【大人のコミュニケーション力】対人関係を改善する心理学を学ぼう

心理学って難しい?大人が必要なコミュニケーション・対人力とは?

大人になった今、コミュニケーションをスムーズにできているでしょうか?歳と共に色んな経験も積みますし、学生の頃のように、みんな横並びの状態でもない中で、さまざまなな人がいますよね。

過去の失敗や性格的なもので、人とうまく話せない人もいるでしょうし、もう少しコミュニケーションを上手く取れるよう、対人関係をうまく回すスキルが欲しいという方もいらっしゃることでしょう。

上がってしまってなにを話したらいいのか…苦手意識を持つと、どうしても無愛想になってしまう…もっと相手との関係を良好にしたい…そんな風に思うこと、ありませんか?

そんな時は心理学を取り入れるのがオススメ!心理学って難しそうと思うかもしれませんが、ちょっと学んでみるだけで、大人が対人面で使える知識が盛りだくさんなんですよ♪

スムーズなコミュニケーション力、ワンランク上の対人力をつけたいなら、心理学を応用しない手はない!

そのメリットは非常に多いのも事実で、実際にビジネスシーンにも使用することもできますし、自分が居心地よく感じることのできる環境作りにもなりますし、無論、恋愛にだって活かすことはできます。

ある程度の性格ができてきた年齢だからそこ、心理学を活かした会話力・対人スキルの有無で差が出てくるのではないでしょうか?そう考えると、損はない学びのはずですよ♪

※過去のトラウマや痛手を引きずっていて、対人関係・社会・コミュニケーションが苦手という意識が強い方であれば、政府が運営する相談窓口に連絡してみるのもアリ!

政府広報オンライン|様々な事情で暮らしにお困りの方のための相談窓口ができます! ここから本文です 暮らしに役立つ情報

SNSの普及により対人・コミュニケーションが苦手な大人が増えている?!

スマホ・SNSの普及により、対面していない場でのやり取りが増えてきました。

しかし、それによって、対人のコミュニケーションが苦手な人も増えつつあります。便利な連絡ツール・コミュニケーションツールがあると、人間って対面している状況・対人関係で必要なスキルの大切さを見落としてしまうんですよね。

もちろん、そういったものの普及に合わせた対人スキルもあるのでしょうが…

『既読スルー』なんてことも、今ではコミュニケーションとしてどうなの?と言われるほどですもんね。

でも、たとえばなんですが、字がキレイな大人を見て一目置くことがあるように、コミュニケーションスキルが秀でた大人って、やっぱり『人に好かれやすい』『しっかりした人・素敵な人』として認識されやすいもの。

対人の場で、楽しくコミュニケーションを取れる技量がある方が、人生の可能性も広がるといっても過言ではないのかもしれませんよ。

大人のための対人・コミュニケーションに活かせる心理学!

どんな人でもちょっと学んでみるだけで、コミュニケーションに活かせる心理学ってどんなものがあると思いますか?

心理学っていうと、どうも相手の心を操作するようで嫌…と誤解してしまう方もいるかもしれませんが、心理学は洗脳や相手をコントロールするようなものではなく(中には悪用するような洗脳の話術・テクニックもありますが)、生きやすくなるためのひとつのスキルだと思ってください。

みなさんも、対人面の苦手なシチュエーションって、一つや二つあるのではないでしょうか。

  • 否定的な意見・考えを伝えたいけど、どう言えば角が立たないかと考えたことはありませんか?
  • リアクションに困る時どう返したら良いのか悩んだことはありませんか?
  • 相手の懐にスルスルっと入るコミュニケーション能力があれば、ビジネスチャンスも広がると思ったことはありませんか?
  • シャイで会話を広げるのが苦手で、どうしたらいいのかわからないことはありませんか?

あらゆるシーンで使える大人のための心理学、さっそく学んでいきましょう!

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【アサーション】

あなたは否定的なことを伝えたい時、どうしているでしょう?

オブラートに包んで遠回し伝えますか?嫌なものは嫌ときっぱり言えちゃいますか?

