マニキュアの塗り方・コツを覚える前に、大事な事(下準備)があります!
上手なマニキュアの塗り方を覚えるにしても、コツを覚えるにしても、先にすることがあります。まずは、正しい爪のお手入れの仕方を覚えることが、必要不可欠です。
例えば、家を建てるのには必要な土台が整っていないと、家がガタガタになって壊れやすくなりますよね。理想的なボディーラインをつくるために、不規則な食事で睡眠不足など、明らかに不摂生な生活だとダイエットもバストアップも成功できません。スキンケアも、普段のお手入れがしっかりできていなければ、シミやシワなどの肌トラブルが起きてしまいますよね。それと一緒で、美しいマニキュアアートを作るためにも、しっかりとした土台が必須という事になります。
では最初に何をすれば良いのか。質の高い塗り方をするには、何を用意すれば良いのかなど。その流れや方法を、以下にてご紹介させていただきますね。
特に難しいものではないのでご安心ください!たったの3ステップで、どなたでも可能な内容なので簡単ですよ◎理想のネイルアートの塗り方・コツを獲得する大事な段階として、今後の爪のお手入れの参考にしてみてくださいね。
ステップ1:爪やすり(ネイルファイル)を使って、爪のお手入れをしましょう。
「ネイルファイル」とは、ネイルケア専用で使われている「やすり」です。お手入れの最初のステップとしては、まず爪の形と、長さを整えることが重要です。
やはり見栄えを良くするには、形が肝心ですよね。どんなに可愛い塗り方ができていたとしても、自分が爪の形に満足できなければ、残念ながら見る人からしても魅力的には感じないものです。
また、爪やすりの代わりに爪切りを使う人もいますが。普段からマニキュアライフを楽しんでいる方には、あまりオススメはできません。何故なら爪をパチンパチンっと切るたびに、その衝撃が負担となり、徐々に爪を傷めているからです。
次第に二枚爪へと変化したり、爪が割れやすくなる原因になりかねません。美しい爪に仕上げるコツとしては、なるべくネイルファイルを使った方が無難ですよ◎
ネイルファイルの使い方をご紹介します。
↓↓ネイルファイルの使い方はコチラ☆↓↓
①入浴時に手をふやかす。
洗面器にお湯をはって、手を温める方法でも問題ありません◎その場合は、3分以上浸かりましょう。さらにガーゼなどを使って揉むと、すぐに柔らかくなりますよ♪
このコツは非常に使えるので、覚えてくださいね☆
②爪の長さや角を、削って整える。
下準備の内で、最も大事なポイントですから、ココはちょっと慎重に行いましょう。爪の形は大きく分けて5種類(ポイント・オーバル・ラウンド・スクエア・スクエアオフ)になりますが、スクエアとスクエアオフは上級者向きです。
丸みのある形が初心者向けなので、オーバルかラウンドが人気です。
爪にネイルファイルを当てるときは、横から見た時にネイルファイルが45度になっていればグッドです!(削るときは左右に動かさず、一定方向に動かして削ると綺麗な爪に仕上がります。)
上手な塗り方や、ネイルファイルの使い方にある程度慣れてきたら、上級者向きの形にチャレンジしてみるのも良いですね♪
ステップ2:キューティクルリムーバーやニッパーを使って、甘皮を整えましょう。
次に大事な箇所、甘皮(キューティクル)の処理に入ります。皮膚と爪との境目にある、非常に薄い皮膚のようなものが「甘皮」です。
本来この「甘皮」は、外部からくる異物・雑菌から保護するための役割があります。
しかしながら甘皮が伸びてくると、実はデメリットだらけなのです。どうしてもマニキュアをするときの見た目が悪くなってしまいますし、清潔感もなくなって、マニキュアの持ちは当然悪くなります。
せっかく塗り方のコツやお手入れ方法を覚えたとしても、このようなトラブルがあると、もったいないですよね。
さらに爪に必要な、油分も水分も行き渡らないというデメリットがあります。また、乾燥もしやすくなりますから、適度なタイミングで甘皮のお手入れをしましょう。
とはいえ、やり過ぎる必要もないので、あくまでも余分な甘皮だけを取り除いてくださいね。具体的には爪に乗っかるほどに伸びてきたもの(ルースキューティクル)だけで問題ありません。
無理やり引っ張ると、ささくれになるケースもあるので、甘皮のお手入れをするときはご注意ください。
※頻度が多すぎると、根元部分に雑菌が入って炎症を起こしやすくなります。10日~半月に1回程度がオススメです。
具体的な処理方法をご紹介します。
↓↓具体的な処理方法はコチラ☆↓↓
- ①甘皮にキューティクルリムーバーを塗りこむ。この時点で少し柔らかくなります。特に正しい塗り方はありません。
- 35°前後のお湯を洗面器にはり、手を温める。手指を1分~3分前後つけて、充分に柔らかくします。(柔らかくならない場合は、5分~10分くらい続ける)
