- 1 専業主婦を選んだ理由は?
- 2 「むなしい…」専業主婦が抱えるこの感情ってなに?
- 1 専業主婦のあなたは悪くないです!
- 2 どうやって専業主婦のむなしい気持ちから脱却する?
- 1 むなしい気持ちから脱却。専業主婦も自宅からできる社会参加を
- 2 専業主婦こそ自己肯定感を高めよう!
- 3 あなたらしい専業主婦のスタイルを!
専業主婦を選んだ理由は?

専業主婦と一口にいっても、自ら望んで専業主婦を選んだ人もいれば、外で働くのが難しいために専業主婦をしている人もいて、女性が専業主婦でいる理由はさまざまです。
その中でも、専業主婦である理由として、よく耳にするものを選んでみました。
あなたにも当てはまるでしょうか。
<専業主婦である理由>夫の転勤のため、仕事を辞めた

結婚したいほど好きな男性の仕事には、転勤がある。しかも、海外の可能性も…。
「じゃあ、結婚するのは辞めよう!」そんなふうには、いきませんよね。
夫の仕事に転勤がある。妻のあなたからすれば、どうしようもないことですし、夫も新しい仕事に挑戦したいから、転勤もいとわない。そんな気持ちかもしれませんね。
現実は、夫の仕事に転勤があると、どうしても妻である女性のほうが、仕事を続けたくても、辞めざるを得ないでしょう。
さらに、子供が産れても、地元を離れてしまえば、頼る人がいないため、外で働くことが難しい、となってしまいます。二人目、三人目にめぐまれたならば、専業主婦である期間は当然、長くなります。
妻は、新しい土地で出会いを求めて、仕事探しをしたくても、「転勤がまたあるかも」と考えると、腰を据えて働きに出づらくなります。また、子供がいると、さらに仕事に出るのは難しくなります。
近くに頼る人がいないと、どうしても、妻が専業主婦として、家事、育児をこなしていくことになってしまいます。
<専業主婦である理由>出産のために、やむなく退職をした

正社員で働いていても、中小企業、零細企業であれば、産後休暇や育児休暇を取りにくいのが実情でもあります。制度はあるけれども、今まで、だれも産休、育休を取ったことがなく、退職するのが慣例、という会社ですと、休暇を取る権利があるとはいえ、言い出しにくく、退職してしまうケースがあります。
また、マタニティハラスメントが起ることもあります。人件費を減らしたい経営者は、産休、育休を取らせて、継続して正社員として、雇用するよりも、派遣社員に変えたいがために、退職に追い込む、という悪質なケースもあります。
派遣社員の女性も、妊娠が分かると、契約先から契約終了を伝えられるケースが多く、出産後も元いた職場に戻れることは、ほぼないと言われています。育児休暇をとり、保育園を見つけた後、新しい派遣先を見つけることになりますが、小さな子供を抱えた派遣社員を雇う職場は少なく、よほどのスキルがないと仕事復帰は難しい、という現実があるようです。
産休、育休を利用できずに、退職を迫られてしまったり、専業主婦を選ばざるを得ない状況になってしまう女性がいます。
<専業主婦である理由>2人目の育児が大変すぎた

子供が一人いても、毎日綱渡りのような生活をしながら、なんかとやってきた家庭がありますが、二人目ができると、「もう限界…」と感じてしまう女性がいます。そこで、専業主婦を選んでしまうことになります。
二人目の保育園が見つからない。兄弟別々の保育園になってしまい、送迎の負担が重い。家事、育児の分担を巡って、夫とケンカが絶えなくなってきた。仕事と家事、育児の両立に疲れてしまった。家族の数だけ、いろいろな理由があるでしょう。
一旦、仕事を辞めて、しばらくは、家事や子育てに専念したほうが、幸せ。そう考える女性もいます。
<専業主婦である理由>家事を完璧にこなしたい

