【対処法に困るありがた迷惑な人】上手な付き合い方でストレス軽減

周りにひとりはいる…対処法に困るありがた迷惑な人…

「別にそこまでしてもらわなくて良いんですけど…」「いや…それ求めてないんですけど…」と言いたいけど言えない、ありがた迷惑な言動をする人って周りに1人や2人いないでしょうか?

相手は良かれと思ってやっているし、そもそも悪気がないため、断って相手を傷付けるのも違うような気がしますし、ストレートにありがた迷惑ですなんて言えませんし、どう断れば良いのか困るんですよね…。

そんな時あなたは、どんな対処法をとっているでしょう。「困るんで…」とはっきり言いますか?それとも我慢して相手に合わせますか?

言うにしても相手を否定する発言をしなければいけない不安があったり、お言葉に甘えるにしても、自分の本意ではない不快感があったり、気持ちよくないのは違いありませんよね…。

相手を傷付けず、自分も犠牲にしない上手な対処法はないものでしょうか。

対処法ゼロ?ありがた迷惑な人は周りが困るのを察知できない?

ありがた迷惑な行為をしてしまう人にはいくつか共通点があり、それゆえに、相手が困るということを察知できないことが多々あります。だからこそ対処法がないように感じてしまう方も多いのです。

対処法をマスターするには相手の心理を理解した方が早いので、まずはありがた迷惑をする人の共通の心理面について考えてみます。

どのような心理で、困る人がいるという発想を失って、ありがた迷惑な行為になってしまうのでしょうか?

対処法に困るありがた迷惑な人の共通点①世話好きだという自負

「私、世話好きなんだよね〜」というやりたがり傾向があるありがた迷惑な人…。本人はそれで満足するのでしょうが、相手がそれを求めていない場合は、困る行為なだけですよね。

良かれと思って善意で世話焼きをしているつもりでしょうが、自分でやりたい・考えたい人もいます。人それぞれのタイミングややり方があるのですから、世話好きを押し付けられるのは、やられた方としてはたまりません…。

対処法に困るありがた迷惑な人の共通点②相手のための善意

ありがた迷惑な行為をする人は、それが相手のためになるという善意のつもりでやっていることが大半で、”自分の価値観を相手に押し付けている”という認識がありません。

「困るからいいよ」と断ろうものなら「遠慮しないで♪」なんて言って、こちらの困る意思を遠慮として受け止めてしまいます。

自分がそれが正しい・良い事だと思って信じて疑っていないため、あくまで良心・善意だと思っているということです。

対処法に困るありがた迷惑な人の共通点③承認欲求の押し付け

ありがた迷惑をする裏側には、褒めて欲しい・感謝されたい・わかって欲しいという気持ちがあります。相手のためを思っての言動ではなく、自分を認めて欲しいだけで…。つまり自分のためにやっているんですね。

それを意図的でというよりも、無意識的にやっているからなおさら厄介なのですが、本人はそれに気付いておらず…そのお節介行為やありがた迷惑な行為は、もはやただの自己満足状態。

その証拠に、断ると「せっかくやってあげたのに!」と、あたかも自分を否定されたかのように不機嫌になったり、逆ギレして怒ったりする人も多くいます。そんなこと言われるならやらなくて結構って話ですが…。

言葉は悪くなってしまいますが、もはや相手の承認欲求の捌け口状態。こちらは相手の感情を満たす義務も筋合いもないのですが、やはり断り方・拒絶の意の示し方には困るのですよね…。

対処法に困るありがた迷惑な人の共通点④相手に選択の余地を与えない

相手には相手の要望・やり方があるという考えより、自分の行為がベストだという思い違いが激しいため、言うがままにさせようとします。

相手にとってはありがた迷惑なことですら、自分の裁量でしか見れていないのでしょうね。それゆえに、相手の選択肢を意図しない形で奪っていることにも気付けません。

こうしたら?ではなく、こうすべきというニュアンスの物言いになってしまいます。

これは困る!対処法に迷うありがた迷惑行為【4選】

ありがた迷惑をする人って、よかれと思って悪気はないこともあります。

人間関係として考えると、やられた方は「相手の気持ちを無下にしたら失礼かも…」という思いから、対処法に困る結果になってしまうんですよね…。

ここで少し、ありがちな、対処法に困るありがた迷惑な行為をご紹介します。あなたもこのようなケースに頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか?