- 手が乾いたら、もう一度キューティクルリムーバーを塗りこむ。塗りこんだ状態で、処理を行うのがコツです。
- キューティクルプッシャー(甘皮処理専用を推奨)を使う。甘皮に優しく押し当ててください。プッシャーの角度は45°にして、根元に当てるのが甘皮お手入れのコツです。
- 処理した甘皮を巻き取る。このときに浮き出てきた余分な甘皮が、爪の根元に溜まっているはずなので、専用のスティックを使って巻き取りましょう。専用スティックをお持ちでなければ、湿らせたガーゼやコットンを代用しても大丈夫です◎ガーゼやコットンを使って巻き取る場合は、人差し指に巻きつけて、ソフトに擦りながら取り除いてくださいね。
- キューティクルニッパーで、余分なささくれをカットする。取り残しのある角質やささくれを見つけた際は、丁寧にニッパーで切り取りましょう。引っ張って取ろうとすると、さらにささくれが出来て悪化してしまうので厳禁です。
ステップ3:バッファーを使って、マニキュアにとって大事な表面部分を整えましょう。
セルフネイルケアのお手入れの、最後部分に入ります。これが終われば、いよいよ本番のマニキュアの塗り方です。重大な箇所ですから、心を込めて爪を磨いていきましょう。
↓↓表面を整える手順とコツ☆↓↓
①爪のデコボコには、バッファーを当てて「バッフィング作業」をする。
爪の表面にある、凸凹やスジを整えるために、バッファーを使って軽めにこすってあげます。根気よく優しく削ることで、表面の凸凹は無くなりますよ♪
バッフィング作業を行うペースは、1ヶ月~2ヶ月に1回で充分です。
※過剰な手入れは爪を薄くしてしまうので、やり過ぎないように、爪の状態を見ながら行ってください。
②「シャイナー」を使ってピカピカに磨き上げる。
ツヤツヤにするコツとして、研磨剤を付けて磨くのがオススメです。
この作業をするだけで、マニキュアの塗り方がスムーズに進みますし、ワンランク上のネイルの出来上がりです☆
③「キューティクルオイル」で手入れして、爪への保湿を高める。
ここで仕上げとして、ネイル専用のオイルを使いましょう。爪への吸収性と潤いに優れているので、爪全体によくなじませる塗り方をするのがベストです。
ささくれや角質にも効くため、指先と爪周辺が荒れがちな方は、この時点で気になる箇所全部に塗って保護すると良いですね◎
上手な塗り方をするために、覚えるべきコツと、手入れで必要な物
マニキュアは、ただ単に塗れば良いというわけではありません。思うままな塗り方をしたい方もいらっしゃいますが、やはり何事も正しい手順や、セルフネイルを綺麗なまま長持ちさせるコツというものが存在します。
正確なお手入れをするのと同じように、爪のカラーリングもきちんとした流れを覚えると、間違いも起こりません。
マニキュアの塗り方と併せて、使用道具と使い方のコツも同時記載させていただきます☆
ステップ1:爪表面の油分は「プレプライマー」で除去しましょう。
必ずしも必須な行程ではありませんが、人それぞれで必要な場合もあります。
主に、爪に水分と油分が多い方に対し、プレプライマーでそれらを除去することが推奨されます。そうすることで、そのあとに塗るマニキュアを長持ちさせるコツとも言われているので、行う価値は充分にありますよ♪
さらに爪の油分・水分だけでなく、雑菌も同時除去できるという大きなメリットがあります。爪に油分などの汚れが付着していると、せっかくデザインしたネイルが剝がれやすくなってしまいます。
油分をとるだけでもマニキュアの密着力が上がりますから、そんなに油分の心配がない人だとしても「プレプライマー」を使ってみる事を推奨します。
さらなるお手入れによりネイルのランクアップと、コツを掴むことが期待できますよ◎
「プレプライマー」をお持ちでない方は、「ネイルリムーバー」もしくは「エタノール」で代用できます。コットンか綿棒に染み込ませておけば、爪表面を軽くふき取ることが可能です。
ただし代用する場合は、マニキュアの種類によって爪トラブル(持続効果の低下)が発生する可能性があるため、初心者の方は「プレプライマー」を使った方が無難です。
※「プライマー」と「プレプライマー」は別物なので、油分除去のお手入れの際は、お間違いのないようにしてください。
ステップ2:「ベースコート」は、きれいな塗り方をするために必要不可欠なコツです。
まさにベースと言う名前の通り、下地というお手入れとして、爪を保護するために塗るものです。この作業はつい省いてしまいがちですが、きれいな仕上がりを保たせることに関して、重要な役割を果たしています。
これをするだけでマニキュアが剥がれにくくなり、発色もレベルアップしますから、しないわけにはいきません。しかも爪への色素沈着防止ができるため、仮に塗り方がうまくいかなかったときでも、大きな失敗は減るとも言えます。
