
「こんなはずじゃなかった」ってどんな感じ?

独身である皆さんからすると、結婚後の実際ってどんなものなんだろう。想像がつかないようなことも多いかと。
ここでは、よくある夫婦問題を取り上げ、既婚者である男女に登場していただき、結婚前と後で、どんなギャップがあったのかを、語っていただきます。今の自分と照らし合わせて、ぜひ読み進めてみて下さい。
<こんなはずじゃなかった!家事編>夫VS妻
結婚前は、二人で暮らすことが楽しみで仕方なく、早く一緒に生活したい、そんな気持ちを持つカップルは多いでしょう。ただ、結婚は、毎日の生活です。そんな毎日の生活の中で、夫婦で対立してしまう原因のひとつに、「家事」についてではないでしょうか。
こんなはずじゃなかった!と感じている声をご紹介します。
・Aさん(女性 35歳 会社員)

新婚生活が半年過ぎました。結婚前は、お互い実家暮らしだったのでピンとこなかったのですが、家事というものが、こんなに大変で、ケンカのもとになるなど、思ってもみませんでした。
「家事は一緒にやろう」。結婚前、こう話したことがありました。共働きですから、当たり前ですよね。
でも、この「一緒にやろう」。この言葉の意味が、私と夫では受け止め方が違ったんです!
私の考えは、夫が私より先に帰ったら、洗濯物を取り入れてくれていたり、お風呂掃除をしてくれていたり、というもの。気づいた方がしようね、って解釈だったんですけど…。
夫は、私が仕事から帰ったら、手伝う。そう解釈していたのです(笑)だから、私が帰っても、寝転がってるんですね、何も家事はせずに。そこがずれているから、ケンカが多くなる、そう気づいたんです。
結婚前に確認し合ったつもりでも、実際に暮らしてみると、想像と違うってこと、あるんですね。
・Bさん(男性 29歳 公務員)

私は結婚2年目です。妻とは、職場で知り合い、交際1年ほどで結婚しました。妻も同じ歳なので、二人とも交際中は、もう結婚を意識していたと思います。スピード婚、って言うやつですね。
しかし、結婚後のことについて、具体的に確認をせずに勢いで結婚してしまったように感じています(笑)大好きだったので、とにかく早く一緒に暮らしたかったんです。
結婚して分かったのですが、僕は一人暮らしが長く、自炊してきました。一通りの家事はできるつもりです。妻はずっと実家暮らしで、家事も少しはしていたようですが、とにかく段取りが悪くて…。
食事作りを見ていると、本当にイライラします(笑)レシピ本通りにしようと、材料をいっぱい買い込み、きちんと計量して、レシピ本見ながら作ってくれるのは、うれしいのですが、夕食一回の調理に何時間かけるのって感じです。作り終わったころには、台所は洗い物の山ですよ(笑)
どのくらい家事ができるのか、確認しようがなかったので仕方ないですが…。妻が調理している間、私は横でせっせと、後片付けをしていますよ。だから、たまには、僕も台所に立つようにしています。
・Cさん(男性 42歳 会社員)

私は、専業主婦の母のもとで育ったので、35歳で結婚するまで、ほとんど家事をせずに、暮らしてきました。今考えると、全部やってもらってた、って、恥ずかしいですよ(笑)
自分の父親も、進んで家事をやっている、という姿を子供に見せていませんでしたね…今、振り返ると。母親任せだったと思います。
結婚前、私は妻に、尋ねたことがあるんです。
「仕事から帰ってきたら、お茶って出てくる?」母親は、仕事から父親が帰ってきたら、頼まれなくても、お茶出してたので。
「出てくるわけないやん!」と。そりゃそうですよね。「家事を手伝うじゃダメ!言われなくてもやるの!」と、たまに妻に言われます(汗)。
育った実家の影響でしょうか。家事は妻がやってくれる、そういう気持ちが自分のどこかにあるんでしょうね。
<こんなはずじゃなかった!金銭感覚編>ケチVS浪費
結婚後に分かる問題として、よくあるのが、金銭感覚の違いからくる、ケンカや対立。
「なぜ、結婚前に確認しなかったの?」。独身の方からすると、そう思うかもしれません。
見栄を張りたいがために、交際中は羽振りがいい夫。
家計をきちんと管理したいからと、夫に少額のお小遣いしか渡さない妻。
結婚後に、本当の姿を見せることもあるのです。
では、実際の声を紹介していきましょう。
・Dさん(女性 25歳 パート)

今、結婚して3ヶ月が過ぎました。夫は、建設関係の仕事をしています。高卒だから、そんなに給料は高くないし、子供が欲しいから、私は、パートの仕事をしています。
とにかく、生活費を夫が厳しくチェックするのが嫌で…。
給与明細も見せてくれないし、自分の使いたい分を先に取ってるような気がするんです。
「明細見せて!」と言っても「会社のパソコンの中にあるんだよね~」と、はぐらかされます。
食費は3万、日用品は1万。これは夫から、私に渡されるお金です。足りない分は自分のバイト代で賄ってます。
仕事帰りに遊んで帰ってくることもあるのに、そのお金はどこから?って感じで、腹が立ちます!
結婚前は、プレゼントくれたり、一緒にご飯食べに行ったり、楽しくしてたのに、一緒に暮らすとなると、また違うのですね。
結婚前に、生活費の話とか全くしなかったんです。
でもやっぱり、食費とか、家賃とか、電気代とか、旦那の給料でやりくりできるかとか、確認とけばよかったです…。
・Eさん(男性 32歳 自営業)

私は小さな居酒屋を経営しています。妻は、お店の常連さんだったんです。こっちからプロポーズして、結婚しまいした。お腹には、赤ちゃんがいるんです。
妻が店の客だったころを思い返してみると、よく飲んでましたね。けっこうお金も使ってもらいました(笑)
妻が浪費している、とは言いたくないのですが。自分の気に入ること、好きなことにはパッとお金を使ってしまうんです…。
今も、産れてくる赤ちゃんのために、いろいろと購入しています(笑)。ベビー服、ベビーベッド、ベビーカー、抱っこ紐など、ほかにも。確かに新しいものは必要ですが、私はレンタル、中古なども利用して、支出を抑える努力もしてほしいんです。別に、ケチってるって訳じゃないのですが。そう伝えても、「だって、新しいほうがいいもん!」。居酒屋って経営が安定しているわけではないので、そこも分かってくれてると思うのですが…。
これからを考えると、不安な気持ちも湧いてくるんです。
<こんなはずじゃなかった!嫁姑編>嫁VS姑
この問題は、本当に結婚してみないと、分からない。ブラックボックスのような感じですね…。
最初は、結婚が破談になったりしないように、相手の両親も気をつかって、接してくれているはずです。しかし、結婚してしまうと・・・。独身の方には、ピンとこないかもしれませんが
「えっ、こんなご両親だったの?」と、感じることも出てくるのです。具体的な声をご紹介します。