コミュニケーション能力が低いって損する?!
人それぞれ、得意不得意があったり、個性があったり、性格が違うからこそ面白い!それはもちろんわかります。しかし…そうは言っても、コミュニケーション能力が低い人と、コミュニケーション能力が高い人とでは、やはり低い人は損をする可能性は高いもので…。
「別にそれで良いもん」っていう方もいるでしょうが、コミュニケーション能力が低いことが原因で、あらぬ誤解を招くことって案外多いのも事実ではないでしょうか?
ちょっとした言い方・身振り手振りが原因で、万一相手を不快にさせてしまったとしても、コミュニケーション能力が高ければ、関係悪化も免れますし、さらに良好な人脈・人間関係も作れる。
反面、コミュニケーション能力が低いが故に挽回できない、あるいは相手との仲を諦めるなんてこともありえます。性に合うか合わないかは別として、無理のない範囲で、できれば人に不快感を与えないでいたい…そう思うのは自然なことですし、好んで人に嫌われようとはしませんもんね。
「美人は得する」なんて言いますよね。確かに一部ではそうかもしれませんが、美人でコミュニケーション能力が低いと、たちまち「美人だからって…」「美人のくせに」「美人なのに…」と言われ、ちやほやしてくれるどころか、敵だらけになることもあるでしょう?
逆に、コミュニケーション能力が高ければ、敵は圧倒的に減る上に味方ばかりでしょうし、老若男女問わず愛される人生を送れますよね?さぁ、コミュニケーション能力が高いか低い、どっちが楽しく生きられるでしょうか。
コミュニケーション能力が低いことに悩む人は多い?
インターネットの普及で、対面でのコミュニケーション能力が育ちにくいことも要因のひとつですが、もとから緊張しやすい・人見知り・内気でシャイ…なんて人もいますし、色んな理由でコミュニケーション能力の低さに悩む人も多いもの。
年齢と共にクリアできる人もいれば、歳を重ねたからこそ悪化してしまうケースもありますし…。実際に、コミュニケーション能力が低い人が陥りがちなトラブルや、悩みどころをいくつかご紹介してみましょう。
コミュニケーション能力が低い悩み①仕事の場で…
職場には色んな人がいます。同僚や取引先がいて、協力・連携・信頼ありきで成り立つ中、やはりコミュニケーション能力がないと、営業成績が伸びない…同僚とうまくやれない…いつも大変な作業を断れないで抱え込んでしまう…など、さまざまな悩みを抱えることでしょう。クリエイティブなディベートもできませんし…。
1日の大半を過ごす場です。収入・生きるためためとはいえど、できるだけコミュニケーションや人間関係の苦痛は軽減したい…というのが本音ではないでしょうか?
コミュニケーション能力が低い悩み②恋愛で…
コミュニケーション能力の低さ故に、恋愛で苦労してしまうのもよくあること。
それもこれも含めて、性格の相性と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、やはりコミュニケーション能力が低いことが原因で、思うような幸せが掴めない人も多いものです。
恋人・恋愛関係にある以上、親密な距離感になるにも関わらず、良好なコミュニケーションが取れないなんて、我慢や苦労の多い恋愛ばかりになってしまいます。
コミュニケーション能力が低い悩み③友人の集まりで…
ママ友・友人の連れてきた友人・ご主人のつながりの人など、複数の人が集まるような場でも、やはりコミュニケーション能力が低いと、相手との距離感の取り方がわからず、悩むことも多くなってしまいます。
そもそもコミュニケーションが苦手だと、不特定多数の人の集まりや人づての友人関係が億劫に感じることもあるかもしれません。
そうなると、集まりへの参加自体に気苦労が多くなって、しんどいんですよね…。
コミュニケーション能力が低いと非モテコース…?
