、残念ながら。それなりに彼氏がいたときもあったんですよ。デートしたり、海外旅行に出たり。夢よりも、目の前の楽しみを優先させたって、感じです。
50代になってみて思うことは、頭が柔軟で、体力のある30代、40代のうちに好きなこと、やりたいことをやっておくべきだった、という後悔…。
やはり、50代になると、体力がガクッと落ちた気がします。老眼も始まり、更年期のせいか、疲れやすい、イライラするなど、不定愁訴に悩まされています(汗)。
もっといろんなことにチャレンジすればよかった。そんな気持ちが、ずっと心の片隅にあります。
でもこのまま終わりたくない!そんな思いもありますよ。
50代女性・Cさん(55歳 パート勤務)の場合

私は、30代で離婚しました。子供はいません。父はすでに他界しており、実家の母が高齢なので、同居しています。母の面倒を見ながら、スーパーで、パートとして、勤務しています。
自分の収入があるので、好きな服、好きなものを買えます。おいしいものも、楽しめます。
それでも、なんか満たされないものを感じるんですよね…。レストランなんかで、家族連れをみると、本当に憧れます、なんて幸せそうなんだ!って。
離婚してなかったら、私にも子供がいたかなぁ…とか少し後悔しちゃいますね。だって、早い人はもう孫がいたりしますもんね(笑)
人と比べても仕方ないって、分かってるんですけどね。
元夫とは、性格の不一致が離婚の理由。恋人時代は、それほどケンカしなかったのに、一緒に生活してみると、何か違うんですね…。仕事からお互い疲れて帰ってきたのに、家事を手伝ってくれないという不満がたまり、小さなこと、例えば、使った物はきちんと片付けてないとか、汚したのにきれいに掃除してないとか(笑)。そんなことまで我慢できなくなって、3年で、結婚生活にピリオドを打ちました。小さな不一致が、つもりに積もって、ケンカが増えて、我慢できなくなってしまったんです。
私がもっと我慢してればよかったのかなぁ、とか、離婚しないまでも、結婚生活続けていればよかったのかなぁ、なんて思うことが、50歳過ぎてから、よくありますね。30代、40代のころは、まだ若さがあって、元気だったんでしょうね(笑)50代になってから、急に寂しくて…離婚を後悔したり。
でも、まだ母は元気ですし、私も、人生楽しまないと!そう気持ちを奮い立たせています。
40代女性にとって未知のゾーン!50代ってどんな感じ?

どうでしょうか。40代の今のうちに、50代に向けて、何か始めたくなった。何か準備しなくてはいけない。そんな気持ちになった女性もいらっしゃるでしょう。では、50代って一般的に、どんなことが起きるのでしょうか。
・子供が自立を始める
・体への老化がはっきりと現われる
・更年期障害に悩まされる
・夫婦関係に変化が起きる
・親の老後への不安
・人生への迷いが生じてくる
他にも、自身が病気を抱えてしまい、健康への不安が生じることもあります。または、両親、友達が病気で入院、旅立ってしまうなど、悲しい思いをすることもあるでしょう。まさに、今まで経験してこなかったこと、予想していなかったことが、次々に起こる。それが50代と言えるかもしれません。
50代になると具体的にはどんなことが起きるの?
ここでは、50代で起きると、予想されることについて、詳しく解説していきます。40代のうちに知ることで、心の備えができるはずです。
50代になると…子供の自立を迎える

50代になると、子供はもう中学生、高校生以上という方も多いのではないでしょうか。子育て中であることには変わりないものの、
「宿題終わった?」
「忘れ物してない?」
つい、小学生の頃のように、親が宿題を確認したり、忘れ物がないか確かめたりしようとすると、無視されたり、
「うるさいなぁ…」
「部屋に入ってこないで!」
なんて言われたりして、さびしい思いをした方もいらっしゃるでしょう。
親としては、子供が自立しようとしているのを応援しなければいけませんね。
子供が助けを必要としたときに、親が手助けをしてあげる。そういうスタイルの子育てに変化するときが来た。それが50代の子育てかもしれません。
また、部活や友達付き合いがあり、家族で出かけるようなことが少なくなった。そういう家庭もあるはずです。子供には、子供の楽しみがあります。自分の世界があります。
親は、今まで子育てに当てていた時間が空くことになり、子供の成長が嬉しい反面、さびしい思いをするかもしれません。
50代になると…更年期&老化を自覚する

肌にハリがなくなってきたし、乾燥がひどい。そう感じる女性も多いでしょう。
また、鏡を見るたびに、ほうれい線、目元のシワが気になってしまうこともあるはずです。
50代に入ると、閉経を迎える女性が多く、女性ホルモンが変化すると言われています。
肌の弾力やハリを支えるエストロゲンという女性ホルモンが減少し、乾燥、シワやシミなどがみられるようになります。
また顔だけでなく、特に手先が乾燥、かさつきも気になりませんか。
年配の方が、指先をペロッとなめて新聞をめくったり、ビニール袋を開けたりするのを毛嫌いしていた方もいらっしゃるはず。今となっては、その気持ち、分かりますよね(笑)
肌の曲がり角をしっかり曲がってしまうのが、50代だと言えます。
また、肌だけでなく、髪にも老化現象が起きます。
若いころは、髪が多すぎて、はねてしまうという悩みはありませんでしたか。今は逆に、髪の毛が少なくなり、ボリュームが出なくなったと感じていませんか。
髪にも老化が始まります。
白髪がさらに増えたり、髪の毛が細くなってしまったり。髪にボリューム感が出るようなヘアスタイルに変えた、という方もいます。
髪の量によって、だいぶ印象が変わります。鏡を見て、老化を実感する方も多くなるでしょう。

そして、やはり直面するのが、更年期障害…。
疲れやすくなった、イライラする、肩こりがひどい、冷える、眠れない…体への変化を自覚する女性も多くいます。いろんな病院をはしごしたけれども、原因が分からない。そんなときは、更年期障害を疑ってみるといいようです。
ただ、症状に個人差があり、まったく感じないという女性から、何年も患っているという女性までいて、本当に様々です。また心的ストレスが強く影響してしまうこともあります。更年期障害とうまくつきあっていくために、対処方法を探していくことが大切になってくると感じられます。
さらに、老化は目にもきます。目の近くに何かを持ってもられても、ピントが合わずに読めない…。初めてこんなことを経験すると
「えっ!これが老眼なの??」
と、ドキッとした方も多いでしょう。
眼の中にあるピント調整をしてくれる機能が老化して、ピントが合わせにくくなる現象が老眼。ついに来たか…と老化を実感してしまう現象のひとつです。
ただ、これらの症状は、40代から少しずつ、進んでいたもの。それを、はっきりと自覚し始めるのが、50代だと言えるでしょう。
(参考)スキンケア大学 美しさを保つ!50代(更年期)からの美容
https://www.skincare-univ.com/article/017839/
花王 ヘアケアサイト 加齢にともなう髪の変化と悩み
https://www.kao.com/jp/haircare/hair/4-1/
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
http://w-health.jp/climacterium_alarm/about_climacterium/
公益社団法人 日本眼科医会 40代で始まる目の老化
https://www.gankaikai.or.jp/health/37/04.html