自分の意見(特に相手に反する意見)を伝えるのって、平気という方もいるかもしれませんが、言い方ひとつで相手の感情や、相手との今後の関係にも影響してくるので、微妙なところなんですよね。

そんな時、大人のコミュニケーションに役立つ【アサーション】について解説します。

アサーションっどういう心理学?平等に話すために必要なものとは?

昨今、さまざまな企業などでも取り入れられるようになりつつあるアサーション。

これは、簡単に言うと、相手との良好・平等な関係を保ちながら、対人関係にストレスなくコミュニケーションを取るための、聞く・話す❝コツ❞のようなものです。

相手も気持ちよく話せて、こちらも気持ち良く話すことができたら、実りある会話になりますよね?

しかも、お互いが気持ちよく話せるのですから、スムーズに物事も進むことでしょう。

たとえばです。攻撃的な言い方しかできない人もいれば、自己主張が苦手で周りに合わせがちな人、とりあえずついて行きますというスタンスの人など、さまざまなタイプの人がいますよね。

その中で、攻撃的なAさんと、自己主張が苦手なBさんが会話をしたらどういうことが起こるでしょう?想像してみてください。

きっと、その2人の会話は常に、Aさんに主導権がある状態になってしまっていることでしょう。

そうなってしまうと、Bさんは本当は思うことはあっても控え目な性格から、Aさんに従ってばかりになってしまいます。

このままではBさんは、Aさんを苦手になるでしょうし、自分ばかり我慢している…とストレスを感じてしまい、この2人には良好な関係は築けなくなってしまうのではないでしょうか?

AさんもBさんは自己主張をしない、わかりにくい人と認識してしまいます。

この時、アサーションをAさんもBさんも知っていたら、大人の良好な会話ができていたはずなんです。

大人が対人で使える心理学・アサーションの効果とやり方とは?

話す上でアサーションを心理学的に上手に使うポイントは、❝自分❞を主語にして話すこと。たとえば、嫌なことがある時に『あなたはなんでこうしたの?』ではなく、『私はこうしてくれた方が嬉しいかな』と伝えるとどうでしょう?

『なんであなたはこうしないの?こうすべきなのに』という言い方ではなく、『私はこうして欲しいんだけどな』と伝えてみるとどうでしょう?

必然的に、相手の意志を聞こうとしている話し方ですよね。

自分の思うことを伝えつつ、相手の考えも聞こうとする話し方ができています。

あなたは・あなたがという言い方をしてしまうと、相手も自分を守りたいので『なんでそんな言い方するの?』『私だってこうで、あなたがこうだから!』という不毛な口論になりかねません。

私はこう感じたという言い方であれば、相手もじゃあどうしようか?と歩み寄るコミュニケーションが自然と生まれます。

アサーションのスゴイところ!ダイバーシティにもつながる?!

話が飛躍しすぎでは?なんて思う方もいるかもしれませんが、このアサーションのコミュニケーションテクニックを知っているだけで、ダイバーシティ(多様性)にも適用できるようになってきます。

女だから、男だから、LGBTQだからという先入観を捨てて、平等に話そうという対人関係の構築ができるようになってくるからです。

相手を否定せず、こちらの意見も伝える。それができれば、偏見や差別もなくなってくるのではないでしょうか?

経済産業省|ダイバーシティ経営の推進のついて

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【バックトラッキング】

大人だからこそ、対人関係において空気を読んで疲れてしまうことってありませんか?

相手が話す内容が興味がない話で、どうリアクションしたらいいのかわからない…、素っ気ないリアクションになってしまい、相手が不快そうになってしまったらどうしよう…とか。

こういうシーンで使える心理学がバックトラッキングです。

会話の盛り上げ方、リアクションに困っている人が使える心理学、一体どんなものなんでしょう?

バックトラッキングってどういう心理学?会話につまるのを防ぐ?

バックトラッキングとはひと言でいうと、オウム返しです。相手の言った言葉をそのまま『〇〇なんですか~?!』という風に繰り返すだけ。リアクションに困った時に、ぜひ一度試してみてください。

このバックトラッキングのすごいところは、相手の話を聞いているという表現にもなる上に、話を盛り上げることにもつながるというところ!

『へ~ふ~ん。そうなんだ』という相槌ではしらけてしまうことも、盛り上げられるってすごくないですか?