先ほど軽く、コミュニケーション能力が低いと恋愛にも支障が出て悩むことが多いことに触れましたが、実際にどういったシーンで、苦労することになるのか…?いくつが具体的な例を挙げてみます。
恐ろしいことに、コミュニケーション能力が低いと非モテ街道まっしぐらになってしまう危険もあるんです。
いかにコミュニケーション能力が人間関係や恋愛においてまでも、重要な意味を持つのか、考える機会にしてみてください♪
会話が続けられずうまく距離を縮められない…
コミュニケーション能力が低いと、どうしてもリアクションがワンパターンになってしまいがちだったり、自己表現が上手にできなかったりと、良い関係を築くための距離を取りづらくなってしまいます。
恋愛って一緒にいる時の空気感だったり、会話の相性だったり、きっかけは人それぞれですし、性格・感性・波長が合うかなども重要なポイントになってきますが、そもそもコミュニケーション能力が低いと、話は別。
自分の意見を言い出せない・伝えられない、あるいは人見知りなどで、本音を伝えないレベルになると、相手からすると『意見を言わないからわかりにくい人』という印象ができてしまい、深い仲になるのに時間もかかる上に、そもそもそうなる前に相手の興味が薄れていくなんてことも大いにありえます。
一緒にいて楽しい・心地いいと思うのはやはり、ある程度のコミュニケーションありきですからね。
行き違いを解決する術がないので続かない…
コミュニケーション能力の低さゆえに、誤解や行き違いが起きても解決できないこともあります。
たとえば、まったく悪気もなく、むしろ、思い遣りのつもりでかけた言葉だったのに、相手が不快そうになってしまったなんて経験はありませんか?
そこで、その価値観の違いを基準にして、『心の狭い人』と、相手と一線引いてしまう方もいるでしょう。合わない相手だと判断する人もいて当然です。
しかし、無理に合わせて相手に歩み寄れとは言いませんが、思い遣りのつもりだった言葉が、相手を傷付ける言葉だったという可能性もありますよね?もちろん逆もしかりです。つまり、この状況は自分にも起こりうること。
それをわかっていたら、相手とのコミュニケーションのとり方も変わってくるのでしょうが、コミュニケーション能力が低い場合、この時点で慌ててしまったり、諦めてしまったりという判断しかできなくなってしまいます。
自己肯定感が低いとコミュニケーション能力も低い?
コミュニケーション能力が低い原因は、もともと人と接するのが苦手という場合もありますし、これまでの個々の経験によって違ってくるものです。
しかし、自己肯定感が低い人の場合、顕著にその差が出てくることも多々あります。自己肯定感の有無は、幸せを感じられるか否かを決める鍵と言っても、過言ではありませんからね。
自己肯定感とコミュニケーション能力にはどういった関係があるのか、少し掘り下げて考えてみましょう。
核家族・個人情報などの影響で自己肯定感を養う機会が激減
在宅ワークが可能な時代。核家族化も進み、近所づきあいも希薄になりつつありますよね。ご近所さんを知らないなんて方もいますし、引っ越しのご挨拶も、個人情報の関係で控えてくださいと不動産屋からも言われる時代です。
昔は悪い事をしたら、近所のおじちゃんに怒られることもありましたが、今そんなことをしたら、こ近所トラブルになる始末。そんな世の中ですから、自分の家庭・友人・同僚などとの関わりしか知らないままに生活が成り立ってしまうことも多いわけで…。
でも逆に言えば、近所の方から褒められる場面も減ってきているというこもでもあるんです。悪いことをしたら怒られる・良いことをしたら褒められる経験もない上に、コミュニケーション自体が激減しているため、自己肯定感を養う機会も当然減ってきているとも言えますよね?
ダブルパンチでコミュニケーション能力・自己肯定感ともに育たない環境に慣れてしまっている方は、コミュニケーション下手になっていたとしても仕方がないのかもしれません。
内閣府|平成18年版 少子化社会白書「第5章 社会全体の意識改革」
自己肯定感が低いと言いたいことを言いにくい
自己肯定感が低い人は、特にネガティブなことを伝えるのが苦手です。『本当は嫌だけど…どう断ろう。でも言ったら嫌われるかも…どうしよう』という考えが先立って、どうしても我慢をしたり、無理をしたりする習慣がついてしまいます。
すると、コミュニケーション自体を避けるようになったり、『人間関係=我慢』という感情に支配されてしまいがちになるのです。そう思う以上、やはり良好なコミュニケーションを取ることは難しくなってしまいます。
コミュニケーション能力が低い悩みを克服するために
コミュニケーション能力が低くても、克服はできます!引っ込み思案でも人見知りでも、少しの『コツ』を理解しえ、それを活かすだけなんです。
ちょっとした工夫で、人間関係をもう少し気楽に楽しめるなら、やってみる価値はあるのではないでしょうか?
