そもそも職場内での告白は難しい…
まず覚えておかなければならないのが、職場内での告白は非常に難しいということです。
そもそも同じ職場なので告白をすることによって、仕事だけの関係ではなくなります。それは告白が成功しても失敗しても同じことが言えます。
特に社会人になるとそんな気まずい雰囲気になるくらいならば、告白しないで今のままの関係でいようとする人がほとんどです。わざわざ職場内にプライベートや恋愛を持ち込まず、仕事は仕事と割り切る人がほとんどです。
つまり、そう考えている人が多くいるということは、自分が部下を好きになったとしても部下も同じことを考えている可能性が高いということ。あくまでも上司と部下の関係を続けたいと思われているかもしれません。
そんな部下に対して告白をしようものなら、いい迷惑としか思われません。更には上司からの告白ということもあり、断り辛いと思わせてしまう可能性まで出てきてしまいます。
また、もう一つの問題点としては、たとえ部下と両想いだったとしても、仕事上では上司であり部下から告白をするのはなかなか勇気がいります。
部下は部下なりに『失礼かな?迷惑かな?』などと考えます。つまり、部下から告白される可能性は限りなく0に近いわけであり、ほぼ必ず上司から告白をする必要が出てきます。
そんな状況の中で、何とか告白を成功に導いて行かなければならないのです。
部下に告白しても大丈夫?気まずくならない?
職場で部下に告白をした場合、部下もあなたのことを好きでいれば迷惑ではありません。気まずい雰囲気になることもないでしょう。
しかし、当然ながら振られる可能性もあるわけで、振られた場合には気まずい関係になります。部下が気になるのは、『断った後の仕事への影響』です。
もちろん成功したい気持ちがあるのは分かりますが、部下の気持ちもしっかりと考える必要があります。
職場において部下は当然弱い立場にあります。上司からの告白だけでなく、勧めや誘いを断り辛いと感じている部下は多くいます。
もしもあなたが部下に告白をするのであれば、まずはそういった部下の懸念を払しょくしてあげることが大切です。たとえ振られたとしても仕事上の関係は今まで通りだよ、という雰囲気が相手に伝われば、相手も自分の気持ちに素直になってくれるはずです。
仕事でも恋愛でも同じであなたがしっかりとサポートしてあげれば、あなたの好意に部下も気が付き、告白しても気まずい雰囲気になることはありませんよ。
職場の部下への告白を成功させるコツ
職場の部下への告白を成功させるコツ①協力者を作る
職場の部下への告白を成功させる最大のコツは、協力者を作ることです。
職場内恋愛は、みんなに内緒でこそこそとするのは難しいということには、あなたも気が付いているはずです。それならば、こそこそ隠れてするような恋愛ではなく、協力者を介した恋愛をしてみましょう。
職場内恋愛では敵を作る可能性も高いので、協力者を選ぶのは慎重に行う必要があります。ポイントとしては、あなたとも部下とも仲がいい人が理想的です。
協力者がいてくれるだけで、あなたの社内恋愛はグッと成功率があがりますよ。まずは、好きな部下の友人などと仲良くなってみましょう。
職場の部下への告白を成功させるコツ②仕事のサポートをする
職場内での対応は、社内恋愛では大きな影響力を持ちます。
前述したように、部下に告白するということは、部下に気を使うことになるので、振っても大丈夫だという雰囲気作りが重要になります。そうすることで、部下の本心が聞けるからです。
そんな雰囲気作りを一役買うのが、仕事のサポートです。普段からさりげないサポートをしていると、『優しい人』という印象を与えることができます。
そんな人であれば、告白を断ったからといって、仕事中の態度を変えるようなことはしないだろうと思わせることもできますし、いい人というアピールにも繋がり、結果的に告白の成功率が上がるんです。
不思議なことに、告白を断っても平気そうな人という印象を与えれば与える程に、告白の成功率というのは上がるのです。
