尽くす恋愛が当たり前になってない?犠牲が多すぎる恋愛で考えたい事

恋愛は色んなものを犠牲にして尽くすもの?

恋愛をすると周りが見えなくなってしまったり、自分を犠牲にしてでも相手に必要以上に尽くすクセがある女性って、周りに一人はいませんか?

『あ…もしかして、自分もそういうところあるかも…』なんて感じる方もいるかもしれませんね。

大好きな人と一緒にいるのは、女性としてもとても嬉しいことなので、大好きでたまらなくて尽くす気持ちは、もちろんわかります。もっともっと、彼に自分を好きになって欲しいですもんね♡

そうやって、大好きな人に夢中になるのも、女性としての可愛い一面なのかもしれません。

しかし、もしそれが自分の家族や友人、趣味の時間など、自分自身を犠牲にしてまで尽くす状況になっていたら、それはどうでしょう?その好きな気持ちの伝え方って、相手にとっても自分にとっても良い愛情表現なのでしょうか?

『私、尽くす女だから』と割り切っている女性もいますが、犠牲にしているものがあると感じるのであれば、それは残念ながら良い恋愛とは言えません。

犠牲と感じていない方が危険!!

『私はこんなにしてるのに』『こんなにしてあげてる』という言葉は、間違いなくなにかしらの犠牲を感じているから出る発言ではないでしょうか。

ただ、一番怖いのは❝犠牲に気づいていないこと❞。犠牲って、言い換えると我慢をしたり無理をしたり、頑張り続けたりということなんですよね。

これが無意識のうちに溜まっていくのですから、徐々に心が蝕まれてゆき、気づけばどん底なんてことになる危険もあります。

『自分にとって、そんなの犠牲に値しない!』『私は恋愛に生きるの!』と、好きな人や恋人以外の人を傷つけたり不快にさせたりしていることにも気づけなくなっているとしたら、どんなに大切な人からの声も、もう届かなくなってしまっている状態です。

本人がそれでよければ良いのかもしれませんし、本人が自分の責任を負うだけなのかもしれませんが、大きな犠牲や傷を負うことも…。

尽くす恋愛って良いもの?悪いもの?

そもそも、恋愛で❝尽くす❞というのは、良いものである場合と、悪いものである場合の両方が存在します。

もともと恋愛体質だったり、久々の恋愛だったり、長年の片想いからの交際だったりすると、思わず尽くす恋愛をしてしまいたくなることもあるでしょう。

しかし、『尽くす女=良い女』ではありません。尽くすにしても正しい尽くし方ってあるんですよね。少し、尽くす恋愛の良し悪しについて考えてみましょう。

いつかは尽くさないでいい日は来る?!

その尽くす恋愛が良いパターンであれば、尽くす日々にいつかは終わりが来ます。それは尽くして頑張らなくても、幸せでいられる日々が来るという意味です。

しかし、悪いパターンの場合であれば、尽くしても尽くしても、彼もあなたも満足することがありません。

つまり、恋愛を続けるほどに、もっともっと尽くさないといけなくなってしまうのです。実はこの差、不幸体質か否かにつながると言っても過言ではありません。

良いパターンの尽くす恋愛とは?

たとえば、彼が仕事でここぞという正念場を迎えていたり、頑張りたいことがあったりして、普段のようにデートできない時は、少し冷たく感じる時ってありませんか?

彼も毎日大変で疲れていて、忙しくしているので連絡もおろそかになってしまうこともあるでしょう。

男性って女性のように、あれをやりながらこれもやってという同時並行でなにかをするのが苦手な方が多いんですよね。

デートや連絡が減るというのは、彼女としては寂しいですし、連絡くらいしてよ!やれることは手伝うから頼ってよ!と言いたくなる方もいるかもしれません。

しかし、こういう時にこそ❝縁の下の力持ち❞として尽くすのは、良い恋愛と言えます。

むしろ、そんな彼の正念場や、やりたい事の心の支えになってくれた彼女に、穏やかな愛情を感じて一層好きになってもらえることもあるでしょう。

この場合の❝尽くす❞というのは、彼の状況に合わせること、彼を労うことです。

会いたいのを我慢しろ、待つ女になれというわけではありません。必要な時にはサポートするよ♡という心の余裕を持って、彼を見守ってあげるだけで十分です。

いつかは彼の正念場も落ち着く時が来るはず。彼が望む状況・やりやすい状況を作るように尽くすのは、内助の功として彼の中で、彼女への愛も深まることでしょう。

悪いパターンの尽くす恋愛とは?