コミュニケーション能力を養うためのコツをいくつかご紹介しますので、無理のない範囲で、できそうなことからチャレンジしてみてくださいね♪
リアクションに困ったらオウム返しをしてみましょう!
リアクションに困ったらとにかく相手の言った内容をオウム返しで聞き返すようにしてみてください。もちろん、オウム返しばかり繰り返していると、『え、人の話聞いている?』と相手も思ってしまうので、多用は禁物なのですが、どう対処したらいいのかわからない場合には試してみてください。たとえば、あまり相手の話している内容に納得できずに、どう返事をしたら良いのかわからないなんてことありませんか?
そんな時、コミュニケーション能力が低い人の場合、焦って意味のわからない返答をしてしまうことがあります。しかし、そういう時に、相手が言った言葉をそのまま『〇〇なんですね?!』と、相手と同じテンションで聞き返すだけでOK!
相手も『そうなの~!それでね~!』とリズムを崩すことなくスムーズに会話が続いていきます。コミュニケーションのポイントは相手を気持ちよく話させること。このテクニックのひとつがオウム返し♪こういう返しをする人って、相手の懐に入るのが上手なんですよねー!
1日1回、些細なことでも自分を褒めましょう!
良好なコミュニケーションに欠かせない自己肯定感。これはどう育てるのか…と悩む方も多いのですが、実はとってもシンプルなんですよ♪
1日1回、自分のできたことを褒める習慣をつけること。これだけです。
良好なコミュニケーションといっても、どうしてもネガティブなことを伝えないといけない場合もあることでしょう。断る時、相手の間違いを指摘しないといけない時、否定的な意見を伝える時など、必ず起こりえますよね。
そんな時、自己肯定感が低い人は『ネガティブなことを言って、相手にどう思われるかわからないし怖いから…自分が我慢すればいいや』と考える一方、自己肯定感が高い人は、『否定的なことを伝えても嫌われるわけではない』とわかっているので、上手に対応できてしまうものです。
相手の意に反するような本音を伝えるには、やはりコミュニケーション能力のみならず、自己肯定感も高める必要があります。
1日1回自分を褒めるって、なんだか恥ずかしいって思ってしまったり、そんな褒められるようなことなんもしてないし…と思ったりするかもしれませんが、大したことないってことだろうが、『できた・やった』ことにフォーカスしてみてください。
自分を自分が認めている・よしと思えている、それだけで、無条件に自分に自信が持てるようになってきます。この無条件な自信がコミュニケーションには大切なんですね♪
聞く立場の時は『共感』を示すように意識してみよう!
自分から話すのは、ちょっとまだ苦手…あるいは、話を聞く立場の時にプレッシャーを感じる時があるという方は、まず『聞く立場』のコミュニケーション能力を磨きましょう。
コミュニケーションでの聞く時のポイントは、共感。これに気を付けるだけ。
相手の話に上手にのっかり、心を開きやすい関係を築きやすくするテクニックです。
そもそも、人って共感を示されると、心理的に安心しやすくなります。
適度な相槌や、『そうなんですね!』と、相手の言ったことを『ちゃんと受け取って理解しています』という意志を伝える言葉があるだけで、共感は大いに伝わります。
もちろん共感といっても、無理に相手の会話に合わせ、同調するというわけではありません。相手の発言にアンチな考えがある時は、頷くだけでも良いですし、『そっか~』とどっちつかずの返答で濁してもOK。聞いているというリアクションだけ伝えるようにしてみましょう!共感力のある人って、モテ要素のひとつでもありますからね♡
話す立場の時は『わかりやすく話す』意識をしてみよう!