大人が対人で使える心理学・バックトラッキングの効果とやり方とは?

オウム返しといっても、ワンパターンではただの合わせ上手になってしまうので、バリエーションをつけられたらなおよし!

たとえば、相手が『〇〇なんですよ~』と言った時、『〇〇なんですか?!』というだけで、相手の話に興味を示している対応になって、相手は不快になることはほぼありません。

ただ、『そうなんですか?!』という言い方ばかりではなく『そうなんですね!?』と同意を表現してみるのもアリ。

〇〇なんですか(同意・同情を現す)という言い方もあれば、〇〇なんですね?!(驚きを現す)という言い方、イントネーションによっては、こちらの興味、相手への敬意・理解なども表現できるわけです。

相手の話を終わらせた場合なんかも、『そうなんですか』を上手に言えたら、話を切り上げやすくなります。

会話の内容、相手の望むであろうリアクションに合わせて、上手にバックトラッキングを使用してみてください♪

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【リフレーミング】

リフレーミングは、相手とのコミュニケーション以前に、自分に自信を持つために使える心理学です。

いくら相手の心をつかむコミュニケーションのスキルを得たところで、そもそも本人が自信がなくネガティブなマインドにあっては、大人同士の対等な良い対人関係を築くことはできなくなってしまいます。

ですので、自分を好きになって、『生きやすい自分』でいることも、大人に必要なスキルではないでしょうか?

リフレーミングってどういう心理学?自己肯定感UPの秘訣♪

リフレーミングとは、Re+Framing(再び+枠を組み直す)という意味の心理学用語です。フレームとは、枠とか額縁とか、骨組みという意味のフレームのこと。

これは今ある認識を再度組み直すことを意味します。

極端な表現でリフレーミングを解説すると、今あなたがネガティブに捉え、自分の弱みだと思っていることを、リフレーミングによってポジティブな意味に認識を再構築し直すということです。

大人が対人で使える心理学・リフレーミングの効果とやり方とは?

たとえば…あなたが『自分はビビりで積極性がない…』とマイナスの意味で捉えていたとします。これ、『慎重で、一つひとつを大事に扱える人』とも言い換えれますよね?

『飽き症だから続かない』と思っていたとしても、それは忍耐がないのではなく『好奇心が旺盛で、のめり込めるものにまだこれから出会うチャンスがある』というポジティブな意味でもありませんか?

ネガティブの裏にあるポジティブなことに目を向けてみてください。

ポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかはすべてあなた次第。ネガティブに思っていたことでも、裏を返せばポジティブな意味になることはたくさんあります。

たとえ『コミュニケーションが苦手』というネガティブな考えだったとしても、裏を返せばとても相手に配慮できる人(だから疲れて苦手に感じる)と言えるかもしれません。

リフレーミングを用いて、ネガティブの裏のポジティブなイメージをつけてみましょう!

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【イエスセット話法】

イエスセット話法とは、相手にイエスを言わせやすくするという、営業マンがよく学ぶ心理学テクニックのひとつ。お願いしたことや、依頼したいこと、言い出しにくいこと…なんだけど、イエスって言って欲しい時ってありませんか?

あるいはビジネスシーンで、契約して欲しいんだけど、これまでの関係性にもよりますが、いきなり『契約して!』なんて、大の大人は言い出しにくいものですよね。そんな時有効なのがイエスセット話法という心理学。

大人が対人で使える心理学・イエスセット話法の効果とやり方とは?

これは実は、悪用厳禁な心理学テクニックでもあるんですが…人間って、イエスの回答が続くと、ノーが言い出しにくくなるんです。『〇〇ですね、はい。△△ですっけ?はい。✕✕なんですね?はい、そうなんです』って、やり取りの中で、イエスが続くと、次の質問にも、イエスと答えやすくなってしまうという心理学。

YESをもらえる質問をいくつか重ねた上で、本題の依頼をしてみると、相手も思わず『はい』と答えてしまうかも?!