悪いパターンの尽くす恋愛というのは、端的にいうと、終わりのない尽くす日々が続く恋愛です。犠牲を負うことに慣れてしまったり、更なる我慢や無理をしなければならなくなるような、どんどんエンドレスな深みにハマっていく関係のことを言います。

やってもやっても、相手には都合よく解釈されてしまっていたり、自身も犠牲を負ってでも尽くすことが愛情だと勘違いしているケースが多いものです。

彼と彼女の相性が悪い意味で合致してしまい、尽くす関係がエスカレートしてしまいます。

尽くす恋愛って、尽くすことの❝引き際❞が難しくなってゆき、気づけば徐々にさまざまなことを犠牲にしていってしまうことがあるのです。

彼も尽くされることを当たり前のように感じてしまいますし、もはや尽くされているというよりも、❝そういう人❞として見ているのかも…。

本人がしたくてしてるんでしょといったところでしょうか。

彼女も麻痺してしまい、その状況すらも幸せと感じてしまうことさえあります。

犠牲に感じること、やりたくてやっていたこと・好意でやっていたことも、それが当然と思われるようになってしまうと、2人の関係も対等さを失ってゆきますし、同時に苦痛も生まれてしまうことでしょう。

幸せの感じ方は人それぞれですが、尽くし方を間違えてしまうと、自分を下げてしまう恋愛を繰り返してしまうこともあるのです。

尽くす恋愛で犠牲にしているものとは?

具体的に、尽くす恋愛で犠牲にしているものってどんなものがあるのでしょう?

余りにその状況が当たり前になってしまっている方の場合、もはや何が犠牲で何が相手を思いやること・愛情表現なのかの違いもわからなくなってしまっているかもしれません。

『相手に尽くす=愛情・思いやり・大切にすること』というわけではないのです。この線引きのコントロール、しっかりできているでしょうか?

尽くす恋愛で犠牲にしているもの①友人関係

彼との時間を優先するあまり、女友達を無下に扱ってしまっていませんか?

『彼に一生懸命になって、友達との付き合いが雑になってしまっても、そんな自分を受け入れてくれるのが本当の友達だから!』という意見もあるでしょう。

しかし、彼氏ができた途端、音信不通になったり、遊ぶ約束もしなくなったりしておいて、恋愛がうまくいかなくなったらまた友達に連絡をしたり、愚痴ったりというのはどうでしょう?

もちろん、それを含めて受け入れてくれる友達もいます。

しかし、友達との予定を彼氏の都合でドタキャンしたり、友達と予定を組む時に彼氏の予定ありきで空いている時間のみで考えたり、友達といる時も彼とLINEをしたり長電話をしたりとなると、友達からしたら気持ちの良いものではありません。

あなた自身も信頼を失ってしまうでしょう。彼氏がいれば友達なんていらないという考えは、将来的にも犠牲は多くなってしまいます。

尽くす恋愛で犠牲にしているもの②自分の時間・体力

付き合いたての頃は、気づけば深夜まで時間も忘れて長電話で話してしまった!なんてこともありますよね。彼とのやりとり・関係のすべてが新鮮で楽しくて仕方ない時ですもの♡

しかし、ここでいう尽くす恋愛の犠牲というのは、自分がすべきことを後回しにしてしまい、後々自分が無理をしないといけない状況のこと。

『すべての行動がとにかく彼優先。自分のことはまあ後でやればいいや』という尽くし方には犠牲がつきものです。

やらないといけないこと・やりたいことがあるのに、彼からの連絡にはすぐに答えたいからスマホが気になって仕方ない、彼で頭がいっぱいで無理をしてでも会いに行く、そんなことをしているうちに、気づけばやらないといけないことがてんこ盛りに…。

やらないといけないことを放置するクセがついたり、後で無理をしないといけないパターンになったり…。こんな状況では、自分の時間と体力を犠牲にしていると言えます。

尽くす恋愛で犠牲にしているもの③金銭面

間違った尽くす方法として多いのが金銭的な尽くし方です。食事に行く時はおごってあげることが多い、彼が会いたいと言えばいくらかかってでもすっ飛んで行ってしまう、プレゼントと言って彼が欲しがっていたものを買ってあげる…。