コミュニケーションは、言うまでもなく、受け身(聞き手)ばかりでは成立しません。時にはこちらが話す立場になることもありますよね。
しかしコミュニケーション能力が低く自信がない人の場合、焦りや緊張から話を簡潔に話せなくなってしまうことがあるんですよね。苦手意識から、考えながら話そうとしてしまうからです。
コミュニケーションが苦手な人は、話す時に一番伝えたいこと(結論)を先に伝えるようにしてみてください。
最初に結論(YESかNOなど)さえ伝えていれば、とりあえず言いたいことは伝えられていますよね?
先に結論を話してしまえば、その後の話は付随する情報として付け加えて話していけるので、なにが言いたいのかとっちらかってしまう…ということはなくなることでしょう。その方が相手もすんなり理解できる話し方になるんですね。
話がぐちゃぐちゃになって、着地点がわからないと、聞いている相手も、『んんん?』と不安になって、聞かされているだけの感覚になってしまいます。
相手の良いところ探しをして伝えよう!
会話中に、相手の良いところ探しをするようにしてみましょう。慣れないうちは、色んなことに気をかけすぎて難しいかもしれません。
しかし、ちょっとしたことでも良いので、『あ、この人こういうところ良いな』と感じられるところを探してみて欲しいのです。
というのも、人間だれしも、苦手意識をもってしまうとよそよそしくなってしまったり、ぎこちなくなってしまったりして、コミュニケーションの妨げになってしまうことがあります。
つまり、そもそもコミュニケーション能力が低い人が、相手の嫌なとこ探しをしてしまうと、苦手意識がもっと悪化して、負のスパイラルにハマってしまうのは言うまでもなく…。
良いところ探しに慣れたら、その良いなと思うところを相手に伝えてみましょう。人って褒められて、謙遜することはあれど、不快になることはありませんからね♪
そういった少しのことから、良好な関係が築けることもありますよ。さりげなく相手を褒めることができれば、愛され上手なコミュニケーションができる人になれちゃうんですね!
自分のことを話した上で『あなたはどう?』
コミュニケーション能力が低いにも関わらず、相手もあまり話してくれない場合もあります。これはコミュニケーションに苦手意識がある方からしたら、とんでもない難題に感じるかもしれません…。
しかし、相手も口数が少ない・あるいは話題に困った時なんかに使えるテクニックが、自分のことを話したうえで『あなたはどう?』と聞くだけというシンプルなものなんです!
これだったらそんなに難しくないと感じませんか?
実はこれにはメリットも複数あるんです。自分のことを話す時の話題はなんでもかまいません。
『今朝すごい寒かったよね、私はインナーたくさん着込んじゃって(笑)あなたはどう?』という感じで、日常の些細なことで良いのです。
相手は自分はこうだったという意見を聞いた上で、自分の意見を言うだけなので、安心しながら会話を進められますよね。
自分のことを先に話すというのは、相手に安心感を与える行為でもあるんです。
『会話が止まっちゃった…え、なにを話したら良いんだろう…』と考えた時、相手に答えさせるために、なにか質問をしないと…と考えてしまいがち。
あえてこちらのことを先に話すことで、相手の心を和ませる効果もある上に、あなたはどう?のひと言を付け足すだけで、会話が広がる可能性は十分にあるこの会話術。一度試してみてください。
ただし、常に自分の話ばかりにならないようには、注意しましょうね!
コミュニケーション能力の低い自分を卒業しよう!
コミュニケーション能力なんてこれまでに培ったベースがあるあら、これから上げようなんて無理!と諦めていないでしょうか?
大丈夫です。少しずつトレーニングをしてみると、自信がついて楽しめます!もうちょっと会話をうまくできたら…と、悩んでいるなら、ぜひここで紹介した克服のコツを試してみてください♪きっとコミュニケーション能力の低い自分を卒業できるようになりますよ!