シンプルに言うと、相手のイエスを引き出す会話術といたところでしょうか。

ただ、これにも注意点があります。たとえば、イエスと答えるであろう質問の回数。

何度も何度も質問をしてしまうと、もはやただの詰問になってしまいますし、またイエスを期待して質問したのに、思いの外、ネガティブな回答が返ってくることも…。

イエスとしか答えないであろう質問で、うまく誘導してみてください。(女性ですよね?などといった不自然極まりない質問はナシですよ!)

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【ネームコーリング効果】

お名前をうかがった…にもかかわらず、相手の名前を呼べない…恥ずかしい…なんて経験はありませんか?あるいは、相手から名前を呼んでもらえなくて、なんとなく心の距離を感じてしまって寂しい…とか。

2人きりの場合であれば、確かに名前を呼ぶ機会も少ないかもしれません。しかし、対人関係が苦手・人見知りという人にオススメなのが、このネームコーリングという心理学テクニックです。

大人が対人で使える心理学・ネームコーリングの効果とやり方とは?

人って面白いもので、会話中に名前を呼ばれるだけで、親近感がグッとあがる生き物なんですよ。コミュニケーションにおいて、相手との距離感を縮めるのってとても大事なことなのですが、『〇〇さん』と話している間に名前をサラッと入れ込むだけで、相手に受け入れてもらえている安心感を抱けてしまう不思議!

1人の人として認めてもらえている・受け入れられていると感じられるってだけで、今後の関係に影響してくるもので…。

大人の会話でよくある具体例を挙げると、ママ友・犬友などだと〇〇ちゃんママという呼び方になって、個人としてではなく、『〇〇ちゃんのママ』としての認識しかないようになってしまうと…主役は〇〇ちゃんで、その付属みたいになってしまいます。子供がいると、パパ・ママとしか呼ばなくなって悲しい…ってこともありますよね?

名前を呼んでもらえるって、無意識レベルで、人として認めてもらえている安心感を与える効果があるんですよ♪

このネームコーリングは、恋愛にも利用可能で、メッセージなんかでも相手の名前を意図的に使うことで、相手との距離を縮めることができちゃいます!

ただ『あ~おはよ~!』と言われるのと、『あ~〇〇さん!おはよ~!』と言われるのでは、全然印象が違いませんか?

よそよそしさをなくし、仲を深めるためには相手の名前を呼ぶ、ただそれだけで心の壁をとっぱらいやすくなるものなんですね!

大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【ペーシング】

最後にお伝えする大人の対人関係に使える心理学はペーシングです。ペースを相手に合わせるという、超シンプルなテクニックのこと。

相手の話すスピード、相手の呼吸など、対応をマネっ子する対応と言えば分かりやすいかもしれません。

相手に安心感を与えて、同じリズムでコミュニケーションをとれると、お互い心を開きやすい関係を築きやすくなるんですよね。

大人の対人関係で、これってとても大事なことではないでしょうか?

大人が対人で使える心理学・ペーシングの効果とやり方とは?

この心理学の活かし方は至ってシンプル。相手が早口で話している内容には、早口で返す、ゆっくり話す人にはゆっくり話す。相手が目を見て話そうとしているなら、こちらも目を見る。

相手の姿勢、状況、トーン、テンポ、そういったものをマネっ子して、同じリズムで話すようにする、それだけです。

身振り手振りなどジェスチャーが多い人には、こちらもジェスチャーを使用してみるなんかもあり。

先ほど紹介した、バックトラッキングの応用版とも言えますが、難しく考えないで、相手と同じペース、同じ姿勢、同じ呼吸を意識してみてください。

これをするだけで、相手との距離の縮まり方は各段に差がついてくることでしょう。

相手も自分と波長が合うと認識してくれさえしたら、コミュニケーションも取りやすくなってくるんです。苦手な人との対人関係でこそ、一度ペーシングに挑戦してみてください。

心理学を学んでコミュニケーション・対人力のある大人になろう♪

コミュニケーションの能力に長けている女性って、不思議と笑顔も多くて、魅力的に見えるものですよね♡愛され上手と言うか、その場を明るくしてくれると言うか…!そういう人って、自然と周りからも受け入れられやすくなりますし、素敵な出会いや人間関係を構築できて、生きやすい人生を必然的に選べています。

ちょっとした心理学の知識を取り入れるだけで、あなたも魅力溢れる素敵な女性になれることでしょう!

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