彼が喜ぶ顔を見たいのはわかるのですが、彼のためなら高額の支払いもいとわない尽くし方は、良いものではありません。

一番危険なのが、彼に嫌われるのが怖いから、金銭的な尽くし方をしてしまう恋愛です。

彼に可愛いと思われたくて、自分の洋服をたくさん買ったり、キレイ磨きをする出費なら良いのですが、彼をつなぎとめるために出費がかさんでいるとしたら、これは自分を犠牲していると言えるでしょう。

自分もあまり余裕がないのに、彼のためにならと財布の紐がゆるくなるのは間違った尽くし方です。こんな愛情表現はいつかは限界がきます。

もし仮に、金銭的な余裕がもしあったとしても、良い恋愛とは言えません。

犠牲を出してまで尽くす恋愛をする心理

犠牲を出してまで尽くす恋愛をしてしまう理由はいくつかあります。

しかし、その理由のほとんどが自分の足りない部分を補おうとしている心理状況が原因です。これだけ言われてもピンと来ないでしょうから、少し踏み込んでご紹介してゆきます。

いつも尽くし過ぎてお母さん状態になっていたり、ダメ男に入れ込んだりしている方は、自分のこれからの幸せのためにも、一度冷静に考えてみてください。

犠牲を出してまで尽くす恋愛をする心理①自信がない

自分に自信がない方は、必要以上に彼に尽くす恋愛をしてしまう傾向があります。

自信がないからこそ、彼に必要とされていると感じることで、自分の存在価値を見出そうとしてしまうのです。自分を犠牲にしてでも、彼に好かれているという実感で、自分のバランスを保とうとしてしまいます。

だからこそ、本当は嫌な事でも彼を許してしまったり、怒れなかったり…。本当の自分を出せずに関係を続けてしまうのです。

さらに悪い事に、尽くすほどにどん底に陥りやすいのも、この手の心理状況の女性。手がかかるほどに意地になってしまう一面があり、いわゆるダメ男にのめり込んでしまうこともあります。

『彼の悪いところを私が変えたい!』という考えがあるのかもしれませんが、これも自分のダメなところを彼の中に見ているような心境になって起こるもの。一緒にいる人って、自分の心を反映しているのです。

犠牲を出してまで尽くす恋愛をする心理②嫌われるのが怖い

自信のなさも関係しますが、過去になにかトラウマなどがあって、人から嫌われるのが怖いという思いから、犠牲を払ってでも尽くして、愛されようとしてしまうこともあります。

好かれる人間でいないと嫌われてしまう…と思い、怯えるような心境で恋愛をしている節も…。

これも、相手次第ではただの重い彼女と見られてしまうこともありますし、危険な相手を選んでしまうと利用されてしまうこともありえます。

犠牲を出してまで尽くす恋愛をする心理③自分の家族もそうだった

幼い頃から一番身近でみてきた家庭環境は、もちろん大人になっても恋愛にも影響はあります。

特に女性の場合は、母親がしていることに影響を受けるもの。昭和の男全開な父親に、母親が3歩下がって歩くような一家を見てきていると、その習慣が身に染み付いていることでしょう。

そういったことが苦痛ではなく、むしろ得意な方ならいいのでしょうが、ここで『やってあげないと』という気持ちが出てくるのであれば要注意。

あるいは『良い女と思われたいから』という気持ちで、尽くすのも良いものとは言えません。最初のうちは、男性も尽くされていることに喜びを感じることでしょう。

しかし、良い女と思われたい・好かれたいという思いから、自分の家族もそうだったからと義務のように尽くしている中、男性もそれをやってくれて当然という認識になってしまいます。

そうなってしまうと女性にとっては、苦行でしかなくなってしまうのです。

犠牲を出してまで尽くす恋愛をする心理④自分のことが嫌い

自分のことが嫌いという場合も、自信がない人と通じるものがあり、ダメ男に尽くす傾向があります。

自分を嫌いという気持ちから、彼に愛されて認めてもらうことで少しでも自分は人に好かれている・必要とされていると思いたい心理から、犠牲を負ってでも尽くす恋愛にどっぷりハマってしまうのです。

むしろ、自分のことが嫌いだからこそ、どうせ自分なんて…と犠牲を犠牲とすら思っていないことも…。

好かれたくて尽くす恋愛で負う犠牲のデメリット

誰しも自分が好きになった相手には、自分のことを好きでいてほしいですよね。

しかし、好かれたいからといって、無理をして生活にさまざまな犠牲を払いながらも、恋愛をしていくのはデメリットの方が多いもの。メリットと言えば、一時的な満たされた感情のみかもしれません。

