仕事が嫌!憂鬱になる原因と『良い対処法・NGな対処法』

仕事が嫌で憂鬱に…その原因とは?どういう対処法が良い?

本当は今の仕事が嫌なんだけど…という本音がありつつも、みなさん、さまざまな理由から、無理して働いていませんか?生活のため、仕事上の社会人としての責任・義務など、仕事が嫌でも辞められない方も多いかもしれませんね。

でも、責任感や義務感、生きるためという理由だけで、本当は仕事が嫌なのに続けていたとしても、やがて憂鬱になってしまい心が折れてしまっては、元も子もないことになってしまいます…。

憂鬱になるほど仕事が嫌になる原因は、職場の人間関係や、そもそもの業務が自分に合わない、やりがいが見つけられないなどさまざまあるでしょうが、この時考えるべき対処法は大きく2つあります。
ひとつは『石の上にも三年』ともいうし、とにかく我慢して続けていれば、なんとかなる日が来るのを待つ。あるいは仕事を好きになる努力をする。

もうひとつは、思い切った方向転換をする。(これは退職・転職・起業なども含めた意味です。)

大きな人生の別れ道になってきますよね。ただ、今の時代、転職なんて当たり前にもなっているので、石の上にも…は、まやかしなのかもしれません。とはいえ、3年もすれば仕事の面白さもわかってくる頃ですし、気持ちの折り合いがつけられるのかも…ってこともありえます。

どう考えても仕事の内容が合わないという場合については、ひとつの仕事を続けるべき…と決めつけない方が、自分に合う道を探すきっかけにもなるのではないでしょうか?

厚生労働省|働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳「統計情報・調査結果」

仕事が嫌で憂鬱になる原因とおすすめの対処法

仕事が嫌で憂鬱になる原因って人によって異なります。向いていない部署なのか、職種なのか、そもそも職場がブラックで問題ありなのかもしれませんし。小さな原因・小さなストレスがいくつかあって、ちりつもの結果、総合的に『憂鬱』ということもあるでしょうが…。

ここでは、いくつか代表的な原因をご紹介した上で、それぞれの対処法を考えてみましょう。原因によって対処法も違ってきますからね♪

仕事が嫌で憂鬱になる原因が『人間関係』の場合

仕事が嫌になったり憂鬱になったりする一番の原因は、やはり人間関係ではないでしょうか。これは社会人のストレスの原因の上位に、常にランクインしています。異動などでガラッと環境が変わったり、部署によって雰囲気が違ったりということもありますし、直で作業に関わる同僚しかり、クライアントしかり、自分の思う『良い人』や『やりやすい人』ばかりではありませんからね…。

逆に、万一その仕事があまり好きじゃない場合でも、人間関係に救われることもあるほどですから、やっぱり『人間関係』って、とても重要なことではないでしょうか。

どこに行っても、全員自分に合うなんてことはないのかもしれませんが…。

対処法としては、異動・自分の思考を変えるなどありますが、明らかに誰かが悪いなどがあるのであれば、然るべく窓口に相談する、どうしても憂鬱で耐えられないという場合は、辞めるのもひとつです。ただ、捉え方としては、不快な気持ちで辞めるのではなく、『もっと他の場所があるという神様の思し召だな♪』くらいの楽しい気持ちで切り替えると良いですね!

仕事が嫌で憂鬱になる原因が『職種』の場合

異動によりまったく得意ではない職種になってしまった…できると思ってやった接客業なのに、実は接客向いてなかった…など、そもそも明らかにその職種が自分に合ってないってことも原因にあります。『できなくはない』と思ってやったけど、気質的に本当に合わないってことって案外あるものなんですよね。

たとえば、営業で人と触れ合う方が得意な人が、事務所にこもって黙々とパソコンとにらめっこなんて、苦痛でしかないでしょう。

これでは、仕事が嫌になったり憂鬱になったりするのも無理はない話です。対処法としては、やはり、思い切って違うフィールドに切り替えない限り、この憂鬱からは抜け出せません。

同額のお金が稼げると前提で考えてみてください。自分が得意とすることに楽しく取り組めてお金がもらえるのと、仕事が嫌なのに我慢してお金をもらえるのと、どちらが良いか。自問自答してみたら、答えはきっと見えているはずです。