仕事と家事、育児。両立を上手にこなすことは、私にはできない。そう考えて、自ら専業主婦を選ぶ女性がいます。
仕事をしていると、帰宅後、のんびり座っているわけにはいきません。夕食の支度、朝できなかった洗濯や洗い物、風呂の準備など、家事に追われていまいます。平日は、最低限の家事で、精一杯という家庭も多いでしょう。朝から布団を敷きっぱなしでも、掃除機をかけていなくても、少々ほこりがたまっていても、気にしていられません。小さな子供がいれば、輪をかけて忙しくなります。夫の協力が不可欠なのに、家事の分担を巡ってケンカが絶えない。余裕のない日は多いでしょう。
それよりも、手の込んだ料理を作りたい、掃除もきちんとしたい、余裕を持って暮らしたい。そう願い、子供がいてもいなくても、専業主婦を選ぶ女性もいます。
<専業主婦である理由>仕事を辞めたかった

独身時代の仕事にやりがいがなかった。いつか仕事を辞めたいと思っていた。転職したいけれども、うまくいかない。そんな気持ちでいたところに、結婚や妊娠が重なると、一旦退職し、専業主婦になることを選んだ。そういう女性もいるでしょう。夫も専業主婦になることに賛成しているならば、仕事のストレスから解消され、精神的に楽になっているかもしれません。
もう一度働く意欲が湧いてきたら、働きに出よう。子育てが終わったら、仕事に出よう。そう考えている女性もいるでしょう。
「むなしい…」専業主婦が抱えるこの感情ってなに?
自ら専業主婦を希望し、むなしいという気持ちなどとは無縁で、毎日充実しているという女性がいる一方で、専業主婦の生活を続けるなかで、次第に、「何か物足りない…」「むなしい…」こんな気持ちを抱くようになる専業主婦もいます。どうしてむなしいのでしょうか。そのような感情はなぜ生まれてくるのでしょうか。考えていきます。
<専業主婦のむなしい気持ち>人間関係が狭すぎる!

夫の転勤に伴い、新しい土地に住み始めた。結婚と同時に地元を離れてしまった。専業主婦の方で、こういう方は多いでしょう。
夫は、会社に行けば、色んな人に出会い、会話が弾み、楽しく笑うこともあるでしょう。自ら求めなくても、いろいろな出会いがあります。
妻はどうでしょう。知らない土地のどこに行けば、気の合う人と出会えるでしょうか。どこの誰かも分からない自分を受け入れてくれる人が、すぐに現れるでしょうか。
一日、誰とも会わなかった。親しく話せる人がいない。そんな日が続くこともあるでしょう。また、知らない土地に住んでいても、子供がいれば、むなしい気持ちが紛れるでしょうか。そう簡単ではありません。
子供が小さければ、公園や支援センターなどで出会った人と仲良くなれることがあります。子供を通しての付き合いは、楽しいし、いい気分転換にもなります。また、子供に遊び友達ができると、本当にうれしいものです。
けれども、そこで出会った人と、子供とのつながりを超えて、親しくなる、ということはあまりないかもしれません…。
小学生にもなれば、親同士の付き合いもなくなり、仕事に出る人も多くなります。専業主婦なのは、引っ越してきた私だけ、という状況に陥ることもあります。
最近、家族以外の人と話してないな…。むなしい気持ちに心を占領されていまって、寂しさが募る。そんな気持ちではないですか。
<専業主婦のむなしい気持ち>家事をするのが当たり前?!

新婚生活のころは、頑張って夕食を作って出すと、夫が喜んでくれたり、夫の反応が楽しみで、一生懸命、部屋をきれいにして帰りを待ったり。夫も、新鮮な気持ちがあり、心からの感謝の気持ちを伝えてくれていたでしょう。
でも、長くは続かないですよね…。そのうち、妻が凝った料理を出してくれるのが当たり前になってしまったり、毎日部屋がきれいなのが当たり前だから、少し汚れていると、夫から指摘されてしまったり。いつの間にか、感謝の言葉もなくなっていませんか。
「妻は専業主婦だし、家事をしなくてもいいっか」と考えてしまう夫もいます。

さらに、専業主婦の女性も、「夫は外で仕事をしているのだから、家事は私がしなくては」そう考えてしまうことさえあります。
休みの日もなく家事をしているのに、達成感がないどころが、義務感を感じてしまう。夫からの感謝の言葉もない。仕事のように、報酬も評価もない。
「なんだか、むなしいな…」そんな気持ちが頭をよぎります。