恋愛の駆け引きのひとつとして、尽くすことで彼を夢中にさせるという女性も多いかもしれませんが、犠牲を負うデメリットも把握しておくようにしましょう。

尽くす恋愛で負う犠牲のデメリット①彼がいないと腑抜け状態に…

恋に恋をしている状態になって、尽くすことを美学のように感じてしまっていると、彼を好きという感情以上に自分を満たすために尽くすようになってしまいます。

一種のランナーズハイのようなものでしょうか。

彼のためと思い一生懸命になっていたのに、尽くすことが生き甲斐のようになってしまうのです。

もし彼と別れたり、その尽くし方を彼から求められなくなったりしたら、腑抜け状態になってしまいます。

尽くす恋愛で負う犠牲のデメリット②気づけば一人ぼっちに…

彼に尽くすあまり、友達との時間や関係を犠牲にしたり、自分のやりたいこともないがしろにしていたりすることで、これまで自分周りにいた人と少し距離ができてしまいます。

都合よく、自分がつらい時やモヤモヤしている時だけ友人に頼ってしまうことも、やはり、距離を置かれてしまう原因のひとつです。

もし、それが家族からもあまり良く思われていない彼だったら、家族のサポートも危うくなってしまうことも…。

尽くす恋愛で負う犠牲のデメリット③自分がわからなくなる…

彼に尽くすことで、愛されたい・認められたいと頑張ることが自分の生き方のようになってしまい、自分の心の中が彼一色になってしまいます。

しかし、もしうまくいかなくなった時が来たら『自分って一体なんなんだろう…』と、心に大きな穴が空いていることに気づいてしまうことでしょう。気づいたらまだ良い方なのかもしれません。

自覚がない場合は、ただただ虚しいという感情に理由もわからず苦しんでしまうことになるかも…。

自分を犠牲にする恋愛の一番怖いところは、自分を見失ってしまうことです。自分の人生にもかかわらず、彼のために生きてしまうので、その恋愛がうまくいかなくなると自暴自棄になってしまう上に、尽くすことでしか自己実現できなくなってしまいます。

彼に尽くすことが幸せという気持ちもわからなくもないのですが、まずは自分自身が満たされている気持ちがない状況で、心底幸せと言えるのでしょうか?

尽くす自己犠牲恋愛をする女性の具体例【4選】

実際によくありがちな自己犠牲恋愛の具体例をご紹介してゆきます。思い当たることがあるようでしたら、やはりその恋愛と自分自身について見直すのも良いでしょう。

また、周りに同じような女性がいて、友人として心配することもあれば、もしかしたら不快に感じることもあるかもしれません。

幸せの感じ方や、どう恋愛するのかはもちろん個人の自由ですが、具体例を見ることで考えるきっかけにしてみてください。

尽くす自己犠牲恋愛をする女性の具体例①彼氏を平気で優先

本当は先約で友達と遊ぶ約束をしていたのに、彼氏や気になる彼から誘われて、友達の予定をキャンセルしてしまう女性。

嘘をついてまで断ったり、急に友達との連絡が激減したり…。

本当に致し方ない時もあるかもしれませんが、何度もそれを繰り返してしまいには、友達から誘われなくなってしまっています。

そりゃ、いつも彼のことばかりで、キャンセルをされている側にとってはたまったもんじゃありません。

別にこれは、女同士の嫉妬なんかではありません!そんな扱いをされたら誰しも気持ちの良いものではないですよね。

友達を犠牲にするタイプの尽くす女性は、あまり親しい女友達ができにくいもの。さらに悪いことに、『恋愛のために友達を犠牲にする女性は嫌い!』という男性も多いのです!自分に尽くすためとはいえ、彼女が友人を無下にしていることを知って、ドン引きしちゃうことだってあるんですから!

尽くす自己犠牲恋愛をする女性の具体例②呼ばれたら会いに行く

忙しい彼で会える時間が少ないからといって、深夜だろうが、自分に予定がある時だろうが、呼ばれたら駆けつける…。

少し高額の交通費になろうがお構いなしで、とにかく会いたい一心で無条件に会いに行ってしまうような女性も『恋する女性の可愛さ』を通り越して、もはや尽くし過ぎと言えるでしょう。

自分ばかりが会いに行っていて、彼の方から会いに来てくれるのは稀なんで場合は最悪です。

良い恋愛をするには自分の心の健康が一番大切なのですが、そのコントロールができなくなってしまいます。

『彼のためなら自分はどうなっても良い!』という純愛のように見せかけて、ただの依存なんですよね。彼のことで頭がいっぱいで仕事・友人・時間・金銭的にも犠牲を負い、ボロボロになってしまうのは、良い恋愛とは言えません。