仕事が嫌で憂鬱になる原因が『職場環境』の場合

たまにあります、絵に描いたようなブラック企業というものが。いくら職種が好きだろうが、給料が良かろうが、休みがない・残業が多すぎる・パワハラが横行しているなど…残念ながらそういう体質の職場ってあるんですよね。特に女性の場合、未だに男尊女卑な企業ってありますし…。女はお茶汲みみたいな。

どう頑張っても、結果を出しても、女性が出世できないとか、産休・育休がよく思われないとか…そういう体質の企業って、今でもあります。

これじゃあ、やればやるだけ心が追い込まれてしまって憂鬱にもなってしまいますし、先が見えてしまって、仕事が嫌になるのも当然!このままではあなた自身が我慢し、能力を抑えて過ごす羽目になり、せっかくの能力を無駄にしてしまう可能性大です。

対処法としては、本当にこの先変わる可能性がないのかを見極めた上で、ダメそうであれば、転職するのも検討していいのかもしれません。一度の人生、我慢と憂鬱で終わるなんて嫌ですよね?

内閣府ホーム|仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章

仕事が嫌で憂鬱になる原因が『自分』にある場合

これまでの原因とは少し違う、耳の痛い話になってしまいますが…、自分(自分の心)に問題がある場合もあります。たとえば、毎回、人間関係が嫌で…と転職を繰り返している、毎回なにか嫌になって長続きできない…。

今の時代、働き方もたくさんあるので、ひとつの仕事を生涯やり抜く必要もなくなってきていますし、起業側も雇用者の人生・家族までも守るような考えがなくなってきているので、お互い都合よくというのもありはありです。

ただ、憂鬱になったり仕事が嫌になったりする原因が、毎回似通っているものなのであれば、どんな対処法をとっても、きっとそれを繰り返してしまうことでしょう。

この場合の正しい対処法は、なによりも自分の人間力を向上させることに目を向けて見る、あるいは、自分らしさに向き合ってみることが大切です。会社勤めが合う人、個人でやる方が合う人もいますから、自分はどういう特性があるのか考えてみませんか?

仕事が嫌で憂鬱になる原因が『他にやりたいことがある』場合

今の仕事をやっているうちに、他にやりたいことができてしまった…という方も多いものです。今の仕事は、やってやれないわけではないんだけど…環境も嫌じゃないから辞めるとなると…と考えると、どんどん憂鬱になってしまいます。

あるいは、他にやりたいことがあるという思いを抱きつつも、今辞めるわけにはいかない…後輩が育ってからじゃないと辞められないかな…など、責任感ゆえに辞め時を見失ってしまうケースも無きにしも非ずです。

この状態で今の仕事をズルズル続けていったとしても、『他にやりたいことがあるのに…』『切りの良いところまでやってるつもりなのに』と、”~のに”の発想が生まれてきます。会社の嫌なところに目がいくとか…。

これじゃストレスの原因にもなりますし、憂鬱になったり仕事が嫌になったりしてしまうのも無理はありません。こういったケースの対処法は、自分のためにも周りのためにも、潔くやりたいことに方向転換するのがベストではないでしょうか。

仕事が嫌で憂鬱になる原因とNGな対処法

仕事が嫌なのに、憂鬱な気持ちのままなにも対処法を講じないで、そのまま流されてしまっていないでしょうか?原因によっては、本当に『働くロボット』のようになってしまい、とりあえず生きるためにのみ働くことになり、人生の楽しみをおざなりにしてしまうこともあります。

楽しみを半減させてしまう、NGな対処法をいくつかご紹介しますので、似た状況に陥ってしまっていないか、確認してみてくださいね!

仕事が嫌で憂鬱なのに何もアクションしない…

仕事は嫌なもの、苦痛が伴ってこそお金がもらえるものなんだから、多少、憂鬱になることがあるのは当たり前だ…仕事は楽しいことばかりじゃない…そんな気持ちから、とりあえず今の憂鬱がなくなるまで、見て見ぬふり…我慢・忍耐の時…と根性で乗り切ろうとしているなら要注意です。

仕事だろうが、楽しくやってもいいんですから、今の憂鬱や不満、不安をなかったかのようにするのは、心を封印しているようなもの。

特に、仕事が嫌になる原因がやりたいことがある・職場環境が劣悪・職種が完全に合っていないなどの場合、ここでアクションを起こさないことで、これからのエネルギーをすべて奪ってしまう可能性があります。

