見えない不安が募る「コロナうつ」から心を救う方法

急激な変化に適応できない?「コロナうつ」に陥る女性が増加している

「何があったわけでもないのに、涙がボロボロ出てくる」「テレビも音楽もうるさく感じて消してしまう。したいことが何もできない不自由な毎日に息が詰まりそう」。長いステイホームを強いられて、あなたも同じ気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大で暮らしや経済、仕事のあり方や家族のあり方に大きな変化が訪れています。

子どもや学生は学校に行けずに自宅でオンライン学習。夫は通勤からテレワークになり在宅勤務になり、家庭に於ける女性の家事負担は大きくなりました。一方、今まで楽しみだった旅行や帰省、外食、カラオケ、遊園地、コンサート、そして各地の有名なお祭りもコロナ禍で軒並み中止に追い込まれました。本来ならば盛大に開催されるはずだった『東京2020オリンピック』も延期になり、この未知のウイルスの猛威には日本ならず世界中が意気消沈させられたと言っても過言ではありません。

私たちはマスクをして、ソーシャルディスタンスを取り、ステイホームを耐え忍ぶしかありませんでした。見えないウイルスに怯え不安と戦う毎日は、まだ依然として続いています。

「コロナうつ」って何?

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「コロナうつ」とは、新型コロナウイルスの感染拡大による大幅な行動制限や、見えないウイルスに罹患するかもしれないという心理的な負担が原因の抑うつによる適応障害の症状のことを言います。わかりやすく言うなら、本格的なうつ病になる前の、いわゆる「プチうつ」状態です。コロナに関するさまざまなストレスが原因となって、交感神経や副交感神経のバランスが乱れてしまうのです。

「コロナうつ」は「コロナブルー」とも言われ、正式な医学用語ではありませんが、気づかずにいると本格的な「うつ病」に移行してしまう可能性もあるので注意が必要です。

参考:https://orita-mental.com/covid-19

▼テレワークになったけど自宅で仕事をする環境が整ってなくて、会社の人にもすごく迷惑をかけた。もしコロナにかかったらどうしようと思うと、外に行けないし、不安で眠れない状態に。マスクもエタノールも手に入らないし、実家にも帰れない。ステイホームで孤独で息が詰まって、いっとき涙が止まらなくなったことがある。今もまだ本調子が戻ってこない。(29歳・会社員)

▼いくら防御をしているとは言っても、これ以上自分たちではどうすることもできない状態だから悩みは深い。もし、自分がかかってしまったら、家族にも会社にもどれだけ迷惑をかけてしまうだろうと想像するだけでゾッとする。(36歳・営業)

出口が見えないコロナ禍で「コロナうつ」が増加

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人は危機に直面したとき、それを克服するためにテンションを上げて機敏な対応や反応をして自分の身や家族の安全を守ろうとするものです。しかし今回の新型コロナウイルスの蔓延では病気への恐怖、自粛のストレス、経済への不安など長期に渡る緊張状態が続いています。そんな中で危機意識がふと途切れた瞬間に、今までの反動で精神的なバランスを崩し「コロナうつ」状態に陥る人が少なくありません。

また、コロナウイルスに感染しても無症状の人も多くいるため、感染拡大で「この中で誰かがコロナに感染しているのかも」「自分がかかっていたらどうしよう」という心配は常に付いて回ります。そのため、学生や一人暮らしの人などは「帰りたくても両親のいる実家に帰れない、一人ぼっちでつらい」という気持ちに追い込まれがちです。ワクチンがまだ開発されていない感染症は、私たちが初めて直面する危機です。

ステイホームやテレワークなどさまざまな生活の変化で日常のリズムが崩れ、連日のニュースや報道でますます不安になっていく…。こういったコロナウイルスへの直接的な不安と自粛が続くことによるフラストレーションから「コロナうつ」になりがちなのです。

▼いったいどうしてこんな世界になっちゃったのかと、いまだに信じられないような気分になる。こんなことになるとわかっていれば、もっと旅行にも行って楽しんでおくべきだったとか、考えてもどうしようもないことばかり後悔してる。昔に戻りたいと思うことが増えた。(32歳・プランナー)

▼毎日虚しい。コロナで仕事がなくなった。このまま生きていて何があるの?と思ってしまう。芸能人の自殺のニュースを見るたびに共感してしまう自分がいて怖い。(26歳・派遣)

▼コロナにかかるリスクを減らすため必死に対策してるけど、どこまでやればいいのかなんてまるで見当がつかない。仕事が減って収入も大幅に落ち込んだし、東京を離れて実家に戻りたいけど、自分が感染源になったらと思うと怖くて動けない。一生東京から出るなと監視されてる気がして苦しい。(29歳・デザイナー)

▼長すぎる自粛生活のダメージは計り知れないほど大きい。コロナ以前は家族や親戚と旅行に行ったり、お祭りに行ったりして楽しかった。でも今年からは誰とも会ってないし、父の墓参りにすら行けない。やりたいことが全部叶わないことばかりでストレスを感じる。(35歳・会社員)

▼スーパーコンピュータの飛散シミュレーション見るたびに絶望を感じる。防ごうと思って防ぎきれるもんじゃないもの。GOTOキャンペーンで気楽に旅行に行って外食して楽しんでる人もいるのに、リスクが怖くて自分は何もできない。どっちが正しいなんてわからないし、ロシアンルーレットみたいな毎日に疲れた。(33歳・美容師)

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