↓↓「ベースコート」の上手な塗り方と、コツはコチラ☆↓↓
①ボトルの口にハケを当て、ある程度の液を落とす。
塗るときに液が余分にあると、あとでマニキュアがズレる確率が上がります。たっぷりと塗りたくらないようにしましょう。少量だけとるのがポイントです。
②爪の先端に「ベースコート」を塗る。
先端をなぞるような塗り方をすると、先端のネイルダメージを受けにくくなり、セルフネイルの持続効果も上がって、万が一にもネイル剥げしたときのお手入れが楽になります。
③次に爪表面の左右ではなく、中央から「ベースコート」を塗る。
爪先に向かって、一気に薄く塗りこみましょう。
④続けて爪表面の左右も、同じように「ベースコート」を塗る。
ハケが少し広がるくらいにして塗りこんで大丈夫です。
きれいなマニキュアの塗り方と、きれいに仕上げるコツ。
ここまできたら、まずは上記お手入れ段階の「ベースコート」が乾いているかどうか、確認しましょう。きちんと確実に乾いていれば、いよいよ好きなカラーを塗っていきます♪
お好みのネイルカラーのご用意ができたら、マニキュアの塗り方の手順に入ります!今回は単色カラーでの塗り方をご説明させていただきます。
↓↓マニキュア(カラーポリッシュ)の、正しい塗り方☆↓↓
①ベースコートのとき同様、少量をハケにとる。
マニキュアを美しくするコツとして、どなたでもご存知ですが、ブラシには適量を含ませるのが重要です。
②まずは先端のエッジから塗る。
塗り方としては、極少量だけに留めて、色持ちを良くさせます。
③爪表面の中央から塗る。
先端を塗った際よりも、多少多めにブラシにとり、素早く先端方向へ塗っていきます。
※ムラができないように、あくまでも適量にしてください。
④爪表面の左右も、適量を素早く塗る。
マニキュアが乾き始めたときは、色ムラができやすくなります。皮膚に付着しないように慎重且つ、スッと塗りこむのが最大の塗り方のコツです。
⑤失敗したとしても再チャンス!
カラーリングの際は、ベースコートやトップコートと違って、2度塗りが唯一許されているターンです。塗り方は同じく先端から始め、中央から両端へと塗りこみます。
2度塗りはNGと思っている方もいるようですが、実際には色ムラをなくしたり、発色を良くするというメリットがあります。
慎重にとは言うものの、失敗をおそれずに1度目は思い切って塗りこんでみるのが、経験値上昇のコツですね◎
はみ出しがあった際は、コットンなどにリムーバーを染み込ませた状態で、丁寧に取り除きましょう。
マニキュアを長持ちさせるために「トップコート」でお手入れを♪
どうせ塗るなら、できるだけ持続させたいですよね。
「トップコート」はセルフネイルの持続力アップには、もってこいの必須アイテムです。さらにそれだけでなく、光沢も与えてくれるという、まさしく優れたケア方法なのです。
また、マニキュアの持続力を継続させるためにも2~3日に1回、塗り直してお手入れをすると良いでしょう◎
↓↓「トップコート」の、正しい塗り方はコチラ☆↓↓
①ボトルの口で余分な液をしごき、適量をハケにとる。
多すぎず少なすぎずで問題ありません。
②爪の先端部分にトップコートを塗る。
こちらも少量で大丈夫です。
③爪の中央にトップコートを塗る。
トップコートは速攻で乾いてくるため、素早く塗るのがコツです。
④爪の左右にトップコートを塗る。
中央を塗るときと同様に、素早く塗りましょう。
最近では、ジェルネイル風にふっくら感のある仕上がりが可能な「トップコート」が、人気上昇中です。マニキュアのカラーリングをしなくても、ちょっと特殊なトップコートを塗るだけでも、ツヤツヤ感のある美爪が出来上がります♪
正しい使い方やコツをマスターできたら、色んな種類に挑戦してみるのも楽しいですね☆
専用オイルでマニキュア後のお手入れ☆ネイルケアを習慣化させるのがコツ!
マニキュアは、正しい塗り方をすればそれで終わりかと言ったら、そうでもありません。
爪周辺が乾燥していると、マニキュアの持続力が低下します。しかも、二枚爪やささくれになったりと、爪トラブルが常につきまといます。つまりその後も、手指の乾燥には気を付けなければいけないのです。
オイルやハンドクリームで、定期的なお手入れで保湿ケアを行ってください。
使用するオイルの種類は「キューティクルオイル」か、「ネイルケアオイル」であればどちらでも構いません。塗り方は難しくありません。
トップコートが乾いたら、爪の根元に垂らし、オイルをなじませましょう。爪周りにも塗り、マッサージもするのが良いお手入れのコツですね◎
オイルにも様々な種類があり、中でも香り付きのがオススメです。ローズやラベンダーなど、香りによるそれぞれの効果もありますから、気分転換で変えてみるのも楽しいですよ♪
マニキュアの塗り方やコツを覚えるだけでなく、爪のお手入れも楽しく行ってくださいね☆