要は、諦め半分といったところでしょうか。それが人生なんだと思うのか、これを自分の転機にしようと考えるのかで、人生の質や生き方は変わってくるものです。なにもアクションしないということは、自ら楽しさや未来の可能性を放棄しているようなものかもしれません…。

仕事が嫌で憂鬱なのに生きるためと無理をし続ける

たとえば、あなたがブラック企業で心身共に疲れているにも関わらず、『お金のためだから仕方ない』『仕事なんだから仕方ない…』と、無理をし続けていたとします。この状況で、仕事が嫌だな…憂鬱だな…と感じているのはまだマシな方なのかもしれません。

とりあえずやるしかない…と現実のしんどさを見て見ぬふりをして、”そんな時もあるさ~”と無理をし続けていると…

気付いた時には、本当に心を病んでしまっている、抑うつ状態になってしまっている…ということにもなりかねません。これは本当に危険です。仕事、お金どころか、健康な心を失ってしまうのが、一番辛いこと。

我慢ばかりをし続けていると、それが当たり前になっていってしまい、知らぬ間に心の健康も徐々に削いでいってしまうんです。自分の心を守るためにも、対処法を考えていかないと、何ひとつ変わらないまま現状が悪化してしまうかもしれませんよ。

休みの日はひたすら寝てパワーチャージ

仕事が嫌な気持ちのまま、憂鬱になってまで働いていると、嫌々やった分だけ、心身ともに疲れも溜まりやすくなっているのに、適切なリフレッシュをしないのは対処法としてはNG!

仕事で疲れた反動で、休みの日はひたすら寝たい、ひたすらダラけたい、引きこもって休みたい。そんな気持ちはわからなくないのですが…。そんな時こそ、外に出て、パワーチャージするのも必要です。刺激を感じれば考え方も変わってきます。

友人に会って憂さ晴らしもよし、趣味に没頭するもよし、散歩に出かけて季節を感じるものよし!外に出るだけで、色んな情報があります。もしかしたら、ふと目にした求人広告があなたの求めていた天職かもしれません。

もちろん時には本当に1日ゆっくりする日も良いものですが、休みの日のリフレッシュが寝るだけ…のんびりするだけ…そんな対処法のみであれば、働くために休んでいるようなもの。そんなの侘びし過ぎますよね。

仕事が嫌で憂鬱になる原因から本音を考えるのが一番の対処法?!

対処法を考える時に、一番大切にしてほしいことは、どうしてそう感じているのか?と自問自答して、しっかり原因を掴むことです。先ほど、仕事が嫌になってしまったり、仕事が憂鬱になってしまう原因に、『自分の心』の問題をあげましたが、自分の心に向かい合うって、簡単そうで実は意外と難しいもので…。

道徳心や、これまでに培ってきた自分の中の『常識』や『思い込み』、『正しいこと』を疑う必要があるからです。

たとえば、仕事が嫌になることがあるのも、大変なことがあるのも”当たり前”という感覚がある人にとっては、楽しく仕事している人が疎ましく思えたり、特別な人に思えることでしょう。

仕事は雇われてするものという感覚しかない人は、独立・起業は他人事に見えたり、自分には関係ないものとすら思えたりするかもしれません。汗水たらしてこそ、得る対価は価値があるという考えの人からしたら、アフィリエイトやSNSで収入を得ることは、楽しているようにも映っていることでしょう。

これこそが、思い込みやこれまで生きてきた中で培ってきた価値観であり、憂鬱になったり仕事が嫌になったりする原因でもあり、本音を見えなくさせてしまう原因でもあります。

自分で作り上げてしまっている壁が、誤った対処法をとってしまい後悔に繋がることだってあるのですから、これは十分に注意したいところです。そういったことを踏まえて、自分の本音に向き合って憂鬱を解決する対処法を考えてみましょう。

仕事が嫌になる原因から考える対処法①『できない』を言う勇気

頼まれたら、断れないタイプの人っていますよね。仕事が嫌だろうが、やるしかないから…と、本当はキャパオーバーなのに引き受けてしまうタイプの人は、断れるのであれば断りたいというのが本音ではないでしょうか?