対処法に困るありがた迷惑①押しつけがましい!

とにかく押しつけがましく世話を焼いたり、こちらの意向もお構いなしで人のことを決めたりと、「私の自由にさせて欲しいんだけど…」と思わず言いたくなってしまうようなことでも、勝手に話を自分のペースで進めてしまうありがた迷惑な人…。

どういう対処法でこのありがた迷惑をかわそうか…と悩んでいる隙に、もう断るレベルではないほど話が発展しています。これではもう、困るどころかお手上げ状態です。

仮に、要所要所でしっかりお断りの意向を伝えていても、聞く耳もなし…。良いのいいの、遠慮しないでなんて言いながら、ノンストップで自分のことのようにふるまいます。

こちらの心情・やり方をわかっていると言わんばかりに、勝手に先回りしてやっていることに気付く余地もなく、”よかれと思って”が先走ってしまうのでしょうか。

相手の気持ちを考える余地がないのか、一方的にわかった面になっているのか…ほとほと困るものですね…。

対処法に困るありがた迷惑②求めていない助言

深い相談のつもりもなく、ふとした時に発したひと言に、何倍もの提案や助言をしてくるありがた迷惑な人。

「わぁ~この人に話すんじゃなかった…」「1を100にして返してくるタイプ?!」と困るレベルを超えてもはや、引いてしまう人もいるのではないでしょうか。

相手としてはあなたのことを思っているから・気持ちわかるから…的に、頼られているという気持ちで、あらゆる意見を提案してきます。

ただ、こちらとしても、相談のような困るようなことを話して相手に聞いてもらった手前、「自分のためを思って言ってくれているんだろうし…」と、無下にしにくいのも事実。

だからといって、この場合、対処法として相手の言葉を肯定し過ぎてしまうと、相手を「役に立てた!」という感情にさせてしまうため、さらに一層の不要な助言や提案を止められなくさせてしまう可能性があります。

困る!対処法に迷うありがた迷惑③マウンティング

あたかも自分の言うことが正しいといわんばかりに、「言う通りにしておきなよ」というありがた迷惑な言動をする人もいます。しかしこの手のタイプは、ただ自分の方がすごいんだ・わかっているんだとマウンとしたいタイプの可能性が極めて高いです。

それゆえ、自分の言うとおりにしなかった相手をバカにしたり、相手に説教をしたりと、さらなるありがた迷惑行為に出る危険があります。

もはやロジハラ状態で、こちらの感情なんてお構いなしに、正論かのように詰め寄り、そうであるべきだという一方的な考えを押し付けて、思う通りにならないことに勝手に怒り出す…。

これは完全に承認欲求を抑えきれずに、相手を踏み台にして優越感に浸ろうとしているタイプの人がすることです。あなたのことを、自分より下と思っているか、下でいさせたいという思いがあるのかもしれませんね。

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困る!対処法に迷うありがた迷惑④話したいだけ!言いたいだけ!

ありがた迷惑な人って、基本自分の話をしたいだけ・聞いて欲しいだけな傾向もあります。

自分は知っている・自分はこんな経験した・自分はこう思う・こうだったからと、あなたをわかっているかのように話したり、こうなったらこうなると決めつけて考えたり、自分が主役。

相手がどう感じるか、どうしたいかなんてことよりも、とにかく口を挟みたいのかも…。結果、押し付けのようになっていくのです。

断りにくくて困るありがた迷惑…良い対処法はある?

人として、相手の善意を踏みにじるようなことはしにくい…相手を傷付けないで断りたい・困る旨を伝えたい…と、できれば相手を不快にさせることなく上手に断る対処法をマスターしておきたいものですよね。

昨今よく耳にするようになったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の方や、NOと言うのが苦手な人にとっては、こういったありがた迷惑な人の言動はストレスにしかなりえませんし。

早めの段階でストレートにきっぱり「困るんでやめてください」と伝えるのが一番良いのですが、その際の伝え方も気になるところです。

相手のことを無下にせず、嫌な気持ちにさせず、また自分もストレスを増やさないために、ここでご紹介する対処法を頭の片隅に入れておいてください。

お節介・余計なお世話など、その他の人間関係に困った時にも使える対処法ですので、上手に活用してくださいね!