職場の部下への告白を成功させるコツ③好意があることをアピール
あなたも学生時代に「〇〇が好きらしいよ」と言われて、その人を恋愛対象として意識してしまった経験はありませんか?それは学生に限ったことではなく、社会人でも同じです。
たとえ人づてだとしても、好意があることを知ってしまうと、その相手のことをついつい意識してしまうのが心理です。
ポイントとしては、ストレートに好意を伝えないということです。あくまでもさりげなく好意があることを伝えるのが大事です。
職場の部下への告白を成功させるコツ④他の部下と差別しない
部下に告白をして成功させるには、他の部下と差別してはいけません。
例えば、好意がある部下にだけ仕事をふったり、サポートしてあげたりしていませんか?そんなことをすれば、部下は同期に「なんで君だけ上司から好かれてるの?」と思われてしまいます。
そんなことにならないためにも、部下のことを好きになったあなただからこそ、他の部下とも平等に接する必要があります。
職場の部下への告白を成功させるコツ⑤複数で食事などに行く
どんなに好きな部下と二人きりで食事に行ったり飲みに行きたくても、必ず部下全員を誘いましょう。
これも差別しないことに繋がりますが、みんなを誘うことで部下の警戒心を解くことにもなります。また、誘われた部下も他の同期に遠慮する必要がなくなります。なぜなら、みんなが誘われているからです。
何度かみんなで食事会などを繰り返して片想いの部下との距離が縮まったら、今度は二人きりになればいいのです。
しかし、「今度は二人で行こう」などと誘うのはNGです。あくまでも部下はみんな平等であることをアピールします。
『後から他の部下が合流しても問題ないし、一緒に食事に行ったことを内緒にする必要もない』ということを部下に雰囲気で伝える必要があります。
例えば、みんなが先に帰ったタイミングなどで、「他のみんながいないのは残念だけど、よかったら二人でご飯でもどう?」などと誘うのがベターです。
他の部下にも配慮している優しい上司を演じることができます。
職場の部下への告白を成功させるコツ⑥連絡先を聞いておく
部下への告白を成功させるならば、連絡先の交換は必須です。
同じ職場で部下なので連絡先の交換は容易いはずです。まずはさりげない日常会話から、相手の状況を考えつつ連絡をしてみましょう。
あまりにもしつこい連絡や積極的すぎるアピールはマイナスになるので、注意してください。
職場の部下への告白を成功させるコツ⑦嫉妬しない
部下への告白を成功させたいならば、多少の我慢は必要です。特に他のライバルへの嫉妬は器の小さな上司という印象を持たれてしまうので注意です。
職場なので、自分以外の異性との会話やスキンシップがあるのは当然です。ましてや部下は同期との方が仲良しです。気が合う話が合う異性も当然いることでしょう。
上司であるあなたがそれにヤキモチを妬いていると、ただの器が小さな嫌味な上司という印象になってしまうので、ここは大人らしくぐっと我慢しましょう。
職場の部下への告白を成功させるコツ⑧公私混同しないように注意
部下への告白を成功させるコツでもあり、社内恋愛における大事なポイントでもあるのが、公私混同しないことです。
あくまでも職場は仕事をする場所です。恋愛をする場所ではありません。メインは仕事であり恋愛はサブであることを忘れてはいけません。
仕事中にも関わらず恋愛の方がメインになってしまうと、想いを寄せられている部下にまで迷惑がかかってしまうこともあります。
そんなことになると、せっかく両想いになったとしても『自分のせいで上司は仕事が疎かになってしまっている』と思わせてしまい、挙句の果てには告白が失敗する可能性もあります。
注意点を守って部下への告白を成功させよう!
職場内恋愛は難しいという話はよく聞きますが、そんな中でも部下に恋してしまった場合には更に気を使う必要があることが分かりました。
そんな注意点をしっかりと踏まえて成功率の上がる告白の仕方を覚えましょう。まずはゆっくりとお互いの距離を縮めていくのがベストですよ!