ティーンエージャーでもないのですから、自分を大切にすることを知っているべきです。

尽くす自己犠牲恋愛をする女性の具体例③なんでもかんでも彼の話

彼に尽くすことを美学としている女性の場合、口を開けば彼氏の話や惚気トークばかりになりがちです。しかも、はたからしたら結構ダメ男じゃない?という内容ですら幸せそうに話してしまいます。

たとえ、友人の相談話であっても、気づけば自分の彼氏や恋愛トークに話題をすり替えているので、一緒にいる周りの人も、もう聞き飽きた…とうんざりしてしまうでしょう。

しかし、本人はまだまだ話したい様子です。話題が本人の恋愛相談であっても、彼への否定的な意見を言われると受け入れる余地もなく、気づけば相談ではなく、ただ話したいだけの状態になっています。このままでは、女友達が減ってしまうのも無理はありません。

さらに、彼と思うようにいかなくなった際には『私はこんなにやってきたのに!』と彼を責める発言が多くなるので、聞かされる側から『言わんこっちゃない…』という本音が聞こえてきそうですね。

尽くす自己犠牲恋愛をする女性の具体例④お母さん状態

掃除が苦手な彼の代わりに家の掃除をしたり、家事全般をしたり、酷いケースでは服を着せてあげる、ご飯を食べさせてあげる、借金の肩代わりをしてあげるなど、お母さん状態になってしまうケースです。

いわゆるダメ男や手のかかる男性にばかり惚れて、なんでもかんでもしてあげたくなってしまういます。

良く言えば母性が強いとも言えるのでしょうが、彼を支えることを生き甲斐や愛情と考えているのかもしれません。

恋愛で尽くす自己犠牲と愛の違いを知ろう!

これまでの説明にもありますが、自分を大切にできていなければ、幸せな恋愛はできません。尽くす恋愛で自分自身の心や、仕事・友人・お金なども含めた環境までも犠牲にするのは、愛情ではないのです。

若かりし頃に流行っていた『〇〇命』のような恋愛で、一途に思うのは良いのですが、犠牲が生じるのであれば、対等な関係は築けません。まず、それを知るために、愛と自己犠牲の違いを知っておきましょう。詳しくご紹介します。

犠牲が出るほど恋愛で尽くす=愛ではない

時には、尽くすような状況が出てくることもあるでしょう。彼を支えたり、応援したりと、自分のことよりも彼の気持ちに寄り添う必要がある時も、もちろんあります。

しかし、苦痛や無理をして、さまざま犠牲を負いながらも尽くすというのは、彼への愛ではありません。キツイ表現をすると、すべて自分のためにやっているだけなんですよね。自分の足りないところを埋めるために頑張っているだけ、まずそれを自覚してください。

犠牲が出てまで尽くす恋愛は依存に近い?!

尽くすことによって、自信につなげようとしていたり、生き甲斐を見出そうとしていたりというのは、結局、彼や恋愛に依存している状況になってしまいます。まずはしっかりと、自分は生きているだけで価値があるという自信を持っていないと、この犠牲を伴う尽くす恋愛は終わりがありません。

尽くす恋愛は自分をいつかは苦しめることになります。なぜなら、依存していても根本的に自分の心は満たされることはないから。

尽くす恋愛は成就しない現実

尽くす恋愛の大半が成就しません。都合の良い女と扱われたり、重く感じられたりという危険もあります。

さらに、尽くす自分への見返りを求めてしまい、自分自身を苦しめることにもなりかねません。もしそのまま結婚できたとしても、義務感や虚しさを感じながら過ごすことになってしまいます。

彼を大切に思う気持ちを、❝自分の価値を下げる❞ような尽くし方で表現しても、心に限界がきてしまうのは当然です。

犠牲を出してまで尽くす恋愛にピリオドを!

『自分の身を粉にしてでも誰かを愛する』なんて聞こえがいいかもしれませんが、尽くして尽くして、自分の心や生きていく環境を犠牲にする恋愛って本当に良いものなのでしょうか?

どうせなら愛される女でいたいものです。愛したり愛されたりというのは、尽くす・尽くさないという話ではないはずです。それに気づいたのであれば、まず、尽くす恋愛を終わりにして、大事にし合える恋愛にシフトみましょう!

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