断りにくくて困るありがた迷惑の対処法①早めに断る

早めに「困るから結構です」と意思表示をすることを挙げましたが、断り方によっては相手をダイレクトに攻撃・否定するようなニュアンスになってしまうことがあります。

金輪際、二度と関わらなくていいやと、きつい言い方できっぱり言ってしまう方もいるかもしれませんし、立場上きつく言わないといけないこともあるかもしれませんが、それだと双方がモヤモヤした感情を抱くことになるのではないでしょうか?

モヤモヤしないで上手に断るコツは、早めに断る時の切り出し方にポイントがあります。

それはずばり、素直に断ること。変に気を遣って遠回しに”気付いて~”というニュアンスではなく、感謝しつつも「私はこう思ってるから大丈夫です」という風に、素直に本音を伝えましょう。

時間が経てばたつほど断るのが忍びなくなってきたり、自分のストレスも増えてきたりして余計にしんどくなりますから、とにかく早めに!

そして、嘘の言い訳ではなく、素直に伝えるように心掛けてください。余計なお世話だと思うことであれば「気持ちは嬉しいんだけど、自分でこうやりたいから」と、相手のよかれと思って・ためになると思って言っている提案を無下にすることなく、丁重に断るようにしましょう。

相手もあなたの意向を聞いてハッとして、止めてくれるはずです。相手がムカっとしているなら、それまでの相手だと思ってかまいません。

断りにくくて困るありがた迷惑の対処法②相手を立てて断る

ちょっと癪に思うかもしれませんが、相手が悪いという言い方をすると角が立ってしまうので、「私がこうだから意向に沿えない…」という伝え方で断るようにしてみてください。

少し自分を下げると言いましょうか。「あなたがしていることはありがた迷惑!私にとっては困ること!」という伝え方をしたら、相手も自分を否定されたと感じてしまい、その言い回しにカチンときてしまう可能性があるからです。

これは自分が悪いんだというように伝えるというわけではありません。ただ、逆の立場だったらどうか考えてみて欲しいのです。友人からあなたの行為を否定されるわけでもなく、本人の意思として「自分がこうだから」と言われたら…

「ここで私の意見を通そうとするのは、相手が困るってことよね」って気付けますよね?相手を攻撃するのではなく、相手のことは立て、その上で自分はこうと伝えるようにしましょう。

断りにくくて困るありがた迷惑の対処法③とりあえず聞いて流す

本来ありがた迷惑を真に受ける必要はないはずです。

しかし、ストレスに感じているということは、真に受けて聞き流せていないからではないでしょうか?あるいは、相手を構い過ぎているのかも。

相手が自分のためを思っていってくれているから、期待に答えないと…無下にしたら気まずくなるかも…と思ってしまっているかもしれませんが、その意見を採用するもしないも自分で決めることなのですから。

冷静に考えたら、どういった存在の人であろうと、相手の言葉に振り回される必要はありません。

ふんふんと聞いていたとしても、それをどうするかは自分で決めることなので、「そうなんだー」と聞き流す鈍感力も必要!合わせなくて良いし、「ありがとう、どうするかは自分できめるね」の返しでOKなんですよね。

聞いているのに言う通りにしないのは失礼と思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ♪

断りにくくて困るありがた迷惑の対処法④一定の距離を保つ

「あれこれ言われたりやられたり、もううんざり…」と、相手を嫌いに思うほど心が限界に近い場合は、相手と距離を取るのも必要なこと。簡単に言うと合わないだけですし。

いろいろ自分なりに対処法を試したけど、うまくいかなかったという時は、仕方ありません。

相手との距離をとって、言われない・やられない環境に身を置くようにしてください。ただし、これはどうしても精神的にしんどいと思った時の対処法です。

心のソーシャルディスタンスとでもいいましょうか…。相手を意図的に自分から離すことになりますので、一歩間違えれば相手を傷付ける可能性もありますし、相手の性格によっては、あらぬ逆恨みをされてしまうことも無きにしも非ずです。