あるいは、社風が男尊女卑的だから…と諦めて、本当は嫌なのに我慢してしまっていたり、断るとどう思われるかわからない…と、空気を読み過ぎて抱え込んでいたら…そりゃ仕事が嫌になることもあるはずです。

気が付く人・できる人ほど仕事を抱えていてしまっている現場って多いのですが、これでは周りも育ちませんしね…。こんな毎日では、ストレスになって仕事に行くのも憂鬱になってしまいます。

ですから、上手な断り方・お願いも仕方を対処法としてマスターしてみるのも、ひとつの手ではないでしょうか?最初は勇気がいるかもしれませんし、ネガティブなことでも、上手に相手の気を悪くさせないで伝えるというのができれば、人間関係も壊すことなく、もう少し楽しく働けるようになるはすですよ♪

仕事が嫌になる原因から考える対処法②無意識に周りのせいにしていない?

これは大半の人が陥りがちな、思い込みによる仕事が嫌になる原因のひとつなのですが、『あなたは今、なんのために仕事をしていますか?』と聞かれたら、どう答えるでしょう?

ひと言目に『生活があるから。家庭のためだから。辞めると周りが困るから。』という答えが出てくるのはわかります。それ以外に理由は?と聞かれたら、言葉に詰まってしまわないでしょうか。だとしたら…義務感から自分を解放することも対処法のひとつです。

人によってはもっとポジティブな意見を返してくる人もいるんですよね。

たとえば、『やりたいからやれてる』『自分に価値を与えてくれる』『楽しくてたまらない!』『誰かに貢献できてるから』と答える人は、義務で働いているという意識が少なく、仕事が嫌どころか、楽しみだと捉えている証。

どうせ働くなら、楽しく働ける環境に行く、楽しく働けることをする、楽しむメンタルに持っていく。この対処法を考えてみるのも、アリではないでしょうか?

仕事が嫌で憂鬱に…原因によって対処法を変えた方が良い?

これまで色んなケースの仕事が嫌になる原因や、憂鬱になる原因を紹介しましたが、原因によって対処法は変えた方が良いです。

心境・環境によっては良かれと思って試した対処法が、むしろ裏目に出てしまい、長い目で見ればもっと苦しむ羽目になるかもしれませんからね…。縛られ過ぎないで柔軟に対処法を使い分けていきましょう。

対処法を変えるべき・考えるべきタイミングを少しご紹介しておきますので、参考にしてください!

『〜のに、なんで?』という気持ちが出てきたら要注意!

間違えた対処法をとっている時は、しばらくは耐えられたとしても、遅かれ早かれ、『私は◯◯のに、なんで…』という不満が出てきます。これが出始めたら、考える・見直すタイミングが来たんだと思ってください。

これは、自分の価値観で相手を判断している・相手をコントロールしたい欲求がある時に出てくる感情です。この心境に陥ってしまうと、どんな仕事であっても憂鬱に感じる時間は長くなってきてしまいます…。

こういった感情が出てきたら、その時に解決するようにしておかないと、今後事あるごとに、仕事が嫌になってしまい、気持ちに折り合いがつくまでひたすら我慢し続けないといけません。

『言わなくてもわかるでしょ』『このくらいやってよ』という考えは捨てて、伝え方に工夫をしてみるというのも必要です。本音を上手に伝えられる関係の職場というだけでも、仕事に対する気持ちは変わってくるものですよ♪

『最悪、辞めてもなんとかなる!』と心に余白を持とう!

仕事が嫌だし、憂鬱…でも生きるためには我慢しないと…と結局、我慢を選んでしまいがちな方は多いものです。もはや…諦めに近い感情でしょうか…。しかし、こんな気持ちのまま、あれこれ対処法を考えていても、いいアイデアは思い浮かびにくいんですよね…。

しかし、『最悪、辞めてもなんとかなる!』という前向きな開き直りが、自分の肩の荷を下ろしてくれるヒントになることもあります。そのくらい気楽に仕事に向き合うマインドって、結構大事なんですよ♪

憂鬱…仕事が嫌な原因と対処法を習得して怖いものなし!

ひとつの仕事を生涯続けるべき!という意見の方もいるでしょう。確かに耐え抜いたからこそ見えることもあるのですが、何十年も我慢した先に得るものか、方向転換をして新しい世界に飛び込んで、新しい可能性を探すのだって得るものは大きいはず。

お金を稼ぐ=我慢と苦労、時には憂鬱もあって当たり前、そう諦めるのは、まだ早いのではないでしょうか?一度の人生、耐えて終わるのはもったいないですよね!

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