できればここまでする前に、相手と素直に話すようにしておく方がベター。嘘の言い訳などではなく、素直に話せば伝わることもあるものですからね。

ありがた迷惑な人に困る前にすべき対処法

ありがた迷惑に困るパターンはいくつか考えられます。

  • よく顔を合わせる人でその都度食らうのか
  • 時々食らうだけなのか
  • あまり会わないけど会う度にありがた迷惑に思うのか

同じ人に対してありがた迷惑と感じる場合もあれば、ありがた迷惑に感じやすい性格の人の場合など、いろいろありますよね。

どんなパターンにも通用する、困る前にできる対処法はあるのでしょうか?考えてみましょう。

ありがた迷惑な人に困る前にすべき対処法①心の距離を意識して!

自分と相手との心の線引きを意識しておきましょう。

相手の言うことは相手の言うことであって、自分には自分の考えがあるのは当然のこと。そもそも人それぞれ違うのですから、自分で選択していいのです。それを強要する権利は誰にもありません。

というのも、ありがた迷惑に困る人・毎回標的にされがちな人にはある共通点があります。それは相手の気持ちに寄り添い過ぎて、断り切れずにいること。

相手に配慮するあまり、断ると相手を傷付けるかもしれない、NOと言ったら相手がショックかもしれない、よかれと思ってやってくれているのだから、言うことを聞いておいた方がいいのかもしれない…と、自分が我慢すればという選択をしてしまいがちです。

でも、それをやっていては永遠に自分ばかりが疲れる羽目になってしまいますよね。自分のことですから、人に振り回されなくて良いのですから。

ありがた迷惑な人に困る前にすべき対処法②早めに意思表示を!

先ほど断る際には早めにとありましたが、とにかくどんな意思であっても早めに相手に伝えるようにすることが、誤解を招かないために必要なことです。

よく考えると、中途半端な対応をするから、相手も一層よかれと思っての行為がエスカレートする部分もありますよね?

むしろ相手はそれが良いと思っているわけですから、こちらの意向を伝えられない限り、受け入れられていると認識してしまうのは当然です。

これまでまったく嫌な意思表示をされていなかったから、喜んでくれていると思ってやってきたのに、後から「実は困るんだ」と本音を伝えられたり、突然そっぽ向かれるような態度を取られたりしたら、そりゃ相手も傷つきます…。

「これまでずっと嫌な思いさせてたってこと?だったら早く言ってよ…」って。

無駄に相手を傷付けない・自分もストレスをためないよう、日頃から本音を伝える関係を築いていくことも必要ですね。

ありがた迷惑な人に困る前にすべき対処法③話す人を選ぶ

「この人にこの類の話をすると厄介な展開になって困る…」という相手の場合は、対処法として相手の”お節介スイッチ”が入る内容の話は避けるというのもポイントです。

相手が得意とする話・話したい内容にあたることを、こちらが振ってしまったがために、ノンストップでありがた迷惑な言動をされることってありませんか?

要は自分から地雷を踏んだ感じ。その地雷を踏まないために、こういう系の話はこの人にはしないと決めておくのはアリですね。

または、あまり踏み込まれたくないプライベートな話なのであれば、その話はありがた迷惑系な人には話さないようにするのも大切なことです。

軽々話してしまったがために、ずかずか入り込んで意見を言われて嫌な気分になることってあると思うんですよね。そうなりそうな時点でそれ以上話さない、その人とこの件は話さないと注意しておくだけで、回避できるのではないでしょうか?

ありがた迷惑への対処法をマスターして困ることから抜け出そう!

相手の好意だから、私のことを思っていってくれているのだろうから…と、相手に答えたいと思う優しさはわかりますが、臨んでいないお節介をされて、自分の思うようにできないことほど、ストレスフルなことはありません。その都度困るのは自分ですしね…。

上手にかわす対処法をマスターして、お互いに不快になることを最小限に抑えて楽しい関係を築いていきましょう!

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